非リア充が独裁政権を握った近未来、リア充達を厳しく取り締まる住田はある指令を受けてアイドル現場を訪れるーーー風刺の効いたブラックコメディ『善き人のためのクシーノ』知的財産権が徹底的に管理される社会で刑務所の所長がテロリストたちに巻き込まれてーーー著作権が現実を侵食する『かいぞくたちのいるところ』臍の緒から切り離されると死んでしまう“アンビリクス症候群”という稀な病気を持つ人々がいる世界。女性ジャーナリストの水迫は彼らの取材を続けてゆくがーーー極限の人間の条件と選択を描く『もう人間』自由とは何かを問う三つの短編と掌編『Nowhere』を収録。
日常と幻想、11本の短篇集 収録作品「二鳥翠」「盤上の往復書簡」「或る若い純文学者の花瓶」「版画花嫁」「双樹」「楽園」「完璧な指」「偶然の顔」「この町では花弁の雪が降る」「象耳見聞録」「樹譚」 漫画本文264頁、あとがき7頁、解説7、全305頁。
江戸時代後期(1800年代)に活躍した平戸藩 第9代藩主・松浦静山の物語です。静山がつづった随筆集 甲子夜話(かっしやわ)を原案にした、3頭身のお殿様が領民のために妖怪や悪霊と大奮闘するコミックです。かくれキリシタンあり舟幽霊ありの、世界一長編とも言われている甲子夜話の豊富な題材からダイナミックに脚色したお子様向け時代劇アクションです。
終わりゆく世界で、魔法使いサン・フェアリー・アンと科学少年ムギは出会った!虚ろな記憶、魔物の森、そして世界の秘密。禁じられた魔法「影」を軸に広がっていくファンタジー・シリーズ第1作。全てはここから始まった。魔法なんて信じない、でも君は信じる。プー!(※本書は短編や年表、新地図を追加した改訂第二版です)
中国科挙の受験時に起きた怪異を描いた「儒林外奇譚」 ゲーセンコミュニティに帰ってきた女と進歩しない男のやりとりを描く「闇童子ととろろ姫」 塾講師の苦悩を描いた表題作の「今日の授業は良い授業」等々、他3篇 2010~15年までにコミックビームへ掲載された読み切りを中心にした6篇の短編集。
フランス各地に棲む妖怪=ゴルゴラたちの、恐ろしくも愉快な生態をカラフルに描くファンタジー綺譚集。バンド・デシネ入門としても最適。フランス各地方の風俗や文化についての情報もたっぷり収録。日仏ダブルの作家として両国の漫画シーンで活躍してきた著者が贈る、絶品のオールカラー・コミック。
本をテーマの中心とした幻想短篇集 収録作 本が猫になって飛び出していく――「999匹の本」 友人が本を妊娠する――「本の懐胎」 鳥の鳴き声が文字になって具現化する――「鳴鶏」 入手不可能なはずの幻の本を読む――「コーヴェ・アンネイの図書館」 猫の耳から本のページが出てくる――「猫の耳の文学」 他「草枕のこと」「顔が本の猫」「本の蚊」「本を探す本」「海の本 バムート」「W宮殿」「Nの時間」
ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、あらかじめ、みんなを赦してるから――「分身」と「アイデンティティ」をめぐる緻密かつ壮大なSFミステリーにして、西島作品史上最大の問題作。分身するわたし、分身する他人、そして分身する組織の謎とは?
巨大な「湯沸かし器」=原発が稼働する東京都M市。 科学を信じる早川真(マコト)と霊能少女の稗田真奈(マナ)は、お互いを理解しないまま、手を取り合って「湯沸かし器」の謎に挑む!東日本大震災直後に描かれた、社会派かつオカルティックなポスト3.11ラブコメディ。放射能も幽霊も、大切なものは目には視えない。描き下ろし&ポップな新デザインでお届けするリマスター完全版は、コロナ禍以降の世界への警鐘。霊霊霊霊(・o・)
全編フルカラーのBL漫画。主人公・雪村 凛介は、とある理由で「犯されやすい」体質だった。ひとたび体質が発症してしまうと、ところかまわずイタズラされてしまう。電車の中で、バスの中で、周囲の男達に身体をまさぐられる凛介。悪いのは自分の体質のせい、相手に迷惑は掛けられない― 声を我慢して、必死に耐える凛介。そんな凛介の心を弄ぶように、男達の行為はエスカレートしていく…! そんな凛介の体質を治めるためには、幼なじみ・智野 大河の精子が必要だった。男達に弄ばれて敏感になった身体を、乱暴に貫かれる! 電車で、トイレで、バスで… さらには触手まで!? ところ構わず、淫らな手が凛介に襲いかかる!
伝説の一行が封印したはずの魔王が復活… しかし、そのなかの1人である「伝説の魔法使い」は赤ちゃんを抱えるお母さんになっていた! 城下町は保活の激戦区! 我が子は待機児童! 非協力的な夫! 母親とはどうあるべきか。女の一生とは。ファンタジーの世界の人間も苦悩する、結婚と出産、そして仕事。数々の壁にぶつかりながら、果たして彼女は旅立てるのか?
ぼくの名まえは、パイン。身長10センチのキューピッドなの。短気で泣き虫でお調子ものだけど、気持ちはとってもやさしいんだよ。恋をかなえるともらえる「キューピッドカード」のスタンプをためて、人間になるのが夢なんだ! (昭和62年7月6日 第1刷発行)
どこかの星のナゾの生き物ポグリとその家族や仲間達が巻き起こす、ゆかいな日常生活。 週刊東京ウォーカーで2001年から2003年まで連載された。2004年に角川書店より刊行された「ポグリ」第一巻!
あの日、あの時、もしもこうしていたら…。現在、過去、未来、宇宙。里見桂が描き出すさまざまな愛の形。 隠れた名作短編集、堂々登場!!
ユリイカ(♂)は幼少時、悪魔に取り憑かれ老若男女問わず虜にしてしまう魔性の男となってしまった。以来ユリイカをめぐって争う人々が続出。だがそんな美少年ユリイカに興味を示さない男がいて…!?
江戸時代後期....原因不明の大天災【天異地変】が起こった! 本来は混じり合わぬはずの天界.霊界.魔界が地上に混在する事態と成って三十数年!!!!! 不死の山....富士山の頂上に突如として現れた天界の住居【神界】の下には人々が暮らすには余りにも苦難が多い魔界が広がり闇の存在....すなわち魔人.魔物に蹂躙される生き地獄があった!!!! しかし....そこに現れた光の侍【神人】の強大な神霊力....龍皇の霊威が闇を照らす!!!! 神人として生きながら人としての情けで神の技【神形刀流】を使う神人は....その名を清斬!!!! 闇を祓い世に光を取り戻す素浪人が来る!!!!
「この辺りに昔『富士山』があったらしい…」万能物質『オートマトン』の濫用による文明崩壊から200年。復興した東京市の若き技術者フロウトは、オートマトン研究のために訪れた遺跡の町で不思議な力を持つ少女ユーカに出会う。彼女は姉の仇である凶科学者ゲオルと戦うため、自分を強くしてほしいと助けをこうが、そのすべは彼の思いがけないものだった…!遠い天涯の地で運命への屈従にあらがう少女の闘いを描くオリジナルSFコミック。本書は2019年に発行された『天涯のカロン』を翻訳した英語版です。全248ページ(物語の前半を収録)。
[分冊版1~5話収録]故郷の村には地下牢があり、そこに繋がれた少年キリアンと仲良くなったコーラは迫害から逃れて故郷を飛び出し同じ召喚獣士の集まる学校へ入学することになる。一方、行方不明になっていたキリアンが数年ぶりに姿を現して…。
「そうか、こいつは壁の中から人間を食べに来たんだ…!」世界戦争による文明崩壊から200年後の世界。復興した東京市の少女イコは、悪天候を避けるため軍が発掘中という遺跡に避難する。だが、そこにいたのは人の魂を喰らう不死の化け物だった…!怪物『チャイルズ』を実体化させるゲートをめぐる激闘を描くオリジナルSFコミック。1話から3話を収録。全220ページ。
なぜ、戦いは起こるのか。止める方法とは?―そんな疑問を抱くあなたに、今必要な物語。世界は精霊のチカラで構成され、それを行使できる「神」と、消費するだけの「ヒト」との間で戦いが続いていた。知神の弟子・フォウトは精霊たちと静かに暮らしていたが、ヒトの王・オリフェオ率いる人間軍に突如襲撃され…
静岡を舞台に、人間よりも人間味の溢れるクマたちからゆるい日常をお贈ります!! のんびりほのぼのな庶民派コメディ登場!!※こちらの作品は以前配信しておりました「くましろくろ」を再編集したものです。重複購入にお気を付けください。
真田幸村に忠誠を尽くす真田十勇士ハヤブサ。部隊長・猿飛佐助と、それを愛でるメンバー達との愛と葛藤の日々を描いたハチャメチャ忍者活劇が再び始まる。(第1話~7話収録)※この漫画は「ハヤブサ-真田電撃帖-」全3巻の続編となります。
アイドル×SF×コミック!「いずこねこ」主演映画『世界の終わりのいずこねこ』のコミカライズを完全版として二種類リリース。茉里ver.は、写真家・飯田エリカによる茉里、蒼波純ら、主な出演者の写真を大大大増量したメモリアル特装版。2022年2月22日22時22分、スーパーいずこねこねこタイムにリリース。よっしゃにゃんこー!
奇才うめざわしゅん先生のとんでもないショートショート。 ただ「恐ろしい」というのは全てには当てはまらず、解釈次第である。 趣味趣向の偏向でオタク文化を切り分けたまま極端に育てたらどうなるか、といったような第一話。 ©、いわゆるコピーライト。それはその人名あるいは団体名が保持する著作権物である事を示すが、全てが著作権(IP)に守られていたらどんな未来かを揶揄しながらもさらに捻られまくった第二話。 そして一人の人間として認めるのはどこから?人権って何?というのをもしこうだったらどうなるか?というめちゃくちゃ考えさせられる第三話。 最後に、エピローグ。これも皮肉りまくってて面白い。 余談というかアレだが、自分自身これまで社会で生きてきて、「ただ声がデカいだけの人」というのが10年ほど前までは本当に大手を振っていたが、徐々にそういった社会が変わりつつあることを実感している。 未だに偏った人たちによる意見というのは目立つものだが、よーく考えてみるとそれらの意見は非常にマイノリティなもので、要するに普通じゃないですアピールであったりかまってちゃん的なアピールとなんら変わらないという解釈も出来てしまう。私がそう思っているとは言わないが、そういう事だろう。 うめざわしゅん先生の作品は割とそういった風刺が効いたものが多く、皮肉ってるだけではないものの、読者はある程度「自分でモノを調べる事が出来る」ぐらいの能力(教養?)を必要とする。 また、あえてやってるのにそのまま一本描ききっちゃうから途中から自然すぎて忘れてしまうが、多くは模写から始まる。北条司、藤子・F・不二雄のようにわかりやすいものから最近の漫画家のものまであって、それはそれでわかると(これはリスペクトだと思うが)とてもおもしろい。 本作はとにかく最高である、というのは言えよう。ショートショートは得てしてこういう不気味さが必要だ。