ゴルゴ13の雑談しようぜ
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▼第1章/戦うさらりーまん ▼第2章/悩めるさらりーまん ▼第3章/怒りのさらり-まん ▼第4章/さらりーまん二階堂 ▼第5章/愛するさらりーまん ▼第6章/さらりーまん有情 ▼第7章/さらりーまん イン パラダイス ●登場人物/矢吹四郎(ドンクサイく無能なサラリーマンだが、会社が終わると超二枚目に変身)、丸山(童顔の42歳。営業二課長)、平沢(サラリ-マン生活80年、今だに現役のヒラ社員)、秋田(すぐパニクってしまう、ちょっと内気な社員)、二階堂(趣味は名刺集め、肩書きはおじぎ研究家、握手研究家等々… 不可解な男)、深町(ちょっカゲのあるシブイ男。しかし飯をこぼす癖あり) ●本巻の特徴/第4章では、本書の中でも一際メーワクなキャラの一人、二階堂にスポットをあてる。彼は世界一小さな名刺や、暗闇でしか読めない夜光塗料で印刷した名刺を集めることに執念を燃やしたり、おじぎ研究家、握手研究家など、不可解な肩書きを持つサラリ-マン。凡人には理解不能の彼の特異な性格と生活を描く。
哲学者のゲーテは
「活動的なバカほど迷惑なものはない」
と言ったそうだが、
漫画家・山科けいすけ先生は
「活動的なバカほど面白いものはない」
という名作「C級サラリーマン講座」を描いている(笑)。
山科先生ほど、人をバカ扱いすることの天才はいない。
登場人物がほぼ全てバカ。
たとえ社長だろうとホームレスだろうとみんなバカ。
エリート営業マンも窓際族もみんなバカ。
賢そうなやつも結局はバカ。
バカみたいなやつはやっぱりバカ。
山科けいすけ先生の作品のほとんどは、
登場人物がみなバカばかりというSF漫画だ。
登場人物の明快で迷いのないバカっぷりに
「人間なんてみんなバカ
でもバカだから人間は面白い」
と、ある種の悟りの境地に至らせてもらえる。
そして良い意味で肩から力を抜けさせてくれる。
下手な哲学書を読むより人間について考えさせられ、
安っぽい癒しのストーリーを聞くより心が楽になる(笑)。