恋愛・ラブコメマンガの感想・レビュー4446件<<111112113114115>>妻が妻じゃなくなるときは存外「単純な理由」金魚妻 黒澤R六文銭5年位前だが「ハッピーアワー」という映画が、自分の界隈で話題だった。 http://hh.fictive.jp/ja/ ざっくりいうと、それぞれ性格も価値観も異なる妻(一人はバツイチ)たちが、色んな理由で旦那から離れていく(離れていった)というのを描いた作品。 演技経験がない女性をキャストに使ったことで、逆にリアリティが強く、自分は今でもこの映画がすごい印象に残っている。 本作「金魚妻」を読んで、まずこの映画が思いだされた。 本作も端的にいうと、妻が不倫・浮気する瞬間をオムニバス形式で描いている。 巻数を重ねるごとで関連性も出てくるが、基本的には1話完結で色んな家庭環境の妻を描いている。 作者である黒澤Rは女性であることも存分にあると思うのだが、目線というか、女性的な着眼点、ふとした瞬間に起こる衝動的なところが、男子目線で読んでてハラハラさせてくれる。 特に、心が離れる要因として、物理的なDVなどはわかりやすいのだが、そうでない所の描きが秀逸なのだ。 ちょっとした不満の蓄積(えてして価値観に軽微な影響を与え続けるもの)、旦那が何もフォローもしない無関心な様子だったり、退屈だったり、結局わかりあえない関係性を身近な他人とのセックスで満たそうとする流れが、理解できそうで、理解できない。 この感じが、もどかしく男女間の違いなのだろうと読むたびに痛感させられる。 エロスな面が強調されるが、こうした男女の機微も味わい深い作品です。 特に、上記の映画を知っている人は、ハマるかと思います。 ドッペルゲンガーが仲を取り持つ!?新感覚ラブコメドッペルさん 大海たび名無し主人公の陰キャ・山本くんは、特に仲良くもない、むしろ嫌われているような気もしているちょっと恐いギャル・服部さんとふたりきりの掃除の時間、"もうひとりの服部さん"に出会う…!?最初ちょっとホラーかと思った! その正体は、服部さんの「ドッペルゲンガー」。通称ドッペルさんは彼女の隠された本音を山本に教えてくれた。その本音とは……… 「服部さんは山本のことが好き」!? 半信半疑にもドッペルさんの言うとおりに行動すると、なんともスムーズに会話ができるようになったではありませんか。女子と会話が出来たことだけで舞い上がってしまうほどの陰キャ山本だけど、これからドッペルさんに仲を取り持ってもらい、いつかは服部さんと付き合えるのか!?な全く新しいラブコメ。 正直ドッペルさんがいたら服部さんの気持ちが全部わかるんだから、楽勝すぎるでしょ…と思うので、今後はドッペルさんが居るがゆえの障害とかあるんじゃないかなと思います。SUPER HAPPY RABUKOME!! #完結応援ワンコそばにいる 路田行nyaeなんで、こんなに可愛いのかよ… と、孫を愛でるかのように目尻が下がりっぱなしになっちゃうラブコメです。 2月に1巻が出て、4月に2巻、7月に完結3巻が出ました。まさに自分にとっての2020年上半期のベストに選ぶにふさわしい作品です。 かわいらしい絵柄と、軽快なテンポでサクサク読める本作ですが、改めて難しい題材に挑んでいる意欲作だな〜と思います。 普通、中身が犬の成人男性を独身女性の家で世話するなんて、それなりの恐ろしさというか危うさがつきまとって平常心で読めない気がするんですけど、この漫画に関しては終始ニヤニヤしながら読めるんです。動物に対して抱く無償の愛と、人間同士の愛をごっちゃにして感情も関係もグシャグシャになるのに、陰湿な空気が一切ない。素晴らしいの一言。 あとは、連載追っていたときもずっと思ってたんですけど 瀬野さんというキャラがこのワンコそばにいるにおいてとても重要でした。限りなく大衆に近い人というか、感情移入しやすかったので、瀬野さんの苦悩に共感しっぱなしでした。とにかく瀬野さんの未来に幸多からんことを…(3巻のおまけページは必読!) 誰が読んでも「こんなラブコメ読んだことない!」ってなるはず。 ひとりでも多くの人に読んでほしい。そんで、最終的には10億人くらいが読めばいいと思っています。 路田行先生の次回作に期待大大大🐾 犬人間(男子大学生or犬)?とOLの奇妙な共同生活がスタートする!?ワンコそばにいる 路田行starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)いま、コミックDAYSでの更新が楽しみになってる漫画筆頭! 路田行(ろた・いこ)先生の漫画は全部面白いんですが、やっときましたよ連載が! 小さい頃に犬を飼っていたOLがある日家に帰ると、窓が割れ不審者が・・!?と思ったら犬!?犬・・人間?犬のふりした男?どうなってるの・・!? と始まるが主人公の女性がわりとネジはずれてるのか子供の頃に飼っていた犬のシロさんと重ねて見て癒やされてあまりの非日常からか受け入れてしまうという狂気っぷりが見逃せない!! 一体なんなんだこの話は! https://comic-days.com/episode/10834108156697557308 家に入ってきた男性は寝ることで、人格が犬と大学生の住田くんを行き来する。 犬のシロさんを受け入れるなら住田くんも受け入れるしかないのか? 近所の人にもバレてしまい!? 毎週見逃せない展開になっていく! 不思議な二重生活! 住田くんは主人公の女性に興味があるが、逆は犬としての住田くん意外は一切興味なし! 1話の冒頭で描かれる1ヶ月後はなんの問題もなく幸せそうに暮らしているのでどうやってそこまでいくのか! これからも楽しみです!! 路田行先生の作品はたくさん読んで欲しいので、公式で読めるものはリンク置いておきます! pixiv:https://www.pixiv.net/member.php?id=22055823 短編や、『ワンコそばにいる』の元になったような話もあります。 読切『透明人間そとに出る (モーニングゼロ2018年3月期佳作)』 http://www.moae.jp/comic/morningzero_toumeiningensotonideru/1 読切『ヤナギダクリーク(第74回ちばてつや賞大賞)』 http://www.moae.jp/comic/chibasho_yanagidacuriiku 読切『察せませんズ(くらげバンチ)』 https://kuragebunch.com/episode/10834108156685018111 読切とはいえ結構描かれてますよねー。 モーニング・ツーで掲載されていた読切『逆のボタンはかけづらい』読めてないので、どうにかして読まなければ! 新感覚な不倫マンガ略奪はループする 星野正美名無し※ネタバレを含むクチコミです。女性の「秘密」がテーマてのひらに秘密をひとつ 尾崎衣良名無し※ネタバレを含むクチコミです。ダメ恋図鑑の尾崎衣良の短編集外面が良いにも程がある。 尾崎衣良渚ブルー『深夜のダメ恋図鑑』の尾崎衣良の短編集。 前半の二つが実はしたたかなパワフルな女性、後半二つが浮気男に翻弄された女性の話。 どれもバッサリと男を切る瞬間があって、やはり爽快。 ただ、「いたい にがい 少しあまい」だけはちょっとテイストが違くて読後感は悪くないけどちょっと暗め。 二つ目の業務上偽装恋愛が一番好きだったかなぁ。あまりのページに描かれているちょっとしたおまけページも含めて面白かった。 命は突然消えるから殺さない彼と死なない彼女 世紀末名無し「言えなかった」と後悔したくなかったら、言いたいこと言って生きてたほうがいいのかなー。いや、やっぱり時と場合による。まあ、だいぶ登場人物たちと今の自分とでは年齢が違うので、刹那的に生きるみたいなことはできないけど。これを10代の自分が読んでたら、多大な影響を受けそうな気がするよ。 遠回しに伝えて雰囲気で察してもらうとか、あとから意味に気付くとか、そんなような会話じゃなくて、多少口が悪くなっても面倒くさいと思われても、気持ちをストレートに伝えあって、余計なすれ違いとか起こらないほうがいい気がしてきた。 読みはじめは正直「うん、、?」と思ったけど最後まで読んだら、支持される理由がわかった気がする。 これが映画になってるって、凄いな。観るつもりなかったけど気になってきた。初恋の解像度・伊織ちゃんI”s<アイズ> 桂正和野愛大人になって読んでみると改めて名作だなあと思う。思うけど、どこらへんが名作なのかと言われたら伊織ちゃんが可愛いところとしか言えない。 伊織ちゃんはとても可愛い。それは絵が美しいということでもあるのだけど、伊織ちゃんはただのイラストではない。伊織ちゃんの水着グラビアはしっかり雑誌のグラビアとして、桂正和先生の代名詞である美しい尻や執拗に描き込まれたパンツのしわも伊織ちゃん個人のものとして目に飛び込んできた。 伊織ちゃんと過ごした記憶が蘇るかのように目に映るのだ。 昔読んだことがあるからかもしれないけど、何故か忘れられない思い出みたいに見える。正直、ストーリーなんてほとんど忘れてるのに。 ある一瞬、伊織ちゃんが「そこにいた」ことを実感するのに、いざ思い出そうとすると途端にぼやけたりする。 まさに初恋の解像度を持つ存在が、伊織ちゃんなのだ。 伊織ちゃんによって目覚めたひと、たぶん多いのでは? 余談ですが フラグスタフとのコラボTシャツめちゃめちゃかわいい超ほしい! https://zozo.jp/?c=gr&did=85752002程よい距離感で。木村くんは男友だち 逢坂みえこPom 鉄とミホ夫婦の在り方好きだなあ。 一見、木村の方がミホと話合ってる風に見えるけど、違うんだよね。 鉄さんの方が居心地良さそうだもんな。鉄ミホ二人のシーンは読んでほっこりした。 木村は、中々の空気読めない男性だし。笑 女性と男性の考え方の違いが顕著に分かりやすく現れていて面白く、最後上手にまとめたような印象です! こんなラブコメを待っていたのかもしれないにこめっこ 赤堀君starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)笑うの我慢してる女の子はかわいいい!! 交通事故で瀕死のときに悪魔と契約した女の子が今後一生、笑ったら身の回りの人に不幸が訪れるという話。 笑ってはいけない状況こそおかしくなってくるのは年末にやってる「笑ってはいけない~~」でもご存知かと。 可愛い女の子が笑い堪えてて、笑うまいとツンとして、ときめいてニヤけちゃいそうになってラブコメしてるの最高にかわいい! https://comic-days.com/episode/10834108156697555194 作者の赤堀君先生は『ドーナツ父さん』『ぐりこカミングスーン』『ガカバッカ』と登場人物が少しずれててシュールめギャグテイストな設定で描かれてたことが多かったのですが、今作で「絶対に笑ってはいけない」という方向性がついたことで、笑いの伸びしろがグッと伸びたように感じた。なんでもありよりも制限がついたほうが面白いことがある。 笑ってしまったら父がハゲることから始まり、周囲の人物に様々な災いがふりかかっていた。 笑うことを避けるために逆説的に笑いを研究するというのも逆に笑いを呼び込んでる感もいいし、大きな目でツリ目がちにキリッとしてるのめちゃくちゃかわいい。 主人公がいる場所にはいつも悪魔がついてきてるのもかわいい。 災いの種類が地味に嫌でめちゃくちゃ大きな不幸ってほどじゃないのもかわいい。 ほんとに素晴らしくいやらしくなくかわいさに溢れている漫画だと思う。 名前も草原ニコって!草生えまくりじゃないですか!「w」いいなあ。 それにしても、笑っちゃいけないっていうのにこの子の笑顔を見たくなってしまう・・! 最近、漫画家さんが単行本発売時によくやるツイッターに1話目載せる手法やったらめちゃくちゃバズりそうな気がする! たくさんの人に読んでほしいなあ。ゾンビサバイバル版、テ○スハウス…!?生き残った6人によると 山本和音名無し※ネタバレを含むクチコミです。今だったら夏に読むべき漫画として推す!その着せ替え人形は恋をする 福田晋一nyae作中の季節がその辺だからというだけなんですけど、読み始めるなら今がベスト!! 「応援したくなる」「前向きになる」「キュンキュンする」 みたいなストレートでちょいハズな言葉をなんのひねりもなくそのまま捧げられる漫画。ごじょーくんにも、可愛い女の子と突然仲良くなれてラッキーとかじゃなくて、好きものを好きと言える友人ができて、ほんとによかったね…という気持ちです。 まりんちゃんが今後、ごじょーくんにどうやって好きを伝えてくのか楽しみ。 可愛い好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅neko三重さんが可愛い、それに尽きます。 小村君が良いヤツじゃなったら、どうすんだ? と心配になります。 心の汚れ切った大人には眩しすぎる二人です。 さっさと爆発しろ! あなたの怪盗キッドはどこから? (わたしはコナンから)まじっく快斗 青山剛昌野愛怪盗キッド=コナンの映画に出てくるかっこいいやつ、程度の認識しか持ち合わせていなかったので読んでみてびっくり。 クールな方かと思っていたら、お調子者でちょっとエッチな男子高校生だったとは…!! 1話の冒頭も冒頭、登校して青子に奇術を披露して数式解いて…のシーンがめちゃめちゃ可愛くてポップで早速心を盗まれました。 絵柄も目がまんまるで輪郭が柔らかくて可愛いなあと思っていたら、コナンより以前の作品なんですね。知らなかった。 なので(なのでと言い切っていいかわからないけど)だんだん絵柄はシャープにお話はシリアスに変わっていきます。連載は途中で中断されているのでだいぶ間が空いていると知り、これまた納得。 好みは人それぞれだと思いますが、1巻2巻のポップでキュートな世界観がめちゃめちゃ好きです。黒羽快斗の可愛さと怪盗キッドのかっこよさと丸みのある絵柄と軽やかなストーリーがぴったりハマって絶妙に気持ちよいです!適切な表現かわからないけど、可愛い。 名探偵コナン→まじっく快斗の人と、まじっく快斗→名探偵コナンの人では見方が変わる作品かもしれないな、と思いました!中央線を舞台にした出会いと別れのオムニバス #1巻応援中央線沿線少女 riokasogor25吉祥寺や三鷹など、JR中央本線の各駅を舞台にしたオムニバス作品。吉祥寺の駅前の風景や三鷹の太宰治ゆかりの地など、各駅それぞれの風景が描かれ、その中で様々な登場人物の多種多様な感情が描かれる。タイトルに"少女"と入ってるけど社会人が主人公の話もあり、物語は本当にバリエーション豊か。 オムニバス作品ながら1話ごとの起承転結が丁寧に描かれ、なおかつ結末まで辿り着いたあとに強く余韻が残るような幕引きをしている作品が多いのが印象的。 また、1巻の時点で甲府まで足を伸ばしていたりして、都会から郊外まで様々な舞台の様子を楽しめるのも魅力の1つ。 1巻まで読了。 凸凹コンビの学園サスペンス・ミステリー&コメディボクとキミの二重探偵 辺天使 津田穂波名無し※ネタバレを含むクチコミです。親友の子供を引き取り始まる同居生活春とみどり 深海紺名無し始まりは違国日記のような感じでしょうか。 でも親友つぐみと主人公みどりが本当に心を許しあっていた仲で、実は好きだったってところが違うというか、ミソだと思います。 好きだった子の子供を引き取って同居なのにこんなに可愛い絵柄でふわふわと優しい絵柄なの素敵ですね…。 しっかりした14歳と地味で抜けてる31歳が生み出す化学反応がとても良い! 表紙買いしたので、表紙で気になった人はぜひパラリと読んでみてほしいです。読んだ衝撃・勢いでクチコミを書きました(男子も読んで!)運命を信じない彼が言うには おむ・ザ・ライスなかやまわたしは「少女マンガ」を読まないのですが、単純に 作者さんの名前「おむ・ザ・ライス」というワードに興味を引かれて手に取りました。 「ザ」ですよ!「The」! Omu 「the」 rice! 正直、トライガンのGUNG-HO-GUNS以外で聞いたことないですよ! ドミニク・ザ・サイクロプス グレイ・ザ・ナインライブズ オム・ザ・ライス ザジ・ザ・ビースト ニコラス・ザ・パニッシャー ほら!違和感ない! そんな、導入で手に取りましたが、少女マンガというカテゴリに収めておくには勿体無い作品です。 運命の赤い糸が見える主人公「藤(27)」と彼が密かに好いている大学の同期「ゆか(26)」 自分たちの赤い糸が繋がっていない事を知りながら、もがき苦しむ主人公 運命に抗う系が好きな男子にもめっちゃ刺さります 1話1話の締めのコマも話を濃縮したような良いコマで「くぅー!」とさせてくれます。 そんな物語が大きな動きを見せないわけがなく、5話で雰囲気が変わります。 6話目がちょっと読むのにひと呼吸いるぐらいドキドキしました。 こんな感情を味わったのは シグルイ の伊良子VS虎眼先生 以来かもしれません。 もうコレは見届けるしか無い!藤くんガンバレ! 男子も是非読んでくれ! 変わる気持ちとクズ賛歌あげくの果てのカノン 米代恭漫画を読む女S※ネタバレを含むクチコミです。こんな話だったんだD・N・A2 ~何処かで失くしたあいつのアイツ~ 桂正和hysysk小学生の我々をさんざん悩ませた電影少女(当時のみんなの言うことを信じるなら読んでる人はいなかったはず)が終わって、何かまた同じようなのが始まったぞ、と思ったのを覚えているが、改めて読むと全然違う。SFバトル漫画だったんじゃん! 作者のアメコミ趣味や鳥山明との交友関係など、大人になった今なら彼らがやりたかったことが何となく分かる気がする。残念ながら唐突に終わってしまう感は否めないけど、意欲的な作品だったと思います。これ(とSHADOW LADY)があってのI”s<アイズ>。 金剛寺さんは面倒臭いを語るッ‼金剛寺さんは面倒臭い とよ田みのるエビフライエフェクトあまりにも最新話(2020年1月号)の内容が衝撃的すぎたので、クチコミスレッドを立ててしまいました… もう頭に浮かんだワードをただ打ち込んだり、思ったことを書き留めるメモにしてもいいと思います 金剛寺さんよ、永遠(とわ)に続け… 主人公たちも謎すぎる!ミステリー&コメディ #1巻応援ボクとキミの二重探偵 辺天使 津田穂波nyae※ネタバレを含むクチコミです。大人のラブストーリー。雲の上のキスケさん 鴨居まさねPom キスケさんと眉子カップルが醸し出す独特なユルさが好き。 キュンキュンする感じではなく、大人のラブストーリーってゆう感じがした。 最初は眉子のほうがハマっている感じだっのに、いつのまにやらキスケさんが眉子ラブになっていく様も面白かったし、キスケさんの純粋さや、素直さにホッコリさせられた。 ただ、私はマニーさんと岡本カップルも好きでした。<<111112113114115>>
5年位前だが「ハッピーアワー」という映画が、自分の界隈で話題だった。 http://hh.fictive.jp/ja/ ざっくりいうと、それぞれ性格も価値観も異なる妻(一人はバツイチ)たちが、色んな理由で旦那から離れていく(離れていった)というのを描いた作品。 演技経験がない女性をキャストに使ったことで、逆にリアリティが強く、自分は今でもこの映画がすごい印象に残っている。 本作「金魚妻」を読んで、まずこの映画が思いだされた。 本作も端的にいうと、妻が不倫・浮気する瞬間をオムニバス形式で描いている。 巻数を重ねるごとで関連性も出てくるが、基本的には1話完結で色んな家庭環境の妻を描いている。 作者である黒澤Rは女性であることも存分にあると思うのだが、目線というか、女性的な着眼点、ふとした瞬間に起こる衝動的なところが、男子目線で読んでてハラハラさせてくれる。 特に、心が離れる要因として、物理的なDVなどはわかりやすいのだが、そうでない所の描きが秀逸なのだ。 ちょっとした不満の蓄積(えてして価値観に軽微な影響を与え続けるもの)、旦那が何もフォローもしない無関心な様子だったり、退屈だったり、結局わかりあえない関係性を身近な他人とのセックスで満たそうとする流れが、理解できそうで、理解できない。 この感じが、もどかしく男女間の違いなのだろうと読むたびに痛感させられる。 エロスな面が強調されるが、こうした男女の機微も味わい深い作品です。 特に、上記の映画を知っている人は、ハマるかと思います。