怪奇・ミステリーマンガの感想・レビュー3336件<<96979899100>>サプライズ満点のディストピア海洋ファンタジー #1巻応援ナギサマリンライフ あまおうsogor25海面上昇で陸地が海に沈み、人類が人工地盤の上で生活する世界。旧時代の遺物が遺る海底遺跡へとダイブして探索を行う"アトラダイバー"の物語。新人のナギサは実技の成績はいいけどその他はまるでポンコツ、実際の遺跡へのダイブでもドジばかり。でも優秀な先輩のハルカとバディを組むことになり、持ち前の明るさと切り替えの早さで"アトラダイバー"として成長しながら未知の世界へと足を踏み入れていく―。 という物語なんだけど、物語が進むにつれて徐々に作品の様相が変わっていく。元々海底遺跡へのダイブは危険が伴うという描写が描かれているけど、ナギサが学校で学んできたものとは明らかに違う"危険"が物語の端々で映るようになり、そして1巻の最後でそれは正体不明のままナギサの目にもはっきりと見える形で顕現する。 公式のあらすじにも「ナギサの未知との出会いが始まる」とあるが、果たしてナギサの出会う"未知"とは何なのか。1話からは想像できないような物語が今後も広がっていきそう。 「がっこうぐらし!」を例に挙げると極端かもしれないけど、この作品も実際に手にとってもらった人に最高の形でストーリーのサプライズ感を楽しんでほしい意図があって表紙や帯・あらすじをデザインしてると思う。だけど、逆にそのために本来のターゲットに届いてないとすれば勿体なさすぎる作品。ぜい、騙されたと思って1巻を読んでみてほしい。 1巻まで読了陰謀渦巻く推理アクションサイコメトラーEIJI 朝基まさし 安童夕馬名無しサイコメトリーという超能力を持った不良主人公・明日真映児が、猟奇殺人事件やテロにまきこまれる形で、事件解決をしていく物語。 美人刑事・志摩亮子に、毎度色仕掛けで釣られては、超能力で事件の捜査協力をさせられたりする。 基本は、エイジ&志摩コンビが犯人を追い詰めていくスタイルだが、次第に大きな陰謀に立ち向かうことになってゆく…。 巻数はやや長いが、合間にギャグ回や、ちょっとエッチな回だったり、ヤンキー漫画みたいな展開が挟まれていて退屈しない。 サイコ的な犯罪が多く、多種多様な変態犯罪者たちの描写は後の魔人探偵脳噛ネウロなどの作品に影響を与えていたのでは、と感じる。 トラウマレベルに怖いシーンも多々あったが、とにかくスリルとギャグのバランスが良く、最初から最後まで面白い漫画だった。 霊媒師いずなの良さ霊媒師いずな 真倉翔 岡野剛名無し地獄先生ぬ~べ~に登場するイタコ・いずなが主人公の漫画です。 ぬ〜べ〜を読んでいた人や、昭和っぽい怪奇オカルト物が好きな人なら楽しめると思います。 今作も妖怪絡みのトラブルとか、ぬ~べ~の時に登場していたキャラも多数出てきます。少年誌じゃなくなったのでエロは多し。 絵柄も昔の絵のままで安心して読めました。変わり映えしないと言われたらそれまでですが、以前と変わらない安定感のある絵というのも良いものです。ホラーとコメディのこれ以上ない共存●特装版●怨霊奥様 若狭たけし アンブル編集部nyaeできれば全人類におすすめしたいくらい面白いんですが、ホラーが本気で無理って人にはおすすめできません。なぜなら怨霊奥様がしっかり怖いから。笑 こんなにも怖さと笑いがぶつかることなく共存している漫画とは思いませんでした。 そもそも設定からして突飛すぎるんですが、結婚していた奥さんが死んで怨霊になったのではなく、自分の部屋にいた怨霊に一目惚れして結婚してるのです。もちろん籍を入れることはできないので口約束だけで成り立っている関係です。 怨霊の麗美さんもできるだけ生きた人間のなかに馴染めるようにいろんなところで工夫をしているのが微笑ましい。お弁当作りだってお手の物です。 期待以上の面白さだった滅びの笛 西村寿行 田辺節雄starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。最初読んだとき、綾瀬…約束のネバーランド 白井カイウ 出水ぽすかaico最初読んだとき、綾瀬はるか主演の「わたしを離さないで」の原作??かと思いました。でも設定とか色々違うから似てるだけなのかな。 絵が可愛らしいのに話が惨いです(><)でも、都市伝説的なストーリー設定ってなんか興味がそそられちゃうんですよね。 美しい謎の少年を追いかける人々の物語パースペクティブキッド ひさうちみちおかしこ自分はその作品を描いたのがどんな人か気になるタイプだと話たら、作品と作家は別だからそんなことは考えないと言われ、この「パースペクティブキッド」を渡された。ひさうちみちお先生のファンは実際に先生にお会いすると作風と本人がまったく違うので驚くのだと言う。 端正なペンタッチで耽美な世界が描かれている。男色や殺人や吸血鬼まで描かれているけど悪趣味なおどろおどろしさはない。追いかけ続ける美少年キッドが一体何者なのか…?ユーモアと美しさの余韻が残って好きな終わり方だった。 あとがきにデビュー前は見た夢の内容そのままのつまらない漫画を描いていたとあったけど、そのプロセスがなければ描かれなかった作品かもしれない。他人の夢はつまらないとは言うけど、話の構成が上手ければそんなことないんだと思う。それがなかなか出来ないんだけど。20代でこれを描かれたのはすごい。 大変だなあ娘の友達 萩原あさ美大トロ美也ちゃんがとにかくかわいいです。美也ちゃんと三崎くんの恋をずっと応援したいです。 お父さんときぃちゃんは、まだそんなに悪いことしてないのに勝手に罪悪感に酔っててキモいです。でもこういう人いっぱいいますよね。ストーリーが結構グロ…君が僕らを悪魔と呼んだ頃 さの隆aicoストーリーが結構グロいのに、なんかキャラが爽やかで意外に読みやすい。こういう主人公は高感度高いな。映画のCMで知った仮面病棟 知念実希人 NICOMICHIHIRO名無し最近、テレビCMでウザいくらい流れまくってますよね…。正直、映像からは安っぽい印象を受けていたのですが、コミカライズ版の1話を読んでみたところ、絵がかなり綺麗で良い感じ。まだ1巻時点では続きが気になってしまうので、続刊が出たら買いたいと思います。 魔女は村人たちを守れるのか?! #1巻応援エデンの魔女たち 岡崎純平 小林且典karin出来の悪い魔女と、それを取り巻く村人たちのストーリー。 主人公の魔女にはいろんな欠点があるようですが、それが今後どうなっていくのか気になるところ。 ファンタジーで可愛いです。 続きが楽しみ😆絵がかわいいので、昔…薬屋のひとりごと 日向夏 ねこクラゲ 七緒一綺 しのとうこaico絵がかわいいので、昔のもののストーリーって単語がピンとかないからよみにくいの多いけど、これは読みやすい。女性の美に関する話題も好きなので、おもしろい!絵がかわいいからどん…見える子ちゃん 泉朝樹aico絵がかわいいからどんな話かと思えばホラー!! ひさしぶりに漫画でホラー読みました。ホラーにしては女子にも読みやすい漫画かと! 孤島に集まった7人と未解決連続殺人事件十角館の殺人 清原紘 綾辻行人エリザベス※ネタバレを含むクチコミです。田村由美の極上ホラー短編こわいはなし 大人のための極上ホラー 田村由美 鯖ななこ 桜和アスカにわかホラー7編を集めた読み切り集。田村由美の「死人の記」が断トツで面白かった。亡くなった後の人が生前の行動をなぞって動き続ける世界の話。簡単に言えば人を噛まないゾンビがいる世界という感じ。物語の緩急の付け方、オチへの引き込み方がすごい。日本の崩壊を通して描かれる人間ドラマ日本沈没 一色登希彦 小松左京名無し本作は、小松左京のベストセラー小説「日本沈没」を2006年に漫画化した作品です。原作との相違点はいくつかありますが、日本列島の沈没や崩壊を通して描かれる人間ドラマは原作と変わらない重厚さがあります。日本列島が沈没し、崩壊するという荒唐無稽な設定を成立させるだけの説明が作中できちんとされているため、強い説得力があり、ぐいぐいと引き込まれていきます。自分の居場所が失われていく、自分の居場所が崩壊していくという誰しもに響く普遍的なテーマを取り扱った超大作です。 実写化しましたね! …ホームルーム 千代aico実写化しましたね! キャラが壊れすぎてて怖いのにおもしろく読める話。度が過ぎるとキモいはウケるに変わるのかとw親友の死の真相を明らかにするため独立国家を設立!ハルノクニ 中道裕大 浜中明ANAGUMAギリ・シノ・コーさんの仲良し三人組はスーパーアンドロイドキャット「ハル」とともに、日本国に対して「ハルノクニ」の独立を宣言。親友ハルの死の謎を解き明かし、仇討のための戦いを始める…。 絶海の孤島、籠城戦、AIロボット猫兵器、親友の敵討ち、敵は国家…。 ビビッときませんか???高校生が国家に反逆するんですよ…ネコちゃん1匹を武器に!!! 物語のモチーフ、テーマ、設定、絵柄まで全部自分好みだったので思い入れの深い作品です。 4巻で終わっちゃったのは多分打ち切りだったと思うんですけど、綺麗にまとまっているのでそこまで違和感なく読めると思います。 少年たちがどデカい大人に牙を剥く物語が好きならひとまず手にとっていだきたい!!!爽やかで清々しいゾンビものゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~ 麻生羽呂 高田康太郎starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)主人公はゾンビのように働いていたブラック企業社員だったが、一晩経って目が覚めると世界はゾンビであふれきっていたので、今までやりたくてもできなかったことを100個書き出してパワフルにのびのびと少年漫画らしくやるすがすがしいサバイバル漫画! 主人公がゾンビの世界になったと思わせないくらい生命力に満ち満ちているので見ていて楽しい! この勢いのままどんどんリストを埋めていってほしい。 ただ、原作が『今際の国のアリス』の麻生羽呂先生なので、ゾンビサバイバルの中で生きる希望を得るがためにエグい一面も描いてくれるんじゃないかと少し期待してしまう。 以前、ヤンマガの「会社に鬱の診断書出して彼女には長期出張と嘘ついて1ヵ月の旅に出た」という読切ではわりと希望にあふれていたように思うので、この話ではどう振り幅を出してくるんだろうと楽しみ。 今読んで!!エマージング 外薗昌也やむちゃ新型肺炎が拡散し始めて、皆さん不安な中お過ごしかと思いますが、この状況でエマージング読むとすっごく怖いので読んでください。 不安を煽るわけじゃないんですがパンデミックで伝染病が広まった時のパニックって動物的な本能からくる恐怖ですからどうしようもないですね。 私の中ではとても良いラストだったのでそこも含めて今オススメしたい。表紙ぐろいけど発症区 いとまんやむちゃ能力に目覚めた俺が拉致・活躍(?)する話 なんかタイムリーな漫画ないかなぁと思ってタイトルで選んだんだけどなかなか面白い。 表紙がいかにもグロい絵です!って感じなんだけど読んでみるとそうでもない、むしろこれはギャグか…?って思うようなカジュアル感のある絵で読みやすいかも。初めての田村由美ミステリと言う勿れ 田村由美さいろく実はちゃんと読んだ事なかった田村由美作品。 BASARAも7SEEDSも有名すぎて後の楽しみにしようと思ってたけどつい手にとってしまった。 主人公がひたすらに喋りまくる作品だけど、これは見る人が見ると救われるのではないか。 ミステリー作品は割と毎回スッキリしないのが多い気がしてて(被害者がかわいそうだから暴いてみせる!みたいなのは結構そういうの多いような)これはどうかなと思ったけど、被害者も加害者も、さらには幽霊でさえも納得させられるような語りがあってとてもスッキリ!する。 読む手が止まらないのは主人公の整くんが魅力的だからだろう。これが田村由美作品の入りで良かったかもしれない。他の代表作も楽しみに思えるもの。 「虫」によって導かれる切ない恋恋する寄生虫 三秋縋 ホタテユウキ しおんANAGUMA人間社会での生きづらさを抱えた潔癖症の男・高坂と不登校の女子高生・佐薙が少しずつ互いの心の穴を埋めながら惹かれていくという「年の差」ジャンルのマンガです。 ラブストーリーは正直得意ではないのですが、タイトルのインパクトと美麗な表紙に惹かれて手にとりました。結論から言うとすごいよかったです。 自分の感情が何者かによって作られたものだとしたら…というのは思春期を生きた者なら一度は考えたことがあるんじゃないでしょうか。 それでもなお人を愛せるのか、その気持ちに基づいた恋は本物なのか…というのが本作のテーマです。そこまでだとよくある展開ですが、もう一捻りあるのがゾクゾクするんですよね…。 おとなになって読むのと、中高生ぐらいの時分に読むのとでまた味わいも変わるんだろうな。見事なジュブナイルだと思います。 作画の方もあとがきで語られていましたが、物語に寄り添うかのように絵のエネルギーがグッと増していき、真に迫ってくる瞬間がとても心地よかったです。 高坂と佐薙、どちらの気持ちにもズブリと入り込める画面と物語の説得力に飲み込まれてしまいました。 どちらかというと自分も「希死念慮を抱えた薄幸の美少女なんて手垢のついた青臭いモチーフだぜケッ」と思っちゃうタチなのですが、読み終わる頃には感情プールに投げ出されて浮かんでいるような状態でした。完敗。 実は好きなのかもしれんこういうジャンルが…ということにちょっと気付かせてくれた意味でも、出会えてよかったと思える作品です。ありがとうございました。んん〜?探偵×宇宙人!?探偵プロビデンス 迷宮事件解明録 外木寸名無し探偵というか刑事の元に宇宙人現る! しかも超チートアイテムを持ってるという漫画。 探偵ものと思って読むと全く違うんですが切り口が独特で面白い。 よく描けるなこんな話…と思ってしまいました。<<96979899100>>
海面上昇で陸地が海に沈み、人類が人工地盤の上で生活する世界。旧時代の遺物が遺る海底遺跡へとダイブして探索を行う"アトラダイバー"の物語。新人のナギサは実技の成績はいいけどその他はまるでポンコツ、実際の遺跡へのダイブでもドジばかり。でも優秀な先輩のハルカとバディを組むことになり、持ち前の明るさと切り替えの早さで"アトラダイバー"として成長しながら未知の世界へと足を踏み入れていく―。 という物語なんだけど、物語が進むにつれて徐々に作品の様相が変わっていく。元々海底遺跡へのダイブは危険が伴うという描写が描かれているけど、ナギサが学校で学んできたものとは明らかに違う"危険"が物語の端々で映るようになり、そして1巻の最後でそれは正体不明のままナギサの目にもはっきりと見える形で顕現する。 公式のあらすじにも「ナギサの未知との出会いが始まる」とあるが、果たしてナギサの出会う"未知"とは何なのか。1話からは想像できないような物語が今後も広がっていきそう。 「がっこうぐらし!」を例に挙げると極端かもしれないけど、この作品も実際に手にとってもらった人に最高の形でストーリーのサプライズ感を楽しんでほしい意図があって表紙や帯・あらすじをデザインしてると思う。だけど、逆にそのために本来のターゲットに届いてないとすれば勿体なさすぎる作品。ぜい、騙されたと思って1巻を読んでみてほしい。 1巻まで読了