祝!連載化!ゆかいなホラー漫画『スイカ』
読めばクセになること間違いナシ!オカルトまみれの丑光高等学校に伝わる百七不思議の一つである謎の女子小学生スイカと不運な新米関西人教師が巻き起こすホラーギャグ!去年掲載された読み切り版から注目していたので連載化はマジで嬉しい。これからは独特なシュールギャグを毎月語っていきましょう。
「ゆきね」と「このね」は姉妹。空想好きの妹このねの趣味、それは「勝手に アテレコをして物語を語る」こと。ねこ、ハト、犬、たぬきの置物、お化け屋 敷のお化けなど次々とアテレコをするこのね。そんなこのねに振り回されるゆきね。姉妹を優しく見守る父・秀雄。そんな家族の毎日を描いたファンタスティックコメディー。そしてラストは爽やかな感動が!
タイトルは、主人公姉妹の妹の名前「このね」とねこをかけたもの。
このねは、そのへんの動物に勝手にアテレコしておしゃべりするという変な子で、
かなりイタいと思われるかもしれないけど、最後まで読むと奇行の理由がわかる。
全体的に、空想と現実が入り交じった表現が多いので、ちょっと読みにくい部分はあるものの、
そういった作品が好きな人には受け入れられると思う。
正直、読んで面白いタイプの漫画ではない…。
どちらかと言えば、街の風景や自然や動物の方に印象的なシーンが多くて、
私はそういうところに惹かれていて、本もなんとなく手放すことができなかった。
もう絶版で忘れ去られる漫画になるかと思ってたけど、最近になって電子書籍化されたので、猫好きの人とかに読まれるようになったら嬉しい。