西村純二×押井守のアニメ「火狩りの王」久野美咲、石毛翔弥、早見沙織、細谷佳正は重厚なファンタジーをどう読み解いた? - コミックナタリー 特集・インタビュー
natalie.mu
いよいよ2023年1月14日から放送・配信が始まるTVアニメ「火狩りの王」。人類最終戦争後の世界を舞台に、火を狩ることを生業とする「火狩り」と、運命に翻弄される少年少女の姿を描いたファンタジー大作だ。監督を「今日から㋮王!」「SAMURAI DEEPER KYO」の西村純二、シリーズ構成・脚本を「イノセンス」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の押井守が務めることも話題である。
押井守原作、今敏作画の超ビッグタッグ。緻密な打ち合わせを元に描かれる壮大なストーリーが繰り広げられているが巨匠が2人いればやはり対立は起こってしまうようで休載になったまま今敏が急逝。未完のまま幕をおろしてしまった。 人に天使のような羽を生やす奇病「天使病」が蔓延した世界で、防疫をきっかけに世界的な紛争が発生。WHOのものと2人の研究員と1人の少女、そして犬が中国の奥部へ調査を命じられた。どうやらそこに「天使病」の秘密を解く鍵があったようだが、残念ながらそこまでストーリーは描かれていない。本当に惜しい。 ただ、壮大な世界観と漂う緊張感にはそれだけで一読の価値がある。2人で描いたものはやはり2人でなければ描けないのもわかるが押井守には続きをやってほしいなぁと心から思う。