石川リン、19歳。自身初の世界タイトルマッチに挑むプロボクサー。みずからの才能に露ほどの疑いを持たず、思ったことをそのまま口にすることも一切のためらいを持たない男。しかも天から才能までをも与えられてしまった男――。▼目次1発目 「或る夜の出来事」2発目 「石を投げれば、王者にあたる」3発目 「宴のあと」4発目 「招かれた招かれざる客」5発目 「ヒマな犬ほどよく 吠える」6発目 「深夜、あけて翌日」7発目 「好き」8発目 「ごめんねジョージ」
文具メーカー「マルキタ」の新人営業マンである宮本浩。恋にも仕事にも不器用な主人公・宮本は自分の存在の小ささに苛立ちながらも前へ進もうとする。そんなとき、宮本は通勤途中の電車のホームで、甲田美沙子に出会う。新米サラリーマンのほろ苦く厳しい日常をリアルに描いた新井英樹の秀作!※1巻本編には、カラーページは含まれません。▼目次第1話 陽光眩き朝に第2話 名も無き夜のために第3話 逃れて遥か第4話 嵐が去った後で第5話 海へ第6話 ある夜の出来事第7話 愛が止まらない!?
麻薬スキャンダルから自社タレントを守るために、2億円の報酬で身代わりとなり刑に服したマルAプロ社員・津島研一郎。 しかし出所するまでの1年半の間に恋人の順子は結婚。出所後、彼女の結婚相手が自分を獄中に送った花山社長であり、麻薬騒動も彼の罠だったと知る。 自暴自棄に陥った津島だが、ある夜、有名人になりたいという少女を拾い、何かに衝き動かされるように彼女の売り込みを開始する――。 ▼目次 第1話 出所 第2話 事実 第3話 少女A 第4話 専属契約 第5話 レギュラー 第6話 もう1人の自分 第7話 圧力 第8話 名医 第9話 策略 第10話 宣戦
この作品は、明るく楽しい漫画ではありません。新井英樹の漫画ですから、気をつけて読んでください。内容はというと、主人公キーチが世の不快なものと闘う話です。正義や平和を求めて闘ったり…、しません。あしからず。
酒は強いし、女にもモテる! 人気小説家・山形鐘一郎は、あえてボロアパートで貧乏生活を送る変わり者。そして、そのアパートの隣人たちは、みな悩める奴らばかりであった。山形の隣部屋に住み、バブル崩壊で没落した中年男、佐竹。2浪中の浪人生、青木。一流大卒で仕事漬けの若きエリート銀行員、和田。そんな悩める男たち、さえない男たちは、貧乏生活を楽しむ山形に憧れ、一緒に楽しむようになっていく。[目次] 第1話 その男小説家につき | 第2話 隣の住人たち | 第3話 悩める男たち | 第4話 中年ドライブ | 第5話 入浴大好き | 第6話 冬のプールへ行く | 第7話 大市民パーティーへ行く | 第8話 大市民温泉へ行く | 第9話 カツ丼を食う | 第10話 人生の重さ
「中止!中止だ!!」 昭和46年(1971年)・夏。日活撮影所に、映画製作中止を伝える大声が響き渡った。 数々の名作や大スターを生んだ映画製作会社・日活は毎月1億円の赤字をタレ流し、存続の危機に立っていた。 日活に憧れて入社した契約助監督の阿里純(あさと じゅん)も、大監督になる夢を絶たれるピンチに直面。情熱のやり場のなさにくすぶっていた。 起死回生を図って会社が出した方針とは「成人映画を製作すること」だった――!! 鈴木清順監督、白川和子ら時代を彩る映画人が実名で登場! 関係者や日活への取材をもとにした”実録”マンガ。
サラリーマンの中上登は、社内でもトップのスピードで課長に昇進するも、将来に希望が持てず虚しい日々を過ごしていた。社内一の美女・二葉由美に誘われ愛人関係になった中上は、不倫が会社にバレて京都に左遷されてしまう。それでも中上は由美に夢中だった。単身赴任先の京都で同僚になった山形とは社内で不倫をしていた共通点もありすぐに親しくなるが、ある日山形は別れたはずの不倫相手のことが忘れられずに自殺してしまうのだった…。
並木雄二36歳。元東京セネタース投手。一度しかない人生なら…、もう一度!!カムバックにかける男達の熱球ドラマ。[目次]第1話 夢第2話 焦燥第3話 決意第4話 男達第5話 ナックル第6話 男と女第7話 別離第8話 決め球第9話 スラッガー第10話 男、また一人第11話 抗争
まったり生きるなんて、くだらねえこと言ってんじゃねえ!! 人間は生き様だ。どう生きるかだ。かといって構えてもダメだ。「自然体ですごい!!」がカッコイイ。3歳にしてすでに「自然体ですごい!!」。それがこの物語の主人公・キーチだ。
石川凛、16歳。とびきりイキのいい人気者でヤンチャ者。北海道の小さな町で、母と祖父母に育てられた。そして今、高校を中退し旅立ちの時を迎えつつある。先のことなんて考えちゃいない。話の流れでなんとなく東京に出ることにした。得意といえば、ダンス。運動神経もかなりいい。何考えてるかわからん、ともよく言われる。今はまだ自分が何者になるかも知らないでいる凛。将来はボクシングの歴史にその名を残すことになるとは露ほども――。▼目次第1発 「初めまして!」第2発 「ま、いんでないかい」第3発 「欣二さんです」第4発 「スローハンドと呼ばれたそうっス」第5発 「発射後、汚れなき頃の話でもひとつ」第6発 「特訓“レイラの穴”……ゆるくねー」第7発 「ちょっと いいかも」
生みの苦しみ…作家ほど孤独な職業はない!! 誰もが振り返る豊満ボディの紺野真由子。 その肩書きはメディア露出を徹底的に嫌う人気官能小説家・ 宇津木好助をあらゆる面で支える、美人秘書。 …だがふたりは、同一人物だった! そして真由子が小説を一気に書き上げるため設けたルール、 初めて会った人をも巻き込む一風変わった創作の秘訣とは…? セクシーすぎて高まりがすぎてほろっと笑える、 真由子の欲望×ロマン・コメディ!! ▼目次 第1話 謎の官能小説家・宇津木好助 第2話 淫乱小説家のいけない一日 第3話 狙われた美人秘書 第4話 美人編集長の地獄責め 第5話 官能の滝 第6話 女囚・宇津木好助 第7話 女教師・紺野真由子 第8話 官能のロードランナー
若手スター選手として競輪界を騒がせた鞍馬鈴時(くらまれいじ)。 しかし、愛する女性・悦子の死をきっかけに酒に溺れ、成績は急降下、「なまくら」と揶揄されるまでに落ちぶれていた。 「なあ、ことり 教えてくれよ 俺はもう 終わったのか――!?」 悦子が遺した愛娘・ことりと共に、競輪王を目指すレイジのゼロからの挑戦が始まる――。 ▼目次 第1話 なまくら 第2話 どん詰まり 第3話 ライン 第4話 非情な現実 第5話 もがき 第6話 決意 第7話 ホームバンク 第8話 変貌
柳沢きみお『MISOJI』がセルフリメイクで登場! 山中三十路(みそじ)は、自身の変わった名前と同じ30歳を迎えようとしている。若さという武器を失い、2歳下の妻とはマンネリ化。この満たされない淋しさを埋めるために、テレクラで女子高生・舞子ちゃんと出会い、若くてかわいい彼女を抱くことだけ考えるようになってしまう…。
独特の画風と作品世界で人気を博したマンガ家・畑中純の自伝マンガ。20歳で配管工として働きながら、1970年代の多くの出来事に影響を受け、マンガと向き合い続けてきた日々を綴る。彼の代名詞である「まんだら屋の良太」の執筆に至るまでを描いた「1970」「1971」をはじめ、初期執筆作品となる「それでも僕らは走っている」「月夜」「田園通信」などの短編を収録。
あるマンガ家は自転車に乗ったまま美しい新緑に目を奪われ、女子学生と衝突事故を起こしてしまった。ピクリとも動かない彼女を救うため、夢を食べるバクになり、続いて彼女を照らす月男となる…。畑中純がマンガ家の存在証明を託した「田園通信」を8編、「ミミズク通信」などを収録した短編集。
ぽっちゃりで自分に自信が持てない三枝リナ。 廃業寸前の実家のジムで試しに全力でバーベルを持ち上げるも全く歯が立たない。 しかし、力んだその瞬間、古代と交差!? リナの体には古代ギリシア時代の筋肉美の持ち主・プラトンが乗り移った!! リナにイチから体作りを指南するプラトン。 教えに従ってリナは変われるか!? そして実家のジムはどうなる?? 超凡の哲学者による論理的な筋トレマンガが始まる――。
日活が死ぬ――!? 昭和46年(1971年)、数々の名作や大スターを生んだ映画製作会社・日活は毎月1億円の赤字をタレ流し、存続の危機に立っていた。 日活に憧れて入社した契約助監督の阿里純(あさと じゅん)も、大監督になる夢を絶たれるピンチに直面。情熱のやり場のなさにくすぶっていた。 起死回生を図って会社が出した方針とは…!?
パッとしない日々に愚痴ばかりこぼす会社員・通称チョクこと野々島直人(ののじま・なおと)は、ある日ミーナという女性と出会う。自由で前向きなミーナに元気をもらうチョクだったが、ある時、恋人の絵美(えみ)から突然別れを切り出され、さらには勤め先の会社も倒産してしまう…。絶望の中でミーナを探すチョクは「SHOP自分」と書かれた店の前で酔いつぶれてしまうのだが…!?
“美願食堂”…ここはヴィーガン料理を振る舞う料理店。 「体が悦ぶもの、すなわち自分に必要なもの」は店主・橘良子のモットーである。 美を求める者、健康を願う者、さまざまなストレスにさらされた都会に生きる客たちとの食を通じたふれあいを描く、心優しいヒューマンストーリー第一弾。 ■コミックス書き下ろし!庄司いずみ先生のヴィーガンレシピを掲載■ 美願食堂の定番メニュー「デトックス定食」をお手軽に自宅でも!
父親の実家がある山奥の村で夏休みを過ごすことになったケンとサチ。川でハヤを捕まえていると、突如、巨大な鯉の「鯉太郎」が現れた!! 驚くケンとサチだったが、鯉太郎は人間とも心を通わせる優しい川の主だったのだ。どこか懐かしく温かい。ときに笑ってしまうひと夏の物語。オバケたちに出会った、ケンとサチのひと夏の冒険が始まる!! ▼目次 第1話 紫川のおばけ鯉 第2話 闇の絵巻 第3話 鯉太郎 第4話 水女 第5話 村のひと騒ぎ 第6話 雨 第7話 塔よいずこ 第8話 水やろか 第9話 怒髪天ヲ衝ク水女 第10話 注文の多い料理店 第11話 必殺狸御殿 第12話 恋をとろうか満腹とろか
出増と内手が組んでいる漫才コンビ・ファインファインは、ライブやオーディションに明け暮れる日々を送っていた。ある日、念願の全国放送のTV出演が決まった矢先、内手から突然の解散宣言が出増に告げられる。その理由は内手を襲ったALSという難病。志を失いかけた二人が起死回生の再起にかける!
ドラマは見ておらず、今度は映画化されるとのことで読んでみました。 まだ10巻くらいまでしか読んでませんが、こんなにも読むのに体力と気力がいるマンガだと思わなかったのでクチコミ書いて一旦落ち着こうかなと思います。 内容を一言でいうと、ただのサラリーマンがこんなに人に殴られることある?というくらいしょっちゅう殴られます。10巻の時点で前歯が四本無くなってますし。 ある意味それが才能と言ってもいいくらい。 ただその中でも、確実に宮本浩という男はどんどん変わっています。心も体もボコボコに殴られながらも、なんとか営業マンとしての振る舞いも覚え、仕事に対する情熱も生まれ、絶対に諦めないしつこくて鬱陶しい男になっていく。 本来なら人が殴られる描写の多いマンガは好きではないですが、なぜか宮本からは目が離せないんですよね。不思議…。 個人的には、SCATTERくらいから作者のことを知ったので、読み進めるほどに今の作者の絵柄に近づいていく過程が面白い。 映画はどうなんでしょう。気が向いたら見てみようかな。