江戸の町に化粧する
最初は主人公が化粧で女の人生を激変させていく漫画なのかなと思って読んでたけど、実は化粧だけじゃなく店のプロデュースなど流行全般を取り仕切る「弘め屋(今でいう広告代理店)」の仕事をしてる話だった。なので舞台は江戸時代なのに内容がどことなくバブルっぽい。最後の方では政治にも関わりを持ち始めて「俺は江戸の町に化粧(世直し)をするんだ」がテーマになってくる。石ノ森章太郎の漫画を初めて読んだけど、絵に華があるなと思った。こういう大人向けの作品をもっと読んでみたいから、次は「HOTEL」を読んでみようと思う。
そうなんですよ。江戸時代にバブルっぽい感じを混ぜていたり、ふりがなが独特でいまいちわからない感じでした。
最終的に浅間山が噴火するっていうオチも唐突すぎてよく分からなかったです。面白くない訳じゃないけど…イマイチ傑作になりきれてない、惜しい作品ですね…!多作な作家だとこういうこともあるんだなぁと思いました。