この記事を偶然見かけて、全く名前も聞いたこと無い作家さんだったのですぐに電子で買って読んでみました。

先日、引っ越しをした。私の場合、引っ越しで一番多い荷物は本だ。数日かけて計画的に段ボールに詰めていかないと終わらない。見積もりにやってきた引っ越し業者の人が必ず絶句する量だ。 心を無にして詰めていかねばならないのに、漫画の棚の前で時...


これを10代の時にいいと思って読んでいたなら、この記事の筆者のように今でも手放せないものになるだろうなと思います。私も紙で買い直そうと思ったくらい気に入った一冊です。

本作は12本の読切が載っている短編集。
全部の話に言及するのは難しいのですが、もれなく、すべて、素晴らしいお話でした。
すべての話を読んで共通したのは
こういう感情、経験はあるけど漫画で描くんだ!
という驚きでした。
あと、どの登場人物もいわゆるそこら辺にいそう、というか漫画的に印象に残るキャラ付けのようおなものがほぼない。それも理由はわからないけどすごいなと思いました。

この作者さんの出してる漫画、全部読もうと決めました。

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ママレード・ボーイ

憧れのアーバンライフ少女漫画

ママレード・ボーイ
まるまる
まるまる

内容は、親同士が再婚してある日突然知らないイケメン男子と同居生活が始まっちゃった!どうなるの〜!?☆という話で、主人公たちが高校から大学までの数年間で様々な恋模様を展開しながらこの上なく完璧なかたちで完結する名作です。 そして、ママレード・ボーイ littleという素晴らしい続編へ続くことができるわけです。 りぼん連載当時のわたし(小学生)からすると、主人公たちは高校生ですが、やることなすこと全てが憧れの「少し大人の恋愛」に映っていたくらい、ママレードボーイは全体的に落ち着きと品があるラブストーリーでした。 吉住先生の(いい意味で)手描き感のない細くてキレイな線の影響もあると思います。 今思えば、登場人物たちは皆(実際にそういう設定なのかはさておき)それなりの富裕層家庭で育っており、身につけるものや振る舞いが上品。あの世界には不良とかヤンキーの概念がなさそう。 制服のデザインも凝っており、私服も洗礼されていてめちゃめちゃオシャレです。何度真似して描いたことか…。とくに女の子キャラの服装は今見ても可愛い。 なので、アニメで光希が水色やピンクの服ばかり着ているのが嫌だと先生が言ってた記憶があります。 個人的にはすず×蛍カップル推しですね。美しい容姿を持ち、スポットライトを浴びる者同士、お互いを高め合える関係で、わがままなすずちゃんとクールな蛍くん。ナイスカップル。 ママレは90年代りぼん作品の中では、ベスト3に入るほど好きです。

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笑えない理由

笑えない理由

幼い頃、近所の男の子・瑛士に笑った顔が不細工だと言われたことが原因で、人前で笑えなくなった伏屋かな子。そんなある日、かな子の通う学校に転校したはずの瑛士が戻ってきた!!内気なかな子の周囲に波乱の予感が…。笑い方を忘れた少女に、再び笑顔が戻る日は来るのか!?

鍵 -かぎ-

鍵 -かぎ-

同性の亀田に恋心を抱きながらも、親友の関係を壊さないよう、自分の気持ちに固く鍵をかけていた服部。しかし、亀田に好きな女性が現れたことにより、その鍵は…!? 切ない春のピュアロマンス。表題作ほか4編を収録。

スイッチ

スイッチ

昔から先生に好かれたことがない名倉絅は、親友の梢が夢中になっている担任の広田先生がどうにも苦手。しかし、梢が先生にケガを負わせた事件がきっかけとなって、絅の心が揺らぎだした…!?

かつて自分も経験した(かもしれない)感情たち。にコメントする