『三億円事件奇譚 モンタージュ』の渡辺潤が描く新境地!借金を返済するため、貨物船の臨時作業員として船に乗り込んだ矢口求。しかしそれは、壮大な人体実験の幕開けだった。突如船が大きく揺れ、猛烈な頭痛とともに目の前の光景が歪み始める。状況を把握するべく動き出した求の前には、想像を絶する凄惨な光景が広がっており…。世界最大の都市伝説「フィラデルフィア計画」と現代社会が絡み合う、驚愕の国家転覆サスペンス!!
究極のチームスポーツ、ボート競技!!/ボート競技の中でも最大人数・最速を誇る「エイト(8人漕ぎ)」はまさに花形。勝つために求められるのは、どこまでも強靭な肉体と精神。そんなストイックな世界には1ミリも興味がないどころか嫌悪してやまない主人公・黒川奇童。とにかく女の子モテたい! スポーツなんて絶対やりたくない! バンドサークルとかに入りたい! 前途多難な大学生活が始まる!!
アメリカからやってきたスゴ腕の捜査官・三上ゼンは型破りな捜査で難事件に挑む。明晰な頭脳とふてぶてしい態度で捜査を進める三上は逮捕した犯人の刑期を自分の刑期からマイナスする約束で警察に協力する「特別捜査官」だった! 三上とコンビを組むことになった熱血警察官の桐山誠一は三上の型破りな捜査の進め方に翻弄されながらも、次々と解決していく三上の鮮やかな手腕から目が離せなくなるのだった!
小学館「ガガガ文庫」刊。このライトノベルがすごい!2018〈文庫部門〉第4位の“青春コスモノーツグラフティ”を若手実力派作家・掃除朋具が待望のコミカライズ!!! 東歴1955年、世界を二分した大戦から10年後、世界は熾烈な宇宙開発競争の只中にあった。共和国の落ちこぼれ宇宙飛行士候補生レフ・レプス中尉に命じられたのは、美しき吸血鬼の少女との驚くべきミッションだった…!!
泣く子も黙るオーガのガディスは、襲った馬車の中から、首輪をはめられた人間の少女を見つける。今夜の晩餐にすべく、仲間のミザリのもとに少女を連れ帰ったガディスだったが、少女が魅せる純粋無垢さに、次第にペースを乱されていく…。しかしこの少女には、ある重大な秘密があった――。
極めてみせますみやげ道! 出張で全国各地に飛び回る大学職員・基山トウコ。ソツなく仕事をこなす彼女の最大の悩みごとは……出張先でのおみやげ選び。舌の肥えた同僚相手に、さて今回はどんなおみやげを買って帰ろうか? 仕事以外に不器用な女子が、食通の課長への愛(?)も育てつつモリモリ働くショートコメディ!
スマホもネットも普及していなかったあの頃、うちにはお相撲さんと拾ったばかりの子猫がいた。今から20年以上前、女子高生だった“私”が振り返る、おかしくもやさしい相撲部屋の日常。『ペン太のこと』の片倉真二が描く’90年代猫マンガにして相撲マンガ(!?)、いざ開幕~
男子高校生・郭一郎を知らない者はいない。 支持率100%の生徒会長、恋人は学園一の才女。まさに完全無欠のスター! だが眩しすぎる男には”影”がいる。一郎が”完全”であるために存在する男・郭二郎。その存在を知る者は“誰一人いない”。そんな存在感ゼロの郭二郎が一つの生首・頸塚璃々子と出逢い、日常が急速崩壊!圧倒的指示待ちボーイとエキセントリック生首ガールが織りなすドタバタサスペンス開幕!
シャドウを退治するプロの魔法少女・川下さおり。田舎から都会に出てきたばかりの女子中学生。都会で独り暮らしの荒波が魔法少女に襲いかかる。バイト先の店長の熱血が、同級生の善意が、同じ魔法少女のライバル心が、さおりの変身をはばむ! 変身したいけど変身できない魔法少女の日常コメディ!!
チョコと名乗る美貌の女。彼女の目に映る東京は、異形のモンスターが跋扈する別世界だった!? 今日も「獲物」を求めて街をさすらうチョコ。彼女がクリアせねばならない「あるゲーム」とは? 欲望と暴力が臨海値を超える、SFサスペンスガンアクション!
通販会社に勤めるOL・朝里ひづきは、同棲中の彼となかなか会えない日々を過ごしている。多忙で不規則な生活を強いられている彼を想いつつ、「2人の部屋」へ帰ってくるのを待つ暮らしにも慣れてきた。ただ、不意に訪れる寂しさや空虚感は、何度味わっても馴染むことはない。2人を繋ぐものは書き置きを記すホワイトボードと、目には見えない「想い」だけ…。幽霊のような彼氏を待ち続ける切ない同棲物語――。
史上初・全猫ノラ。普通に生活してるだけなのに、なぜか続々とノラ猫が家に押しかけてきて逃げられないまんが家・関口かんこがお届けする、猫好き必読のかつてない猫コミックエッセイ! 全話写真掲載で実話保証!! さらに、ウェブでは読めない描き下ろしも多数で満足感も保証!!
海の上の大型船という逃げ場のない場所での パニックサスペンスかと思ったら、そんなもんじゃなかった。 まさに世界規模「以上」の壮大な物語だった。 正体不明のうえに巨大組織らしき敵になぜか命を狙われる。 状況が理解できずに翻弄されながら逃げ惑う主人公。 なぜ自分が狙われる?どうすれば助かる? なんでこんなに人が死ぬ?こんな死に方をする? 敵の正体は?狙いは?どこが安全で何が危険なんだ? 誰が味方で誰が敵なんだ? 誰を助けるべきなんだ?誰を殺さないといけないんだ? 勿論、読む人により好き嫌いが判れる物語だと思う。 嫌われるだろう部分は、かなりグロイ物語だということ。 残酷で凄惨な大量殺戮シーンが山盛り。 SFチックな話が絡んでくるのも好みじゃない人もいるだろう。 だがそれらの要素はあるものの、主人公たちが ちっぽけな存在でありながら巨大組織と戦っていくことには かなり説得力というか整合性があった。 戦う理由も、死にたくないからだけではなくなっていったし。 とかくこのての話は非力な主人公が巨大組織と 互角以上に戦っていくことに無理が生じたりするものだ。 大量殺人が行われたなら普通は世間でも大騒ぎになって、 物語の進行に非現実的なところがでてくるものだ。 けれど渡辺潤先生って、その辺にちゃんと理由付けをして リアリティを残しながら描くのが上手いですね。 好みは判れると思いますが、私は面白かったです。