烈風
昭和16年12月8日、日本軍のハワイ真珠湾奇襲攻撃によって太平洋戦争の火蓋が切って落とされた。連合艦隊司令長官・山本五十六は、祖国防衛のため真珠湾奇襲攻撃に続く第二の秘策として、海軍にも属せず、尚且つ民間でもない航空隊をつくろうとしていた。それは、かつて日本海軍の大艦巨砲主義の軍部に反対し追放された六名の軍関係者の子供たちから成る、通称“子ムジナ隊”だった!
れんげ色の風
【北海道の牧場で育まれる史郎の愛と決意!】東京在住の大学生・上津史郎は北海道日高地方に旅行に出かけ、赤い自転車が印象的な少女・篠原由香と出会う。彼女に心惹かれた史郎はひょんなことから彼女の実家の牧場に長期滞在することになり…。北の大地を舞台に若い恋人達の成長を描く物語、第1巻!
アンパン、キッコ、マルチは四年制大学を新卒した女子トリオ。揃ってDDT放送局に入社決定! 元気が取り柄のアンパンは放送局員。知的美人のキッコは報道部員。なんでも器用にこなすマルチは庶務課にと、それぞれ配属。でもアンパンは、慣れない仕事に失敗の連続。しかし、先輩の人気DJ・黒木俊の励ましで元気を取り戻す。そんな折、人気番組のDJ代役をすることになり……!? 他に「青い春のレクイエム」収録。
黒と緋の階段
「増刊週刊ポスト」掲載、権力・裏金・女・暴力にまみれたダーク社会を描いたドキュメント劇画シリーズ『黒と緋の階段』『秘密結社』『SEXマシーン』。その他、日本のモーテル事情をイラストでルポした『現代モテル学入門』、サラリーマン・ギャグ『ボクの視姦』、山小屋を舞台にした雪女ミステリー『永遠の女王ヒミコ』、大島渚原作『勝海舟─お糸聞書─』、政府広報の注意喚起漫画までを収録したマニアックな短編集!
ユフラテの樹
夏休みに離島へやってきた3人組。禁断の実をかじって超能力を身につけてしまった彼らの運命は? 人間に叛乱する亡霊たちの姿を描く「日本発狂」も収録! <手塚治虫漫画全集収録巻数>・『ユフラテの樹』 MT25 ・『ユフラテの樹』収録 ・『日本発狂』 MT247 ・『日本発狂』収録 <初出掲載>・『ユフラテの樹』 高1コース 1973年4月号~1974年3月号 ・『日本発狂』 高1コース 1974年4月号~1975年3月号
黒い鷲
第一次世界大戦がたけなわの頃、一人の青年が横浜港からパリへ渡ろうとしていた――。彼の名は、長曾我部天平(チョウソカベテンペイ)。一流の画家を目指していたが、たまたまフランス空軍飛行学校の生徒募集のポスターを見たことをきっかけに飛行機乗りに!相棒の黒い鷲・黒ベエと共に快男児・天平がフランス空軍の撃墜王(エース)として活躍する!
灰になる少年
「おまえが幸せに暮らせるのも、今のうちだぜ」――。潮少年は見知らぬ男に囁かれた言葉が耳から離れない。お手伝いさんの首なし殺人事件が恐怖へのプロローグなのか!? 潮少年に迫る恐怖「灰になる少年」と人間の心の中に生じる邪悪を描いた「フィッシュ・ラーゲ」を収録。闇を裂く傑作恐怖コミック。 ※弊社より配信の『灰になる少年』と一部内容が重複しております。ご了承のうえお楽しみください。
ユフラテの樹:1973〜1974年に学研の高1コース連載 日本発狂:1974〜1975年に学研の高1コース連載 どちらも高1コース連載ということで、主人公たちは高校生です。表紙でもツメエリをお召しになってます!!! 表紙も雰囲気ありますし、タイトルもかなりカッコ良いので、期待してしまうのですよね!!その期待に比べて、若干もう一声ほしかった感はあります!いや、別に普通に面白いので良いのですが!!! ユフラテの樹は、主人公は3人組なのですが、その中でも序盤に「こいつがメイン主人公っぽい」と思われた正義キャラの鎌くんが、ひょんなことから闇落ちしてラスボスになってくる展開はヅカ作品では珍しいかもしれません。 同時収録の日本発狂ですが、ユフラテの樹と比べるとこちらの方が好みでした。特に序盤はサスペンス感があり楽しめました。 ちなみに手塚先生はあとがきにおいて、「ユフラテ」は何から取ったか忘れたと書かれてますが、Googると、聖書とか神話とかに出てくる地名だったり河川名だったりするようです。ユーフラテス川も派生語でしょうか。 確かにそう考えると、手塚先生の時代はGoogle社の設立前なので、ググるという概念がなく、そんな時代にあれだけのバラエティに富んだ作品を生み出されたことを考えると恐ろしすぎますね。。。たぶん目の前に手塚先生が現れることがあれば、怖すぎて失神すると思います。 かりに手塚先生がご健在のみぎりにGoogleがあったとしたらどんな作品ができていたのでしょうか。そして手塚先生は電車の中で99%の人がスマホをいじってる世界をどのようにお考えになるでしょうか。。