ギリ・シノ・コーさんの仲良し三人組はスーパーアンドロイドキャット「ハル」とともに、日本国に対して「ハルノクニ」の独立を宣言。親友ハルの死の謎を解き明かし、仇討のための戦いを始める…。

絶海の孤島、籠城戦、AIロボット猫兵器、親友の敵討ち、敵は国家…。
ビビッときませんか???高校生が国家に反逆するんですよ…ネコちゃん1匹を武器に!!!

物語のモチーフ、テーマ、設定、絵柄まで全部自分好みだったので思い入れの深い作品です。
4巻で終わっちゃったのは多分打ち切りだったと思うんですけど、綺麗にまとまっているのでそこまで違和感なく読めると思います。
少年たちがどデカい大人に牙を剥く物語が好きならひとまず手にとっていだきたい!!!

読みたい
エロイーズ 本当のワタシを探して

物語の始まりのシーンが好き

エロイーズ 本当のワタシを探して
ANAGUMA
ANAGUMA

本作、ベンチに座っていたエロイーズがふと記憶喪失になっていたことに気付くシーンから始まるのですが、その自然さがなんだか巧みで、ピンク色のカラートーンとともに強く印象に残っています。 メインとなるストーリーラインはサブタイトルにもある「本当のワタシ」探し。 少ない手がかりを元に記憶を失う前の自分がどんな人間だったのかを調べていく…と書くと壮大なミステリーやサスペンスのようでもありますが、そうそう大変なことが起こるわけでもないのが人生というものかもしれません。 どこにでも居る女性だった(と思われる)エロイーズ・パンソンの身の回りも、世の人のご多分に漏れずありふれた出来事ばかりだったようで、一生懸命過去の自分の身辺調査を行うほどに些細でちっぽけなことばかりが判明していきます。そのようすは親近感やおかしみと同時に、どこか空虚さというか、切なさも感じさせたり…。 「記憶を失う前の自分ってどんな人間だった?」というのを入り口に「そもそも根本的に自分ってどんな人間なんだろう?」という二重の意味で「本当のワタシ」を探すことになるのが妙味です。 そんな深いテーマもありつつ、バンドデシネとしてはかなり読みやすい部類に入ると思います。エロイーズのちょっとした仕草がどれもかわいかったり、普段縁遠いフランスでの「フツーの」暮らしが垣間見えるだけでも面白いので、読む機会があれば気軽に手に取ってみてほしい一作です。

本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
ボルカルス

ボルカルス

怪獣災害と人類の戦いが幕を開ける――!! 大人気ボードゲーム「ボルカルス」をコミカライズ! 『Kaiju on the Earth ボルカルス』の原作・脚本は、ボードゲーム版の総合ディレクションも務めるドロッセルマイヤーズ渡辺範明氏が担当。ゲームでは表現不可能だったボルカルス災害の真実をマンガならではの展開で描き、ボードゲームシリーズを体験済みの方も、未体験の方も楽しめる内容になっています。そして作画は、中道裕大氏が担当。怪獣の脅威とそれに対抗する人間たちのドラマをシリアスなタッチで描き、アニメ化もされた代表作『放課後さいころ倶楽部』のイメージとは異なる新しい魅力が満載です!

Kaiju on the Earth ボルカルス

Kaiju on the Earth ボルカルス

【自分の死を想像したことはあるか?】 富士の火口から突如として現れた、正体不明の怪獣「ボルカルス」。全身から溶岩を噴出し、進化と成長を続けながら進路を焦土と化す無慈悲な巨体が、首都東京に―――― 主人公の一ノ瀬一路は、夢に破れ意味の無い日々を送っている39歳独身男性。同級生の結婚式に参加し、帰り道に幼馴染みの藍田かなたと偶然の再開を果たすも、理解不能なことを言われ事態は急変していく… 大人気最強怪獣ボードゲームのコミカライズ、爆誕!

シェアハウス・ナイル

シェアハウス・ナイル

時空を超えた禁断の恋が始まる――!? 世界の歴史に名を残した偉人たちが現代の日本に復活。そんな彼らが共同生活をおくる場所、その名も「シェアハウス・ナイル」。その家で白馬の王子様を待ちわびるマリー・アントワネット。彼女の前に現れた新たな入居者は好みのワイルド系イケメン! だけどその彼の正体を知った時、彼女は衝撃を受ける――… 時空を超えた恋や友情の物語が始まる――!

放課後さいころ倶楽部

放課後さいころ倶楽部

春の京都―――――見知らぬ街に引っ越してきた女子高生の綾。彼女とはじめて友達になったのは、引っ込み思案な同級生の美姫。ある日の放課後、委員長の翠の後をこっそりつけて綾たちが訪れたのは、アナログゲーム専門店、その名も「さいころ倶楽部」!!思わずやってみたくなる、本場ドイツのボードゲームも満載!!「楽しい」を探す少女たちと、心躍るゲームの世界へ!!

親友の死の真相を明らかにするため独立国家を設立!にコメントする