「ハネモノ」な私でもあなたを愛していいですか――中原千絵30歳。もし人間に品質検査があったら、私はきっと「ハネモノ」なんだと思う。病気をして手術をして…子宮がないから。夫とは離婚した。新しい恋も本気になれない…もう、嫌な思いはしたくないから…。自分に自信がなくなっていた時、偶然立ち寄った画廊で知り合った榊先生。先生は穏やかで一緒にいると満たされていく…。でも、この気持ちが恋心になったところで、私の身体ではきっと悲しい結末が待っているんだろう。恋に期待できなくなった千絵と、悲しい過去を持つ榊の切なくて暖かい大人の純愛ストーリー。【第1話~第3話を収録】
「ご結婚おめでとうございます、受理されております。」どうしよう、全然知らない人と結婚してしまった――…。理想の恋人と結婚目前のアラサー女子・百花は、入籍予定日に相手が結婚詐欺師であることが発覚し、行きつけのバーで意気消沈。すると、隣で飲んでいた男・准もプロポーズ直前にちょうど彼女に逃げられたようで…。ヤケ酒を煽る2人は、そのまま婚姻届を提出してしまい…!? 期間限定の偽装夫婦の行く先は!? 詐欺から始まる、偽装結婚ラブコメディ開幕!
【特別描き下ろしのおまけ付き!】アラサー秘書の佐和子が任されたのは、大学を卒業したばかりの世間知らずの副社長。自由すぎる言動に翻弄される毎日だけど、まぶしい笑顔がなぜか憎めなくて…!?※本作品は「困ります副社長!【分冊版】1~6」と同内容を収録しています。重複購入にご注意ください。
「思えばずっと、繊細と神経質の間で生きてきた」――人の気持ちや強い刺激に敏感で、常に周囲に気をつかって生きてきた和泉。居心地のいい職場で働いているが、苦手なことでも断れずに無理をしてしまう時もある。そんな日々のなか、和泉のダメなところをはっきり指摘し、優しく受け入れてくれる五十嵐という男性と出会い…? 人より敏感で、人の気持ちを気にし過ぎてしまう。あなたの周りにもきっといる、繊細な彼女の恋愛事情。【第1話~第4話を収録】
両親に反発した女子高生・江里子は彼氏と家出―― 初めて渋谷に訪れる。執拗な両親の干渉と慣れぬ渋谷の街に途方に暮れる江里子が出会ったのは、一人で渋谷で生きる18歳の佳奈だった。渋谷での佳奈との出会いから江里子は少しずつ大人の階段を昇り始める。
一言で言うと胸がギュッとなる物語でした。 私が印象に残ったのは、千絵が榊先生にかけた、”過去に囚われてもいい。皆、過去を消さずに思い出しながら生きてるんだから”って言葉です。 色んなことを経験した人のとても重みのある言葉だと思って印象に残っています。 淡々と右葉曲折ありながらも進む大人の恋愛話に見えるけれど、深みのある言葉が今後もこの物語に味を出してくれるのではないかと思います。
一言で言うと胸がギュッとなる物語でした。 私が印象に残ったのは、千絵が榊先生にかけた、”過去に囚われてもいい。皆、過去を消さずに思い出しながら生きてるんだから”って言葉です。 色んなことを経験した人のとても重みのある言葉だと思って印象に残っています。 淡々と右葉曲折ありながらも進む大人の恋愛話に見えるけれど、深みのある言葉が今後もこの物語に味を出してくれるのではないかと思います。