はなのおおおく
あらすじ
豊臣が滅び、徳川になった時代。大奥の女たちの物語。お琴は獣たちが使う温泉で一人の殿方に出会う。湯にのぼせてしまったお琴が目を覚ました時には既にその殿方の姿は無く、一つの旅櫛笥が残されていた。旅櫛笥は女が旅をする時の化粧箱。殿方の想いを読み取ったお琴は殿方を追って出奔しようとするがそこを伯母に見付かってしまい蔵に閉じ込められてしまう。このままでは親が決めた相手、与平と祝言を挙げさせられてしまう…。屋敷を抜け出したお琴を待っていた者は…?
はなはなはなふぶき
あらすじ
時は大正12年。鹿ノ内の結婚式の最中、花嫁が消える騒動が起こる。消えた花嫁は15歳。まだまだやりたい事がたくさんある。自転車に乗ったり、バナナのたたき売りをしてみたり…命の全てが燃えるようなそんな恋をしてみたい!走行中の汽車に飛び乗った花嫁の花は助けてくれた男性塩谷海二と2人、一路東京を目指す…。
こひわたりの
あらすじ
織田信長軍の侍大将・池田勝三郎がひそかに想いを寄せる弥知姫。しかし、すでに彼女は信長の弟・信行の妻であった…。信長の弟・信行の嫁・弥知姫と、信長の家臣池田勝三郎の馴れ初めを描いた表題作『恋ひわたりの…』他、足利将軍義輝の娘・名姫と三好義継の夫婦愛や、小早川隆景とその妻・初姫の物語など、全5編を河村恵利の独創的な着眼点で描く、戦国ロマン・シリーズ!
くれないぞうしばくまつきょうといぶん
あらすじ
1863年幕末。坂井閑真が京に上る。会津から権力抗争とテロリズムに揺れる京都へ。大いなる歴史の潮流の中へ彼は一歩を踏み出そうとしていた…
とわのはじめあいづさかぐらものがたり
あらすじ
戦争の時代、小作農の娘「登和」は会津一の酒屋、佐倉酒造の跡取り息子「創」と結婚をする。戦争の厳しさ「創」との恋を描いた、蔵を守るため強く生きる女「登和」のグランドロマン!
すえははかせかはなよめか
あらすじ
時は明治か大正か。男尊女卑のこの時代、親の猛反対もなんのその、女医になるべく上京した快活な少女、谷村柾(まさき)16歳。男どもからの風当たりは強いけど、柾は一歩も引く気なし! 何かとサポートしてくれる兄の後輩の新吾、柾に執拗な嫌がらせをするリーダー格の建、柾にライバル心を燃やす美人のリツ子、そしてまだ見ぬ運命の人…? 色んな思惑巻き込んで、柾は医者を目指して全力奮闘! 末は博士か花よめか、じゃじゃ馬・柾の東京浪漫コメディ!
さてゅろすのむすめ
あらすじ
さちみりほのサスペンス短編集。冒頭『消失の街』は、1899年のパリで実際に起こった出来事と伝えられる、なんともやり切れないミステリー事件。インド帰りのイギリスの貴婦人が、万国博に沸くパリで病気に倒れ、娘を残して泊まっていた客室ごとこの世から消え去ってしまったと言うが、果たして…?
おかわりのんでぽあん
あらすじ
美味しく食べて、呑んで、幸せで「ぽあ~ん」。天才料理人・奈々葉とお酒ならなんでものサービス担当・穂波のニューコンビで居酒屋「ぽ庵」おかわりされてパワーアップの新装開店です!!
えでんのさくら
あらすじ
昭和12年、貧しい家に生まれたフキは生島家へ下働きとして仕える。生島家に住む透と出会い惹かれあう。だが、透が留守の合間フキは奉公と騙され遊郭へ売られてしまうのだった。フキと透、二人の運命はどうなるのか…
のんでぽあん
あらすじ
恋に仕事に疲れた女を癒すのはおいしい料理とうまい酒と美人姉妹。料理人のサカナと看板娘のミキが盛り立てる女の子による女の子の為の「ぽ庵」は今宵も大盛況! あなたの心も「ぽあ~ん」とさせます。
ようこでんよしつねせんぼんざくら
あらすじ
時は平安末期、平家追討を果たした源義経は後白河天皇より「初音の鼓」を賜る。そのことで兄・頼朝の勘気の元となった義経は平家三将の雁首を本物とすべく西国落ちを決意する。一方、物の怪の長の子であり霊力をもたぬ白狐は、崇徳院の怨霊から自分の両親が人間たちに殺され、その生皮が張られた「初音の鼓」が義経の元にあると知らされ、義経一行を追うが…
あくりゃたいようのみことそらのしんぺい
あらすじ
歴史に埋もれた幻想戦記が、ここに紐解かれる!!その国には、天空を舞う華麗な戦士たちがいた。強大な勢力を誇る「日の沈まぬ国」エストレージャによる侵略の中、祖国の平和のために立ち上がった戦士の中には可憐な少女の姿もあった。美しくも残酷な翼をまとう少女兵士・カイ。そして、過剰なまでの愛情でカイを見守るチャルチ。戦火の洗礼に傷つきながらも彼女らは、仲間のため、守るべきものすべてのため、今、空をかける。
ちょーえどばくまつでん
あらすじ
江戸幕府が開かれてから… 400年!? 20XX年になった現在でも日本は鎖国を続けていた。逃亡癖の上様に警備の仕方が過激な御庭番 琴乃、美少女のペリーや泣き虫な西洋かぶれ少女の坂本リョーコなど歴史上の人物を面白おかしくコメディに描く幕末!? 4コマ作品 ここに見参!
いろはにおえど
あらすじ
慶長十年、人を探して江戸に入った穂波は空腹に耐えかね小料理店「つぼ八」へ寄る事に。しかし、この小料理店、ただのセクハラおやじの店長と助手のお店と思いきや、実は幕府お抱えの忍者集団だった。穂波の2人に人探しの手伝いして貰う代わりにつぼ八でウエートレスとして働く事に。
おにひめ
あらすじ
柳生の鬼姫、穢土の地にて死合う。江戸は穢土なり――。柳生の鬼姫と謳われる剣士「柳生於仁(しのぶ)」。徳川の“裏”を取り仕切る最強の忍「服部半蔵」。穢れたこの土地で繰り広げられるは、政治の裏に隠された新たな戦乱……!?
もんすたーきねまとぐらふ
あらすじ
1944年、第二次世界大戦の最中。マミヤさんは戦場にいた。彼女は感情が高ぶると怪獣に変身するが出来る能力の持ち主。その能力で敵戦闘機からの攻撃を撃退していた。その後、戦争が終わって日本も平和になったが、マミヤさんの居場所は無くなっていた。感情が高ぶると変身してしまう彼女はまともな仕事をする事が出来なかったからだ。ところが、そんな彼女に救いの手を差し伸べてきたのは怪獣映画を撮ろうとしている2人の男だった。
きこくにんでんれいが
あらすじ
災いを呼ぶと恐れられる鬼哭一族。その血をひく鬼哭霊馬は故郷を離れ、伊賀忍者の胡蝶と共に静かに暮らしていた。しかし織田信長により伊賀は滅ぼされ、妻・胡蝶もその犠牲になってしまい…!?
自分は酒好きではあるが、 酒の味が判っているという自信は無い。 利き酒で銘酒を飲み分けられる舌も持たないし、 そもそも銘酒を飲み比べた経験も乏しい。 かといって酔っ払って気分が良くなればいいからと、 安酒をチャンポンでガブ飲みする訳でもない。 一番好きな酒、一番美味いと思う酒をあげるなら、 汗をかいた後のビール。 そして気心の知れた居酒屋で適度に会話したり 店の雰囲気を味わいながら飲むビール。 そしてビールにあう肴が食べられれば嬉しいと感じる。 それでも「のんdeぽ庵」は、読み始めるまでは 酒や酒肴を扱う漫画としては勝手に軽んじていた。 女性向け漫画らしいし、どうやら 女性が女性向けに経営している酒と食の店、 創作酒肴料理の店、オシャレな店、 そんな店を舞台にした感じの物語らしかったので。 もっとハッキリ言えば、 いかにお酒を明るく楽しくオシャレに味わうかを追求した 軽い内容の漫画なのだろうな、と想像していた。 実際に読んで、そう感じる面も一部にあったが(後述)、 意外に感じた点も多々あった。 ・思ったより日本酒、焼酎等に関する本格的な話が多いこと ・酒と肴自体の美味さも重視はしているが、飲食したうえでの 酔ってポワ~ンとなる感覚を重視していること ・疑問点もアルが、商売としての居酒屋、酒屋、酒蔵の経営に つっこんだ話題がわりとあること などだ。 そして意外なほどに自分の酒の飲み方と比較してみて 考えさせられる内容だった。 オシャレ感覚漫画どころか、寧ろ自分なんかよりも よっぽど酒と肴を味わっている漫画なのでは無いか? そう思わされた。 ただ美味しいだけ、なら色々な食べ物が世の中にある。 ポワ~ンと酔い気分になる美味しさがあり、 それを味わってこその酒食・酒席・飲み屋なのではないか、と。 自分はまだまだ本当の酒の味を、味わい方を、 最高のポワ~ンとなる気分を勿体無いことだが いままで味あうことはなかったかもなあ、と そう考えたりもしてしまった。 ただ、後述すると この漫画に出てくる料理は 「ホントに美味いのか?酒と合うのか?」 という疑問も感じた。 なんだか洋風傾向のオシャレな創作料理が中心で、 やたらと濃い味にしている感じの料理だったり、 ちょっと高級な食材だったり馴染みがない味付けを した料理が多い感じで、自分には 登場する料理の味が想像しがたかった。 別の意味で「ポワン」とした疑問も感じた(笑)。 そのへんは、やはり自分がオッサンなんだから なのかもしれないが。