学園マンガの感想・レビュー4236件<<130131132133134>>絵とキャラがいいので良い漫画異能メイズ 岡田伸一 山田J太mampuku『奴隷区』というヒット作を生み出した作者だけあり、凡百のデスゲ漫画より幾分読みやすいです。山田J太先生の絵が素晴らしいのも手伝ってキャラクターは非常に魅力的。まぁダークミステリーと銘打ってはいますがミステリーとしての質はそれほど、ですが、キャラの良さは面白さの源泉だと思っているのでそれだけでも高評価に値します面白いかぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂アカ名無し今無料期間で4冊読めるそうで。 面白いです。 普通の学生生活でも登場人物がひねくれてたらここまで面白くなるのか、と! 「天才」と区分してしまうとそう見えちゃいますが、天才の話というか強情で考え込んでしまう人間の話ですよね。 告ったら負け! 告らない為には、相手を出し抜く為にはどうするか! それをずっと考えてる二人可愛いです。人間模様が大学生みたい!スキップとローファー 高松美咲大トロ高校生なのにみんな大人っぽいですね! やっぱ東京の高校生はすごいな〜(福島県出身)最後の最後までどうなるかわからない展開僕たちがやりました 荒木光 金城宗幸いい漫画読み1巻から9巻まで大きな起承転結はあるとして、話の筋は、罪を犯してしまった高校生たちがどうなっていくか。 ヤンマガということでお色気で合ったりバイオレンスなシーンもあるが、話はちゃんと登場人物の行動を丁寧に追って行っている。 どう収束させるんだと思っていたが最後も納得できる終わり方。 大ゴマでどちらかというと映像作品に近い漫画作り。 ラストまで一気に読むのをおすすめする。 印象的だったシーンは最後のトビオの「待ってたぜ〜」とシャツの前を寛げて刺せと言わんばかりに見せつけるシーン。 人に読んでもらって面白かったかどうかだけでも聞いてみたい。 いくえみ作品で一番に勧める漫画潔く柔く いくえみ綾いい漫画読みいくえみ漫画でどれおすすめかって聞かれたら自分的にはこれを一番におすすめする。 本棚に全巻あって定期的に読み返してる漫画。 個別の話なのに、全部読むと一つの話、一つの時間軸になってる、こういう描き方される作家は天才だと思う。 これもそんな感じ。 バラバラの話だけど実は繋がってる感じ。 主人公の為に脇役が存在してるわけじゃなく、それぞれが各々の人生を生きている。少女漫画としても漫画としても完成度が高いのではないかと思う。 一巻のカンナ編を読んだ時に泣いて、しばらく経った今読んでもやっぱり泣いたので、泣ける名作としても推したい。自分たちだけでロケットを製作しようとする少年たちのひと夏の冒険なつのロケット あさりよしとお名無し夏は死にたくなります。世の青春くんたちが海にプールに青春しているのを想像すると、悔しくて仕事がはかどるのです。そんな社畜の夜、空を見上げればそこに星が。いやあ、月まで逃避したい 『宇宙兄弟』『プラネテス』『MOONLIGHT MILE』『水惑星年代記』などなど、宇宙を目指す漫画に無条件であこがれを持ってしまいます。それがなぜか、自分でもよくわからないのですが、だれも見たことのないなにかを見たいというフロンティアスピリッツは、とても純粋なもののように思えるのです。 『なつのロケット』は、少年たちのひと夏の冒険を描いた作品です。舞台は海沿いの街の小学校。実験を主人公の泰斗たちは、実践を旨とし、生徒に実験ばかり教えてくれる理科の藤根先生のことが大好きです。ただ、藤根先生の自由な教育方針は、一部父兄の不興をかってしまい、一学期で辞めることになってしまいます。泰斗たちは、藤根先生の教育の正しさを証明するために、自分たちだけでロケットを製作しようとするのですが…。 泰斗が作ろうとするのは固体燃料ロケットです。液体燃料ロケットに比べて構造が簡単というのがその理由です。先生のために頑張ろうとする泰斗を影から見つめるのが、三浦という少年。 三浦は陰気な性格で泰斗たちと性格もあいません。そんな三浦が、泰斗たちの作りかけの固体燃料ロケットを爆破させてしまいます。理由を説明しない三浦と対立する泰斗。そして、泰斗以外のメンバーは三浦が作りかけの液体燃料ロケットの製作に参加し、泰斗は孤立していきます…。 少年たちの和気あいあいとした青春ものではありません。むしろいがみ合いながら、それでも目的に向かって突き進んでいくというハードな物語です。そこには、“子供だから”という甘えはありません。 「飛ばなくてもいいなんて考えて作ったロケットが飛ぶもんか!!」「『努力した』なんてのは卑怯者の言い訳だ」そんな思いを少年たちは叫ぶのです。 少年でありながら、真剣に前に向かって突き進んだ先にあってもの、この物語の美しさは最終コマに全て込められているのです。教育と洗脳の違いとは何なのか…鈴木先生 武富健治名無しドラマ化も映画化もされた『鈴木先生』の連載中から今でも、先輩と飲む度に鈴木先生の教育論を「鈴木メソード」と呼んで、あーでもないこーでもないと盛り上がっています。先生が主人公の漫画は枚挙にいとまがないですが、その中でも『鈴木先生』は異色だったからです。これまでの先生漫画は、生徒が非行→先生が説教→改心というパターンや、生徒がヤクザと援交→先生がヤクザを殴る→改心という、ざっくりとしたイメージがありました。生徒に対する“愛”を叩きこめばなんでも治るというアナログ電化製品に対するかのような発想、たいへんおおらかな時代でしたね。けれど、『鈴木先生』は違います。「いくら強く言われても、自分で納得していないことを人は修正できない」という当たり前だけど難しい現実に鈴木先生は挑戦します。生徒本人が納得し、自分自身でよく考え、行動できるようになることが目標なのは、現実と変わりませんが、そこに至る物語は険しいものばかり。物語の始めでは生徒一人が相手だったのが、やがて保護者も交えてのものになり、最後には学校全体へと鈴木先生の“教育”の場は広がっていきます。鈴木先生は加害者、被害者、保護者、同僚の先生という考え方の違う人々が、思うままに自分の考えを述べる中で、流れを作って教育をするという離れ業をするのです。注目を集めるためにときに声を荒げることもしますし、生徒にわざと殴られることもしますが、それも手段でしか無い。情動的な行動すらも全てコントロールしながら、生徒指導という複数の勢力が拮抗し、リアルタイムに変化する戦場で、鈴木先生は最善手を探し続けるのです。面白いのは、鈴木先生に教えられ、自分で考えることが出来るようになった生徒たちは「鈴木メソード」の尖兵として、その後の鈴木先生の“戦い”の重要な役割をになっていくようになることです。つまりミニ鈴木先生として、他の生徒を誘導するのです。この感化された生徒の役割によって、鈴木先生は学校全体を巻き込むような大きな舞台でも戦うことができるようになるのですが、はたして教育と洗脳の違いとは何なのか…考えさせられます。『鈴木先生』には他にも謎や考察すべき点がたくさんあります。鈴木先生の評判が上がるごろに壊れていってしまう周囲の先生…。鈴木先生お気に入りの小川という生徒の存在…。「鈴木裁判」と“鈴木先生”の完成などなど、読む度に新しいことに気づき、疑問がわきます。今の私の疑問は『「鈴木メソード」から、鈴木先生の想像を上回る生徒が誕生するのだろうか』というもの。まだまだ呑み屋で盛り上がれそうです。 椎名あゆみ作品でいちばん好きあなたとスキャンダル 椎名あゆみまるまるあらためて、この濃い内容にもかかわらず5巻でキレイにまとまってるの天才すぎる。 笑いあり涙あり青春ありドキキュン満載、普通の女子高生だった友香の人生が4人と出会ったことで大きく変わる、ドラマティックラブストーリーです。たぶん椎名先生が大人気作家になったきっかけの作品かと。 「好き」のひとことを言うまで何巻読めばいいんじゃという作品も多い中、あなスキャのキャラは全員好きなもの・人に対してまっすぐ突進するタイプで読んでいてもやっとする展開がない(ご都合主義な部分はあるけど気にならない)。 同性愛に対しての退廃的なイメージが強く出てるところに時代を感じますね。(実際、同性愛者はでてきませんが) 芹香が飼っている猫にバンドメンバーの名前をつけるとか、保(人間は男だけど猫はメス)が妊娠した!とか、そういう小ネタも良いんです。 あと椎名あゆみ先生が描くイケメンは本当にイケメン。りぼんの中で一番。問題作のようで納得できる漫画今夜は月が綺麗ですが、とりあえず死ね 榊原宗々 要マジュロ名無しまずタイトルからして不穏な空気。 一巻、1話で一気に引き込まれる。 グロとエロと予想外は人を楽しませてしまう。 狂気じみてるけど、人間の一感情を誇張しただけで実は正常なのかも、と考えてしまう。 とりあえず読んでみて議論してみたい。想像よりもしっかりと心に残る青に、ふれる。 鈴木望名無し太田母斑と相貌喪失 どっちもよく知らない病気?症状?で読み始めました。 知らなかった〜〜〜 でもこの漫画で知ることができたってことですね、うん。 誰にでもコンプレックスはあるけれど実際に悩んでいることが書かれててううむ…と唸る感じ。 コンプレックスを気遣う方も、気遣われる方も実はすごく疲れる。 人間の弱い部分を真摯に描いた作品で好感がもてます。 素敵な短編集地上はポケットの中の庭 田中相名無し静かだけど細やかな感情の起伏が書かれた短編集です! 陛下と従者の話とか泣いてしまう。 「庭」という場所で繋がる誰かと誰か。素敵です。 主人公の回想で、自分の子供が生まれた時に「生まれたら死んでしまうじゃないか!」とビビる話があるんですが同じこと思う人が他にもいるんだなぁと。 よく漫画では子供が生まれたら喜んで終わりですが、リアルではもっと色々たくさんのことを考える気がします。 庭の話ではなく庭から想起した話ですがどの話も素敵。いい短編集見つけた、と嬉しくなってます。創作活動に触れる全ての人々に送る物語まくむすび 保谷伸sogor25主人公の土暮咲良(つちくれ さくら)は中学の頃から密かにマンガを描き続けていたのだが、本当に些細な、でも本人にとってはとてつもなく大きなきっかけによって、完全にマンガを書くことを諦めてしまう。そこから高校に入学し、新たに部活に入るという段階で出会ったのが"演劇"だった。 創作活動に対して挫折を味わった主人公が、それまでの経験を活かせる、でも全く違う分野で新たな創作活動に光を見出すという物語。個人的には、挫折から新たな才能を発露するという展開を高校1年生までの非常に若い年齢までの中で、しかも1話の導入の段階ではっきり描いていることを凄く新鮮に感じていて、またその導入があるからこそ、作品全体としてはとても軽妙な雰囲気なのに、作品のバックグラウンドに大きな熱量を感じられる作品になっていると思う。 この作品を読んだ時に2作品ほど頭の中をよぎった作品がある。1つは「フェルマーの料理」。こちらは数学の道に挫折した主人公が料理の道に活路を見出すという物語。主人公が目標を見つける経緯には近いものがあり、理系主人公の作品が「フェルマーの料理」なら文系の作品は「まくむすび」と言えるかもしれない。 もう1作が「イチゴーイチハチ!」。こちらも主人公は怪我という形で野球の道に挫折するが、それまでの経験とは全く異なる生徒会の活動に邁進していく物語。個人的には、最初は半ば強引に引き込まれたものの周囲の人々の影響で徐々に演劇部に馴染んでいく咲良の様子が「イチゴーイチハチ!」の主人公・烏谷や幸に重なって見え、今年惜しまれつつも完結したこの作品のロスを抱えるファンの心を埋める作品になってくれるんじゃないか、という期待をしている。 最後に、これは本当に全くの偶然なんだけど、2019年7月19日という日に「創作活動に対して挫折を経験した主人公がまた創作活動に向き合っていく物語」である今作の1巻が発売され読むことが出来たということは私にとっては救いだった。創作をする人であってもそうでなくても、この作品に触れることでどれだけ傷ついても前を向いて歩んでゆける、そんな作品になっていくのではないかと思う。 1巻まで読了「普通」じゃないことの苦労と、喜びと青に、ふれる。 鈴木望兎来栄寿人間は「差異」に敏感な生き物です。「同じ」であることで仲間を形成することもあれば、「違う」ことで排斥することもあります。 本作の主軸となるヒロインは、顔に大きな太田母斑がある女子高生。小さい頃からその容姿によって多くの人がしない苦労を背負ってきた少女です。人に色々と言われることにも慣れて表向きしたたかに生きてはいますが、思春期の女の子として本心では悩んでいない訳がありません。 そんなヒロインの心を動かすのは、一人の男性教師。実は彼もまたとある大半の人とは違う性質を持っていることで子供の頃からいじめを受けるなど辛い想いを味わってきた青年です。 彼らと形は違えど「普通」であることを求められたり「普通」でないことを咎められ傷ついたことのある人であれば、共感できる所は多いでしょう。 一方で、そんな「普通」でない自分をそのままで受け入れてくれる稀有な相手が現れた時の喜びは一入。人生での苦労がなくなることはないでしょうが、それでも優しき理解者と共に過ごす幸せな時間が増えることを祈りながら読んでしまいます。 考え、感じる所の多い良質な作品です。 緊張感のなさ明日のエサ キミだから 若杉公徳やむちゃすごい、なめた感じのサバイバル漫画ですっ! なんでだろう?絵柄? 若杉公徳って…下手に見えるのにキャラがすぐ理解できるし、やっぱりうまいんだろうなぁ。なんか読んでてニヤニヤしちゃうんですよ。怪物に食われたりしているのに。 シリアスさがはっきり言ってゼロなので気楽に読んでください。悩める最強の男お茶にごす。 西森博之名無し「狩る側と狩られる側、キミはどっち」と聞かれれば、僕は当然狩られる側なわけです。生物は抑圧されることであらたな進化の可能性を得ると言われていますが、僕も中高生のころにヤンキーに対するステルス性能を獲得し、幸いなことにいままで絡まれたことはありません(かわりに、精神が不安定な人と野生動物にはよく絡まれます)。そんな僕ですから、ヤンキー漫画は好きではありません。ヤンキー漫画に描かれている友情は仲間内のものだけで、""それ以外”には向けられないからです。""それ以外”な僕がどうして感情移入できましょうか(いやできない)。 今回紹介する『お茶にごす。』はヤンキーが主人公のマンガです。でもヤンキー漫画ではありません。そこに描かれているのは「優しさとはなにか」に葛藤するひとりの青年です。 『お茶にごす。』の主人公・船橋雅矢は恐ろしい人相と人智を超えた強さで、近隣の不良から”悪魔まークン”と恐れられる男です。そんな彼の望みは『平和な生活を送りたい』ということ。しかし、その凶悪な人相に寄ってくるクズを返り討ちにしているうちに、いつのまにか修羅の道へと突き進んでしまったのです。 高校入学をきっかけにほのぼのスクールライフを送ろうと思ったまークンは、部活に入ろうと思うものの、彼の悪評は広まっており誰も目も合わせてくれません。そんなとき、茶道部の部長・姉崎さんが、誰もが恐れるまークンを勧誘したのです!公平に接してくれた姉崎さんに心打たれたまークンは茶道部に入部し、新たな最凶伝説を作っていくのです。 そんなまークンに「アンタの顔が怖いから」といつだってストレートにツッコミをいれる女の子が夏帆。ちょっとばかりガサツで活発な夏帆は、どうすれば優しさを表せられるのか、まークンと同じように悩み、同じように部長にあこがれています。 しかし、まークンが憧れる部長も、特別な人間ではありません。まークンを勧誘した時も膝が震えるほどビビっていたのです。彼女は、人に優しくすることに躊躇しないと決めただけの、普通の人間なのです。 普通なのに優しい部長に憧れた、普通になりたいまークンは、さまさまざな経験から段々と他人に優しくできるようなります。「もしかしたら、自分は人にやさしくできるかもしれない」そう思った時、同時にあることに気が付いてしまいます。それは「災いを呼びこむ自分は、いるだけで他人を傷つけてしまう」ということ。自分が他人に誤解されるのはかまわなくても、周囲の人にまで迷惑はかけられない。 部長を大事に思うからこそ、近づかないという選択をしたまークンを、夏帆は川へ蹴り落とします。そして、彼の人生を変える一言を発するのです。 以前紹介した『道士郎でござる』の道士郎とは違う、悩める最強の男の小さな一歩がとても心地よいのです。全然爽やかな風ではないのに、爽やかな気持ちになれる、不思議なマンガなのです。 それにしても、西森博之先生が描く人間のクズは本当に非道でドキドキしますね!とてつもなく心地良い箱庭世界日々にパノラマ 竹本泉名無しよく言われるネタではありますが、私も学生時代に竹本泉が男か女か問題で友人と喧嘩しました。「こんな可愛い作品を描く人が女性じゃないなら…俺はもう何を信じたらいいかわからない…」と言っていた友人は、今でも独身です。 確かに、竹本泉先生が描く絵は可愛らしく、ストーリーものほほんとしたものばかり。だけど少女漫画のような乙女チックすぎて引いてしまうこともなしし、オタク系漫画のような萌えすぎて引いてしまうこともない、オトナになりきれないオトコへの絶妙な浸透圧がある気がします。 『日々にパノラマ』は竹本泉作品でもよく登場する、火山島が舞台。一応、東京の一部という設定です。一応の主人公は小南智尋という中学生の女の子。彼女が塔上洋太や転入してきた大原深海(ふかみ)たちと、浜で泳いだり、ボートにのったり、イルカと遊んだり、島の遺跡をめぐったり、台風にあったり、うじゃうじゃしたり。恋愛要素もなくはないですが、とても薄っすらとしています。 誤解を恐れずに言えば、これだけストーリーのない作品もないのです(竹本泉作品は全てそうですが)。なにかのイベントがあって物語が動くのではなく、箱庭世界をただのぞくような、そんな感じです。その箱庭世界がとてつもなく心地良いのです。ある意味ゲームの『ザ・シムズ』に近いような気がします、キャラクターを含めた世界観がしっかりと存在していて、キャラクターの目線で語られる様々な日常が、確実に俺を癒やすのです。 非日常への扉団地ともお 小田扉ナベテツ以前友人とマンガの話をしていた時に、「無人島に持っていくならこの作品だ」と断言したことがあります。 全32巻というと長く感じるかもしれません。しかし、この作品は飽きることなく読むことが出来るのではないかと思っています。ナチュラルボーン小学生のともおの言葉は時に少年らしく、時には老成した大人のような時もあり、とても上質な笑いが沢山あります(勿論、ストレートなこともあるのですが)。 昔読んだ中島らもさんの小説の中で印象に残っている言葉なのですが、「大賢は大愚に通ず」という言葉があり、ともおは賢なのか愚なのか時に迷ったりします。 忙しい毎日の、日常からふっと離れることが出来る。忙しない生活を送っている人に読んで欲しい。そんな団地ギャグマンガです。ただでは終わらせない怪作分身した話 加藤片nyaeいじめのせいで学校に行けず、親の期待も弟にしか向かない中、鏡から自分の分身が出てきて…という導入から、分身を学校に行かせて自分は遊び呆けるという流れまではそう珍しくない展開。 ただ最後まで読んで、…ん?あれ?いや…え??? とすこし混乱してしまった。 そうしてまた最初から読み返してみるのですが、何を信じてどれを疑えばいいのか分からなくなります。 あーそういうことねとすんなり解読できる人もいるかと思いますが、私は見事に著者の仕掛けにかかってしまった感が否めません。 これはできるだけたくさんの人の感想を聞きたくなる、怪作だと思います。とにかく優しい小村くん好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅starstarstarstarstarnyae頻繁にメガネを忘れてしまう女の子・三重さんのことが大大大好きな男の子・小村くんのラブコメ。 三重さんは、裸眼だと教科書の文字も極限まで近づかないと見れないほど絶望的に目が悪い。 三重さんのフォローに毎日一生懸命な小村くんに、三重さんも絶大な信頼を置いてます。 見えないせいで何かにつけて物理的距離が近くなるので小村くんは気が気ではない。三重さんの無自覚な天然女子なところがまた小村くんを余計に翻弄する! ただあらすじの通り小村くんはヘタレなのですが、とても素直で優しい子です。 変な下心もないし、「好き」が前面に出ちゃってるところが推せます! そんな小村くんがすこしキモくなっちゃったこの場面がお気に入り。(眼鏡を忘れて外出しちゃった三重さんに呼び出されて、手を繋いで目的地に連れてってあげたシーン) 大食いで人は感動させられる大食い甲子園 土山しげる名無し「最近全然たべれなくなってさー 3杯しか食べられないよ」と嬉しそうに大量の飯をかきこむ友人がいます。これは明らかに、『本調子であればもっと食べれるが、調子が悪いので君たちの3倍しか食べれないんだよ』という、謙遜を装った示威行為なのです。野生動物でも、誰が一番えらいのかの順位付けは重要です。 人間の男性集団ではしばしば、大食いが偉さを図る尺度となるのです。大食いはマッチョなんですよ! そんな“大食い”を漫画に取り入れたのは、なんといっても土山しげる先生です。代表作『喰いしん坊!』では、フードファイターとよばれる大食い人間たちが、プライドをかけて戦うという、あまりにも斬新な設定で、食が細くなった中年男性の胸を焼けさせました。今回紹介する『大食い甲子園』は、このフードファイターの世界観をさらに追及した作品です。読んで時のごとく、大食いの甲子園を目指す高校生たちの物語なのです。 舞台は岡山の桃太郎高校大食い部。15年前に全国優勝したものの、いまでは弱小校になってしまい、廃部の危機を迎えています。ここに、将来を嘱望されながらも賭け大食いがばれて“大食い界”から姿を消した盛山空太郎が監督としてやってくるところから物語がはじまります。 それまでは、ただガムシャラに食べることしかしてこなかった桃太郎高校大食い部の面々に、盛山は理論的かつ実践的な方法を教え、大食い部は一丸となって甲子園を目指していくのです。 物語全体は、さわやかな青春スポーツ漫画のノリです。「乱食いはじめ」の声とともにはじまる練習シーンも素敵です。部員がただひたすらにむしゃむしゃご飯を食べるこの乱食いは、おそらく柔道の乱取りをイメージした言葉なのでしょう。一週間かけて精神と胃を鍛える合宿でひたむきに努力する姿もとても美しい。ただ、その打ち込むものが“大食い”ということで、なんともいえない雰囲気になるのです。 大きな“胃力”があり、才能あふれる早味はいいます。「大食いなんてただ食ってりゃいいんだと思っていた…他のスポーツと同じように作戦があるなんてこれっぽっちも思ってなかった…そして…大食いで人を感動させられる事も…」そ、そうなのか?と、思わず突っ込みたくなります。 この、さわやか青春マンガのノリと、抑えがたいツッコミへの欲求があわさると、なんとも言えない高揚感が生まれ、気づくと次へ次へとページをめくってしまうのが『大食い甲子園』の魅力。 もう食が細くなってしまい、大食いでアピールできなくなってしまった僕は、読み終わるとやっぱり胸が焼けてしまうのです。まだ連載してなかったのかよ!只野工業高校の日常 小賀ちさとなつき小賀ちさと先生がTwitterで公開し話題となった「工業高校生の日常」が、読切掲載を経てウルトラジャンプで連載開始! https://twitter.com/oga_chisato/status/1141255182392549376?s=20 https://twitter.com/oga_chisato/status/911939660774907904?s=20 「Twitterでバズれば即連載化」という流れが当たり前になってきている中で、公開から約2年越しの雑誌掲載に驚いた。ウッソ、まだ連載してなかったのかよ…!! 子馬の歌と絵がいいちびまる子ちゃん―わたしの好きな歌― さくらももこ名無し映画は観て感動した記憶があるのですが漫画は読んでなかったと思い、読んでみました。 どんなに家族に否定されてもお姉さんと会うことを絶対にやめない、まる子の頑固でまっすぐなところがよく出てますね。 ただお姉さんの彼氏が一方的に北海道で働くと決めちゃったのは普通に横暴だと思いました。まるちゃんも彼氏側についてたけど、イラストレーターとして一人前になるには東京に住んだほうが絶対にいいじゃん、この時代だったら特に。 とかその辺を気にしてしまいました。 バケモノ係!バケモノ係! 中嶋ゆか名無し言葉に出来ないぐらい大好きです‼ 中島ゆか先生これからもがんばってください!2巻も、期待してます! 面白い!!ここは今から倫理です。 雨瀬シオリ名無し一話で即引き込まれる! 倫理の先生がここまで魅力的になるものなのか… 言ってることは普通でかっこいい、哲学者の言葉を引用していたり真面目な風なのにどこかエロい! 先生が魅力的で妖艶です。 こういう先生の授業なら受けたい… <<130131132133134>>
『奴隷区』というヒット作を生み出した作者だけあり、凡百のデスゲ漫画より幾分読みやすいです。山田J太先生の絵が素晴らしいのも手伝ってキャラクターは非常に魅力的。まぁダークミステリーと銘打ってはいますがミステリーとしての質はそれほど、ですが、キャラの良さは面白さの源泉だと思っているのでそれだけでも高評価に値します