食・グルメマンガの感想・レビュー1668件<<2728293031>>먹으러 가고 싶어요!女ひとり 韓国ごはん旅 ヒラマツオ achahysysk初めて韓国に行ったのは2012年、それからほぼ毎年旅行していたのに、コロナのせいでこの2年は我慢を強いられてきた。ようやく一般人にも制限が解除されそうとの噂を耳にしたので、この漫画でモチベーションを高める。 原作者は韓国料理好きが高じて留学し、東京でお店を開いている。そのため紹介する料理は精進料理から定食、市場、スーパーでの買い出しまで幅が広く、レシピも載っている。特に市場での海鮮は未体験なので行ってみたくなった。 タイトルに「ひとり」とあるが実際は現地で友人たちと一緒に食べているので、1人で食べる際の参考にはならない。最近では韓国でもひとり飯(혼밥)が定着しつつあるみたいだけど、基本的には沢山の人と沢山の種類のおかずを食べるのを良しとする文化。よく食べてよく飲んでよく遊ぶけど次の日は朝からしっかり仕事する、あのエネルギーをチャージしに行きたい。 実写化おめでとう!きのう何食べた? よしながふみ名無し「2LDK男二人暮らし 食費、3万円也。-ちょっと増えました-」のキャッチフレーズで知られる『きのう何食べた?』が実写化するらしい。 表情の変化とモノローグ。さらりと描かれる、身に沁みそうなご飯の数々。『ゲイカップルの日常』という難しい題材を丁寧に紡ぐ原作を、どのように表現するのか気になる。 https://taishu.jp/articles/-/62205?page=1個人的にもったいない作家「ハナムラ」先生おとりよせミッドナイト ハナムラ六文銭小生、ハナムラ先生が好きなんですよ。 「ハナムラさんじゅっさい」でハマリ、 端的に言って好みの絵柄で、氏の描く女性キャラの可愛さにやられております。 だけど、あんまり売れている印象がなく、本当にもったいないと思います。本作もおそらく1巻で終わり…だと思います。 少しでも布教できるよう頑張りたい所存。 さて、本作の内容なのですが、 ここまで言っておいて大変恐縮ですが、本作は氏の魅力である、可愛い女の子は皆無です。 編集部のむさい(失礼)男たちと、夜な夜な取り寄せたご当地グルメなどを食べるという展開です。 相変わらずの画力の高さはいわずもがななので、ご飯の絵は上手で美味しそうです。 また、舌の肥えた編集者たちが色んな所から取り寄せた食材の数々は、一度試してみたい気になります。(結構、いい値段はしますが・・・) しかし、やはり、なぜこの題材なんだろうと思わずにはいられないです。 せめて形だけでもヒロインがいればなぁと、残念!もったいない!と思わずにはいられなかったです。 こういうところも不遇な感じが、よりファン熱を高めてくれるポイントですね。疲れた時に読みたくなる作品。麦の惑星 鳥野しのPom すごく良かった! パンで地球と宇宙を結びつけるなんて、面白い発想で。 最初にまみ太がクロワッサンを食べるシーン。あ、この話好きかもって感じた。 最後にはまみ太と、紺太、そして二人の周りにいる人達の生活が、これからもずっと平和に続きますようにと願わずにはいられない心温まるお話でした。 そして、鳥野先生のほかの作品も是非読んでみたい! へいらっしゃい(カレー屋)ゲキカラ文化交流 沼江蛙サミアド今は無き「まんがタイムスペシャル」の4コマです。 『ゲキカラ』とタイトルに付いてますが実際は表紙のJK3人組がくだらない会話をするだけの漫画です。 話の舞台はカレー屋と学校ばかり。ストーリーやアクションは皆無。たまにサブキャラが大食い・うどん・ヘタレなどの持ちネタを披露するくらいで、ワンパターンな話がひたすら延々繰り返されます。 「サナギさん」からレベルの高さ・詰め込み度を限界まで引っこ抜いて、シュールさを少し足して『間』を増やした感じです。ネタが詰め込まれていない分、満足感は薄いですが気軽に読めます。 絵柄は作風に合っていて、ディフォルメも上手いと思います。 ピザ生地を回転させつつ「へいらっしゃい」と迎えてくれる表紙のインド人が好きです。付け合わせに海苔の佃煮も出ます。 「続きが気になる」「この漫画大好き!」という漫画ではありませんが、独特のゆるーい雰囲気とシュールさが魅力です。 冷やし中華の季節になると、この漫画を思い出します(↓画像)割り切るのは勘定なのか感情なのか今夜も割りカンで 高田靖彦名無し共に食事をする男女の関係にも色々ある。 だが勘定が「割りカンで」ということであれば それはおおむね、相手と貸し借りを作りたくない、 距離を保ちたい、という関係の場合が多いと思う。 割りカンならすべてそうだとまでは思わないが、 積極的に相手との距離を縮めたいと望む関係ならば、 あまり割りカンにはしないだろう。 なのでこの漫画のタイトルに「割りカン」とあり、 それでいていかにもカップルっぽい男女の絵が 描かれているのを見たときには、 「ああ、常に割りカンという割り切ったカップルと見せかけて 実はそれでいて超親密とか、相思相愛とか、 ツンデレゆえに割りカンをする、とかいう感じのカップルの ひと捻りしたラブコメ話の漫画なんだろうな。」 と推測した。 まだ全2巻のうちの第1巻しか読んでいないので、 その考えが間違っていたと結論づける段階ではない。 だがいまのところ、推測していたのとは違って、 結構そのまんま距離を保った男女のまま話は進んでいる。 まあ少しづつ、以前よりも互いを理解しつつあるし、 仲は良くなっていっているとは思うけれども。 今のところ普通の意味で「健全な大人の男女の飲食話」。 健全過ぎてエロ要素とか皆無なので、下衆な意味で 「とっとと喰っちゃえよ!」 と思ってしまう部分もあったりするが(笑)。 それと勘定がどうこうという話ではあっても、 どっちかがとか誰かが金持ちだとか貧乏だとか、 そういう金銭的なリアルさを感じさせるシーンも少ないですね。 ようするに無駄にドラマチックな展開とか、 意表を突くような展開とかは殆どありません。 少し不器用な関係と生き方をしている男女の生活を舞台に、 悩んだり、ホッとしたりとした感情の機微を中心に 話が進んでいる感じです。 それだけに最終回までにこの男女が、 この男女の日常ドラマがどう変わるのか、 それとも変わらないのか、 興味は沸きました。 これからもずっと割りカンで、と終るのか、 それともこれからは、で終わるのか。 (添付画像は第1巻からです) 紀伊半島の大自然と極上の食材を堪能しましょう南紀の台所 元町夏央野愛紀伊半島の大自然と、新鮮な極上食材を堪能できる田舎暮らし。 現在の便利な暮らしを捨ててもいいとは思わないけれど、ほんの少しだけうらやましくなります。 都会育ちの蘭が、彼氏の転勤をきっかけに結婚&移住をするのですが、引っ越し先は紀伊半島の小さな小さな田舎町。 住み慣れた都会を離れ戸惑う蘭さんですが、新鮮な極上食材にテンション爆上がり! プロ並みの料理を手際よく作る姿が楽しそうで素敵です。 良くも悪くも昔ながらの風習や役割がある中、なんでも明るく楽しむ蘭さんのポジティブさは見習いたいなあと思います。 しかし、冒頭でサルに襲われた嫁を心配せず「バカすぎる」と蘭さんの旦那よお前だけは許せん。読み進めるうちにただの能天気なヤツというのはわかったけど、第一印象が最悪すぎていまだに好きになれない! 蘭さんはお料理好きな男の子や都会から転校してきた女の子に寄り添える優しさがあるのに、旦那はただのアホなんだよなあ。蘭さんが幸せならいいんだけども……。 ということまで心配しちゃうくらい夢中で読んでます。 信頼と実績のパラダイス山元監修餃子マンガ夜凪さんのよなよな餃子 勘米良優助名無し出てくる餃子全部美味しそう食べたい、感想それだけです。ただかなりオリジナリティあふれる創作餃子が出てくるので、味は想像できないのが多い。なのでこのお店が実在したら、もしくは作ってくれる人がいたら、と心から願うばかり。 自分で作ろうとは思わないのであった続きががあるなら読みたいが...デパ地下! 東史朗 藤みき生マンガトリツカレ男デパ地下への転属が決まった主人公がデパ地下で見つけた試食するばかりするじいさんと共にデパ地下の問題を解決していくマンガ。一話完結で読みやすいし内容も面白いのだが掲載誌の休刊で続きが読めないのは残念だ 漫画家は何で白米を食うのか漫画家のごはんのおとも語り KADOKAWAごはん推進部野愛いろんな漫画家さんがただひたすらに好きなご飯のおともを紹介してくれます。 ストーリーも何もなく、これが好きだよ美味いよということしか描かれていませんが、豪華な面々が熱く語っているので満足感はものすごいです。 克・亜樹先生はトリュフ塩で卵かけご飯食べるんですよ、知ってましたか? こんな情報が得られるんだから読む価値あります。 人によって食への熱量が違うのもページをめくるたびに絵が変わるのも、本格的なレシピ紹介ではなくご飯のおともならではの気軽さも楽しい作品でした! 今宵も待ってくれていたバー #1巻応援今宵もお待ちしております 北川みゆきPom 北川先生の描く人物達は、妙な大人の色気がありますね。 このお話、終始何だかドキドキしてしまいました。。 バーで飲むお酒、美味しいんだろうなあ〜 お酒の数だけ人生もあるって感じかな。 フラッと入ったお店で、自分の心の内に気づかされるなんて。。 こんなお店、いつか見つけてみたいものです。遊び心が素敵な飯漫画たべつくスイッチ 後藤羽矢子野愛大至急フランスの昼下がりごっこをやりたくなりました。 こういう日常系飯漫画はレシピ再現したくなるのはもちろんなんですが、プラスアルファの楽しみ方や遊び方を教えてくれるので好きです。 某フライドチキンのあの部位だけたくさん食べたい!とか最強の冷やし中華を好きな人に振る舞いたい!とか、遊び心が素敵だなと思いました。 スイッチ入って料理作り出す彼氏や一緒に寒ブリ食べる旅についてきてくれる友達、ノリがよくて楽しく食事できる人間関係も素晴らしい…! 好き勝手食べたいものやりたいこと楽しむのもいいけど、同じ熱量で共感できるのもやっぱりいいものです。 最終的には嫌いじゃないパスタの王国 中祥人野愛昔ながらのナポリタンを作り続ける親父を超えようと自分だけのパスタを追い求める主人公ケンに対して何故だか最後まで共感したり応援したりできない不思議な作品…! 初っ端から親父の不味いナポリタンなんか超えてやるぜこれが本場のパスタだ!って言ってパスタを作り「美味しいけどこれじゃない」的な反応をされたり、その経験を踏まえた成長も見られないまま蘊蓄満載でそこそこ美味しそうなパスタを作ったり、小麦アレルギーの少女にパスタ食わせたり(一応医師の許可はもらってるけど) ツッコミどころが多すぎて妙に癖になり、あっけない終わり方に寂しくなってしまいました。 もっと好きになれるいいヤツに描いてあげてよ!もしくは極悪だけど天才みたいにしてあげてよ!と思うけど、そんな漫画はたくさんあって心に残らないかもしれません。 悪いヤツじゃないけどなんか好きになれないんだよなあ…パスタもそこそこ美味そうではあるけど…なんか…みたいな気持ちになったことはなかなかないので貴重な体験でした。 二足の草鞋でラーメン修行。でも本気。ラーメンには。ラーメン発見伝 久部緑郎 河合単名無し※ネタバレを含むクチコミです。食欲の秋は、思い出食堂シリーズを読もう夫婦めし 木村直巳 香川まさひとstarstarstarstarstarひさぴよ食欲の秋になると少年画報社の「思い出食堂シリーズ」でも読もうかなあ、という気分になる。どの作品もお手軽で読みやすいのだ。しかし一方で少し物足りなさを感じる時もある。そんな人におすすめなのが「夫婦めし」。「監察医朝顔」の原作・作画コンビによる本格派な漫画である。 (本格派=ビッグコミックに載ってそうなという意味で) 訪れた土地で、夫婦漫才の仕事終わりに名物を楽しむ夫婦が微笑ましく、夫・幸夫は妻・幸子の豹変ぶりに振り回されながらも幸せそうなこと。 料理のお供にちょうど良い感じの人情ドラマが添えられていて構成も上手いし、木村直巳先生の作画は円熟味があり真心が伝わってくる絵である。 若い人から見たら、レトロな雰囲気の昭和漫画に見えるかもだけど、読めば美味しく幸せな気持ちになれる、旅情に溢れた作品だと思う。 続きの2巻を出してくれるのを待ってます。人生のさいご なに食べる?星のさいごメシ おおひなたごうnyaeまた男女が揉めて始まった新連載。 今のところ「人生の最期になに食べる?」がテーマっぽい。そして「自分のさいごメシが他人のさいごメシにも成り得る!?」という予想外の展開。 優しくてあったかいお味かあさんのおむすびは、ぬくもりの味がした。 青菜ぱせり野愛お互いを思う気持ちが不器用にすれ違うけれど、美味しいご飯が優しく繋いでくれるあたたかい作品。 家族トラブルとかご近所トラブルとかいわゆるレディコミ的なお話をたくさん描いてる作者さんだけど、下世話なことがおきずにほっこりするお話もいいんですよね。○○の味特集みたいなコンビニコミックでよく見かけます。 お母さんのおむすび、家族旅行で食べた温泉卵、彼氏の実家のおもち、どれも懐かしくてあったかい気持ちになります。 明石焼きの義母さんが最初はめんどくさい人に思えるけど不器用でかわいくて好きです。 ストーリーの巧みさやお洒落さ綺麗な絵柄なんてものはないけれど、さらっと読めてほっこりできるこういう漫画もいいんですよね。太っていても痩せていてもふわこさんはハイカロリー 井村瑛野愛ぽっちゃりマシュマロ女子のふわこちゃんがかわいい! と思って読みはじめたら、自分らしさについて考えさせられるお話だった。 プラスサイズモデルのふわこちゃん。 たくさん食べて明るくて可愛くて…という姿をコンテンツとして消費しようとする人たちもいる。 甘い言葉と甘いお菓子を与えるひとよりも、「デブは嫌い」と酷い言葉を投げつけた韮崎の方がふわこちゃんの心のうちをしっかり見つめようとしている。 太ってようが痩せてようがありのままの自分自身を愛そう!というボディポジティブの考え方は素晴らしい。プラスサイズモデルの存在に勇気づけられるのもよくわかる。 でも、みんなが求める自分であるために無理をしてしまうふわこちゃんを見ていると、太ってようが痩せてようが呪いは根深いんだなと苦しくなった。 素敵なラストではあるんだけど、ちょっとモヤモヤも残るので続きがあればなあと感じた。さすがの情報量と台湾愛に満ちたガイド台湾ごはん何食べる? 台湾人・阿米と日本人・美菜の食楽記 AKRUhysysk作者は『北城百畫帖(カフェーヒャッガドウ)』のAKRU先生。絵柄の変わりように驚くが、その丁寧な時代考証などのリサーチ力はそのままに、実用性と愛情を兼ね備えた素晴らしいガイドになっている。グルメ情報だけでなく、台湾人の考え方やライフスタイルが見えてくるあたり、マンガの伝達力ってやっぱりすごいと思った。 台湾へは一度だけ行ったことがあって(これにも載っている金峰魯肉飯は本当にうまかった…!)、その時に一通り調べたつもりだったが、ぜんぜん知らない情報も沢山載っている。自分がもっと若ければこの本を片手に台湾に行って1日5食くらいしたいところ。せめてコロナが収まってくれたらなぁ。 冒険者はカレーを目指す!廃墟のメシ ムジハあうしぃ@カワイイマンガ伸縮する棒で戦う子×知識情報担当の子のバディ物である本作。『ドラゴンボール』の初期を想起させるものがありますが、本作は途中からトーナメントバトルになったりせずに、終末世界SFとして、かなり独特な作品になっています。 廃墟を冒険する超強い探索師・ハルカは、廃墟から小さなデバイス・ソルを発掘する。ソルの力を借りて、ハルカはある物の探索を始める。 彼女が探す物、それはカレー。 食料が統制されて、皆同じ物を食べている社会。供給されるブロック状の食糧。皆が食の楽しさを忘れている中で、一人食を追求するハルカの自由さと、食料の供給を通じて人々を支配する「教会」との対立は、寓話/風刺としても面白い。 勢いと戦略性のあるバトル描写、ブロック状の……どこかで見たことのあるような食料の汎用性、教会がひた隠す世界の秘密、そしてカレーを求める事と人間らしさ等々、読みどころ満載で充実したSF。どっこい生きてる人間の逞しさと駄目さと楽しさが、この作品には詰まっていると感じました。飯がうまいのはいいことだイケメン共よ メシを喰え 東田基野愛食が細い&興味がない主人公の好美が、飯にがっつくイケメンを見て眠っていた食欲に火をつけるというお話。 イケメン見ると腹が減って飯が食えるだなんて即物的な話すぎん? 良いか悪いかは別として、美味しそうにご飯を食べる人は魅力的です。言わずもがなイケメンも魅力的です。 男女逆だったら即炎上しそう…などと思いつつ、イケメンの食事シーンにつられてモリモリご飯を食べバリバリ仕事をする好美を見ているとこちらも元気になります。 細見くんとの恋模様がどうなるのかなあってところで終わってるのがなんとももどかしいですが、足りないくらいが食欲煽られるということにしましょう。メイド服ロボ×義手犬、出会いの旅旅とごはんと終末世界 文ノ梛あうしぃ@カワイイマンガ自己を形作っているのは、それまでに出会った人々なのかもしれない。それが失われる事を「輪郭が失われる」と表現するこの作品、かなり深くて優しい作品である事は保証します。 メイド服を着た少女型の機械生命体・蘇芳。AIより人に近い、自立した思考を持ち学習する彼女は、自分を作った設計士=ご主人様を探すべく、犬のミュートと共に旅をする。人語を話し、機械の義手を持つミュートは頼れる存在。蘇芳の成長を見守ります。 旅をするのは、多くの人が死んだばかりの終末世界。残された文明は高度だが、維持が間に合わず、かなり崩壊している。そんな中で印象的なのは、ごはん大好きな二人の食事。 食料調達から調理まで、食事は蘇芳の担当。ミュートも感心する腕前で作られる料理は、旅の途中で出会う人達にも振る舞われます。 出会う人達の様々な事情。ひと月ほどの間に出会ったほんの少しの人達は、ご主人様しか知らなかった蘇芳に人との繋がりと思い出を与えてくれる。一方、見守るミュートに去来する思いは……? 3巻の間にしっとりとした世界観と様々な思索の種が埋め込まれ、蘇芳とミュートの物語もこれ以上ないくらい切なく温かく、充実の一作でした。 東毅先生じゃん!!異世界シェフと最強暴食姫【電子特別版】 東毅チャンピオンスキー少年チャンピオンで新連載だと!? 読み終わってしばらく気付かなかった・・・。 絵が大分変わった気がするな・・・。 でもよく見ると東毅作品のノリだし、非常に読みやすいというか、 1話目で50ページ超の長さでもこの読みやすさ。 面白さを保ちながら疲れを感じさせないテンポは、さすが東先生と言うべきか。 「超弩級少女4946」「電波教師」とか、かなり好きだったのだけど、 よくよく考えるとサンデーよりチャンピオンの方が合ってる作風な気がしてきた。 今後も楽しみにしたい。日常はささやかな努力の積み重ね澤飯家のごはんは息子の光がつくっている。簡単家めしレシピ付き 山田可南野愛澤飯家のごはんは長男の光がつくっている。を読んだからにはこちらもと思い読んでみました。 なんでも作れて料理の楽しさに目覚めた光くんにも初心者の時代がありました。当たり前のことだけど、最初から完璧な人なんていないんですよね。 料理上手なお母さんが亡くなって、食生活がおろそかになっていくのをなんとかしないと!と中学生の光くんが奮闘します。なんていい子。 なんで自分ばっかり料理作らなきゃいけないんだ!と家を飛び出した回は切なくなりました。その後戻ってきてカレー食べて、自分の気持ちを整理する光くんはやっぱりいい子です。 毎日ご飯作るのめんどくさいなという人にぜひ読んでみてほしい。毎日ご飯作ってもらってる人にも読んでほしい。 ささやかな作業の積み重ねで日常が成り立っていること、今日食べたご飯が明日の自分を生かしてくれていること。光くんの姿を見て、様々な気づきを得られるはず。 <<2728293031>>
初めて韓国に行ったのは2012年、それからほぼ毎年旅行していたのに、コロナのせいでこの2年は我慢を強いられてきた。ようやく一般人にも制限が解除されそうとの噂を耳にしたので、この漫画でモチベーションを高める。 原作者は韓国料理好きが高じて留学し、東京でお店を開いている。そのため紹介する料理は精進料理から定食、市場、スーパーでの買い出しまで幅が広く、レシピも載っている。特に市場での海鮮は未体験なので行ってみたくなった。 タイトルに「ひとり」とあるが実際は現地で友人たちと一緒に食べているので、1人で食べる際の参考にはならない。最近では韓国でもひとり飯(혼밥)が定着しつつあるみたいだけど、基本的には沢山の人と沢山の種類のおかずを食べるのを良しとする文化。よく食べてよく飲んでよく遊ぶけど次の日は朝からしっかり仕事する、あのエネルギーをチャージしに行きたい。