メビウスが認めた二人の才能の結晶! メビウス、エンキ・ビラル、フランソワ・スクイテンに続くBDの巨匠レジス・ロワゼルが放つフランス・ヒロイック・ファンタジーの起源にして最高傑作! フランスでカルト的な人気を誇るシリーズついに邦訳! 【ストーリー】呪われた神ラモールの復活を目前に控えアクバルの地に緊張が走る。魔術女王マラはいにしえの神々の魔術書をひもとき、再びラモールを封印する魔法を発見した。しかし、封印の魔法には長い時間が必要である。残された時間は少ない。マラは愛娘ペリースに、かつて恋人であった老雄ブラゴンと連れ立って、時間を止めることができるという時の鳥を探すよう命じる。まずはラモールを封印するための巻貝を手に入れ、ついで時の鳥の居場所を探さなければならない。老雄ブラゴンは自らの娘でもあるかもしれないペリースと反目しつつも、ラモールの忌まわしき力を手に入れようと立ちはだかる魔術王たちを退けながら、アクバルを救うべく、苦難の旅を続ける…。メビウスやエンキ・ビラルの次世代を担う作家として、80年代バンド・デシネ界に台頭したレジス・ロワゼルの代表作がついに邦訳で登場!アメリカ的なヒロイック・ファンタジーとは異なる新しい規範を提示し、フランスでのヒロイック・ファンタジー人気に火をつけた作品としても高く評価されている。
二人の巨匠、アレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスによる、初のグラフィック物語コラボレーション。荒廃した夢の世界において、男と鳥、猫は、独特な黙示録的で詩的な方法で影響し合う。伝説のSF作『アンカル』のクリエイターであるアレハンドロ・ホドロフスキーとメビウスは、当初この1978年のコラボにおいてチームを組んでおり、読者を魅了させる方法でセリフとイメージが交互に入れ替わる。
思考力と独創性の両面で非常に大きな世界で語られる家族、犠牲、サバイバルに関する大規模なスペースオペラ。『アンカル』の究極の戦士の魅力的な血統を主軸としたメビウスとホドロフスキーによる一読すべきカルトスピンオフ。このコレクションはメタボルンの血統を紹介しつつ、深く根差した彼らの主義の起源を暴く。一族の巨額な富の源を見つけ出し、なぜメタボルンが人口脳科学による移植を行ったのか、そしてなぜ次のボルンになるただ一つの道が、死闘の末、自らの父を倒すことであったのかを知る。それぞれの歴代の世代が、拝金主義、支配、テロによって堕落したギャラクシーにおいて、対峙するため集積された部隊に打ち勝つため奮闘する。
犯罪都市LAに古代アステカの血を受け継ぐ5人の覆面戦士が舞い降りた! 得意のルチャリブレ殺法で諸悪を根絶する!? 負け犬ヒーローたちのゆる~い戦いの日々。突如出現する怪獣、謎の宇宙飛行士、時代錯誤なフランス人怪盗団! 覆面戦士たちに休息はない! 明るい陽光が降り注ぎ、ゆるやかに時間が流れるアメリカ西海岸の街ロサンゼルス。人々が生を謳歌するこの街に人知れず悪の種がはびこりつつある。のんきな住民たちに代わって、悪を根絶する戦いに日夜身を投ずるのは、5人の覆面戦士―― エル・グラディアトール、レッド・デモン、ディアブロ・ロコ、ドクター・パンテラ、そしてキング・カラテカ。古代アステカ文明のミイラの生まれ変わりを任ずる彼らは、メキシコの大衆格闘技ルチャリブレのマスクをかぶり、ルチャドーレス・ファイブとして、人々の嘲笑に耐えながらも世界を救い続ける…。
ホドロフスキー&ヒメネス『メタ・バロンの一族』の前日譚。おまえは一族のために己を犠牲することができるか? ホドロフスキー&ヒメネス『メタ・バロンの一族』に連なる戦士の血脈。銀河の果てフィリドール系の辺境にある惑星マルモラ。後に宇宙最強の殺し屋メタ・バロンの一族を排出することになる惑星である。人々が慎ましやかながら幸福に暮らすこの地から、ある日、貴重な反重力物質が産出されることが判明し、帝国中の貪欲な輩が殺到することになる。その有事に際し、統治者ベラール・ド・カスタカ男爵は、家族たちに知られざる一族の歴史を語って聞かせる。それは名誉を守るためであれば、自らを犠牲にすることすらいとわない戦士一族の波乱の物語だった。ホドロフスキーの武士道愛が余すところなく吐露された壮大な宇宙叙事詩!
ホドロフスキー&メビウス『アンカル』続編! ジョン・ディフールの青春時代を描く前日譚。伝説のR級探偵はこうして生まれた! ホドロフスキー&メビウスの『アンカル』で宇宙の救世主となるジョン・ディフールの青春時代を描いた前日譚。第2014地球。確然たる階級制がこの惑星を支配しているが、その地下都市では、貴族、平民、ミュータントが入り乱れ、猥雑な様相を呈している。そこで育った少年ジョン・ディフールは、ある事件をきっかけに、発明家の父と娼婦の母を失い、体制に対する敵意を募らせる。ひょんなことから探偵になることを決意した彼は、最終試験として、この惑星のタブーを捜査することになる。やがて彼の捜査は惑星全体を巻き込む大騒動に発展していくが、その一方で、彼はこの愛が失われた世界で、真実の愛を知る唯一の存在となる――。冒険はここから始まった!
「隠れ家」での2年間の雑居生活。異常な環境で思春期を迎えた13歳の少女の不安、恐れ、怒り、愛を書きつづった「アンネの日記」。500ページ近い大著を、アンネ・フランク財団監修のもと、150ページのグラフィック版で刊行。
倦怠期の夫婦、シングルマザーにヌードモデル。社会にうまく馴染めない10人は、人生の変化を求めて演技教室に通い始める。謎の男ジョン・スミスが指導する即興演技クラスに参加するうちに、現実と演技の境界は曖昧に。カラフルに彩られた不穏さが響き渡る新作
アメリカン・グラフィック・ノヴェルの旗手による 不器用で、奇妙で、愛おしい人々の人生模様―― 〈アート・ブック×コミック×純文学〉を達成した最新作品集 突如アートに目覚める植木職人の理想と現実、ポルノ女優そっくりの顔で悩む娘の告白、口下手なのにスタンダップ・コメディアンを目指す少女とその父の葛藤……現代で最も才能あるグラフィック・ノヴェリストの一人エイドリアン・トミネが、6通りのビジュアル・語り口で繊細かつ鮮烈に描く、静かに胸に突き刺さる6つの人生の物語。オールカラー愛蔵版で登場! 解説:クリス・ウェア
親を愛することは、こんなにも簡単なのに どうしてこれほどまでに難しいのだろう? ボートピープルとしてアメリカで育った少女ティー・ブイ。 母になった彼女は、両親との溝を埋めるため、祖国ベトナムと再び出会う。 それは、両親の苦悩や痛みと向き合うことでもあった…… 「分断」の時代に生きる私たちを照らすノンフィクション・グラフィックノベル
殺人の動機を「太陽のせい」と証言したムルソー。裁判が始まるや事態は思わぬ展開に……。 「不条理文学」の代名詞ともされるアルベール・カミュの『異邦人』、その息詰まる心理劇やカミュの思想、ギラギラとしたアルジェリアの大地といった作品のエッセンスを十二分に凝縮! マンガならではの描写と迫真性で楽しめる!
ある日突然、地球上からY染色体を持つすべての哺乳類動物が、地球規模の伝染病により瞬く間に死滅してしまった。 街には死体が溢れ、中枢のほとんどが男で構成されている政府や軍などは壊滅状態、人間社会そのものも崩壊寸前だった。 残されたすべての女性の様々な思惑が錯綜し、世界が混乱するなか、ただひとり残された主人公ヨリック・ブラウン(男性:Y)は、離れ離れになってしまった恋人を探し求めて、ペットの猿アンパサンド(雄:Y)、謎の政府工作員(女性:X)、若き天才遺伝学者(女性:X)と共に旅を始める。 なぜ彼は「地球最後の男(Y:ザ ラスト マン)」となってしまったのか…
イモータン・ジョーはどうやって武装戦闘集団「ウォー・ボーイズ」を結成したのか?フュリオサはなぜ5人の妻たちを逃がす決意をしたのか?マックスを悩ます謎の少女の正体は? 本書は、映画本編では語られなかった主人公マックスほか主要登場人物たちの前日譚をまとめたコミックと、65人のコミックアーティストがマッドマックスをテーマに描き上げたアート集を一冊にまとめた完全日本語翻訳版です。 コミックはマッドマックスシリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督本人と映画本編の脚本家たちが共同執筆。 マックスたちの“怒りのデス・ロード”に至る道(ストーリー)が収録されています。
17世紀初頭、ここは女王が統治するとある国。跡継ぎのない女王は平民の孤児を引き取り、平民でも王位継承が可能であることを世に証明した。それから長い年月が経ち、老いたはずの女王は再び若さを取り戻した。不老の女王に隠された秘密とは…!?外務省主催の第6回国際漫画賞でみごと入賞した作品『OLDMAN奥徳曼』の日本語版がついに登場!常勝が描く圧倒的な画力とスピーディーなストーリー展開に、台湾漫画界の実力を味わってください。
19世紀半ばの愛、復讐、死への探求が織り合わさった三部作に誰もが心奪われる。読者を夢中にさせる世界が、調子の狂ったゴシック・サガの最初のページを恐れずに読み進める者を持ち望んでいる。風変わりなキャラクターと怪奇現象が詰め込まれた世界。隠されたナゾ、オカルト、悪霊、スピリチュアル交霊会、抑圧された衝動にあふれるラブクラフトとポーのヒントが、フレデリック・ベツィアンの賞を受賞した文学的で壮大なダークファンタジーで繰り広げられる。
ドラゴン少年ブルッスリによる楽しさ満載の類まれな冒険。半分ドラゴン、半分人間の少年ブルッスリは、村の子供たちにいじめられていた。勇敢な心を持つブルッスリは、自分の本当の親を知るべく、冒険と発見の旅に出る。冒険によって、彼のそれまでの世界は大きくひっくり返り、見たこともない不思議な生き物たちと出会う。妖精や喋るうさぎ、ずる賢い狼、戦い慣れた修道女、悪魔などなど。感動的な心温まるコメディアドベンチャー。
太古の昔より、イズナの狼たちは悪霊と対峙するための神の護衛に任命されていた。『紅い雲の伝説』の秘刀に纏わる不思議な世界に舞い込む。遥か昔から、自然の霊は、人間の不浄な目から彼らを隠す魔法のベールである神隠しを創造した。以来、霊と人間はもはや互いに目を合わせることもなく、それぞれ異なる世界に属するかのように生きていた。そんなある日、ノッゴが突然現れた。ノッゴがどのように現れたのかは、知る由もなかったが、ノッゴの悍ましい闇は神の世界に影響を及ぼし始めた。御神木ムネモリは、神の世界を護るべくノッゴの恐ろしい害悪と戦う力を持つイズナを創り出す。しかし、小さな女の子の姿として生まれた幼い狼イズナは、霊界と人間界との微妙なバランスを崩し、世界が混沌へと向かう兆候を見せる。
イケメンパリジャン小説家の魅力的で人間味あふれるアドベンチャー。比類ないヨーロッパの感覚を物語る。若い小説家ジャンの毎日とその避け難い経験に基づいた災難が、デュピュイとベルベリアンという才能ある二人によって面白おかしく描かれる。予想できない旧友の訪問、義理の両親のもとへの旅、子供の誕生、書き手の妨害による挫折、気分屋の大家などどんなことがあろうと、ジャンの人生と時間は、優しさと皮肉の活気を共有する。大人に常に付きまとう懐古の情と滑稽な不条理に満ちたシリーズ。
ナチに占領されたフランスでの愛と芸術と裏切りの物語―― 特別な物まね師の試練と苦難。物まね師としての能力を活かして迫害者と立ち向かい、ナチの占領によって傷ついたフランスの心を元気付けるピエトロリノの物語である。劇場上映のためのグラフィック小説の脚色は、フランスの有名な物まね師マルセル・マルソーのために、多面的なアレハンドロ・ホドロフスキーによって書かれた。ヨーロッパの著名なアーティストO.G. Boiscommunによって、ここに詩的に命を吹き込まれる。
アメリカのハートランドで起こった氷のような詩的犯罪。隔離され雪に覆われた小さな町に赴任した保安官は、自分の居場所を見つけようと奮闘する。この町に住む人々は、他人に関心がなく、よそ者には親切に接しない。自分のことにしか興味がない人々なのであるが、奇妙なことに、彼らは自分のしたいことをしているのだ。落ち着いたもの静かな保安官が、仕事に取り掛かろうと決意するまでは…。
人間関係のねじ曲がった物語が、美しき時代として知られる20世紀初頭のフランスのレトロな未来バージョンで繰り広げられる。しかし、実際はそれとは程遠いのだが。ユスターシュは、失われた子供時代を含む難しい過去の重荷を背負って生きている。彼と泥棒でありパートナーでもある仲間のムーシュは、生きていくため裕福な家々に押し入る。ある日、彼らは、こじ開けたばかりの金庫で衝撃的な発見をする。実際の殺人シーンを撮影したフィルムで、殺人者たちが性的行為にふけるものであった。このぞっとするような発見の後、殺人に関する裁判が始まる。多くの作品を残したヨーロッパのスターであるコルベイランとセシルによる作品。
未開で古風な背景における制御不能の軍と不屈のヒーローを主役とする物語のコレクション。メタル・ユルランの出資者の一人であるジャン=ピエール・ディオネは、1970年代後半に彼がジャン=クロード・ガルと協力した際、コミックにおける新しいジャンルとして、ヒロイックファンタジーを始めた。それは、すぐにその後、数多くのファンを得て、大きく成長してきた。この作品は、このジャンルのファンにとって、そのルーツへ戻れる良い機会だ。ガルの複雑な描写の助けを借りて、読者自らが軍隊の前進をフォローしているかのような戦争の破壊的な効果と、アーンの血生臭い復讐の旅を体感せよ。
尻尾を持って生まれ、ゴミ箱に捨てられた天涯孤独の野良犬。哺乳瓶代わりに拳銃を与えられ、蛮行の限りを尽くした男が絶望の深淵の先に見たものとは――。 軍事政権下のメキシコ、ウアトゥルコ・シティ。この町で娼婦として働くおかまの小人“おちょこ”は、ある日、尻尾の生えた赤ん坊が捨てられているのを発見する。赤ん坊はフアンと名づけられ、おちょこの元で成長するが、やがて2人の間に別れの時が訪れる。おちょこが形見代わりに残したのは、一丁の拳銃だった。少年フアンはその拳銃で悪ガキどもを従え、裏社会の出世街道を一気に駆け上る。だが、彼を待ち受けていたのは、思いもよらぬ運命のいたずらだった――。 主演俳優の死によってお蔵入りとなった、ホドロフスキーによる映画シナリオ。 ベスの圧倒的な画力により、バンド・デシネとしてついに日の目を見る!
怪物大集合! 空前絶後のパニック・バンド・デシネ! 現代に生きる人間がギリシャ神話の世界に迷い込んでしまったら―― 大学のプログラムを終え、エーゲ海でダイビングを満喫する考古学部教授ゲイル・ウォーカーと彼女の学生たち― ブレント、レベッカ、サラーは、海底から年代物の壺を引き上げる。ところが、その壺を手にした瞬間から、さまざまな災厄が彼女たちに降りかかる。突然、嵐が訪れ、武装集団が彼女たちの船を襲い、一同は見たこともない島に座礁してしまう。そしてそこには、あろうことか、ギリシャ神話の怪物たちがあふれかえっていた! これらの災いは壺の呪いに他ならなかった。それは、なんと、かの有名なパンドラの箱だったのだ――。 はたして彼女たちは無事現実世界に戻ることができるのか!?