江戸時代初頭、天下の法に反して駿河城内で挙行された真剣御前試合で対峙したのは、片腕の若武者と盲目の天才剣士だった!!残酷無惨時代劇!!
『駿河城御前試合』藤木源之助・伊良子清玄の因縁を描く
謎の美少女・ふらんのメスが光る時、生み出されるのは奇跡か悪夢か!?新感覚メディカル・ホラー登場!!コミックス用完全新作も収録!!
生ぬるい風、落下する不快感、背中に刺さる冷たい視線…。闇の種が発芽する時、非日常のモノ共が出現する!!
大ヒットコミック『バキ』外伝ついに登場!!『バキ』登場キャラの中でも圧倒的な人気を誇る、日本一の喧嘩師・花山薫。無敵の拳を持つこの男の「男を魅せる男の美学」が全面展開!!
聖ミハイロフ学園に通う織部まふゆが拾った銀髪の少年。彼は聖乳を吸うことで特定元素を自在に操ることができる、クェイサーと呼ばれる存在だった。そして今、2千年におよぶイコンの謎を巡り、学園を舞台にクェイサーたちの闘いが始まった!!
大富豪に買われるため、男であることを隠してメイド女子高に通う井上成美が、週末実習で派遣された先はメイド嫌いのお嬢様!世界に誇れる「おもてなしの心」を胸に、日本のメイド=メイドインジャパン・成美の闘いが始まる……!?
少年の名は、草間大作。殺人事件に巻き込まれ、何も分からないままなかば誘拐のような形で国際警察連合に連行される。そこへ、BF団のあの男が現れ…!?
国境の街・ブックロウに激震が走った。魔法使いギルド・聖竜会会頭が敵対組織によって暗殺されたのだ。そんな一触即発の街に、一人の男が帰ってきた。男の名はエイジ。「萌え」属性の魔法使いにして、最強の「童貞」!!
群れから離れた人狼と、記憶をなくした自動機械人形…。その出会いが、魔物と人形の新たな抗争の幕開けとなる! ニトロプラスの大ヒットゲームを本編とは異なるエピソードで描いた哀愁のゴシック・ノワール超大作!!
突然、異世界に放り出された高校生・カケル。この異世界の滅亡を阻止するため、魔女とHして人生のリベンジを繰り返す壮大な物語が開幕!! 大人気アドベンチャー・ゲーム、衝撃のコミカライズ!! (C)2008-2009 Nitroplus co.,ltd. (C)2009 Shu Hirose(Champion RED) All rights reserved.
一人じゃ袋とじさえ開けられないダメダメな中学生・和夫の前に現れたのは、百年の時を経て付喪神となった洋裁バサミ。和夫に向かって、使い方がなっていないと大股開きで大暴れ!
棚の奥にしまわれた、美少女フィギュアの強い想いがキセキを呼んだ!フィギュアオタクのご主人様と、可憐なガレージキット・ガレキちゃんの、愛と笑いと涙と魔改造の日々!!表題作のほか、「Lipsライム」「ハダシスト」を併録。
昏い森の中、少年コーディは恐るべき大悪魔女(シャーデンヘクセン)・ピーンに出逢った。魔女に魅入られた少年は、その甘く危険な口づけで永遠の忠誠を誓う騎士となった…!!新鋭が描く新感覚異形ファンタジー登場!!
ある朝目覚めると、女の子になっていたナポリ。かわいすぎるその姿に、男も女もメロメロだ!果たして、ナポリは男に戻れるのか!?表題作のほか、「ラブリー天使サッチーさん」を収録。
天然ロリ美少女の妹・リサに、怪しい通販マニアの兄が仕掛けるエッチな罠の数々…!!カゲキな美少女販売員も加わり、リサの貞操は毎回タイヘンなことに!!ちょっぴりえっちなロリ萌えコメディ!!
賞金首として追われていた少女エリスと一緒に旅をすることになった賞金稼ぎの少女ナディ…。二人はエリスの故郷である謎の地・ウィニャイマルカを目指す。が、エリスの秘密を巡り、野心と陰謀と銃撃が大地を吹き荒れる!!美少女ガンアクション!!
人類とエイリアンの共存をテーマにした話題のSF美少女ストーリー、待望の続編!!エイリアン対策係をしている女の子3人組に待っているの希望か絶望か!?渾身の最終エピソード!!
メイドさんと一つ屋根の下、二人暮らし!誰もが羨む生活のはずなのに、当の山田雅人はちょっと憂鬱…。なぜなら雅人の家のメイドさんは普通とかなり違ったからだった!
「武士道は死に狂いなり」は“武士道”の代名詞ともいえる「葉隠」に書かれた言葉です。『シグルイ』という作品のタイトルは、もちろん、ここからとられたものです。ストーリーは御前試合で盲目の剣士・伊良子清玄と隻腕の剣士・藤木源之助が対峙するところから始まり、そこから彼らの因縁に遡っていきます。もともろ『シグルイ』は、直木賞作家・南條範夫の『駿河城御前試合』という連作短編集の一編「無明逆流れ」をコミカライズした作品。残酷もののブームを作ったといわれる南條範夫の原作も凄惨ですが『シグルイ』も相当に凄惨です。そこら中で内臓の花が咲きます。「封建社会の完成形は 少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ」このセリフに表されている通り、登場人物達の多くは、自分の能力の如何に関わらず身分という枠の中でしか動くことができません。枠の中でしか動けない人々は、自身の行動を合理化していく過程でマゾヒストになっていくのです。その結果、主君の常軌を逸した命令でさえ、家臣は顔色一つ変えず、平静な心のままに実行していくのです。主人公の一人・藤木源之助もそのタイプで、自分の範疇から一歩もでることなく、許された唯一つの事――剣術を鬼気迫る勢いで極めていきます。逆に伊良子清玄は、類まれな才能を使って、どこまでも上に向かおうという野心がある、封建社会のはぐれ者です。この二人は互いに互いを殺そうと思っています。ただその殺意がどのようなものであるのか、言葉で言い表すことのできない複雑な感情を『シグルイ』では15巻にわたって描かれていきます。 『覚悟のススメ』や『悟空道』など、山口貴由さんのそれまでの作品はド迫力の絵とその上に大きな文字がバンバンと置かれるという描写が多かったと思います。『シグルイ』でも、初めはそのような目立たせる演出が多いのですが、段々とそのような描写はなくなり、セリフ自体も減っていきます。その結果、より研ぎ澄まされた言葉と静謐な描写は、人々の内面にこもった狂気をこれでもかと醸し出し、作品全体に不穏な空気を漂わせていきます。私が特に好きなシーンは、3巻の終わり「この日 生まれ出でた 怪物は二匹」「いや 三……」というところ。文字だけでみればなんてことはないセリフですが、ここにいたる構成が素晴らしすぎるのです。研ぎ澄まされたこの2つのセリフが、この後どのような意味を持つのか…。続きは是非よんでみてください。