食・グルメマンガの感想・レビュー1668件<<4950515253>>ダンジョン飯久々に読んだダンジョン飯 九井諒子名無し読むとなんとなく前向きになれる 現実世界にある食料でないもので作られた料理の味も気になりつつ、ちゃんと物語が骨太で面白い 絵も綺麗クラムボンがかぷかぷ笑ってそうな世界観ハクメイとミコチ 樫木祐人野愛ファンタジックだけど体温や匂いのある作品。宮沢賢治や長野まゆみが好きなひとはこの漫画が好きだと思うし、この漫画が好きなひとは宮沢賢治や長野まゆみを読んでほしい。 幻想的だけど民話のような温度があるので、どこか知らない世界の話ではなく臨場感を持って物語に入り込める。 きっとどこの国のひとが読んでも、なんとなく懐かしい気持ちになれる気がする。 あとは食べ物がとても美味しそうなところも魅力的。 大きく切り分けられたブルーベリー食べたい…。人間のサイズをうらんでしまう…。 個人的な願望ですが、長野まゆみの『少年アリス』を樫木先生に漫画化していただきたい…。宮沢賢治だったら『シグナルとシグナレス』か『やまなし』をぜひ…。いやホルモン多すぎ〜!いいなりゴハン 森繁拓真nyae最強の姉・東村アキコを持つ漫画家・森繁拓真は、姉と編集の言われるがままにグルメレポ漫画を描くように指示される。 はじめは姉が店を決め、姉と編集と三人で食べに行き、レポートをするというスタイルだったが、ご存知の通り東村アキコは超多忙。そのうちに店だけ指示されてひとりで行かされたり、時には「たまにはお前が店決めろ」と無茶振りされたり…本書の趣旨の通り、いいなりゴハンだ。 他のグルメレポ漫画と違うのは、料理ジャンルに偏りがあること。バランス良く色んなジャンルのお店を紹介!という気持ちは微塵もない事が読むとわかるはず。 しかしそれで成立しちゃうのは東村アキコの力だと思う。たとえ連続でホルモン屋を紹介されても、全部美味しそうだから行きたくなる。 あとは、広くて濃い人脈を使ってゲスト作家も多数呼ばれている。弟の方も清野とおるや押切蓮介など癖の強い方面の作家と仲がよく、それによりマンネリせずに2冊いっきに読み切れる。 一部を除きお店情報もちゃんと載ってるので、単純に美味しいお店を知りたいという人にもおすすめできます。 個人的には、弾丸で韓国旅行に行くエピソードが好きで、本気で韓国まで焼き肉とフライドチキンを食べに行きたくなりました。近々実現させる! 都会の生活に疲れた田…リトル・フォレスト 五十嵐大介野愛都会の生活に疲れた田舎で農業して暮らしたい、なんて話を聞くと馬鹿じゃないの農業なめんなと思ってしまう。田舎出身ではあるものの、別に実家は農家じゃないし農業経験なんてないのに。 明らかに田舎で育った者には、田舎への負い目と誇りが入り混じった謎のアイデンティティみたいなものがあるのだと思う。 だから、という訳ではないけど凄く響いた作品。 ゆったりした時間が流れているように見えるけど、畑と向き合うのは命と向き合うことだから結果的にいち子は自分と向き合えたのかなあなんて思った。 同じことを感じたひとがほかにいるかはわからないけれど、作物を収穫して食べる行為が妙にエロティックに感じられた。生命活動の原点だからなんだろうな。生きるって眩しい。 発酵しすぎた米サワーのエピソードがとても可愛くて好きです。 心が落ち着く場所にあるレストラン潮騒の魔女 もぐす名無し※ネタバレを含むクチコミです。ホラーとコメディのこれ以上ない共存●特装版●怨霊奥様 若狭たけし アンブル編集部nyaeできれば全人類におすすめしたいくらい面白いんですが、ホラーが本気で無理って人にはおすすめできません。なぜなら怨霊奥様がしっかり怖いから。笑 こんなにも怖さと笑いがぶつかることなく共存している漫画とは思いませんでした。 そもそも設定からして突飛すぎるんですが、結婚していた奥さんが死んで怨霊になったのではなく、自分の部屋にいた怨霊に一目惚れして結婚してるのです。もちろん籍を入れることはできないので口約束だけで成り立っている関係です。 怨霊の麗美さんもできるだけ生きた人間のなかに馴染めるようにいろんなところで工夫をしているのが微笑ましい。お弁当作りだってお手の物です。共感の嵐いつかティファニーで朝食を マキヒロチりりりともかく共感できるところだらけ。主人公の友人たちがみなライフステージもバラバラで楽しい。そして美味しそうに食べる表情がいい。 居酒屋大門に行きたい…ハルの肴 本庄敬 末田雄一郎野愛居酒屋大門に行きたい。ハルちゃんの突き出し食べたい。 出てくるお料理がどれも美味しそうだし再現したくなる! けどやっぱり大門に行って食べたいし、ハルちゃんの故郷の寿都の食材が食べたい。ビューだね!って言ってハルちゃんに笑ってもらいたい。 でもマグロのゴマ揚げとヅケ茶漬けはいつか作ろう…。 料理漫画だけどただ美味しいご飯を見せるだけでなく、ヒューマンドラマとしてもすごくよい。 ハルちゃんが料理人になろうと決意するに至るまでがなんとも絶妙に優しくて厳しくて素晴らしい…。 やりたいことをやればいい的な甘言ではなく、ひとかどの者になれというメッセージが常に鳴り響いていて、優しいけどしっかり芯がある作品だなあと心惹かれました。 読めば読むほどもじゃ髪に超太眉のハルちゃんがものすごく可愛く見えてくるからふしぎ…訛りも可愛い!! まず大食いがスポーツ…大食い甲子園 土山しげる野愛まず大食いがスポーツとして大成している世界線に感動…!! 喰いしん坊での満太郎や錠二の闘いが身を結んだ後の世界がここにある。美味しく食べる、汚い食べ方をしない、食って食って食いまくる…甲子園を目指して!! 喰いワンが当たり前にあるんだから大食い甲子園もあるよね、と読者に疑問なんぞ持たせる間もなく飯で殴ってくるのが土山しげる先生らしくて最高。 廃部寸前の弱小部に熱い顧問がやってきて 弱いけど部活愛の強い主将にかわいいマネージャー、ミステリアスな眼鏡っ娘に最強ヤンキー…俺たちで甲子園目指すぜ!っていう青春漫画の王道ストーリーなので全国民が読んでしかるべき作品と言っても過言ではない。 和尚や錠二が登場するのもテンション上がってうどん二丁食いしちゃいたくなる!あと滝流しそうめん池はやってみたい!安定の思い出食堂シリーズおおきに!喫茶メモリーズ 治島カロstarstarstarstarstarひさぴよ大阪庶民の食と恋のロマンスを絡めたハートフルストーリー。思い出食堂シリーズらしい抜群の安定感があり安心して読めます。 主人公・平野くんは東京から大阪へ転勤したばかりで、大阪について右も左もわからない状態。そんな青年に対して地元の人達があれこれお節介を焼いて、浪速のソウルフード情報を叩き込んでいくのです。 平野くんの性格が、今どき珍しいほどマジメで素直なのがイイです。純粋に応援したい気持ちにさせられます。 食マンガ部分だけでなく、ストーリー漫画としてもまとまっており、ラストまで良いマンガでした。 お酒が飲めない人でも楽しめます夏子の酒 尾瀬あきら名無しドラマ化もされた今から20年以上も前の作品。日本酒造りの工程や酒蔵のしきたりなど、酒造りについて学べて面白いです。 夏子の酒の主人公の佐伯夏子は、東京で就職して働いていたのですが、実家の酒造で働いていた兄が亡くなってしまったことをきっかけに実家に戻ることから始まります。最初はお酒に対する知識も豊富ではないのですが、様々な出来事を通して経験を積み成長していくという姿が魅力的でした。 お酒について今まで知らなかったようなことを沢山知ることができますので、お酒について学びたいというような方にとっては役に立つはずです。 もちろん普段、あまりお酒を飲まない人でも十分楽しめる内容なので、たくさんの人にオススメしたい漫画です。 ちなみに「和久井映見」主演でドラマ化され私は再放送でドラマを見ましたが、原作との違いは少しありますがこちらも見て損はなかったです。あと「奈津の蔵」というタイトルで続編があるので、続きが読みたい人はそちらもぜひ。伝説の料理人が潰れか…食キング 土山しげる野愛伝説の料理人が潰れかけた飲食店を超剛腕で建て直していくストーリー…ではありますが想像する5000兆倍むちゃくちゃです。 ザ・シェフが死ぬほど丁寧で優しく感じられるほどに無茶しか言いません。 ひたすら料理を作らせたり雑用させたりなんてことはしてくれません。卓球させられたりお相撲さんマッサージさせられたりゲーセンのダンスゲームやらされたりサーカス団入れられたり…しかも質問するなって言うし。ご無体な。 でも腹を括った料理人達はちゃんと修行した後、料理人として大切なことを取り戻し、あの修行にはこんな意味があったのか!と気づくんですね。SP(察しポイント)が皆さんお高い。 こんなむちゃくちゃなのに圧倒的なパワーとスピード感と謎の説得力に殴られながら夢中で読み進めてしまい、超大盛りのこってりラーメン食べちゃった…みたいな頭の先からつま先まで満たされた気持ちになるのです。 土山しげる先生すげえや伝統を知り、神を知り、日本食を知る咲良の居酒屋歳時奇 永久保貴一名無しタイトルのもととなった歳時記は「俳句の季題を分類して、解説を加え、例句を載せた書物」を表すもの。この物語はそれを参考するかのように、一月を一話の進行で、伝統行事を説明し、食に繋がる物語を描いた。 さらに「神々の集う居酒屋」という『奇』な舞台を設定。まさに『居酒屋歳時奇』というに相応しい。伝統に関するウンチクやクセのあるキャラクターなど楽しめる要素が多く、最後まで楽しめた。とてもいい作品 小さい頃を思い出す夢色パティシエール 松本夏実名無し小さい頃の将来の夢はケーキ屋さんでした。当時は本当にパティシエに憧れていて、その気持ちをこの漫画を読むととても思い出します。登場人物がみんな前向きで楽しそうなので、少し落ち込んでいる時に読み返してみると元気がもらえます。お菓子やケーキもとても可愛く美味しそうに描かれているので、見ているだけでわくわく感があります。娘もこの漫画が好きで親子で一緒に楽しんでいて、親子2世代で楽しめるいい漫画だと思っています。「銀の匙」読み始めました銀の匙 Silver Spoon 荒川弘マリモ荒川弘先生作品は長編イメージが強くなかなか手が出ず。 せっかく最近完結したとのことなので満を持して「銀の匙」読み始めました。 気軽にコメントもらえると嬉しいです! ▽1巻感想 酪農が好きでも知識があるわけでもないなか農業高校に進学し、就職先や目指すものがはっきりしている同級生に囲まれて戸惑う主人公。 てっきり慣れない世界で失敗を繰り返し、クラスから孤立するところから始まると思ってしまったが全然違った。 元々勉強家で要領の良い主人公が、日々降り掛かる膨大な試練を乗り越え新しい知識をスポンジの如く吸収してく様が気持ちいい!そして馬に乗りたくなる… これから主人公はどんな夢を見つけるのか楽しみ。 飯漫画って読むとお腹…喧嘩ラーメン 土山しげる野愛飯漫画って読むとお腹が空いてくるのに、土山しげる先生の飯漫画はお腹がいっぱいになる。 ラーメンとヤンキーと喧嘩と女とバトルとなんかもう面白いものとりあえず全部乗せたみたいなスタイル最高です。 飯漫画にエロシーンが挟まるのは許せない派ですが、これは全部乗せなのでOKです。というか面白いからなんでもいいんです。 元気がないときにぜひ読んでみてほしい、なんかもうどうでもよくなるくらい最高だから!! あと、豚骨ラーメンへ抵抗感を見せる客の描写に時代を感じる…。 もしかして喧嘩ラーメンは豚骨ラーメンを広めたエポックメイキング的な漫画なのでは。たぶん違うと思うけど。 巨大寿司 虚空編 小林銅蟲さいろくわからない…わからない。ただひたすらにわからない、だが100億は10の10乗らしいこととグラハムが64と関係あってなんだか大変強いことはわかった。きっと強い。とってもハートフルな…やせっぽちとふとっちょ 加藤マユミPom とってもハートフルな物語でした。 舞台はイタリア。孤児のジュリアと、ダンとエリオパパ(ママは他界)の3人を軸に描かれているお話。+アレックス(犬) 美味しそうなご飯とジュリアの天然っぷりとダンのシャイなところと、エリオパパの無邪気さが、いい感じに話を盛り上げていて、とってもホッコリしました^ ^ 私はエリオパパとアレックスの脇役具合が好きだなぁ。 3巻は思春期編らしいので、待ち遠しい〜はい寿司 虚空編 小林銅蟲名無し小林銅蟲が好きなら読むべき。 読んでも巨大数のことはほとんど分からないけど、分からなすぎて気持ちよくなれる。 寿司については何も分からない。 ポルトガルの女性によって日本の良さを再認識できるくーねるまるた 高尾じんぐ名無し主人公はポルトガル人の女性・マルタさん。彼女は日本のアパートで一人暮らしをしていて、日本の生活を満喫しています。 食べることが大好きで、母国ポルトガル料理や日本の料理など、和洋問わずいろいろな料理を自炊する料理漫画なのですが、お金をあまり持っていないので、ちょっと貧乏飯になってしまう部分もあります。でも、マルタさんの性格が太陽のように明るいので、絶対に暗い雰囲気にはならないんです。周囲の人々との触れ合いによって、食べ物を分けてもらったりしながら、創意工夫で様々な料理を作っていくのが見ていて本当に心が安らぎます。 また、ボルトガルの人から見た日本文化を描くことによって、改めて日本の良さを再認識することができます。ありそうでたぶん絶対…丼とこーい! トータス杉村野愛ありそうでたぶん絶対あると思う気を衒わないレシピといかにもモテなさそうでちょっと滑ってる男子3人がかわいくて愛おしい!全体に漂う惜しい感じがとても好きです。 同作者さんの『週末キッチン』も割とオシャレなんだけどなんかモテなさそうな男子3人がやっぱりかわいいし妙にリアルで好きなんだなあ…。 トータス先生の書く男子と友達とピクニック行ったり鍋したらそこそこ楽しそう。悩みを料理として食べる孤島の魔女レストラン潮騒の魔女 もぐす兎来栄寿白い雲、青い空と海。ぽつんと浮かぶ絶海の小さな孤島。その上に立つ、白塗りにピンポイントで屋根や扉に青が差された建物というビジュアルは、エーゲ海に浮かぶサントリーニ島を思わせる風情です。 そこに黒猫と住む魔女のレストラン、という設定だけでとても絵になり良い異界感があります。単行本の最初に収録されているカラーイラスト集の中にある、水平線に陽が落ちるのを眺めながら桟橋で猫と共にグラスを傾ける様子にはこういう隠遁生活したいなあという憧れを抱きます。 そんな不思議なお店で繰り広げられるのは、「客が悩みを話し、その悩みを料理として提供する」という一話完結型の物語。哀しみや寂しさが根底にゆらめきながら、心を解きほぐす物語が紡がれていきます。 読み進めると様々な納得感が生まれると共に新たな謎も浮かび上がり興味をそそられる構成となっています。 ファンタジー要素を感じる設定やアイテムにも逐一心躍りますが、全体を通したしっとりとした雰囲気が何より魅力に感じる作品です。 料理が心を癒やすかしましめし おかざき真里ナンシー食べるだけじゃなくて、丁寧に作ることって大事だなぁと普段から思っているので、共感しながら読みました。 再会した美大卒3人組。それぞれ苦悩がありながら、3人で集う食事で笑って泣いて癒やされて。大人が心を開けるところって必要ですよね。 おかざき真里さんの綺麗な絵でダメな大人を描くとすごくセクシーに見えて良いです(´・ω・`)大食いisスポーツ。…喰いしん坊! 土山しげる野愛大食いisスポーツ。 作品の中でも大食いをスポーツにするのだ!という描写があるが、まさにスポーツだしめちゃくちゃスポ根漫画。 食材を冒瀆する巨大な敵を倒すべく、美味しくたくさん食べて倒す姿に感動…はしないけど、スポーツ漫画的カタルシスはじゅうぶんに得られる。 とにかく、食材を美味しく食べることを大事にしている主人公・満太郎に好感が持てる! …ホットドッグのパンを水に浸して食べて世界をとったフードファイターが実際にいたけども、あの食べ方は満太郎的には無しなんですかね。 <<4950515253>>
読むとなんとなく前向きになれる 現実世界にある食料でないもので作られた料理の味も気になりつつ、ちゃんと物語が骨太で面白い 絵も綺麗