スポーツマンガの感想・レビュー1565件<<2021222324>>野球場を舞台にした群像劇ボールパークでつかまえて! 須賀達郎サミアドビールの売り子さんルリコを中心に野球場に関わる人々を優しい目線のコメディタッチで描いています。 表紙は完全に萌え漫画だし美少女の大ゴマも多いですがオッサンや子供にもスポットライトが当たります。 例えば31話で主人公は扉絵と小さな1コマのみ。 オッサン&着ぐるみの感動回です(特に好きな話です)。 作者さんの過去作も野球関連が多いですがどれも短命。「2年2組のスタジアムガール」は2巻が発売されず同人誌で自費出版。 流石に次は別ジャンルで・・・と思っていたら安定の野球場漫画で「正気か!?」と思いましたが単行本は初めて5巻突破!一安心です。 絵柄・作風的に本格野球漫画と相性が悪い気がするので群像劇は成功だと思います。 学校→野球場に舞台変更して恋愛以外のドラマも入れてルリコをメイン主人公にした『徒然チルドレン』という印象。登場人物が関わりあい、少しずつ物語が進展します。 過去作のキャラもちょっぴり出てきて特に帷子(かたびら)は敵チームなのに応援してしまいます。 5巻時点で未回収の伏線や再登場して欲しいキャラもいるので長く続いて欲しい、作者の野球愛・人間愛が伝わってくる漫画です。 長尾謙一郎、まさかまさかの新境地三日月のドラゴン 長尾謙一郎兎来栄寿喩えるなら井上雄彦さんが日常系百合4コマを描き始めたとか、あだち充さんの新連載がデスゲームものとかそれ位の衝撃でした。 『クリームソーダシティ』や『おしゃれ手帖』など今まで非常に癖の強い作品を数多く手掛けてきた長尾謙一郎さん。しかし、この最新作は今までとは打って変わってまさかの王道青春スポ根もの!! 所々に従来のテイストやセンスは見え隠れするのですが、大筋は驚くほど超王道であり、甘酸っぱい純愛まで含まれています。そして、まさかのその王道作品が実に上質で面白い! 自分の弱さを何度も思い知らされ、大事な人を失ってきた人生の中で最後に残された大事な人を守るために強くなりたいと真っ直ぐに願う主人公。その直向きな気持ちと努力に心撃たれます。 同じく空手マンガ(『帯をギュッとね!』)を描いていた過去がある河合克敏さんが、「今一番続きが楽しみなマンガ」と言うのも納得です。 長尾さんの過去作品を読んで合わないな、と敬遠した方も本作は騙されたと思って読んでみて欲しいです。ジュニオールについて話そうぜジュニオール 灰谷音屋名無しあんまり話題になっていけどジュニオール面白いよな。 こういう仲間を集めていく描写のある漫画はすごい好きなので続いて欲しい ジュニオールを読んでいる人がいたら話しましょう!!物語は最高潮を迎えようとしている(SSSカップについて)KING GOLF 佐々木健 谷将貴starstarstarstarstartoyoneko※ネタバレを含むクチコミです。 まだまだ連載中! #推しを3行で推すKING GOLF 佐々木健 谷将貴starstarstarstarstartoyoneko1 「KING GOLF」は,ドレッドヘアの不良が,高校ゴルフ部に入ってゴルフを始める!という漫画です。ちょっとだけスラムダンクみを感じますね 2 かつては週刊少年サンデーで連載しており,小学館漫画賞を受賞しているのですが,途中でサンデーSに移籍しました。私は20巻くらいまでしか追ってなかったのですが,気づいたら38巻も出てました(まだ連載中) 3 主人公がまじめに努力して修行し,ド根性で勝利していくという,かなりド直球の少年漫画でありながら,敵役には嫌な奴が多いので,勝利の爽快感もあり,面白いです。舞台もどんどん大きくなります。 3月8日(火)までの期間限定で,サンデーうぇぶり(アプリ版)で8巻まで無料なので,読んだことない方はぜひ読んでみてください あと,最近PVを公開したようです。雰囲気がわかるかも https://youtu.be/yd1PY1IOdrc …私自身は,まだ読み返しが終わってないので,38巻まで読んだらまた何か書きます競馬知識がほぼない初心者が読んでみた。無頼な風 鉄 福本伸行名無し競馬初心者にオススメの漫画をいろいろ聞きまして、なかでも1巻完結だったのでとりあえず今作を読んでみました。専門用語等は多少ありつつも、ストーリーが理解できないことはなかったです。でもマンガとしてあの終わり方で大丈夫だったのか?という疑問は残りました。本当はもっと長く描く予定だったのかなと。主人公の男が悪く言うとぶっきらぼう、良く言えば曲がったことが嫌いな純粋な男、という感じで良かったです。競馬に対する考え方も、刺さるものがありました。 ちなみに一緒に収録されている刑務所のマンガ、競馬は全く関係ないんですけどこっちも面白かったですw女子高生のバイク愛とキャピキャピと毒のある漫画ばくおん!! おりもとみまな 蒔野靖弘名無しバイク乗りなのでバイク漫画も好き。 バリバリ伝説、ふたり鷹、あいつとララバイ等々。 ただしヤンキーっぽいのは苦手。 なので特攻の拓は読んでいない。 そして微妙な存在で読んでいなかったのが「ばくおん!!」 まあどうせ、女子高生キャピキャピ萌え漫画で 意味なくパンチラとか水着とか出てくるんだろうな~と 思って手を出さないでいた。 そういうのが嫌いとまでは言わないしむしろ好きだが、 好きだと公言するほど開き直る度胸はないし。 いい歳してバイクに乗っていて漫画も好きというだけで 色々と他人様からの見る目を気にせざるを得ないのに、 そこに、この手の漫画を読んでいると知られたら、 もう周りの見る目がおそろしいことになってしまいそうだし。 しかしまあわりと「面白いよ」との評価も聴くので読んでみた。 女子高生キャピキャピとの予想は間違ってはいなかったが、 思ったよりもバイクやバイク好きやバイクメーカーに対して 毒を吐いている(特にSUZUKIに)漫画で驚いた。 しかし30年以上たってからKawasakiのGPz250Rネタを 漫画で読むとは思わなかったな。 あれ、脚色のないほぼ事実でリアルな話で凄い(笑) ドウカティも実はよく考えるとディスられてるな(笑) 古いバイクのネタもあるし。 作者の先生、わりと年配の方なんだろうか? そういうわけで、読んでみれば、女子高生のキャピもHも そして毒もあって面白かった。楽しめた。 ぶっとび!潤二郎の感想 #推しを3行で推すぶっとび!潤二郎 真船一雄starstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ツッコミや表情に小林まことの「1・2の三四郎」っぽさを感じる。 ・特に好きなところは? 昔の漫画でよくある「主人公がスポーツができるが事情があってそのスポーツをやらずに他のスポーツを初めて仲間や過去のライバルが増えていく」のがいいね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 80年代のマガジン漫画が好きならおすすめ 「雷神〜RISING〜」も好きだったので作者にはもう一回野球マンガを描いて欲しい初めて「クワドラプル」という言葉を覚えた『銀のロマンティック…わはは』について甲子園の空に笑え! 川原泉兎来栄寿北京の冬季五輪では、羽生結弦選手が挑戦した前人未到のクワドラプルアクセルが大きな話題になりました。 私が「クワドラプル」という言葉を知ったのは、川原泉さんの『銀のロマンティック…わはは』でした。 川原泉ファンの間でも屈指の名作とされており、花とゆめコミックス版では単巻で発売されていたのですが、電子化されているのは文庫版『甲子園の空に笑え!』の中に収録されているものだけです。『川原泉傑作集 ワタシの川原泉』というシリーズの3巻にも収録されていますが、こちらも紙版書籍のみとなっており、電書派の方からは非常に見付かりにくくなっていると思うので、これを機に紹介しておきます (『甲子園の空に笑え』自体や「ゲートボール殺人事件」も面白いのですが、そちらは別で非常に熱いクチコミが書かれていますのでそちらをご参照ください)。 本作は、元々スピードスケートの選手だったものの競技中に怪我をしてしまいフィギュアに転向することになった影浦忍と、父親が世界的な天才バレエダンサーでありながら母から教わったスケートの方が好きで初のジャンプでトリプルアクセルを飛べてしまう才能を持つ由良更紗の二人がペアを組み、ペアスケートという道で戦っていく物語です。 この作品が書かれた1986年には、まだ公式戦でクワドラプルを成功させた選手は現れていませんでした。それから2年後、カナダのカート・ブラウニング選手が1988年の世界選手権で初めて4回転トウループを成功させることとなります。伊藤みどりさんがトリプルアクセルを決めて世界を沸かせて本格的なスケートブームが日本に訪れるのもその後の時期です。川原さんがフィギュアスケートを題材として選び、(「アーティスティック・インプレッション」など現在では採用されていない基準ですが) ルールの解らない読者にも懇切丁寧な解説を挟みながら、クワドラプルに挑戦していく様を時代を少し先取りして描いたのは流石の慧眼と言うべきでしょう。 本作のみならず川原泉作品に通底する特徴としてシリアスとギャグのバランスの良さが挙げらます。中でも、この作品は特に抜群です。時にメインキャラクターが酷い境遇であったり、理不尽が襲い掛かったりするのですが、抜け感のすごい絵柄によって悲しみが緩和されながらも心の奥底にはしっかりと届く作りとなっています。シリアスな絵柄と混ざり合い、しかし決めのようなシーンでも絵が抜けているところはあり、それでいて深い感動を与えられる……。こんなにも軽やかでありながら沁みるマンガを描ける人はそうそういません。「川原節」と言うべき、独特の読み味を実現しています。 元々はB6サイズ1冊に収まるお話ですが、その分テンポも良く充実感も大きく、何度も何度も読み返したくなる名作です。 時代は移り変わり、とうとうクワドラプルアクセルを現実に行う選手が現れたことに目を細めながら、クワドラプルという単語を聞くといつもこの作品の「ある見開き」と、最後の二人の表情を思い出さずにはいられないのです。なんで流行らなかったのかマジで謎なかっこいいホッケー漫画 #マンバ読書会GO AHEAD 樋口大輔たか主人公はカナダからの帰国子女。雪なんてない南国宮崎で出会った先生は実はホッケーがむちゃくちゃ上手くて…!?という設定だけでもう面白い。 みんな大好き師弟モノ(先生の過去編がこれまたいいのが今の流行りのアレっぽい)で、アイスリンクを手作りしたり同級生を誘ってメンバー集めたりと超ド王道。 樋口大輔先生の超かっこいい絵でアイスホッケーが描かれててすごくよかったです。マジでなんで流行らなかったんだろう…子供が真似して遊ぶのが難しかったからかな。 おすすめフィギュアスケート漫画新装版 ブリザードアクセル 鈴木央名無し連載当時の評価は芳しくなかったが ・後に七つの大罪がヒットした有名作者の手によるもの ・男性漫画家による男性らしい作風のそれなりに巻数が出た(旧単行本10巻越え)フィギュアスケートを題材とする作品(完結済)がその後出てない ・フィギュア入門、ルールが変わろうが普遍的な基本的な事項は取材に基づき詳しく解説(シングルだけではなくペアまで)。漫画的な非現実と叩かれた描写も現実の難度向上によって差が縮まった 近年新装版も出たし再評価されて欲しい 白髪の力士・蔵王が角界に嵐を巻き起こす!すまひとらしむ いおり真 来未名無し※ネタバレを含むクチコミです。続きが読みたい!!ドラゴン先生格闘ロード 岡村茂 DDTプロレスリング 才木玲佳 システマジャパン クラヴマガ・ジャパン トライフォース柔術アカデミー 国際空手道連盟極真会館マンガトリツカレ男ドラゴン先生こと岡村茂がいろんな格闘技をマンガと実写を駆使して描いている。 選ぶ格闘技がプロレス/システマ/クラヴマガ/柔術/極真空手と有名どころから名前は知っているけど実情はよく知らないものまであって面白い。トレーニングはしているけど柔軟性がないなどリアルなトレーニングしているおじさんがベースになっているので妙な共感を感じてしまった。 どんな感じで終わるのかと思ってたが終わっておらず続きをぜひ読みたい。できれば習う格闘技もボビナムとかジークンドーもやってほしいな 言い回しが独特だけど、それが好きエースをねらえ! 山本鈴美香よーこ主人公と宗方仁の関係がすごく好き。藤堂さんはじめ、主人公の周りは良い人が多すぎる。人によっては良くなかった点として挙げるかもしれないが、私は彼らの精神性に感動した。だからこそもう少し周りの物語も読みたかった。 細かいところを見れば突っ込みどころは多々あって好みは分かれると思われる。だが、それ以上に不思議な魅力を感じさせてくれる作品。また読み直したい。弟のためにボウリングで賞金を稼ぐ「ぐう畜」JK主人公が最高!最後のストライク 井出ちかえたか※ネタバレを含むクチコミです。14年後、伝説のリスタート修羅の門 第弐門 川原正敏名無し第一部の連載終了から14年をへて第二部の「第弐門」連載開始。 漫画の中では第一部の最終回からだいたい4年後の世界から 描くというかたちで第二部は始まる。 第一部を少年時代に読んでいた読者もすっかり青年になっており、 また現実の格闘技界も変化や進化を遂げたのちの第二部。 読者の格闘技を見る目や認識や現実の格闘技界も レベルアップしている。 そんな中であらためて 「千年不敗の伝説の地上最強の格闘技」 をあらためて描くとか、作者の川原先生も大変なのでは とも連載開始当初には思った。 だが、そこがやはりすごいというか上手いというか、 運命のケンシン・マエダ戦の結果をちらつかせたり、 負傷した九十九を「壊れている」と評したり、 「零から始めるつもりかも」などと思わぜぶりに描いたりで。 かつて強くなり過ぎた?主人公にかんして 「まだ強いのか?」「もしかして負けるの?」 と改めて興味を抱かせ面白くしてくれた。 またそういった「壊れているのか?」というような謎の他にも 台湾の戮家とか変な着物の山田のオッサンとかの 謎の存在や働きも面白かったし、 ケンシン・マエダ戦や海堂戦などの決着をつけてくれたのも 嬉しかった。 そしてまた、最強の男、最強の格闘技、それを決める試合を 描きながら、けしてその最強格闘技が ただの殺人テクニックだとか、逆に活人拳だとか、 安直には纏めたりしていないところも良かったと思う。 『喧嘩商売』という作品のための最高の「御膳立て」喧嘩商売 最強十六闘士セレクション 木多康昭さいろく各巻すべて「どんなヤバいやつが、どんなヤバいやつと戦う事になるのか」だけのためのお膳立てでしかないというのがすごい。 一言でいうと選手紹介マンガである。 本編を読んでいたらわかるが、本編の主人公・佐藤十兵衛のせいで読んでいるこちらもめちゃくちゃ頭を使って読む(もしくは刃牙と同じように感覚だけで読むという二極化だと思う)ので登場人物たちのヤバさだけをもう一回ピックアップして見せてくれる本作は非常に面白く、重要である。 もちろん超面白い。そして1冊55円で電子で売ってる…これは買っておくべきラーメン箸をゴルフクラブに持ち替えた小池さんホアー!!小池さん 藤子不二雄(A)かしこもちろん「ラーメン大好き小池さん」は知ってるけど、元々はどの漫画の登場人物なのかとか全く知らないんだよな…。『ホアー!!小池さん』では突然現れたゴルフ好きなおじさんとして登場して、驚くべきことに一度もラーメンが出てこないまま終わる。普通そのキャラは捨てないよね…!!A先生にとって「小池さん=ラーメン」じゃないんだなぁ…。とにかくA先生が楽しんで描いてることが分かる漫画でした。ちなみにWikipediaを見たら小池さんが主役になってる漫画が結構あるっぽい。へぇ〜!女子選手だけのプロ野球チームメイプル戦記 川原泉かしこ宝塚が好きな製菓メーカーのオーナーの思い付きで女子だけで構成されたプロ野球チーム「メイプルス」が誕生し、巨人や阪神(をモチーフにした球団)と戦っていく漫画です。私は野球のルールを知らない無知な人間ですが、それでも読んでいて面白かった〜!!プロ野球選手の旦那さんに浮気されて腹が立った奥さんがメイプルスに入団して球場で戦ったりエピソードにユーモアがあるのはもちろんですが、男だらけの世界で女子が女子らしく戦っているのが何だか誇らしかったな。負けが込んでる状況でもニコニコ笑顔でいるのは勝利の秘訣かもしれない!色んな人にオススメしたくなる漫画でした。 すべては「勝ち星」のため…!壮大な実験が始まる。ハーラーダービー 森高夕次 水上あきら名無し最初はハーラーダービーの意味さえ知らなかったけれど「銀 シロガネ」の水上あきら先生の新連載ということで、いつちゃんこ鍋出てくるかなと楽しみにしてましたが…想像以上に骨太な野球漫画ですねこれ(1話の扉絵で競馬漫画と勘違いしたのは自分だけじゃないはず…)。 よくみたら原作者がグラゼニの森高先生でした。 まだ1話ですが、野球に詳しくない人でもちゃんと面白いように描かれていると思う。とにかくバッテリーが仲良しなのは良いことだ。 バンチの本格サッカー漫画「リンクマン」LINKMAN 佐久間力名無し※ネタバレを含むクチコミです。キャプ翼と違ったのはチーム名があるところがんばれ!キッカーズ ながいのりあきさいろくその昔、私が小学校の頃は各地に小学生のサッカーチームがあったんですが、割と「キッカーズ」という名前は全国どこにでもいたと思う。 自分もキッカーズというサッカーチームに所属していたことがあるのでちょっと馴染み深い名前でしたが、当時は全くコミックの存在は知りませんでした。もしかしたらコミックからの引用じゃないかもしれない(笑) とはいえ本作は割と全国区で人気を博した作品でした。 ジャンプで大人気だった「キャプ翼」を、コロコロでやれないかというコンセプトから始まった(安易にパクリとか言わないように。内容も全然違いますし時代的なサッカーマンガ人気にあやかっただけです。)もので、小学生達は兄弟がいない子たちはどちらかというとコロコロの方が手に取りやすかったのではないだろうか。 私自身はジャンプは小学6年からで、それまではコロコロ&ボンボンでした。 そんな頃にコロコロで連載していた本作、描いているのはゲームセンターあらしでおなじみのすがやみつる先生の一番弟子(たぶん)であるながいのりあき先生。 菅谷先生と比べてみても画力に劣ることもなく、No.1アシスタントだったながい先生の実力が遺憾なく発揮された作品といえると思います。 ただ、惜しむらくは表現などではさすがにあの「キャプ翼」に及ばなかった。。 マラカナン・スタジアムの上までオーバーヘッドキックで飛び出ちゃって降りてくるのに3週かかるなんてことは当時のコロコロでは出来なかったのです(ちょっと違うけど) とはいえ、サッカー愛という意味では抜群に小学生のハートを掴み、Jリーグが出来上がった頃の初代Jリーガーたちはきっとみんな読んでたんじゃないかな。 もちろん当時の事なので、キャプ翼並にサッカーのルール知らない可能性がすごく感じ取れるけどそれもまた良い味かなと。 ボブスレーという競技に興味が湧いた黒鉄ボブスレー 土屋雄民nyaeこういった題材の漫画を読むとつい日曜劇場でドラマ化しそう、とか思ってしまうのですが本作もまさにそんな感じでした。小さな町工場が経営と社員の生活を守ることと、職人としてのチャレンジとのジレンマで揺れるところとか。 全3巻できれいにまとまっててよかったんですけど、個人的にボブスレーという競技にとても興味が湧いたのでそこらへんももう少し掘り下げていたら良かったなと思います。完全版みたいなかたちで誰かが脚本書いてドラマ化しませんかね(まだ言うディープインパクト題材とな…令和 優駿たちの蹄跡 やまさき拓味名無し馬と女性の描写で始まり若干それ令和にはキツい対比ではと思ったが、ディープインパクトを描くとあらば期待しないわけがない。 悲しい始まりだけど大丈夫かな…。 名前知らない人がいないディープインパクトと、競馬漫画といえばやまさき拓味 楽しみです!<<2021222324>>
ビールの売り子さんルリコを中心に野球場に関わる人々を優しい目線のコメディタッチで描いています。 表紙は完全に萌え漫画だし美少女の大ゴマも多いですがオッサンや子供にもスポットライトが当たります。 例えば31話で主人公は扉絵と小さな1コマのみ。 オッサン&着ぐるみの感動回です(特に好きな話です)。 作者さんの過去作も野球関連が多いですがどれも短命。「2年2組のスタジアムガール」は2巻が発売されず同人誌で自費出版。 流石に次は別ジャンルで・・・と思っていたら安定の野球場漫画で「正気か!?」と思いましたが単行本は初めて5巻突破!一安心です。 絵柄・作風的に本格野球漫画と相性が悪い気がするので群像劇は成功だと思います。 学校→野球場に舞台変更して恋愛以外のドラマも入れてルリコをメイン主人公にした『徒然チルドレン』という印象。登場人物が関わりあい、少しずつ物語が進展します。 過去作のキャラもちょっぴり出てきて特に帷子(かたびら)は敵チームなのに応援してしまいます。 5巻時点で未回収の伏線や再登場して欲しいキャラもいるので長く続いて欲しい、作者の野球愛・人間愛が伝わってくる漫画です。