SF・ファンタジーマンガの感想・レビュー6005件<<233234235236237>>どこかにある星に住む人々のささやかだけどドラマチックな日常惑星9の休日 町田洋名前はまだない惑星9というどこかにある星の人々の話。地軸の関係で年中日が当たらず凍りついてしまった街で氷漬けにされた美女に恋する男とか、芸術家の旦那を亡くした未亡人に恋する重力の研究者の話とか、惑星9から見える月で出会った未確認生物の話とか、思えば恋にまつわるものが多い。 どれも彼らのささやかな日常を描きながらもドラマチックに仕立てていて、最後にはちょっとしたどんでん返し的なオチが待っている。 芸術家の旦那を亡くした未亡人の話と月の話が特に好き。未亡人の話はなんだか話の作りのうまさが凝縮しているように感じるほど、前半までの話が最後の見せ場で集約されていて、読後感もすっといい気持ちになる。一方で月の話は切なさが胸に残り続けます。 どれも面白い。これがデビュー作らしいです。これからも楽しみにしたい漫画家さんです。6/4までまるまる1巻公開中だぞ急げ無能なナナ るーすぼーい 古屋庵mampuku※ネタバレを含むクチコミです。必ず感動できる漫画!狂四郎2030 徳弘正也まさお私にとって一番感動できる漫画がこれです。エロいシーンはとても多いですが、描かれているテーマは純愛です。様々な試練がありますが、2人が純愛を貫く姿には涙すら覚えます。あのワンピースの尾田先生の師匠なだけあって、感動度合いはワンピースを超えます!この漫画を理解できる女の人と付き合いたいですね。。。タイムスリップしてきた30歳の自分に「お前はまだ独身だ」と言われる話こんな未来は聞いてない!! 八寿子ひろりんぬタイムスリップしてきた30歳の自分に「まだ独身どころか処女だ」と言われるんだけど、その後もちょいちょい口を出してくる30歳独身処女の自分が痛くて面白い。 ストーリーも適度にしょうもなくて笑えるんだけど時々ドキッとするシーンもあって絶妙だなーと思った。 唯一の彼女を救うため12年前にタイムリープして不良軍団でのし上がる東京卍リベンジャーズ 和久井健名無しタケミチが中学時代奴隷にされていた不良軍団が12年後に大規模な暴力団的なものに成長していて、当時付き合っていた彼女が殺されてしまう。ひょんなことからタイムリープできることを知って、12年前の過去に戻って彼女が死なない今を手に入れる!的なタイムリープものとしては鉄板ストーリー だが、和久井健は「新宿スワン」描いていたっていうのもあってか裏社会的な怖さとか喧嘩的な激しさがいい感じに混ざっているし、主人公のタケミチは結構ダメな男なんだがそこから成長していく感じもありそうでいいヤンキー少年漫画文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作「夏休みの町」夜とコンクリート 町田洋名無し読み終わって最終的に「戻りたいけど戻れないあの時」を思い出すような作品。 だらだらとした大学生の夏休み、山のひらけたところでBBQの準備をしていたらTHE科学者ルックのおじいさんが現れて「宇宙人的な何かにさらわれた親友を助けるのに協力してくれ」と言われる。 超自然的な何かが出てくるSFっぽく話が進んでいくけど、全体的に懐かしい風景というか空気感があってあの頃に戻りたい欲がふつふつと湧いてくる短編 ダンゲロスのボードゲームが酷い戦闘破壊学園ダンゲロス 横田卓馬 架神恭介片桐安十郎戦闘破壊学園ダンゲロスのボードゲームがこの前発売されたのですが、能力が原作そのまんまで酷いです。 脱糞したら蟻地獄を作れるとか キンタマを爆発させるとか 処女ならイチモツで貫けるとか(知りの穴の処女でも可)とにかく酷い だけどやってみるとすごく楽しい 後公式がユーザーがカードを自作出来るようにPhotoshopとillustratorで加工出来るレイヤーを配布してて自前のカードを混ぜて遊ぶのもとても楽しい 日本一の夫を探して侍渡世恋情デスペラード アントンシク名無しちょっと気になってて読んでみたら面白かった。紋子かわいいし、凹松もかわいいし、アクション派手でうまいし、ちょっとアホっぽいところもおもしろかった出会いと別れの短編集 原百合子デビュー作熱海の宇宙人 原百合子レレレのおばちゃん1番古くてビーム2015年の5月号、最近ので2017年6月号だから2年の間に描かれたものをまとめた短編集。 どれも出会いと別れをテーマにしているように思います。世界観は現実感がありながらどこかファンタジック。 宇宙人が出てきたり、違う惑星に不時着した青年の話だったりするSF的なものから、バレエダンサーの青年が指人形みたいな妖精と出会う話まで、ちょっと不思議な話。 心理描写が繊細でまた描き方がとても独特なので読んでいてすごく引き込まれます。世界一不運な女の子を妖怪たちが幸せにしてあげる話タケヲちゃん物怪録 とよ田みのる斎藤jr魔王みたいなものに祟られているせいで、学校に行くだけでヘルメットとプロテクターが必要なほど不運にも事故とかに見舞われてしまうタケヲちゃんを百鬼荘の妖怪たちが幸せにしてあげる話。タケヲを幸せにすると、タケヲから陰の気が出て、それが妖怪にはとても美味しい食べ物なんだとか。 基本的に1話完結で、いわゆるアパートモノ漫画のよさでもある住人たちとのドタバタコメディが話の中心で、たまにほろっとするいい話もある。 妖怪たちに幸せにされていって後半になるにつれてタケヲの感情が豊かになって行くところも可愛い。 個人的には天邪鬼の話が一番感動的で好きだった。 劇場アニメ化新装版 BLAME! 弐瓶勉デデデ10年くらい前は絵が受け付けなくて読んでなかったんだけど、新装版買って読んでみたら面白かった。アニメ化楽しみ。伝説的アニメの原作攻殻機動隊 士郎正宗地獄の田中今更ながら士郎正宗の「攻殻機動隊」を読んだ。 アニメのSTAND ALONE COMPLEX 2nd GIGのラストシーンはむしろ原作の最初のシーンなんだって知って感動した。 「桜の24時間監視」ってところみんなと違うことの辛さや使命ホカヒビト 北森サイバナ普通の人には見えないものが見えてしまう子。人の愚かさや欲が溢れるなか、師匠と弟子が、どう生き、どう育っていくのか…もう少し読みたかったです。絵が美しいです。 二瓶作品で一番好きだなBIOMEGA 弐瓶勉名無しシドニアの騎士ほど分かりやすくないけど、BLAME!よりもわかりやすいっていう二瓶成分がちょうどいいのがバイオメガだと思う。 アニメ化宝石の国 市川春子名無し宝石の国がアニメ化10月からテレビ放送開始だとか 嬉しいし楽しみだ http://natalie.mu/comic/news/233197ロアナプラに住みたいブラック・ラグーン 広江礼威名無し雑多で猥雑で犯罪に溢れた悪の街みたいなのがすごい好きなんですよね だから、ブラックラグーンのロアナプラとかドストライクで大好き あと、ああいう街だからこその真理というか深みというかそういうのもまたいいですね 雷句誠の新連載VECTOR BALL 雷句誠名無しネットで話題になってたから気になってた。ガッシュみたいに、天才×能力者のバディ物って感じで、ガッシュが好きだったから期待してる純潔のマリアの前日譚や後日譚やアナザーサイドストーリー純潔のマリア exhibition 石川雅之名無し純潔のマリアを補完するようなストーリーが収録されている。 ビブの話(前日譚。読むと本編に対してああなるほどねってなる) マリアと使い魔達の日常の一コマ(仲良しだねって思う系) ジョセフの話(前日譚。ジョセフへの好感度が上がる) エゼキエルの話(後日譚) 純潔のマリア自体綺麗に話がまとまっていてとてもいい感じなんだけど、また読み返したくさせるような前日譚など。純潔のマリアを読んで面白いと思ったら、買って損がない。というか買って読まない方が損くらいの良さ。化け猫ハートフルストーリー萩尾望都・田中アコ短編集 ゲバラシリーズ 菱川さんと猫 萩尾望都 田中アコ渚ブルー主人公の白湯子が会社に行ったら菱川さんの席に成人男性大の猫が座ってたっていうところから始まっていくんですが、この猫が菱川さんに化けていた化け猫のゲバラです。 白湯子だけがゲバラの変身を見破れるらしく、他の人は普通に菱川さんとして見えているんだけど猫アレルギーの人がくしゃみが止まらなくなっていたりして、そこらへんは猫を隠せないみたい。 どの話も人間社会に隠れ住んでいる妖怪たちとの交流?が描かれていて、妖怪の純粋さとかに気づかされることがある、みたいな話。特に1話目のゲバラとの話がそういう感じだった。 3話構成で、1話目と3話目がほっこり、2話目がちょっと悲しいけど一番好き。 優等生の女の子と死んでしまった愛犬のハートフルな話わずかいっちょまえ 星里もちるりょー1母子家庭で一人っ子で優等生の遊川和好(わずか)と和好の心の支えだった犬のマッハ号の話。 死んでしまったマッハ号が幽霊的な感じで天界に止まって和好のことを見守っていたり現世に戻ってきたりするから、孤独感に苛まれる和好をマッハ号が幽霊パワーで助けるって漫画かなと思っていたらそういう訳でもなかった。 マッハ号は直接和好に関わることはほぼなく、マッハ号に頼りっきりだった和好がマッハ号から自立してちょっと大人になる話でとてもよかった。田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集田辺イエロウ短編集 フェイク! 田辺イエロウ名無し田辺イエロウのデビュー作や投稿作が収録された短編集。それぞれの作品に田辺イエロウのコメントがついている。結界師のプロトタイプ版もある。(結界師・指南之書にも収録されてるとか) 収録されている中で一番古い「闇の中」が一番インパクトあった。「一読しただけでは意味がわからないところが多い」ってコメントがあってまさかそんなことないだろって思ってたら実際急な展開でいつからそうなってたの?ってなった。 どれも世界観とか設定はシンプルなんだけどキャラクターが魅力的で面白い。とよ田みのるの傑作短編集とよ田みのる短編集 とよ田みのるマンガトリツカレ男「FLIP-FLAP 」/「友達100人できるかな」の作者のとよ田みのるの短編集 「素敵な面倒さん」/「CATCH&THROW」/「ヒカルちゃん」/「等価なふたり」/「片桐くん」の読み切りが掲載されている。 個人的には「CATCH&THROW」が最高だった。 こういう短編集を毎日読みたいもんだな。 素晴らしいオークが女騎士を育成してみた くま無名久しぶりに超良作に巡り会えました。近年のオタク、マニア受けの画風、内容でなく、一般人向けの良い作品です。基本ギャグですが、シリアスな場面もあり、感動します。魔法少女ルックだけどSFな世界観だったアリスと蔵六 今井哲也ずっころばし表紙の絵とか1巻の感じだと魔法少女なのかなって思ったけど、読み進めていくとむしろSFの方がしっくりくるような設定だった。そして、まさか萌え系ですらなかったというのがちょっと驚きだった。。 大人になった紗名がちょくちょく出てきているようで、悲しいかもしれないけどいい終わり方になりそうで完結までが楽しみ。まだ先は長そうだけど。<<233234235236237>>
惑星9というどこかにある星の人々の話。地軸の関係で年中日が当たらず凍りついてしまった街で氷漬けにされた美女に恋する男とか、芸術家の旦那を亡くした未亡人に恋する重力の研究者の話とか、惑星9から見える月で出会った未確認生物の話とか、思えば恋にまつわるものが多い。 どれも彼らのささやかな日常を描きながらもドラマチックに仕立てていて、最後にはちょっとしたどんでん返し的なオチが待っている。 芸術家の旦那を亡くした未亡人の話と月の話が特に好き。未亡人の話はなんだか話の作りのうまさが凝縮しているように感じるほど、前半までの話が最後の見せ場で集約されていて、読後感もすっといい気持ちになる。一方で月の話は切なさが胸に残り続けます。 どれも面白い。これがデビュー作らしいです。これからも楽しみにしたい漫画家さんです。