「ハネモノ」な私でもあなたを愛していいですか――中原千絵30歳。もし人間に品質検査があったら、私はきっと「ハネモノ」なんだと思う。病気をして手術をして…子宮がないから。夫とは離婚した。新しい恋も本気になれない…もう、嫌な思いはしたくないから…。自分に自信がなくなっていた時、偶然立ち寄った画廊で知り合った榊先生。先生は穏やかで一緒にいると満たされていく…。でも、この気持ちが恋心になったところで、私の身体ではきっと悲しい結末が待っているんだろう。恋に期待できなくなった千絵と、悲しい過去を持つ榊の切なくて暖かい大人の純愛ストーリー。【第1話~第3話を収録】
SNSでファンの熱い支持を受けるオフィス・ラブコメ「うちの上司は見た目がいい」が待望の書籍化!“見た目がいい”速水部長はそのスマートな外見と正反対の超ド天然上司。彼のフォローをするのが才色兼備の部下、青山さん。二人のやり取りは時に親子のようで時に姉弟のようで時に……。周囲の人物も盛大に巻き込んで二人のマイペースな日々は進んでいくが?本書には、速水部長と青山さんの部下で、彼らに振り回される安西くんの恋愛物語「隣の安西くん」や、イケメンちょいワル上司・神崎主任と彼に片想いをする女子大生・穂坂さんの恋模様を描いた「うちの上司と付き合いたい」を収録。完全描き下ろしとなるエピソードも収める。【電子特典:描き下ろしイラスト付き】
まさか16歳から人生をやり直すことになるなんて!? 思えば苦労続きの人生だった。戦後結婚した夫は、突然、他の女と家庭を築くと出て行った。残された娘となんとか生きてきたけど、今度は娘が孫を置いて、男のもとへ行ってしまった。それ以来、孫の真白とふたり生きてきた。でも、ある日、倒れて目を覚ますと16歳の孫・真白の姿になっていた。これは、どういうことじゃ!?
ゆうりは「勇者」という珍しいジョブを持つ優しい女の子。しかしその優しさでモンスターを殺すことができず、何度もパーティーをクビになっていた。しかしある日彼女の前に賢者のひいなが現れる。「きみには世界を救う力がある」というひいなとゆうりはパーティーを組むことに。ふたりの世界を救う冒険が始まる!!
一言で言うと胸がギュッとなる物語でした。 私が印象に残ったのは、千絵が榊先生にかけた、”過去に囚われてもいい。皆、過去を消さずに思い出しながら生きてるんだから”って言葉です。 色んなことを経験した人のとても重みのある言葉だと思って印象に残っています。 淡々と右葉曲折ありながらも進む大人の恋愛話に見えるけれど、深みのある言葉が今後もこの物語に味を出してくれるのではないかと思います。