異人茶跡
台湾土産の定番である「烏龍茶」が、全く見向きもされなかった時代、「台湾茶の父」と後に呼ばれる二人が残した足跡を、実家が茶農家の作者が描きます。ひとりは、スコットランド籍の貿易商「ジョン・ドッド」。もうひとりは、廈門( アモイ)生まれの買弁「李春生(り・しゅんせい)」。ジョンは、台湾先住民の頭領の娘婿になりかけたという逸話も残る破天荒な冒険家。一方、春生は、天賦の商才を持ちながらも、慎重な性格で、敬虔なキリスト教徒。全く正反対の性格を持ち、もともとは台湾になんら縁のない異郷人の二人が共に台湾を訪れます。台湾茶葉を世界中へ広げるその道のりは、けして平坦ではなく、困難の連続! 茶農家からは紅茶全盛の時代に烏龍茶なんか売れるわけがないと協力を得られず、地方官僚からも嫌がらせを受け、そして中国大陸のライバルとの勝負も待ち構えています。さぁ、台湾烏龍茶が世界に羽ばたく伝説の旅が、ここから始まります。
北城百畫帖(カフェーヒャッガドウ)
1935年の台北城は、夜であっても、眩しく奇異な輝きを放つ、夢のように美しい場所だった。そんな台北城の一角に、百畫堂という名のカフェーがひっそりと建っていた。一階と二階には、甘いデザートに、氤?な香り、その中を忙しく往来する女給たち。三階は、関係者以外立ち入り禁止となっている、店主の書斎。ここには、豊富な蔵書、多様な収蔵品のほかに、一般の人には見えない幽霊と妖精が潜んていて……。『北城百畫帖』は史実にファンタジー要素を注ぎ、奇妙で懐かしい台湾を再現した作品。さぁ、あなたも当時の台湾に思いを馳せ、台湾の「昭和浪漫」に浸ってください。
エンチャントレーサー【合本版】
伊藤彰(代表作:Yu-Gi-Oh R, カードファイト!! ヴァンガード)原作の新作コミック「エンチャントレーサー」。~ある惑星に住む主人公のリトラとターボはある事からカーレーサーになる。この惑星のカーレースに参加するにはモンスターが必要だ!~子供から大人まで楽しめる、メカアクションアドベンチャー作品。
Marin【合本版】
日本NO1パチンコキャラクター「海物語マリン」が新作コミックとして登場。ファンタジー作家、姫川明輝(代表作:ゼルダの伝説)が率いる姫川アートプロダクションが描く新作コミック「MARIN」。アドベンチャーファンタジー作品。~美しい踊り子MARINは、ある時パワーストーンの盗難事件に遭遇し、謎の組織の陰謀に巻き込まれてしまう。MARINの運命は?~
ジェジョン イン ジャパン
29歳になるジェジョンは、新しいことにチャレンジすることを忘れ、マレーシアで平凡で退屈な日々を送っていました。そこに突然、海外留学のオファーが!マレーシアから離れ、京都で新生活を送ることになったジェジョンに、いったい何が起こるでしょう?文化ギャップの間で起こるできごとと、それを乗り越えようとするジェジョンの物語をお楽しみください!
偃師(えんし)―禁じられた指物師―
紀元前十世紀。商人たちと旅をし、自らを「指物師(さしものし)」と名乗る偃師(えんし)は不思議な能力を持っていた。旅の途中通りかかった砂漠で泉を発見し、水を求め近づいた瞬間、商人と偃師たち一行は神秘的な力で水底に引きずり込まれるが……。彼が水底で見たものはいったい!?――樹木を自在に操る偃師の壮大な冒険物語。三千年前の遥か昔に誘う中国古代ファンタジー!
巧藝奇縁(こうげいきえん)
日本の美大で油画コースを卒業した名家の令嬢・梅兎(メイトゥ)は、芸術の都パリへの留学に憧れていた。ところが、祖父の「廟を修築しないなら嫁に行け!」という脅迫と学費援助のエサにつられ、仕方なく媽祖(まそ)廟修築の棟梁となる。石獅子を彫り、門神を描き、草花や吉祥獣の剪粘(せんねん)を作る…。ため息が出るほど美しい廟宇建築に、素人のお嬢様が立ち向かう! 西洋芸術と伝統的な廟建築がぶつかり合うと、どんな火花が散らされる!? 台湾廟を研究し、その美しさを精緻に描く台湾作家LONLON渾身の作品!
私と恋するナマケモノ
だらしないことを見るといつも不機嫌になってしまうキレイ好きな女子高校生・アリン。ある日、アリンのお母さんが管理している下宿にアルファンという男子高校生が入居することに。見かけはさわやかで好青年のアルファンだが、実は怠け者の上に甘えん坊でとってもだらしない人だった!? その上、アリンとアルファンは同じ学校の生徒で、彼は学校中の女子の人気者ということが分かり、ますます事態は複雑な状況に…キレイ好きの女の子と怠け者のイケメン――この正反対の性格を持つ二人が同じ学校に通い、さらに同じところに住むことになったら、一体どうなる――!?※本作品は左開きです。
仙曲Divine Melody
仙人族に生まれた秦采生(チン・ツァイシェン)は、妖狐の群れの中で成長し、狐族を繁殖させる責務を背負わされた。幼い頃、外出を厳しく管理されていた秦采生は、一度だけ群れを抜け出し、麓の村に遊びに行った。この時、人間の多喜(ドーシー)とすずめに出会い、二人に危険から守られ、深い友情を結んだ。それから200年後、多喜とすずめの生まれ変わりである韓雲拾(ハン・ユンシー)と蘇蘋(スー・ピン)に、偶然再会し、かつての恩を返すため、采生は二人を守ると決意した。自分らしく生きていくため、人間とともに暮らすことを選んだはずだったが、采生は韓雲拾と蘇蘋との間で、感情のすれ違いに悩み、さらに加えて「仙」と「魔」の戦いにも巻き込まれ……。
水神祈絵巻
伝説によると、隆恩川(りゅうおんがわ)には白龍が棲み、洪水を防ぎ、恵みの雨を降らせていた。人々は伝説を信じ、その龍を「河伯(かはく)」と呼び、敬っていた……のは昔のこと。かつて、ふもとの村で毎年行われていた「河神祭」は、遠い過去の風習と軽んじられ、河神をまつった祭壇もホコリをかぶっていた。ある日、退屈しのぎにぶらり俗界に遊びに来た隆恩川の河伯こと「煥夷(かんい)」が、この事実を知ってしまい惨事が起こる。気性の荒い煥夷は、神を敬わぬ隆恩村の人々に怒りを止めることができず、長い間「干ばつ」という重い罰を与えてしまう…。だがしかし、突然、神殿の蓮池に現れた謎の少女により、誰も予想しなかった変化が訪れて……!?
緋色の王宮
暴君として名高い淀王(でんおう)の宮殿は、敵の血によって緋色に染まっていた。王の身辺を世話する家臣・陵ギョク(りょう・ぎょく)は、かつて淀王に滅ぼされた国の出身。しかしなぜか、王の寵愛を最も受け、宮殿内の権力をほしいままにしている。一方、後宮の管理を任されている景淵人(けい・えんじん)は、景一族の中で異民族の子と呼ばれ、父親の存在が隠され続けている。この謎多き二人が、王宮の重要な責務を担う中、淀王の即位から6年が経ち、景一族から令嬢・景寧湖(けい・ねいこ)が、王后の座を狙い後宮に送り込まれる。彼らはともに淀王に仕えながら、陰謀が交錯する美しく残酷な争いの渦中に巻き込まれていく。豪華絢爛でミステリアスな宮廷物語が、今ここに幕を開ける!
ガルーダヤナ・サーガ
キナラは財宝を探すために向かったバタラの谷でしゃべる金の卵と出会った。ガルーダを狙うアシュラに襲われそうになった彼ら!!! その時!!!! 目の前に現れたのは戦士ガトットカチャだ!! 危機を免れたキナラはガルーダと向かった場所でまた… ※本作品は左開きです。
グランドレジェンド ラーマーヤナ
ラーマと弟のラックスはアヨディアのヤクシャの討伐部隊にいた。「ガルーダ国」との境界で調査をしている時、1匹の巨大なヤクシャを率いた怪しげな部隊に襲われた。グランドレジェンド・ラーマーヤナ(GLR)は古典のラーマーヤナ物語を基に、現代的な独自の物語として翻案したものである。※本作品は左開きです。
冥戦録(めいせんろく)
台湾では921大地震の後、各地で妖怪による事件が多発していた。警察は、妖怪を退治するため、黒日(くろび)特捜隊を結成。ある日、主人公の陳柏戎(チェン・ボーロン)は、特捜隊の一員として、台北の西門町(シーメンディン)で妖怪と戦っていた。その最中、住民たちが避難したはずの街で、ひとりの美しい少女と出会う。少女の名は「林黙娘(リン・モーニャン)」。二人はともに現れ続ける妖怪の襲撃に立ち向かう。少年道士と幼い女神の物語がここから始まる!
ミロの世界
街から離れた村の湖のほとりで、ミロは静かで孤独な日々を過ごしていた。あまり家に帰ってこないパパの代わりに、近所のおばさんたちが手厚く彼の世話をしてくれていたが、それでもミロは寂しかった。学校が終わり、いつものように湖でひとり、大好きな魚釣りに夢中になっていたある日、一匹の黄金に輝く魚を見つけると、彼の人生が一変! その日を境に、怪しげな者たちが、ミロの家を訪ねてくるようになり……!! 追い詰められたミロに残された手段は、「逃げる」こと。でも、どこへ向かえばよいのか? その答えは黄金の魚が握っていた!? 作画は、日本でアニメーターとしても活躍するフランス人作家、クリストフ・フェレラ。映画『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』では、クリーチャーデザインを担当している。(原題:Le monde de Milo)※本作品は左開きです。
203号室の妖怪さん
ごく普通の高校生・林鳴(リン・ミン)は、実は妖怪が見える特殊体質を持っていた。ある日、忘れ物取りに学校に行ったところ、2年3組(203号室)で校舎に棲むふたりの妖怪と遭遇。悲惨(?)な高校生活がここから始まる…