あらすじ
エグゼ15周年記念に鷹岬ロックマンが蘇る!! 今度のロックマンは、コンピューターの中のサイバーワールドで戦うネットナビ。小学5年生の光熱斗とコンビを組んで、悪の組織WWWの刺客に挑む。特別編「熱斗&ロック、2人の出会い」収録。
でんぱおでっせい
あらすじ
傷つき、もがきながら生きる少年少女の成長を描いた感動の傑作! 壊れ、放棄された家庭の跡に、ひとり取り残された少女・原純子。引きこもり、学校からも社会からも消えかけようとしていた彼女の心に、受信された電波のように、オデッセイと名乗る者からの声が届いた。彼女は<地球へ来た旅行者>で、いつかここを去る時に<おみやげ>を持ち帰れる、だからこの世界を楽しんでステキな何かをおみやげにすればいいと。彼の言葉に支えられ、原は再び学校へ通いはじめるが、“旅行者”として何事も楽しもうとする彼女の破天荒な行動は周囲に波紋を起こす――。繊細な少年少女の心情と日々の葛藤、そしてその成長を描いた傑作の第1巻が12ページの描き下ろし漫画つきで登場。
びりーばーず
あらすじ
山本直樹の90年代の最高傑作、復活!!孤島に、二人の男と一人の女。指示された『プログラム』を淡々と実行し続け、『安住の地』へ行ける日に思いを馳せている。ある時、ボートに乗った外部の人間たちが島を訪れるが、彼らを『不浄』であると判断した男は『処理』してしまう。その頃から、孤島で暮らす男と女の関係に変化が生じ始め、互いに秘密を作ってはいけないはずの三人の間に、愛と欲と猜疑心が交錯する……!!
しんそうばんろっくまんめがみっくす
あらすじ
“有賀ヒトシ”改め“ありがひとし”による、今でも根強い人気を誇る『ロックマンメガミックス』。ファンの熱い要望により、再・再・再復刻しました! 旧版をお持ちの方にも楽しんでいただきたいという著者の並々ならぬ熱意で、カバーイラストは、新装描き下ろし。巻末には「ロックマン執筆秘話2015」を新たに収録。過去作品の特典イラストも、特別収録いたします。収録漫画も、加筆修正・再編集しての復刊です。古参ファンから新たなファンまで、全ロックマンファン必携の、これが“最新版”『ロックマンメガミックス』だ! ▼収録内容 ◇ロックマン誕生 ◇R破壊指令 ◇メタルハート ◇復活の死神 ◇ロックマン誕生伝説(前編) ◇ゲストコメント(ロックマン総合プロデューサー 稲船敬二氏) ◇あとがき漫画・ロックマン執筆秘話2009 ◇描き下ろし漫画・ロックマン執筆秘話2015
あらすじ
“幻の最終回”も含めた《完全版》! 連載漫画『Resonance』の佳境を迎えた漫画家・永井力は、悩んだ末に主人公リンの死をもって物語を締めくくることとした。だが、原稿用紙の奥から姿を現したリンにその原稿を奪われ、力自身もみずからの描いた漫画の世界へと引きずり込まれてしまう。そこで出会ったヒロイン サトコとともに、自分の考えた設定に翻弄されながらも謎の超能力者「仮面」と戦う力。作者にあらがう登場人物たち。やがて力にとっての現実世界と作中世界の境界線が崩れてゆく中で、力は「作者は作中世界の神たりうるのか」を自問するのだった---。隔週誌「コミックガイズ」で、1995~96年にかけて連載された長編漫画『OPUS』。アニメに専念するようになる直前の時期に書かれた、「漫画家としての今 敏」の集大成であり、後年の映画で追及される「現実と虚構」のテーマの出発点ともなった作品ですが、掲載誌の休刊にともない未完のまま終わりました。しかし、2010年の作者急逝の後に“幻の最終回”の原稿が発見され、徳間書店より上・下巻で単行本が刊行されました。本書は、単行本の巻末に今監督の全作品を手掛けたプロデューサー・丸山正雄氏のインタビューなど新規要素も併録し、1冊にまとめた《完全版》となります。
おかざきじろうえすえふたんぺんしゅうびふぉーろくじゅう
あらすじ
デビュー30周年! すべて単行本初収録作品13本! 『アフター0』をはじめ、SF短編漫画の名手として、幅広い読者に支持されている岡崎二郎。デビュー30周年を記念して、今まで様々な事情で単行本未収録だった短編13本を収録した短編集がついに刊行! 10数ページに及ぶ加筆修正や、前説、後説漫画、リストを含め全280ページ、圧巻のボリュームです! かわいい絵柄、いやされる情感、時に心臓を抉るような風刺…。SF短編の名手が、デビュー30周年にふさわしいこだわりを発揮した一冊、お楽しみください。 ▼内容紹介 収録作品は「アフター0 neo」2本、「NEKO2」2本、「SUNちゃん」5本、「国立博物館物語」、「時の添乗員」、ほか読切2本。作品ごとの前説、後説では、執筆当時の経緯や単行本未収録だった理由などを赤裸々に明かした、読み応えたっぷりの内容となっています。
ちぎらはつみさくひんしゅうちひろのおしろ
あらすじ
きゅんとする少女漫画の名作を復刻! 少女たちたちの幼くも一生懸命な思い、そのいじらしさに胸がきゅんとする懐かしくも色あせない5つの物語です。昭和40年代から50年代にかけての少年少女の日常を抒情豊かに描いた少女漫画。 収録作品は、「ちひろのお城」「いちじくの恋」「涙がでちゃう」「バイエルの調べ」「お二階は診察室」。「涙がでちゃう」は単行本初収録。漫画家の高野文子さんが、ご自身が愛してやまない千明初美作品を、現在の漫画読者に読んでもらいたいと考え、企画・監修した作品集。収録する作品の選択から作品解説、カバーデザイン等を高野さんがすべて監修しています。22ページにおよぶライブラリーは、単行本に収録されない作品ひとつひとつを読み込み、吟味したコマをレイアウトして、作品世界を紹介した労作。千明初美の作品が、今の漫画読者にとっていかに必読なのか!を、高野文子が語りつくす、ちょっとユニークな作品集です。 ▼著者プロフィール 千明初美(ちぎら はつみ) 1951年生まれ。群馬県出身。高校時代からまんがを描き始め、1970年「りぼんコミック」11月大増刊での『雪の夜の物語』でまんが家デビュー。「りぼん」で活躍し、80年代中期よりフリー。高野文子(たかの ふみこ)(監修) 1957年生まれ。新潟県出身。漫画家、イラストレーター。1979年「JUNE」掲載の『絶対安全剃刀』で商業誌デビュー。寡作だが独自の作風で多くの漫画読者を魅了している。
やんぐあんどふぁいん
あらすじ
「自分が誰かに影響するなんて、思ってもみなかった。」海辺の町で暮らす・高校生灰野勝彦は、「かわいくてかしこくてきれい好きで、さらにはとってもスケベ」な同級生、新井玲子と交際しているものの、最後の一線は超えられない日々を過ごしている。そんなある日、赴任してきた新米女性教師・伊沢マナブが灰野の家に下宿しにやって来た。灰野は伊沢と呑み友達のような微妙な関係になりつつも、新井との一線を越えさせるべく努力し続けて…山本直樹が瑞々しく描く青春ストーリーの傑作、待望の復活!!
あらすじ
未完の大作、“増補復刻版”で刊行! 物語は近未来21世紀初頭。地球上のあちこちで、肩甲骨が翼状に変容し、幻覚におかされる天使病という死に至る病が蔓延してきた。その感染によって世界中の各国では旧来の秩序は崩壊。宗教、経済、軍事など、さまざまな問題もはらみ、人の心の不安がむき出しとなった世界--- すべてが異端の地となった世界を、その「発端」をさぐるため、謎の少女セラと二人の男・バスタザル、メルキオル、そしてバセットハウンドのガスパルは、旅を続けていた。目指すは新疆ウイグル自治区南部にある中国最大の砂漠、タクラマカン砂漠---。天使、鳥、バセットハウンド--- など。作中で使われているモチーフを見れば一目瞭然ですが、押井守の原作として、宮崎駿氏による『風の谷のナウシカ』の長期連載が終了した「アニメージュ」誌で、その枠を継ぐ漫画作品として企画されたものです。しかし、連載が1年を越えるころを境に、押井と今の対立が表面化します。著者表記の「原作」が「原案」へと変化し、物語は完結を迎えないまま、全16回の連載が過ぎた1995年11月号で、唐突に終了します。ほぼ同時期に、押井守は世界的評価を経た監督作『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を発表。アニメーション監督に転身した今敏は1997年に、こちらも海外に大きな影響を与えた初監督作品『PERFECT BLUE』の公開に至ります。本作品執筆を契機に残念ながら決別をすることとなってしまう二人の世界的クリエーター。互いに長年口をつぐんでいたものの、このたびの《増補復刻版》では、その一方である押井守のインタビューを新規取材・収録するスペシャル版としてお届けします。
あらすじ
痛快時代考証無視娯楽活劇第壱巻! 江戸のよ~な時代。幕府転覆を謀る忍者帝国を倒すべく、一人の忍者が立ち上がったと思ったら寝てた。その名は、超おきらく忍者ハンゾー!! ハンゾーと相棒のジュウベエ、将軍ヨシムネ、仲間のクロカゲ、タイゲン、強敵スルガ大納言、ショウセツなどなど、魅力的なキャラクターが大暴れ! おきらくらくしょーいってみよー!!
しんそうばんろっくまんぎがみっくす
あらすじ
『メガミックス』から10余年の時を経て刊行された、続編の『ギガミックス』。ありがひとしが『メガミックス』出版後、作品を発表できるかどうかわからない時期にも構想を練り続けたという伝説の作品。2巻執筆時には腕を痛め、漫画版『ロックマンX』作者の岩本佳浩など、多数のイラストレーターの作画協力を得ながら刊行を実現させたという。読者の続編への熱い声に応えるため、著者が努力と執念で描ききった「ロックマン最終章」。カバーイラストは、新装描き下ろし。収録作品も、加筆修正・再編集してのリニューアル復刊です。 ▼収録内容 ◇アステロイドブルース ◇バーニングホイール ◇ゲストコメント(日暮竜二) ◇あとがきギガミックス2009 ◇描き下ろし漫画・あとがきギガミックス2015
どっきんろりぽっぷぜんぶ
あらすじ
すっぽんぽんでごめんなさい! 80年代に人気を博した『どっきんロリポップ』シリーズ。この全話なんと784ページを1冊にコンプリートしました! カバーイラスト、あとがきエッセイ漫画など、描き下ろしも多数!! 収録は、シリーズ「智子ときめきSHOCK!」「どっきんロリポップ」「特別編どっきんロリポップ」。他、「真夏にお騒がせします」「真冬にお騒がせします」も新規解説付きで収録。【あらすじ】ごく普通の中学2年生の石川智子は、ある朝、小学生からいじめられていた野良犬を救う。なんと! その野良犬は神様だった。助けてくれたお礼に神様は、智子に「瞬間移動術」という超能力を授けるも、この超能力を上手く使えず本人だけが瞬間移動し、着ている服はその場に残ってしまうというアクシデントが!! まいど智子は移動先に全裸で出現してしまう!? しかもなぜか必ず、智子が憧れる山本くんに全裸を目撃されてしまって大変! こんな状況で、智子は憧れの山本くんと付き合えるのか!? きわどいところで正体がばれないドキドキ感が、ファンを魅了。個性的でユニークな登場人物たちが織りなす、ちょっとエッチな学園コメディの傑作をお楽しみください!
みらいぼうけんちゃんねるふぁいぶ
あらすじ
幻の未完作品に、描き下ろしを加えてついに復刊! 惑星間戦争の勃発から300年。環境汚染が進み、いまや人類の平均寿命は20歳という母なる惑星ブルーにおいて、ただひとり完全な健康体を持つ少年・星光。彼は、絶滅の危機に瀕する惑星ブルーを救うため、軍に伝わる「チャンネル5計画」を実行することに。しかしそれには、5つの惑星に散らばる五兄弟の人造戦士、“炎雷剛刃紅の衆”の全員が揃わなければならないという。そこでブルーの防人(まもりびと)として眠らされていた三男・紅を覚醒させ、彼に主と認められた光は、残りの戦士たちと会うべく、母星ブルーを旅立つが…。巻末には、キャラクター設定資料(炎雷剛刃紅の衆)、イラストギャラリー、描き下ろしおまけまんが(2P)も収録。
おきらくにんでんはんぞーあーる
あらすじ
ファンの熱烈な声援で、痛快時代考証無視娯楽活劇「ハンゾー」が戻ってきた!相棒のジュウベエ、将軍ヨシムネ、仲間のジャキマル、アヤメ、ビデリ、クロカゲ、タイゲン、強敵スルガ大納言、ショウセツなどなど、なっつかしい~キャラクターも総登場!全部新作で3話収録。おきらくらくしょーいってみよー!!
あらすじ
新たな装い、新たな要素を加え、ますます魅力的になって『ゼクス』が帰ってきた! 2007年に単行本化された『ロックマン ゼクス』が、カバー描き下ろしの新装版で登場。加えて、かつて「ファミ通コミック」で連載されていた『ロックマン ゼクス アドベント』を加筆増補しての完全復刊です! 01巻、02巻にはそれぞれゼクスシリーズのキャラクターデザイン・シナリオライターで知られる矢部誠氏および、「ロックマン ゼロ」シリーズのデザイナー中山徹氏による貴重な描き下ろし「お祝いページ」も追加収録!!
あらすじ
昭和を代表する学園漫画の名作 『5年ひばり組』は、「りぼん」で1970(昭和45)年から5年間にわたり長期連載された、巴里夫の代表作。昭和50年代に全8巻のコミックスが刊行されましたが、その後長らく入手困難な状態が続いていました。このたび、本書の復刊を希望してきた多くのリクエストに応えるべく、282ページとボリュームのある1巻ものの「傑作選」にて刊行! 小学生たちの友情、恋心、いじめ、親との断絶… 等々が織りなすリアルな日常を明るく前向きな視点で描いた、昭和を代表する学園ドラマを是非お楽しみください。
あらすじ
カルト的大人気ゲーム「BAROQUE 歪んだ妄想」のコミカライズ 1998年に生み出されたカルト的人気ゲームのコミカライズが、新装版で復刊。未収録ギャラリーやリメイクイラスト、描き下ろしあとがき等々も収録!上田信舟の描く美しいBAROQUEを随所で堪能できる上下巻です。 ▼ストーリー主人公は幾度も目を覚まし、歪んだ世界の入口に立つ。天使は言う。「世界を、己を癒せ。」死を許されぬ主人公は天使に課せられた任務を果たすため、歪んだ化物が蠢く塔の最下層へ進む。狂った神を浄化するために。それだけが自分の贖罪になると信じて。
あらすじ
出月ロックマン、加筆修正完全版! 宇宙から飛来した謎の物体…。それは2体のロボットだった! ライト、ワイリーそれぞれの手にわたった、そのロボットの正体は? 地球の支配を目論むキングとは何者なのか? 人気キャラ、フォルテもゲーム以上に大暴れ! ▼収録内容:第1話 始動ロックボール 第2話 閃光フラッシュボム 第3話 疾風トルネードホールド 第4話 疾風トルネードホールド (2) 第5話 狂遊サンダークロー 第6話 氷爆アイスウェーブ 第7話 邂逅の荒野 ゲストコメント 村枝賢一
あんでろむなしちさくひんしゅう
あらすじ
六七質による初のフルカラー漫画集 六七質によるオリジナルのカラー漫画集ANDAERΦ(アンデロ)。 ANDAERΦの舞台は超構造体の建築物が連なり、多様な階層の人々が暮らす濃密な都市。そこはワウルという謎の球体の原理で形作られている。その最上層部に住んでいた少年トキは、ある日、うっかりと下層の土地へと落ちてしまう。彼は見知らぬ光景のなかをさまよいながら、ワウルにまつわる研究者や大金持ちのお嬢様、誘拐犯など様々な人と出会っていく。主人公トキのめぐるさまざまな土地を、圧巻の風景描写で綴りながら、個性豊かな人間たちをユーモアも交えつつ描く物語。 ゲームやアニメの世界観設定や小説のイラストで活躍する六七質が、2010年から8年間にわたって描き続けたカラー漫画形式のオリジナル物語がついに刊行。 ▼著者プロフィール 六七質(むなしち) 町並み、工場、廃屋、巨大建築物などをモチーフにするイラストレーター。「幽落町おばけ駄菓子屋」シリーズ、「幻想古書店」シリーズ、そして江戸川乱歩の小説など、挿絵作品は多数。また、「テイルズオブゼスティリア」「テイルズオブベルセリア」についてはコンセプトデザインで参加。「デジモンワールドRe:Digitize」の背景デザイン、「遙かなる時空の中で 6」の世界観デザイン、「ガラスの花と壊す世界」の世界コンセプトデザイン、「Princess Principal」コンセプトアートなど、アニメやゲームでのデザインも多く手掛けている。分業制の絵本「えんとつ町のプペル」ではメインイラストレーターを務めた。
まいっちんぐまちこせんせいおたからこれくしょん
あらすじ
デビュー45周年記念。幻の写真集セレクション! 1980年代にコミック誌に連載され、その後TVアニメで大ブレイク。そして今もなお、映像・舞台化され根強い人気を誇る『まいっちんぐマチコ先生』の、カラーページ満載「お宝!」コレクション。私立あらま学園の女性教師 麻衣マチコとその生徒達が繰り広げるギャグ漫画『まいっちんぐマチコ先生』。2000年代からは同人誌が限定で発行され、ファンを狂喜させました。中でも、現在4集まで刊行されている『まいっちんぐマチコ先生ヌード写真集』は、特に稀少な逸品として、高い人気を誇っています。今回、えびはら武司先生のデビュー45周年を記念し、『まいっちんぐマチコ先生ヌード写真集』のセレクションを中心に、「4コママンガ版」や「35周年記念作品」など、今まで単行本では未収録だった作品を集めたアンソロジーを刊行! ファン必携の貴重なコレクションです。▼収録内容 ・ヌード写真集セレクション 1 ・カラーイラストコレクション 1 ・校長先生にセクシー画を!の巻 ・海で(秘)チョメチョメ大作戦の巻 ・特別に脱いじゃうの巻 ・コンテ画集セレクション1 ・4コママンガ版 まいっちんぐマチコ先生1 ・あとがき マチコ先生から一言 ・作品解説 ※紙の書籍で収録されている「まいちんぐマチコ先生 in ハレンチ学園」は電子版では未収録となります。あらかじめご了承ください。
はるかりふれいん
あらすじ
恋人の死を覆すリフレイン! いつもどおりの朝、はるかの目の前で恋人・啓太に訪れる突然の死。ところが、啓太の交通事故の二日前にタイムスリップできることに気付き、恋人の死をこんどこそ回避するために、彼女は一人立ち上がる。「啓太の死は運命なんかじゃない。 このリフレインは神様がくれたチャンス!」繰り返される恋人の死とタイムスリップ、そして最後に彼女が下した決断とは!? 苦く切なくアイロニカルな、青春SFラブコメディです。
こんなもんいかがっすかぁまるごと
あらすじ
パソコンがトレンドだった時代のあるあるネタ満載!! 『こんなもんいかがっすかぁ』は、2014年12月に亡くなった水玉螢之丞の生前唯一刊行された作品集です。1992年に1冊本で刊行され、1994年には1992年版をベースに上・下巻2冊で、判型を変え刊行されました。しかし1992年版に収録された初期の22作品と作品コメント27本は省かれています。 今回復刊にあたって、判型は上・下巻本を踏襲し、内容は1992年版と上・下巻に載ったすべての水玉螢之丞作品(漫画作品&イラスト&コメント)を、まるごと収録します。くわえて「ネットワーカー」「ネットワークス」の未収録イラストを多数収録。※ページ袖のコメントとゲストページは再録しておりません。 1990年代、各会社ごとにOSが全然別だったり、ハードディスク外付けが贅沢品だったり、MSXやX68KやTOWNSやAmigaやレイトレなどなど、今から見れば「夢のような?」パソコンあるあるネタをパロディ交えて描く、当時の文化を知る上でも重要な資料、全256ページ! ※細かな手書き文字が多いため、タブレット等、大き目の画面にてご覧いただくことをお勧めいたします。
むねきゅんでかしんそうばん
あらすじ
往年のお色気サスペンス! 1986年から1987年にかけて「週刊少年マガジン」にて連載され、1987年にはテレビドラマ化された、遠山光先生の代表作『胸キュン刑事』全55話を、『新装版+(プラス)』として全3巻で刊行! 各巻400ページのボリュームに加え、単行本初収録作品を各巻に1本ずつ収録します。1巻では『胸キュン刑事~Another File~』、2巻、3巻では今まで第1話しか単行本収録されていなかった『おさわがせ死神レディー』の第2話、3話をそれぞれ初収録。各巻、遠山光先生の描き下ろしあとがきも掲載デス! ▼内容紹介 警視庁音羽署に配属された新人刑事、皇(すめらぎ)くるみ。くるみには、犯人に接触すると胸がキュンと反応する超能力があり、この能力を活かして様々な難事件を解決していく。毎回、殺人事件や潜入捜査などハードな事件が展開するなか、窮地に陥るくるみのお色気が、読者を夢中にさせる! ▼掲載内容 1巻 ◇1~15話 ◇「胸キュン刑事~Another File~」 ◇「ラジカルC調コネクション」 ◇描き下ろしあとがき
とまとないちにち たてやまきょうすーぱーべすとせれくしょん
あらすじ
立山京の超ローテンション・ハイパーギャグマンガまさかの初単行本化! 「なかよし」連載作品の「トマトな一日」をはじめ、「トマトな毎日」「なにかようかい?」「あみのサンバ」「愛とチョコの物語」など、1993~2000年までに発表された数多ある作品の中から“これぞ”というものだけを集めた、スーパー・ベスト・セレクション! あとがきマンガ、扉イラスト、カバーイラストは完全描き下ろし!! ▼立山 京先生からコメントをいただきました! 「20世紀の漫画がまさかの21世紀に単行本化! 本人も忘れかけていた漫画の切り抜き、提供をしてくださった方々本当にありがとうございました。よく持ってたな。」※本書には、上記の発表作からセレクトした作品を収録いたしております。収録されない作品もございますので、あらかじめご了承ください。
死にたい人、いますか? もしいるのであれば、聞いて下さい。 今あなたがどんな状況に置かれているのか、私は知りません。 先の見えない人生に絶望しているかもしれない。 いじめを受けて苦しい思いをしているかもしれない。 あるいは、死の直前であるかもしれない。 そんな、全部の人に、私は言います。 生きて下さい。そして、『電波オデッセイ』を、読んで下さい。 そこまで深刻でなくとも、生きる苦しさに喘いでいる全ての人に、あるいはそんな人が身近にいる人に、この優しい電波が届いて欲しいと願います。真に、人間は、世界は美しいと思えるマンガです。 **若者の自殺率が高い日本** 内閣府の共生社会政策の自殺対策白書によると、日本国内では平成9年まで増加の一途を辿り、平成21年まで年間3万人を超えていた自殺者。ただ、ここ数年は3万人を割り、減少傾向にあります。それ自体は素晴らしいことです。 しかし、これを年代別に見てみると別の側面が浮き彫りになってきます。少子高齢化社会の中で減っていく若者の自殺が増えているのです。何と、20~39歳の死因第1位は自殺。先進国の15~34歳の死亡原因第1位が自殺となっているのは日本だけであり、更に全体の死亡原因における自殺が占める割合についても突出して高いという深刻なデータがあります。若者が未来に希望を持てず自ら死を選ぶ社会。これは何としても是正していかねばならない所です。 自殺に至るのにも様々な原因があるでしょう。家庭や家族の問題、いじめ、人間関係、過酷な労働環境……生きていれば、死にたくなることも沢山あります。私自身、死にたいと思ったことは百回や二百回ではありません。人並みに複雑な環境の中で小学一年生の頃には不登校だった時期があり、小学三年生の頃には「人は何故生きているのか、生きねばならないのか」「死とは何か、絶対的な終わりは救いなのか」といったことを暗闇の中で延々と黙考し続けていました。 **とりあえず生きて下さい** 生きていると素晴らしいこともありますが、同時に絶望的な理不尽に晒されることもままあります。素晴らしいことに触れている内は世界の美しさを感じ賛美したくなりますが、この世の闇はそれをいとも容易く蝕んできます。自分を好きになることなど有り得ないないまま、存在するに足る意義を問い求め続けて薄氷を踏むように生きて来ました。 世界中の賢人たちの思惟思想に答を求め続けた私が最終的に出した結論は、エポケー(判断停止)でした。身も蓋もない言い方ですが、あらゆる意味や価値は人間が便宜的に付与しているだけで、幻想に過ぎません。それ故、生きるためにはそれを突き詰めることを止めねばならないと考え、脳天気になることにしました。思考が暗澹たる領域に踏み込みそうになったら強制的に考えるのを止めるように脳に条件反射を植え付けて、この世にある好きな物や、素敵なことを考えるようにしました。 更に、肩の力を抜いて辛い時は頑張り過ぎず、人に頼ることを自分に許しました。とりわけ日本では我慢や忍耐が美徳とされ、また自分の背負った苦労と同じ苦労を他人にも強いて、楽をすることを悪だとする風潮があります。それが自分を鍛えてくれるものならまだ良いのです。が、いたずらに疲弊し摩耗するだけのものならば話は別です。人生には「逃げちゃダメ」な時もありますが、闘っても不毛な理不尽な外圧からはむしろどんどん逃げるべきです。 「いじめられる方にも原因がある」「鬱は甘え」「どんな親でも親は親なので敬うべき」といった無思慮な言葉が、どれだけの人を苦しめて来たことか。人はそれぞれ千差万別の事情を抱えています。「俺は大丈夫だったからお前も大丈夫な筈だ」などという、たまたま運が良かった強者の論理に付き合う義理はありません。逃げても良い。少しくらい誰かに迷惑を掛けてもいい。だから、自分から命を断つという選択だけは、その選択肢ごとなくしておいて欲しいです。 そう言う私もまた、相対的に運が良かった人間だと思いますので、もう絶対に死んだ方がマシだ、という人を強く引き止める程の言葉は持ちあわせていません。それでも、人生というのは予想できないもので、今現在の自分が持っている物差しを遥かに超えたことが未来に容易く起こるものだとは伝えたいです。私は、生きていて良かったと思える瞬間を運良く幾度も持てて、今は楽しく生きています。 辛く苦しくて当然の人生。自分の幸不幸だけを天秤に載せては、死にたくなるのも当然です。なればこそ、その中で人は自分の力で誰かを笑顔にすること、楽しませること、快適に過ごせること、そういった自分でない誰かのために何かをするべきなのでしょう。それが結果的に充足感をもたらし、自分に還って来ます。それは難しいことではありません。特別な家族や友人や恋人のためでなくとも、普通に勉強をし、普通に仕事をし、普通に消費をして生きているだけでも、社会を通じて間接的に人のためになっているのです。だから、まずは生きて下さい。 こうした態度は、『電波オデッセイ』の主人公たちが至ったものと同じでした。 **世界で一番優しい電波** 元々、永野のりこ先生は破天荒な、それこそ「電波」と形容するのが相応しいギャグマンガを多くお描きになっている方です。しかし、その中にも明滅するシリアスな輝きを結晶化して、至高の純度で最高に美しく磨き上げた特異点とも呼べる作品がこの『電波オデッセイ』です。 主人公の中学二年生の女の子、原さんはネグレクトを受けており、この世での居場所を失っていました。学校にも行かず引き篭もる彼女の下に、オデッセイと名乗る男が現れます。そして、彼はこう言います。「君は地球への観光に来ている旅行者なんだよ」と。そして、「"ここ"への観光はとてもラッキーなことだから、帰る前に後悔のないよう"ここ"をよく観ておくといい」、と。更に、「地球への旅行者は物を持って帰ることはできないけれど、人の心1コ分に入るだけの"いいもの"、"素敵なもの"、つまりは楽しい思い出や幸せの記憶をおみやげとして持ち帰れるのだ」と。 そんなオデッセイの言葉によって吹っ切った原さんは、騒々しいほど元気に振る舞うようになり、学校にも"観光"として行くようになります。勿論完全に吹っ切れた訳ではなく、同級生には相変わらず腫れ物扱いをされますし、親がいない中で家賃も水道光熱費も払えず、毛布に包まってひもじい想いもします。うずくまり動けなくなる時とてあるのですが、それでも人前で気丈に空元気を出して生きて行くこの中学生の女の子の姿は、多くの人を大変勇気付けてくれるものです。 自己を一回彼方から俯瞰してみる、というのはとても意義深いことです。ブッダも言っているように、悩みや苦しさには外的な要因でどうしようもないものもありますが、一方で多くは自分の心の持ちよう一つで解消していけるのです。自分が宇宙からの観光者であると仮定することによって多少なりとも心が楽になるのであれば、命が救われるのであれば、それをしない手はありません。逆に、まともなコミニュケーションが到底取れない相手を「宇宙人なのだから仕方ない」と考えて諦める、というのも私が実践した思考法です。筋だけ聞くと滑稽かもしれませんが、永野先生の筆致によって宿る言葉では言い表せない機微があり、読めば沁みる内容となっています。 宇宙的な観点からみたり、長い人類史的な観点に立ったり、「爆弾が落ちてこないだけでもラッキー」と超絶なポジティブさを発揮して、必死に生きて行く原さん。なかなか完全に彼女のように立ち振る舞うのは難しいですが、きっと思う所、励まされる部分があるでしょう。 ちなみに、今作では上記のシーンのように、聖書、夜と霧、ブレードランナー、バッタと鈴虫、宮沢賢治、ディボネゴロ、コルチャックなど、古今の様々な名作や人名、名言が至る所にちりばめられています。破天荒な言動に巧妙に紛れて子供の頃に読んでも解らなかったものが、改めて読み返すとそのシーンの心情と重なって伝わって来て、更に心に沁みる……そんな再読する度に発見のある作品でもあります。そして、読む度に生きるための魂の栄養を貰えます。 **少年少女の傷と再生** 今作では、主人公以外も皆それぞれに心の傷を抱え、上手く生きることができないでいます。 体が弱く、幼い頃に死に瀕したこともある野川さんは、一年留年してしまっていることを内緒にしながら学校に通う中、ある日起きたできごとに深く傷付きます。また、友人たちや先生に心配される、その心配がまた心の負担となっていきます。 トモ子は、太っていることをからかわれ「トン子」と仇名されて拒食症になり、太っている親にも憎しみを覚え、学校に行けなくなってしまいます。すれ違った人の一言一句すらも自分を攻撃しているのではないかと過敏に反応してしまい、消えてなくなりたいと願います。 皆それぞれ持つ痛み。その痛みが、原さんを始めとする周囲の人と人との交流の中で和らぎ、癒されていく様が丁寧に丁寧に、繊細なモノローグを伴って描かれていきます。持ち前のハイテンションさも伴った中で、それらのシーンは非常に感動的に描かれ、心を強く強く打ちます。 この作品の中には幾つも名言や名シーンがあるのですが、その中から一節を引用します。 たすけは人からくるんです 人の仕打ちに打ちひしがれて うずくまる人をたすけるのもまた 人なんです 「アホか」と思っても ダメもとでも 「体育すわりでうずくまってる人」は 言ってみるといいかもしれませんね 「ボクはココにイルよ」って 人は人のためにつくられていて 人と出会うために生まれてくるんですから 誰かがあなたのために あなたに会うために生まれているんです この世界に だから 「こんな世界どーなったってシラネーわ ってかとっととコイや黙示録 ものっそいづれーわこのクソ世界」 って思う日がたとえあっても 今がそうでも 世界にユウヨをあげてください 「出会う」その日まで 彼ら彼女らが、痛みやその根本と向き合い、決別し、前に進んでいく姿は掛け値なく美しいものです。そして、それを可能にする人と人との営みも、また素晴らしいものです。その神聖なる瞬間に立ち会った時、自然と涙すら零れます。 若山牧水が「白鳥は かなしからずや 空のあお 海のあおにも 染まずただよう」と詠ったその鳥は、その後その海の上で何を想ったのか? それについて原さんが持ち前の自由な想像力で解釈するシーン、そして激動の最終巻のラストシーンなどは、私の心の中で永遠に褪せずに刻まれ続ける名シーンです。 あなたが持っているここにいるためのチケットは、あなたが自ら手放さない限り誰にも奪われることのない。 あなたは既に一度祝福されたからこそ今ここに在る。 『電波オデッセイ』は優しく教えてくれます。 願わくば、この作品を読んだあなたがどうか良い旅(オデッセイ)を送り、何か一つでも素敵な「おみやげ」を持って行けますように。