なおなお1年以上前編集由紀は今の心からすれば失望しかないだろうけど、先輩記者やカメラマンは呼ばずに単身で乗り込んで来た訳だから良心的だと思うし、「事件とその関連」という言い方からすれば、前回作っていたノートに相当するような調査を今回もしているのかもしれない。見せて欲しい。その代わりに佐野に会いに行くのに同伴してもらい、信用できるライターと判断できるなら、記事にする許可を与える、というのはどうだろうか。再審の際に有利に働くかもしれない。心にとっても一石二鳥で大きな情報源になりうる。 鈴に関しては、誰の子?という問題がある。タイミングからして身ごもっていることが分かってすぐに絵を送り付けて来たように思える。仮に真犯人が胎児の父親という場合、絵の意味が鈴があの佐野の娘だということがバレてしまって皆の注目を浴びる、という意味であるなら、犯人自身もまた目立ってしまうので不利な気もする。一方ですぐ近くに犯人が張り付いていたという場合、それはそれでまた気持ち悪い。6わかるfavoriteわかるreply返信report通報
あらすじ1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒殺された。逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。28年後、佐野の息子・田村心は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。時空を超えて「真実」と対峙する、本格クライムサスペンス、開幕。続きを読む
由紀は今の心からすれば失望しかないだろうけど、先輩記者やカメラマンは呼ばずに単身で乗り込んで来た訳だから良心的だと思うし、「事件とその関連」という言い方からすれば、前回作っていたノートに相当するような調査を今回もしているのかもしれない。見せて欲しい。その代わりに佐野に会いに行くのに同伴してもらい、信用できるライターと判断できるなら、記事にする許可を与える、というのはどうだろうか。再審の際に有利に働くかもしれない。心にとっても一石二鳥で大きな情報源になりうる。
鈴に関しては、誰の子?という問題がある。タイミングからして身ごもっていることが分かってすぐに絵を送り付けて来たように思える。仮に真犯人が胎児の父親という場合、絵の意味が鈴があの佐野の娘だということがバレてしまって皆の注目を浴びる、という意味であるなら、犯人自身もまた目立ってしまうので不利な気もする。一方ですぐ近くに犯人が張り付いていたという場合、それはそれでまた気持ち悪い。