学園マンガの感想・レビュー4260件<<8182838485>>恋の前戯・うどんうどんの女 えすとえむ野愛読めば読むほどうどんがセクシャルなモノに見えてくるから不思議…。 いつも会うあの人のもう一歩を知るのは、案外難しい。 大人になればなるほど、名前を聞く年齢を聞くましてや連絡先を聞くなんてそれなりの覚悟と多大な下心がなければできない。 それは、学食で毎日うどんを作る・チカと学食で毎日うどんを食べる男・キノの関係性にも当てはまる。 顔を見れば見るほど気になって、妄想したりうどんの絵を描いたり…。 うどんを介した2人の距離感がもどかしくてじれったいのに、妙にエロティックだから不思議。 誤解を恐れずに言えば、うどんを作る・食べる行為は前戯のようなものなのでは、とすら思わされるほど。 謎めいたチカの存在がそうさせるのか、キノが描いた艶かしいうどんの絵がそうさせるのか、それともえすとえむ先生マジックがそうさせるのか…。 読んでしまったら最後、うどんを食べる男女を見たら妄想が止まらなくなること間違いなしでしょう。入れ替わりモノはあまり好きではなかったけどたまちぇん!! 師走ゆき名無し※ネタバレを含むクチコミです。種族の違いを超えたオムニバス連載BEAST COMPLEX 板垣巴留名無しBEASTARSが終わって早速新作が読めて嬉しいですね。いつまで連載するかわからないですけどまた単行本が出るくらいは続きますよねきっと。 1話目「ブタとクジャク」はちょっとBLっぽくて良かったです。ラグビー漫画の新たな扉を開いているノーサイドクエスト 好本拓朗名無し※ネタバレを含むクチコミです。 個人的にワンピース越え!読めば読むほど面白い!BLEACH カラー版 久保帯人YuRi【公式】※ネタバレを含むクチコミです。教育の場でのワケ判らんギャグが生む笑い泣きシンマイ新田イズム 上野祥吾 ひらけい名無し主人公は若い新米教師だが、教師ものドラマによくある 熱血漢とか愛に溢れた人情家、でもない、という感じ。 「学校を支配するのが目的」というワケ判らんヤツ。 同僚教師も教え子たちも振り回されまくる。 それでも毎回なんだかんだで問題解決でハッピーエンド? だがけしてギャグ漫画だからなあ、というノリだけでもない。 理解不能な傍若無人キャラの新米教師だが、 そのシュールなギャグ行動が実はその裏に 深い人間愛があっての行動だったのか、と 思わせられ、ちょっと感動しそうな話だったりしたり。 と、思っているとそこからさらに 「あ、それはナイナ、ウン」 と思うような流れもあったりして(笑) この漫画を読んで、シュールなギャグに笑い泣きするのも、 自分は間違って解釈しているのかもと思いながらも 感動して涙を浮かべるのも、 どちらに感じるかは、読んだ人次第。答えらしきものに飛びつかないねじの人々 若木民喜hysysk学校生活で生まれる疑問と、そこからつながる哲学的な話題への接続が自然で、キャラクターも魅力的。主人公には熱血さがなく、かといって冷笑的でもなく、ちょうどいい淡白さで無理やり答えらしきものに飛びつかないのが良い。 それだけに3巻の展開はキャラクターが動いて思索しているというよりは、作者の考えに誘導しているようであまり好きになれない(キャラクターでなくメタな作者と編集者らしき影が話を進めている)。作品が続くためには色んな条件が絡んでくるとは思うが、2巻までのテンションでもっとじっくり読みたかった。 独特の世界観があって引き込まれます。ここは今から倫理です。 雨瀬シオリPom 1話1話、話が深い。独特の世界観で表情がとてもリアルで時々ゾクっとさせられる。 でも正直、倫理って難しくて、読みながら高柳先生の言葉に考えさせられた。 そして自分も授業受けてる感覚になる。 高柳先生を好きになって告白した女の子が発した大人って汚い。の言葉が印象に残った。 またどんな倫理の授業をするのか、どんな生徒が出てくるのか楽しみです。タイムスリップしちゃう癖がある主人公時間の歩き方 榎本ナリコななし主人公はドアを開けるとタイムスリップしてまう癖がある以外はフツーの中学生の杉田果子。ある日タイムトラベルをしていた未来人の井村愚太と出会いますが、それがきっかけで時間の流れが変わってしまい果子が片思いしている先輩が死んでしまいます。なんとか愚太の力を借りて自分のせいで死んでしまった先輩の運命を変えることに成功しますが、その影響で今度は二人が時間の流れからはみ出してしまったので、タイムトラベルをして元に戻る方法を探しにいく話です。 私は普段あまりファンタジーやSFを読まないので、ストーリーが進むごとに複雑になっていくタイムパラドックスの理論とかは難しかったです…。でも最初の先輩の事故を防ぐ為に奮闘する話や終わり方、作品全体の雰囲気や絵も好きなので、榎本ナリコ先生の他の作品も読んでみたいと思いました。1話が一番面白かった「デコ弁」漫画ニコべん! 角光名無し料理漫画、しかも男の子がデコ弁を作る話って面白そうと思って全巻買って読んだけど1話が一番面白かった。タコさんウインナーを醤油差しにするアイデアすごい!作中に登場した弁当の完成写真が巻末についてるところも良い! ただ学園ラブコメのノリが臭くて寒くて自分には合わなかった。 時々起こる試練みたいなのもあんまり説得力がないというか…リアリティレベルが無茶苦茶というか…別の意味で面白かった。 一眼レフぶっ壊すとか、家族経営の弁当屋が主人公が考えた細かい作業を要するデコ弁を大喜びするとか。 一番謎だったのがヤンキーのやつ。 ヤンキーがパシリの母親に1週間弁当作らせる←? 作ってる主人公はデコ弁じゃない「普通の弁当」を作るのが辛い←おもしろい ヤンキーが好きな犬をデコ弁で作ってヤンキーが主人公を認めて会心←??? 弁当の調理パートはすごく描写が細かくて読み応えがあったし、出来上がったお弁当もすごく美味しそうなだけに、もしお弁当作りに真剣にフォーカスした漫画だったらもっと面白くなってウケたんじゃないかなと思う。 (まあチャンピオンで連載してたっぽいので、ラブコメは無理やりにでも入れなきゃだめだったんだろうな…) 後半全然弁当作らないまま父親とも和解せずに終わってしまい本当に残念。 いずれ鳥田が弁当の写真撮る予定だったのかなとか想像してしまう。 あとがきによると作者がラブコメ描けて満足そうなんで良かったのかな。 ウマ娘の波がきている〜!ウマ娘 シンデレラグレイ Cygames 久住太陽 杉浦理史 伊藤隼之介 伊藤隼之介(原作:Cygames)名無しゲームもいいが漫画はどうなんだ、と言う感じで一巻読了。 ゲームやっててもそう思うんですが元のウマがどういう馬だったか知ってると尚更面白いんですけどね。 オグリなんて有名も有名、もう大元も大元の馬なので風格バリバリ合って当然なんですが何も知らない読者的には見開きで名前言うのどう感じるんだろう…。 元ネタはさておき、漫画の感想としてはスポ根ものでファンタジー要素入りつつ学園、競馬…(というより馬体の注目ポイント)みたいな感じですね! コマ割りと描写はスポーツなんですがスポーツの技名とか技術が出てくる訳でもないので描くの、む、難しそう! 自分的には牡馬の方が好きなんですが、女の子になってもその馬の魅力はちゃんと反映してくれているので純粋に応援できます。こんな先生いて欲しい! #完結応援性教育120% 田滝ききき ほとむら天沢聖司最近増えてる面白くて真面目な性教育漫画の1つ。メチャクチャためになります…1話に出てくるデンタルダムとか全く知らなかったです。 女子校が舞台ということで、内容的には性行為や体についてどちらかといえば女性についての記述が多いかなという印象。 登場する生徒たちの性格はさまざまで、入学2か月ですでに彼女がいる子、BL好きな子、性愛が沸かない子など。様々な子がいることで、性に対していろんな受け止め方があるのだなとわかってホッとします。 3巻冒頭の「夏休みに妊娠しちゃったら」という辻先生と中沢先生のロールプレイめちゃくちゃ良かったです。 中沢先生のクズの才能にドキドキしました…好き…。 辻先生みたいな明るくてサッパリした先生が身近にいたら、気兼ねなく聞きにくいことも質問できそうでうらやましいです。 こういう作品はどれだけあっても困りませんからもっともっと増えて欲しいです。「近さ」を巡る百合短編集おねだりしてみて 雪子あうしぃ@カワイイマンガ『ふたりべや』では二人の恋愛ではない?親密さを描き続ける雪子先生。この短編集『おねだりしてみて』も、様々な「近さ」を描いている。 それは寄り添って安心を得る、という『ふたりべや』に近い内容もあれば、秘された心と向き合い、関係を構築する内容もある。いずれも恋心がどうこうよりも「どうすれば安心できるのか」の方が大切なテーマの様だ。 だから読後には、二人の「続き」への興味と空想が尽きない。興味深い連載のパイロット版が何本も並んでいる様な面白さなのだ。 そしてここから『ふたりべや』も始まる。 ♡♡♡♡♡ ●『おねだりしてみて』隣人の喘ぎ声が気になる。近付き、事情を知り、そして……ラストにビックリ。 ●『魔法少女が将来なりたい職業1位になりました。』魔法少女養成学校に、おバカ女子と賢い親友が挑む!彼女の資質は親友力? ●『No.105』液体になれるけど元に戻れないアンドロイドと、彼女に苛立つ博士の助手。心開けば、彼女は水鏡。 ●『筍と帆立の春雨サラダゆず胡椒風味』不眠症のお姉さんとサラダしか食べない少女、深夜の逢瀬。 ●『泣きたい人は何処にも居ない』彼女は私に傷付けさせる。嫌なのに抗えない、そして彼女は……。グロ注意。 ●『蜂蜜日和』双子の姉妹はいつも密接していて、でも少し内面は違って、それでも一緒にいる。 ●『ふたりべや』連載作品の元になった同人作品。少し設定は違うらしいが、ほぼ一緒。この近さ、良いなぁ。 NはNullのNのあとに読むとどうしてもね眠らないでタエちゃん 中村ゆきひろヌルエヌヌルエヌのほうが真価を発揮してるなと思っちゃいますね。 でもこっちもこっちで好きです。ドジゆえのちょいエロハプニングも多少起こりますけど、男子がほぼ出てこない漫画なのでタエちゃんのしょうもなさに集中できました。テンポもいいし、小ネタも多いし、しっかり者の妹がとくに好き。 もしかしたら出るはずの2巻が出てないのかな… ヌルエヌもそうですけどこの作家さん本当に実力あるのに残念な結果になりがちなんだな。ファンなので単行本を買って応援したいです。生徒会副会長が会長に告らせようとする漫画かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂アカ横田アニメが面白かったので、漫画も読みはじめました。 ふたりとも頭脳明晰で成績もいいのに、かぐやがたまに見せるアホなところが好きです。帯ギュみたいな完璧なスポーツ・部活漫画って他にある?帯をギュッとね! 河合克敏名無し完全に個人の感想だけど、スポーツ、または部活がテーマの漫画でこれを超えるほど面白いものにいまだに出会ってません。といっても正直そこまでたくさん漫画を読んでいるわけではないので、帯ギュみたいな最高に面白くて、中だるみもなくて、読後感が爽やかなスポーツ・部活漫画が他にあれば教えて欲しくて書き込みました! 奇跡的に面白いセトウツミ 此元和津也狐優曇華※ネタバレを含むクチコミです。福をもたらす神が、離島で巻き起こす騒動ゴールデンゴールド 堀尾省太名無し※ネタバレを含むクチコミです。「半ドン」の土曜午後、調理室で秘密のランチ #1巻応援土曜日のランチメイト 高尾じんぐsogor25舞台は土曜日の午前中にも学校があった1990年代のとある中学校。 クラス委員長の2年生・高野真穂にはある秘密がありました。 それは、土曜日の授業が終わったあとのお昼に調理室にこっそり忍び込んで、そこでお昼ごはんを作って食べているということ。 しかしある日、いつものように調理室で1人お昼ごはんを食べているのを同じクラスの野球部の男子・宮森航太に見つかってしまいます。 それをきっかけに、毎週土曜に調理室にやってくるようになった航太と、彼と一緒にお昼を食べることになる真穂の様子を描いた作品です。 密かな楽しみであったお昼の時間を邪魔されたくない真穂と、ただ部活前においしいお昼が食べたい航太。 2人は最初はいがみ合っていましたが、真穂のマジメな性格と航太の無邪気さが予想外に噛み合い、次第にまるで夫婦のようなやりとりをし始める、そんな様子が微笑ましい作品です。 また、作中で描かれているのは一見すると現代と同じような中学校の風景なんですが、よく見てみると1990年代らしい描写がいろんな所にあって、読む人によってはどこか懐かしい、ノスタルジックな雰囲気を感じるかもしれない作品です。 1巻まで読了 なぜ「いじめ」はこんなに長く続いているのか?いじめ 五十嵐かおるまるまる五十嵐かおる先生の言わずとしれた代表作「いじめ」シリーズ。1話完結のオムニバスです。2021年2月現在、17巻も出てるうえに、いまだに連載が続いていることに驚愕。今更ながら読んでみたいと思いつつ、17冊買うのはなかなか勇気がいる。そこで、1巻と最新17巻のみ、とりあえず読んでみることにしました。 ストーリーの基本的な構成としては ・女子生徒から女子生徒へのいじめ ・視点はいじめ側、いじめられ側、いじめリーダー格に逆らえない立場側など様々 ・最終的には同級生や近い年齢の女生徒が味方についていじめから抜け出す という感じ。 共通しているメッセージとしては「ひとりじゃない。きっと誰かが味方になってくれるから諦めないで」というものだと思います(多分)。 1巻と17巻を読んで比べた結果、ほとんど内容は同じであることがわかりました。16年続いてても変わらないって色んな意味ですごい。 私はちゃお読者ではないし、対象年齢からははるかにかけ離れているのでなんとも言えませんが、この漫画が16年も同じような内容で続いていて、そしてきっとこれからも続いていく。その意味ってなんなんでしょうか。 確実なことは、対象者は女子小学生なのでその子達が「読みたくない」ものではいけない。したがって、悪は粛正され、正義は勝たなくてはいけない。だとすると、中にはこの漫画を完全フィクションの勧善懲悪エンタメとして楽しんでいる人もたくさんいるのでは。しかし現実はそう簡単ではなく、いじめ問題の根は深く複雑で、むしろいじめる側にこそケアが必要な場合もあるけれど…。 他の巻も読めば、男子が主人公だったり、親や教師がもっと介入してきたり、いじめる側の心の病に焦点を当てるエピソードもあるんだろうか?いや、無さそう。 ちょっと調べてみたところ、結構教材として使われていることがあるみたいです。なるほど。そう考えると、余計にもっとバリエーションを増やしたほうがいいんじゃないかと思ってしまうな。うーん。 漫画にいじめをなくす力はなくても、いじめられている子の心を少しでも救うことはできる。それを続けることにはとても大きな意味があるということですかね。 (あえてここでは続く理由は「売れるから」とは言わないでおきますよ。)お嬢様が激辛料理で自分を罰する激辛お嬢さまは自分を罰したい 小菊路よう六文銭ちょっと何言っているかわからないかもしれないが、本当にそういう話です。 学校生活で、ちょっとしたヘマやミスで罪の意識を感じたお嬢様が、激辛料理を食べて自分を罰し戒める。 禊みたいな感じ。 それ、ただ単に激辛料理を食べたいだけじゃね? という気持ちをグッとこらえるのが、大人というものです。 激辛料理の刺激で扇情的なシーンが多々あり、主人公とのかけあいが、ほんのり百合風味なのも特徴。 全3巻とさっくり読めて、よい感じです。 お嬢様×グルメ×百合 にピンときたらおすすめしたいです。 手品先輩終わってもうた…手品先輩 アズ手品先輩終了を信じたくない男ずっと続くものだと思ってたけど本当に手品先輩終わってもうた…。 終わるのは寂しいけどお疲れ様でした。とても楽しかったです。 ヒーローは博士ポジ?(「らしさ」の解体)魔法先生ネギま! MAGISTER NEGI MAGI 赤松健あうしぃ@カワイイマンガ『魔法先生ネギま!』の私的ベストバウトは、27巻のネギ・スプリングフィールド対ジャック・ラカン戦です。 犬上小太郎とのタッグ戦ですが、終始ラカンとネギの力比べが繰り広げられます。しかし魔法世界最強傭兵に対し、実力的に劣るネギ。それをカバーしたのは、何重にも仕掛けた罠と、天才的な魔法開発力、そしてあらゆる力を取り入れた、なりふり構わぬ戦術でした。 戦いの後、ネギは称賛と共に揶揄されます。「(筆者注:それはヒーローというより)どう考えてもハカセポジションやで!」 (27巻249時間目より引用。口調からして味方の小太郎ですね……) ヒーローらしくない博士ポジの主役……そうネギが呼ばれる時、私は同時代に週刊少年マガジンで連載されたテニス漫画『ベイビーステップ』を思い出します。 ベイビーステップの主人公・丸尾栄一郎は、浅いキャリアと肉体的な不足を補うべく、「研究」と「コントロール」を武器として強豪と対峙する。遂に世界ランカーになる彼ですが、最後までコートで研究ノートを書き続けました。 2000年代末から2010年代にかけて同じ誌面に描かれた、二人の「博士ポジ」主人公。彼らはヒーロー「らしく無さ」がカッコ良くなる、と言う事を示してくれました。 この10年でマンガに描かれてきた、ジェンダーの揺らぎや、新たな文化系ジャンル、もしくはスポーツ漫画の新たな価値観や育成観。そこでは少年マンガに顕著な従来のヒーロー「らしさ」は、解体されて行く。 そしてそこで描かれるバトルは、従来のヒーローバトルよりも更に複雑で、新たな視点からの面白さに満ちている。旧世代代表のラカンを乗り越えるネギの戦いは、その代表例と言えるでしょう。 #マンバ読書会 #少年マンガの名バトル一番やばいのは…ホームルーム 千代名無し一番やばいのは誰だ選手権みたいになってきた。途中からラブリンがまともな人間に見えてくるから不思議 写実的に描いてあるけど大ゴマで見せるシーンが多いのでさらっと読める<<8182838485>>
読めば読むほどうどんがセクシャルなモノに見えてくるから不思議…。 いつも会うあの人のもう一歩を知るのは、案外難しい。 大人になればなるほど、名前を聞く年齢を聞くましてや連絡先を聞くなんてそれなりの覚悟と多大な下心がなければできない。 それは、学食で毎日うどんを作る・チカと学食で毎日うどんを食べる男・キノの関係性にも当てはまる。 顔を見れば見るほど気になって、妄想したりうどんの絵を描いたり…。 うどんを介した2人の距離感がもどかしくてじれったいのに、妙にエロティックだから不思議。 誤解を恐れずに言えば、うどんを作る・食べる行為は前戯のようなものなのでは、とすら思わされるほど。 謎めいたチカの存在がそうさせるのか、キノが描いた艶かしいうどんの絵がそうさせるのか、それともえすとえむ先生マジックがそうさせるのか…。 読んでしまったら最後、うどんを食べる男女を見たら妄想が止まらなくなること間違いなしでしょう。