じごくのこもりうた
あらすじ
2004年公開の映画「日野日出志のザ・ホラー怪奇劇場」の原作にもなった初期名作短編『地獄の子守唄』『胎児異変 わたしの赤ちゃん』『恐怖列車』『蔵六の奇病』の4本を収録した日野日出志ベストセレクション! 雑誌掲載時には巻頭8ページが2色だった『地獄の子守唄』の巻頭を4色カラーで掲載!
あらすじ
美木本リカは5チャンネル木曜番組のレギュラー出演者であることから「木曜日のリカ」と愛称されるテレビタレント。しかし裏の顔は、世界でただひとり女でノーベル殺人賞をもらった凄腕の美女スナイパーなのだ!!リカが司会を務める番組の収録中、ゲストで来ていた大蔵省主計局長が何者かに射殺される大事件が発生。しかも容疑者としてリカ自身が指名手配されてしまう。事件が闇社会ナンバーワンの狙撃屋グループ・HAL(ハル)の仕業である事を突き止めたリカは、警察の追手をかいくぐりながら国際的犯罪に挑んでゆく!!
じごくへん
あらすじ
日野日出志の代表作であるショッキング自叙伝、ついに復刻!! 「これは血の匂いとその美に魅入られて、地獄に堕ちたある無名絵師の、狂気と戦慄に満ちた恐るべき告白の物語である……」(本文冒頭のモノローグより)
ぶらっくえんじぇるず
あらすじ
主人公の雪藤は自転車で全国を旅している。旅の最中、彼は被害者から金銭を受け取ることなく、法律で裁けぬ悪を殺していく。彼はなぜ弱き者を助けるのか?ブラックエンジェルとはいったい何なのか!?連載当時、ジャンプ誌上で絶大な人気を誇った平松伸二作のバイオレンスアクション漫画がついに登場です。雪藤洋士や松田鏡二の活躍にこうご期待!
みずにいぬ
あらすじ
「麻薬密売の金で…首相の座を買わせてたまるか!」──日本人の暴力団幹部と、タイ人の少女がバンコクで惨殺された。犯罪制圧特科のワッサン大佐は捜査を始めるが、突然タイ国首相から直々に電話がかかってきた。その上、車を爆破され……!? この事件は危険過ぎる!──ミステリー小説ファンにもお薦めの重厚なストーリーと、タイの風景を精緻に描くドラマティックな絵が魅力の、読み応えのある作品。
じつろくしょうわりょうきじけん
あらすじ
昭和に起こった数々の凶悪事件、その中でも一際異質な事件を作者自身が関係者に直接取材し、さらに警察資料から犯人の足取りや逃走経路を自らの足で追体験した完全ノンフィクション・ドキュメンタリー・コミック! 彼らは何故罪を犯し、そして被害者たちの命を奪ったのか――。取材を通して語られる凶悪事件の犯人達の人間性とは…? そしてヒトはいったいどこまで堕ちることができるのか……。『連続強姦殺人事件・大久保清編』、『吉展ちゃん誘拐事件』、『帝銀事件』など、衝撃の事件を全6巻でコミック化!
よるのりょうりにん
あらすじ
新宿は歌舞伎町で知る人ぞ知る小料理屋を営む料理人・鬼神半次郎。料理の腕前は一級品で、常日頃から客に「こんな小さな店にはもったいない腕」と言われる職人だ。しかし…それは彼の表の顔。半次郎の真の姿は、新宿の悪党どもを文字通り「料理」してしまう、必殺仕置人なのである! 半次郎の店には悩みを抱えた多種多様な客が舞い込んでくる。金に物を言わせて関係を迫る生臭坊主に付きまとわれる美女、性根の腐ったヒモに騙されて風俗で働く若い娘…半次郎の包丁が夜に光り、悪を裁く!!
せいぞんしせんさばいばるでっどらいん
あらすじ
アメリカ留学中の女子大生・藤川紗奈は、ひょんなことから「S&Kコーポレーション」という会社でアルバイトする事に。そこは年間100万人以上が行方不明となるアメリカで、警察でも探し出せない行方不明者を確実に探し出す知る人ぞ知る会社なのだという。そして、依頼成功のカギを握るのは入れ墨びっしりなのにどこか憎めない調査員・桜井カズヤ、通称「K」。なんと彼には、人や物に残った記憶の断片、残留思念を読み取るサイコメトリー能力が備わっているのだという!? 人智を超えた難事件にサイキックの力で挑む、アクション・マンサーチャー・ミステリー!!
ふぁみこんたんていだん
あらすじ
今日は日曜日、探偵部部長、岸田流星(通称コスモ)たちは、ファミコンのディスクシステムを買いに街へ出ていました。もちろん徹夜で並んで発売日に手に入れます。そして開封し、ディスクシステムの美しいフォルムに見とれるコスモ部長。このアングルが一番格好いいな! と、眺めていたら…。なんとそこにはプラスチック爆弾が…!!? 今度の相手は爆弾魔(ボンバーマン)だったのだ…! 80年台、一世を風靡した「ファミリーコンピュータ」通称「ファミコン」の人気ゲームをテーマに起こる事件の数々! レトロゲーム好き必見の一冊です!
あらすじ
用事で隣町まで行かなくちゃならないけど楽したいおしょうさまは、一休さん達に「わしをおぶって一度も下におろさずに隣町まで行けたらお小遣いをやる」と提案する。お寺の仲間たちは出来るわけがないと断るが、一休さんは得意のとんちを使って見事お小遣いをゲットする…! この他、絶対に勝てるわけない大人との力比べ、足を動かさずに歩け、お箸で水をつまめ等、次から次へ押し寄せる無理難題をとんちの名人・一休さんが見事に、時にはちょっと強引に解決してゆく痛快コメディ!
あらすじ
総会屋の大物と暴力団組長、不動産会社社長の三人が雀荘で惨殺された。そこで、警視庁の要請を受け、インターポール(国際刑事警察機構)の係官が来日した。事件現場に残っていた黒い麻雀牌がきっかけで、世界中に指名手配されている殺し屋「危険墨斎(ションパイボクサイ)」という名の男が浮上する……。小池一夫原作、叶精作作画のゲキガ師弟コンビが描くミステリーギャンブルコミック! 世界中に指名手配されている一級の殺し屋と彼を追ってやって来たインターポールの女捜査官との息詰まる戦い。1976年5月「漫画レッド」(芸文社)掲載。
あらすじ
ゴミに埋もれて暮らしていた老人が先月ひっそり亡くなった。俺は清掃局のアルバイトで老人が遺したゴミの撤去作業中にゴミの山を踏み抜いて落下してしまう。そして見上げると、ゴミの向こうに抜け落ちた屋根と空が続いている。倒すべきは、あの太陽だって訳か…。そう気付いた主人公・英和(ヨンファ)は同じく太陽の光が嫌いな女子高生・美帆と出会う。美帆を地下に作った秘密の楽園に案内した英和だったが…!?(収録作「太陽はボクらの敵」より)他、「エス」を含めた全2編を収録した傑作短編集!
あらすじ
人間の体中にヒルを這わせて悪い血を吸い出す―――。そんな狂気じみた風習が今だ伝えられ続けている神谷家では、医者に見放される程に重い病気を患った女性に容赦なくヒルを与え続ける。治療で全身が腫れあがった女性は恐怖と痛みで錯乱してゆき、ヒルのように変貌した姿で自分の娘達を襲撃するのであった…!!
あらすじ
198×年3月23日、午前6時4分。東京都福生市玉川上水牛浜近くで若い女性の惨殺死体発見…死体は手足4ヶ所切断。各部位は白い布で包装され、初期段階の防腐処理が施されていた…。当時大雨による旧陸軍B11防空壕の土砂流出事故があり、殺害および死体切断現場は、この防空壕であると推定――。警視庁では殺人事件として特別捜査本部を設置。357名の警察官が捜査にあたった。ガイシャは卒業式前日より行方不明の通達があった都内の中学3年生、竹内真由美さん(15歳)であった。現場における血痕・掌紋・足跡などの採取はすべて不能。目撃証言、聞き込みにより横田基地の米兵2名を任意同行するが、アリバイ実証により釈放となる……。そして15年――B11防空壕事件は時効を迎える――。サイコサスペンスの名作!
あらすじ
慶長十二年、大和柳生の庄・巴屋敷――。この日、柳生宗矩に長子・誕生。なんとこの赤子の掌には「四龍の卍」が刻まれていた。そして、この子こそ、後の柳生十兵衛三厳である…。なぜ、四龍の卍が体現したのか、その理由こそが十兵衛の運命であった……。
あらすじ
原作・小池一夫、作画・井上紀良による大人気痛快バイオレンス・ポリスアクションの続編。1999年4月~2001年9月まで「オールマン」(集英社)に連載。警察官・ダイザブロー・エディ・伴と“マッド・ブル”の異名をとる巨体の黒人警官スリーピーの凸凹コンビの活躍を描く。型破りな警官が悪人をぶちのめす、痛快でエロエロなストレス解消コミック!──アクション、ミステリー、エロス! テンションの上がる要素満載のエンタテイメント作品!
あらすじ
深海のさらに奥には海底都市が!海底探査中の事故により、マラコット博士達三人は地上に帰れなくなってしまう。残りの酸素も少なくなり意識のなくなってきたその時、潜水艇の外に人影が! 他、「手の中の顔」「地底にうごめく」「朝は死んでいた」収録。
あらすじ
『肉奴隷の少女の復讐の炎、呪殺の願掛けに励む女の過去、我が子の首をはねた母の狂乱……。目を背けてはいけない。ここに描かれているのは人間の本性そのものなのだから……』昭和45年から青年劇画誌「ヤングコミック」で1年間連載された「怨獄紅」―――。上村一夫の初期の名作として名高い「怨獄紅」は人間の残酷な本性や情念、因業な罪深さを鋭く描き、その才能を世に知らしめた出世作でもある。同業者だけでなく編集者はもとより、映画監督、音楽アーティスト、小説家に至る様々なクリエイターに衝撃と感銘を与えた、非常に『毒濃度』の高い作品である。全25話の短編で成り立つ、この「怨獄紅」は過去単行本未収録であった4話分も含めて完全網羅された「完全版 怨獄紅」として世に再び生まれ出た。時を経て蘇った最高傑作を堪能せよ!収録作「お綱の門」ほか「おかね餅」「お絹怨炎」「淫桃記」「おんな腹」「子堕しお香」「乱華抄」「絡縄」「平安京」「ブルーフィルムの女」「青春日記」「竹馬物語」「隠恋慕」の全13話収録。
あらすじ
ある日、二人の兄弟が銭湯に行く途中にお寺の力士像に襲われるという事件が発生する。その事件を解決するのはポケットバイクに乗っている少年、ポケバイ刑事。子供ながらに、大人顔負けの推理を披露し事件の本質を見抜く!(収録作「力士像が動く」より)他、難解な事件が多数収録。日本を代表するオカルト・ホラー作家、古賀新一が描くミステリーコミック。
あらすじ
かの名探偵シャーロック・ホームズを伯父に持つ少女クリスティ・クリスタル・マーガレット・ホープ。ロンドン郊外に移り相変わらずせわしない日々を送るクリスティに、ある連続不審死の情報が入る。それぞれ全く別の場所で起きた事故であるにも関わらず、全ての現場写真に同じ「ロシアン帽をかぶった老婆」が写っているのだ。この連続不審死には何か裏がある。確信したクリスティは捜査に乗り出すが…? 「クリスティ・ハイテンション」から6年後、クセの強い新たなメイド達も加わり、クリスティの冒険が再び幕を開ける!
あらすじ
昼は南青山に勤務するエリート会社員、夜はターゲットを狙う暗殺者、昼夜ふたつの顔を持つ男・加納達也! ある夜、仕事で三重松連合会長・郷田を暗殺した達也。翌日、相棒の由加から「世界的テロリスト・叙(じょ)が達也の命を狙っている」との連絡が入る。郷田の娘・美沙子が、父親を殺された復讐のためテロリストを雇ったのだ。叙が潜伏している巨大プリンスホテルを舞台に、どちらかが命を落とすまで終わらない、殺し屋vs殺し屋の過酷な心理戦が始まろうとしていた…! 会社員と暗殺者、ふたつの顔を持つ男の頭脳派バイオレンス・アクション。
今年もノーベル賞発表の季節がやってきたので、ここぞとばかりに積ん読していた『木曜日のリカ』を読みました。 松森正先生の作品は初めて読んだのですが、白黒メリハリがはっきりした絵が魅力的で、精緻な描き込みも本当にすごかったです。 最近『マッチョテイスト』を読んだばっかりだったので「世界でただひとりノーベル殺人賞をもらった女・リカ」があまりに普通の女すぎてビックリしてしまいました(笑) 小池一夫先生の作品はこれで2作目なんですけど、作品をどう受け止めればいいのかちょっと悩んでしまいましたね。シリアスな作品だと思って読めばいいのか、シリアスな笑いを描いていると思って読めば良いのか…。 個人的にはギャグとしてめっちゃ面白かったです!