ワタナベテツオ

珈琲を題材にした1話完結の連作オムニバス。
探偵、映画監督、刑事、ヤクザ…。様々な人々の横顔と、それを彩る1杯の珈琲。
物語を最後まで読むと、余韻に浸りながら珈琲を飲みつつまた最初から読みたくなる極上の1冊です。
劇中で珈琲豆を焙煎する描写があるのですが、この作品を読んでから、自分でも実益を兼ねた趣味として珈琲の焙煎を始めました。
自分の生活に影響を与えたという意味では、ここ5~6年内で読んだ本の中では一番影響の大きい作品でした。

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こーひーじかん
珈琲時間
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ゴーグル

ゴーグル

「アンダーカレント」「珈琲時間」というロングセラーを生んだ豊田徹也はじめての短編集。単行本未収録だった表題作、ファン待望の『ゴーグル』ほか、月刊アフタヌーンにて発表された、感動あり、笑いあり、そのどちらでもない微妙なものありのバラエティー豊かな中短編が楽しめます!

アンダーカレント

アンダーカレント

ほんとうはすべて知っていた。心の底流(undercurrent)が導く結末を。夫が失踪し、家業の銭湯も手につかず、途方に暮れる女。やがて銭湯を再開した女を、目立たず語らずひっそりと支える男。穏やかな日々の底で悲劇と喜劇が交差し、出会って離れる人間の、充実感と喪失感が深く流れる。映画一本よりなお深い、至福の漫画体験を約束します。「今、最も読まれるべき漫画はこれだ!すでに四季賞受賞作で確信していたその物語性と演出力に驚く。豊田徹也は心の底流に潜む、なにかの正体を求めるように静かに語る。」――(谷口ジロー)

蟲師 外譚集

蟲師 外譚集

漆原友紀の『蟲師』をベースに、芦奈野ひとし(『コトノバドライブ』『ヨコハマ買い出し紀行』)、今井哲也(『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』)、熊倉隆敏(『ネクログ』『もっけ』)、豊田徹也(『珈琲時間』『アンダーカレント』)、吉田基已(『夏の前日』『恋風』)の5名がオリジナル短編を創出、1冊の単行本に! カバーイラストは漆原友紀による描き下ろし!

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