実話といえどもフィクションの典型例か
※ネタバレを含むクチコミです。
幼い頃から続く実の母親との根深い確執が原因で、霊能者・日向に相談した杉原那月は、そこで母親の生き霊が自分に取り憑いていることを知る。それ以外にも、《呪い》と《金銭搾取》で杉原を肉体的・精神的に追い詰める母親に対し、日向は結界を張ることに成功。しかし、今度は弟の人格が突如として豹変し、杉原をさらに追い詰める……。板挟みにあう著者に今度は突然、母親病死の一報……。そして弟以外の人格にも変化が! 人は身内に対してここまで強欲になることができるのか!? まさに悪魔のごとき《奪衣婆=死者からみぐるみを剥がして持ち去る婆》との闘いを赤裸々に描く実話ホラー作品。
とにかく何でも人のせいにしてて、他力本願がモットーで、悲劇のヒロインとして自分を描いている。
喧嘩口調で話すか、言われたい放題の後に逃げ出し、とにかく日向さんや他の人に頼るばかり。
自身でも立ち向かうから後押しをお願いするって言うより、ずっと誰か(神様ま含め)に何とかしてもらおうとしてる。
だって、私は病気だもん…皆んなが助けてくれなきゃ絶対無理(涙)! 私って、なんて不幸な星の元に生まれたの⁇って空気が、ずーーっと流れている。
意思を持たず、言いなりになり、逃げてきた結果だと思う。
気の毒と思う読者も多いかもしれないけど、応援出来なかった。
めちゃくちゃわかる! もう半世紀以上生きてるのに、何かを敵にしてないと生きていけないかわいそうな人なんだなぁと思うと少しは同情できるかも?