食・グルメマンガの感想・レビュー1668件<<56789>>とっても心が温まる素敵な作品。米蔵夫婦のレシピ帳 片山ユキヲ干し芋2巻読了。 ガンで突然亡くなった奥さんのりほ子さんは、誰からも好かれる人物。 料理も上手でレシピ帳を作っていた。 りほ子さんが亡くなるまで料理を全くしてこなかった時代小説家で無口な夫、米蔵卯之助は、そのレシピ帳を見て料理を始めるが・・・。 りほ子の料理を作ることで生前、りほ子と繋がっていた友人、知人、家族に今まで知らなかったりほ子の一面を教えてもらい、豊かな時間を過ごしている。 人間は、二度死ぬと言われる。 命が尽きた時と、人から忘れ去られた時。 亡くなった人との思いで話をすることで、皆の心の中にりほ子は、ずっと生き続けるのだ。 そして、娘を奪われたと思っていた義理の父との関係にも変化が・・・。 是非、多くの人に読んでもらいたい。 超お勧めです!!お嬢様が立ち飲みで癒やされる立ち飲みご令嬢 松本明澄starstarstarstarstar六文銭そんな話。 普段は美食評論家?で味の欠点に辛辣なコメントをしているのだが、そんな日々に疲れて、気ままに飲み食いできる立ち飲み屋を楽しむ流れ。 『コンビニお嬢様』(これもおすすめ!)と同じ作者さんなので、コンビニ=立ち飲みになった感じ。 立ち飲み屋の振る舞い方や、食事のうんちくなんかが出てくるけど、それ以上にコミュ障による対人関係の葛藤(隣の人に声かけていいか悩むとか)が凛としたお嬢様とのギャップも相まって面白い。 個人的に、何より食事の表現が面白い。 だし巻き卵をお布団系と表現したのがツボでした。(添付) 絶妙にわかる感じが良いです。 お酒弱い人間なので座れない立ち飲みとか、正気の沙汰ではないのですが、本作の気兼ねない感じは楽しそうでいいなぁと思いました。全部キレイ食戟のソーマ 附田祐斗 佐伯俊 森崎友紀starstarstarstarstarママ子料理学校の料理バトルがこんなにも面白いなんて。 少年漫画らしい、友情と努力と勝利が柱なんですが、ちょいちょいお色気挟みます。そこが嫌でなけれなオススメしたい! 白黒なのにこんなに料理っておいしそうに見えるんだ!という驚き、体感してほしいです!神食の値段の感想 #推しを3行で推す神食の値段 ゆづか正成マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ タイトルのふりがなは「あんぶろしあのねだん」なんだな。昔に試し読みで一話を読んで面白かったのは覚えていて最近作者名を見かけたので読んでみたがよかったな。料理とマネジメントを両立させていくためにはどうしたらいいかなどが描かれていてよかったがいきなり終わったな ・特に好きなところは? 鳥の唐揚げの回。料理の旨さを追求するだけではなく店を運営していく要素を 考えていたあたり ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ちょっとマンガのノリについていきづらい面もあったが面白かった 美しく描きこまれた西欧世界の魅力 #1巻応援騎士王の食卓 ゆづか正成兎来栄寿『騎士譚は城壁の中に花ひらく』に連なる、ゆづか正成さんの新作です。 『アンドロイドはごちそうの夢を見る』や『神食の値段』など食にまつわる過去作も複数ありましたので、中世と掛け合わさったことで筆者の趣味嗜好の集大成的な作品となっている印象です。 「美味を求めるなら紅花(カルタモ)に行け」と謳われる紅花の修道院で育った主人公・レノが、築城中の「樫の城(クエルクス)」で新たな生活を始めていく物語です。 『騎士譚は城壁の中に花ひらく』と同様に、華美な表紙から伝わる通りまず絵が素晴らしいです。中世ヨーロッパの雰囲気と非常に合っており、精緻に描かれる建造物や風景、服飾や料理や小物を眺めているだけでも世界観に浸れて楽しめます。 本作は、料理が上手なレノがその腕を振るうグルメマンガとしての一面が大きな見どころとなっています。裏表紙でも描かれているように、うさぎのパイやひよこ豆のスープなど実際に中世ヨーロッパの人々が作って食べていたであろうメニューが考証の末にシズル感たっぷりに描かれています。 何と、作中のレシピを公式が実際に作ってみたという動画も公開中です。 https://twitter.com/shonen_sirius/status/1700687664910045616?s=20 作品を描くにあたって実際に講談社のキッチンスタジオを使って試作し、現代のものと当時の材料でできるものを比較試食してみたそうですが、やはり現代人からすれば現代のものの方が美味しく感じるとか。でも、当時使える材料や器具だけで作ったものというのもロマンがあって良いですよね。マンガ飯を作るイベントやお店などをまたやる際には、作って食べてみたいと思わされます。 また、お城を建てるところから描いているというのがなかなか珍しいのですが、私は昔から古城に憧れがあり古城ホテルにいつか泊まるのを夢見ているので、丁寧に描かれた築城工程や完成予定図なども見ているだけで楽しいです。 幕間に差し挟まれるさまざまな注釈からも、綿密な下調べの上で愛を持って西欧世界を描いていることが伝わってくるのも心地よいです。そうしてひとつひとつの物を丁寧に描いていくことによって、そこで暮らす人々の温度や息遣い、生活感が感じられるような世界が生まれています。神は細部に宿る、のお手本のような作品です。 絵に惹かれた方は間違いないと思いますので、まず試し読みで数ページでも読んでみてください。取り寄せて、食べる。おとりよせ王子 飯田好実 高瀬志帆starstarstarstarstar_borderゆゆゆ食べる描写と感想が美味しそうな漫画です。 帰宅した飯田くんがヒョイヒョイヒョイと調理して、パパパと食べ始め、述べる感想が文字なのにシズル感。 そして、本物のお取り寄せなので、購入可能。 漫画の世界を体験可能。 フィクションとリアルの出会い。 あな、すばらしや。 私も影響されて「花瑠&花星」を買いました。 食べてわかったのは、飯田くんは料理が上手だということです。 パスタがあんなに大変だなんて。 油断したら牡蠣が粉々です。 ちなみに、牡蠣養殖の会社でバイトをしていた知人いわく、大きくてきれいなむき身の牡蠣を使うものは、なかなか生産のコスパが大変だそうで。 お値段にも納得なのでした。 漫画には各地のものが取り上げられているので、地元の商品が載っているかもしれませんよ。涙なしでは読めないのでは。米蔵夫婦のレシピ帳 片山ユキヲstarstarstarstarstarPom 良かった、とても。終始うるうるしてました。 米蔵氏の奥さん、りほ子さんの突然とも言える死の後、よく前を向いて歩き始めたなと思う。 りほ子さんのレシピ本があって料理があって良かった。想像でしかないけど、余命宣告とかされていたのかな、なのに明るくて、米蔵氏を支えていて表向きは強くて優しい素敵な人だったのだろうなぁ。 米蔵氏がりほ子さんの料理を作る事で振る舞う事で、家族の悲しみに暮れる心を癒してくれて家族の絆も強めてくれる。 何よりもりほ子さんのお父さんと、米蔵氏、何とな〜く似ている気がします。 カップラーメン×リケジョ百合3分待って むぎ先輩 七路ゆうきstarstarstarstarstar野愛すぐ最高、すごく最高な百合です。 こんなん好きに決まってる、こんなん待ってましたのやつです。 誰もが振り向く美女でありながら、カップラーメンと研究が好きすぎてフラれてばっかりのむぎ先輩。 何かと手のかかるむぎ先輩の世話を焼く、クールな後輩の湯浅ちゃん。 そんな2人が研究の合間にカップラーメンを食べるお話。 大盛りのラーメンをわんぱくに食べたり、ペヤングを分け分けして食べたり、何気ない日常が最高に可愛くてキュンキュンすること間違いなしです。 しっかり者だけど独占欲が強くて「この時間がずっと続けばいい」と願う湯浅ちゃんも、能天気なようで「迷惑ばっかりかけて…」と不安になるむぎ先輩も愛おしくてたまらないです。 恋と名前をつけるには淡すぎるけど強すぎる、こういうのがいちばん好きなんですよね……みなさんもそうでしょう? 理系女子もカップラーメンも百合も大好きなので最高の作品です。 どれかひとつでも好きだったら読んでみてください。最高なので。丁度よさを求めるひとへ僕らはグルメなサルである 佐藤修弘starstarstarstarstar_border野愛心地よいとは違う丁度よいがある作品。 お弁当はうますぎないほうがいいし、バラエティ番組はおもしろすぎないほうがいい。一生一緒にいるならかっこよすぎないひとがいい。 そういう丁度よさの作品。 ビジネスマンたちが仕事やら客先やら家庭やらでなんやかんや(それも重すぎるものではない)があり、それらを解決するようにうまい飯を食べて気分よくなるというお話。 お洒落ではないけどこなれた絵柄と、グルメ漫画ならではのハイテンションとこってりさ、共感できるわけじゃないけどまああるかもと思えるストーリー、全部が丁度よくて気持ちいい。 真剣に情報を得るために読む、本気でお腹空かせるために読む、飯に関するエピソードでほっこりしたり笑ったりする……そういうものとはまた違う、グルメ漫画に求める全てが揃った作品です。料理屋旬吉大江戸どんぶり繁盛記 剣名舞 石井さだよしまみこ※ネタバレを含むクチコミです。 モーニング食べたくなるいつかティファニーで朝食を マキヒロチstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi上手く行かない彼氏との同棲。 約束していたカフェのモーニング!ずっと行きたかったのに彼氏は無反応!! と、お思いきって友達と行ったら絶品ハマる!! モーニング巡りに、彼氏との同棲解消。 少しずつ前に進んで行く主人公とモーニングメニューがオススメな作品です。食事にこだわりをもつ素晴らしさめしばな刑事タチバナ 坂戸佐兵衛 旅井とり六文銭いわゆる誰もが一度食べたことがあるB級グルメや、B級食材について、登場人物たちがマイベスト的なものを語り、ときに激論を交わす内容。 本作を読むと、つくづく自分は何も考えずに食べてきたんだと痛感する。 特に、飲食のチェーン店やスーパーで売っているお菓子や食材とか、正直どの店・銘柄もジャンルが同じなら大差ないと思ってたし、 安くて、そこそこ美味しければなんでもいい とさえ思っていた。 本作を読むと、自分のこだわりのなさ、無頓着さに恥ずかしささえ感じます。 この作品に出てくる登場人物は、食べ物や食べ方に何かと一家言あって、1食に命でもかけてんのか?ってくらいアツイ。 身近にあるものだからこそ愛着も強く、読んでいるとその気持ちもわかってしまう。 (時々、わからないものもあるが) 食事にこだわりをもつと人生もっと豊かになるのかな?とさえ思ってしまう。 あと、本作を読むと、特に歴史あるチェーン店や食品は、各社しのぎをけずってより良く改善している様も説明してくれるので、その企業努力にひらすら唸ります。 何気なく食べていたけど、時代にあわせて色々変えたり、飽きさせないつくりをしているのを知ると、今日まで残っている意味がわかります。 変わっていないようで、変わっているんだなと思い知らされます。 といった感じで、グルメマンガの中でも、めちゃくちゃ教養(?)的にうんちくのある部類で、美味しいもの食べて「おいしー」で終わらない凄みがある作品です。 普段食べているものが、より興味深くなったりしますよ。 小生も、かろうじてラーメンが好きなので、ラーメン系の話が特にお気に入りです。 こむぎびよりのコッペパン1話の感想こむぎびよりのコッペパン 魚田南名無し※ネタバレを含むクチコミです。 雑貨店併設の小さなカフェ雑貨店とある 上村五十鈴starstarstarstarstar_borderゆゆゆタイトルは「雑貨店とある」だけど、舞台は併設された小さなカフェが多い。 素敵な雑貨店でお茶できると、たしかに幸せですね。 カフェメニューに選ばれたご好意の果物や旬のものを使ったお菓子や軽食、お茶。 このメニューの説明にしっかり文字数を取られていて、素材の効能を食べる前に説明されると効果倍増しそうなかんじがして、読んでいる方も食べたくなってきて、なんだかとても良い。 登場人物のアルバイトの男子高校生は店長を不思議な人と見ているけど、男子高校生も不思議な人に思える。 少しだけ周りとテンポが違う世界にいる感じがする。 物語は料理を食べに来たお客さんだったり、店員の男子高校生だったり、いろいろな人の事情が、料理の話を挟みながら綴られる。 大きな問題は起きているけど、何も起きなかったと思えるほど、最後はほっとできる大団円。 なんだか癒やされた。 手作り柚子胡椒の話を読んでいたら、柚子胡椒の唐揚げが美味しかったことを思い出した。 また作ろう。柚子胡椒を買おう。お味噌汁が飲みたくなるたまこ定食 注文のいらないお店 野崎ふみこstarstarstarstarstar_borderこめつぶお父さんの店を娘が継いで始まる話し。常連から父の話しを聞いたり、父親がやっていた時のメニューが食べたいなどいろいろなお客さんがいる中でその人が欲しているものがわかりメニューをだしていく。お味噌汁が飲みたくなります。料理で人々の心と体がいらされていくのが分かります。 ロリータファッション目覚める、 でも食べることが好きロリータ飯 岡野く仔starstarstarstarstar_borderママ子ロリータは甘いものしか食べない(イメージを崩さないため)。 頭では思っていても体は正直、おなかが反応してしまう。 可愛い服を着て、がっつり飯をほおばる顔の幸せそうなこと。読んでるとおなかがすいてきます(笑)。 マイノリティーな趣味を持つと世間様からいろいろと言われますが、誰に何を言われようと今の自分を自分が好きで、 そのままの自分を好きになってくれる相手がいるなんて幸運! じわじわ満たされる雑貨店とある 上村五十鈴starstarstarstarstar_borderママ子雑貨店にあるカフェって響きはおしゃれだけど、ここは気張った感じではない。 店長と越後君のやり取り微妙にかみ合ってなくてでも信頼が感じられます。 登場人物の感情や成長が描かれていて、何かを抱えた人たちか解放されていくそんなお店。 お話の中で出てくる美味しそうな季節の食材や食べ物たちについて、言い伝えや効果など説明があるのでそれもまた楽しい。 手仕事はして素敵ですね、読んでいる時間はほっこりしてました。サスペンス&料理?みどりの台所 秋ヨシカstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ肉を食べる植物――肉植の胞子か何かを吸わないためにマスクをして眠らされていたのか、眠らせるためにマスクをしていたのか。 血の繋がらない姉妹が自宅で目を覚ましたら、父母は家におらず、謎の植物が跋扈し、義妹は謎の植物の花粉におそらくアレルギーを起こし‥ 残りの食物を考え、生活拠点をアマゾン的な通販会社の物流倉庫へ移した。 なんで謎の防護服があったのか。わからないことだらけ。 わかるのは、大豆でお肉そっくり、動物性なんとかそっくりの代用食をつくるレシピがこれでもか!と披露されること。 ジャンルはサスペンス&料理? 読めばぐいぐい引き込まれます。うーん腹ペコ聖女とまんぷく魔女の異世界スローライフ! 冬野なべ 蛙田アメコ KeG名無し途中でやめた ゆるくてやさしい団地での新生活しあわせは食べて寝て待て 水凪トリstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ病気の都合でバリバリ働けなくなった主人公のさとこ。 薬膳を教えてくれた、お隣の大家さんとお兄さん。 週4パート勤務を受け入れてくれている新しい職場。 薬膳の話も出てくるけれど、スピ否定派の社長からは温泉の入り方があったり。 不安定な心の持ちようを落ち着かせるための方法の一つとして、書かれている気がする。 読むとホッとするのは、人々のやりとりや登場人物のニッコリとした表情もあるけれど、疲れた心や体を癒やす方法が示唆されているからかもしれない。 カリカリしていて、ほっとしたいときに読みたい漫画。付箋を貼って読む漫画琥珀の夢で酔いましょう 杉村啓 依田温 村野真朱あうしぃ@カワイイマンガこんなに寄り添ってくれるメッセージに溢れた、胸熱くなる作品ってそんなにあるだろうか……大好きすぎるので6巻までを再読して、大切なところに付箋を貼ってゆく。 クラフトビールの話題が満載な本作。しかしそれと同じくらい、苦しい人・心折れそうな人の再生を描いて切実な物語でもある。 就労地位格差、身体的特性、人種差別、男性性に脅かされる女性性、性差別……さまざまな苦悩を秘めて生きる、大人になりたての登場人物たち。しかし彼らはクラフトビール専門店「白熊」で、次第に前向きになる。 クラフトビールを盛り上げるべく、打たれる幾度かのイベント。好きなものを学び、広げながら、人と繋がる。出会いの中で、自由へと解放されてゆく人たちに共振する……何かを始めたくなる! 燻る現状を告白し合うことで、主人公の派遣デザイナー・七菜は女性俳優の慎と同志になる。ピアノを諦めた同級生に、写真家の鉄雄は作品で、いつの間にか何かを伝える。ページを捲るたびに心が沸き立つ。 一方随所で、冷静かつ痛烈に、私の中にある残酷さ、思い込みや偏見を言葉にして伝える。はっとさせられたり、胸が痛くなったり。それでも西陣麦酒のブランドコンセプト「多様性(ダイバーシティ)と社会的包摂(インクルーシブ)」を取り上げ、ビールを介した人の輪の中でエンパワーメントの連鎖が起こるビジョンを語る本作は、とても力強く優しい。 私の本は、付箋でいっぱいになった。特に3巻と5巻が多いようだ。お読みの方はどうだろうか。惣右衛門の包丁隠密包丁~本日も憂いなし~ 本庄敬 花形怜まみこ※ネタバレを含むクチコミです。 ラーメン漫画であり、猫漫画。ラーメン赤猫 アンギャマンstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ動物が飲食店にいる時点で保健所というか衛生的にアウトでは?!と、映画「レミーのおいしいレストラン」と同じような感想を真っ先に抱いてしまいました。 なあに素っ頓狂なことを言ってるの。 フィクションだもの。 そんなこと言ったら、店にトラがいたら怖いだろ(向こうも怖がる)。 現実にはありえない設定が楽しいの! 抱いた感想を封じ込めます。 ネギ不使用、薄めたスープで味をみる、毛は気合で落とさない猫の店長。 製麺、配膳、なんやかんや店内の仕事は猫のみ。 猫が営むラーメン屋で、猫たちと一緒に働くことになった、犬好き社さんの仕事は裏方。 日常系といえば日常系。 ラーメン系といえばラーメン系。 猫系といえば猫系。 そんな穏やかな漫画です。甘くて強い。アマイタマシイ ~懐かし横丁洋菓子伝説~ 【完全版】 杉本亜未まみこ※ネタバレを含むクチコミです。<<56789>>
2巻読了。 ガンで突然亡くなった奥さんのりほ子さんは、誰からも好かれる人物。 料理も上手でレシピ帳を作っていた。 りほ子さんが亡くなるまで料理を全くしてこなかった時代小説家で無口な夫、米蔵卯之助は、そのレシピ帳を見て料理を始めるが・・・。 りほ子の料理を作ることで生前、りほ子と繋がっていた友人、知人、家族に今まで知らなかったりほ子の一面を教えてもらい、豊かな時間を過ごしている。 人間は、二度死ぬと言われる。 命が尽きた時と、人から忘れ去られた時。 亡くなった人との思いで話をすることで、皆の心の中にりほ子は、ずっと生き続けるのだ。 そして、娘を奪われたと思っていた義理の父との関係にも変化が・・・。 是非、多くの人に読んでもらいたい。 超お勧めです!!