SMART GATE Inc.マンガの感想・レビュー19件新説より連載中の方が緊張感あったよねザ・ワールド・イズ・マイン オリジナル版 新井英樹カツコフ最後は投げっぱなしジャーマンに近い終わり方だったが まぁ人生ベストの漫画「富江」の新井英樹バージョンひな 新井英樹starstarstarstarstar_borderカイ謎に包まれた魅力的な美女「ひな」を巡る男達の奪い合い 男達はひなの魔性の魅力に抗えず、ひなを自分だけのものにするため必死で追いかける 最終的によくわからない感情になった男達はぶん殴り合う …… … 伊藤潤二の「富江」やんけ とは言え新井英樹バージョンて事で感情爆発のアツい人間ドラマ 100ページ程の短い作品でサクッと読める素晴らしい漫画須田信太郎の新作!ディアボロガール 須田信太郎名無し年の瀬に新刊ページを眺めていたら須田信太郎の新連載?が始まっていてビックリした。なんというタイミングで出してるんだ… さっそく電子書籍で買ってみたが、ミュージックコミックスというサイトで連載が12/29に始まったばかりで、今なら1話分は読める模様。 https://music-comics.com/collections/comics ちなみにこのサイト、音楽をテーマにした漫画のみが集まっていて、さそうあきらなど大ベテランの連載があったり、新進気鋭の漫画家さんもいたりと、コンセプトも作家陣も面白そうなので、ぜひ他のマンガもチェックしてみたい。 須田信太郎氏の過去作を読みたい気持ちが高まってきたのだが、現在は過去作品の電子書籍はなぜか購入できなくなっているようである… あ〜読みたい!魔性の女「ひな」ひな 新井英樹かしこザ・ワールド・イズ・マインにも太眉の可愛い女の子が出てきましたよね。あの子が正気を失ってから妙に色っぽくなってドキッとしたのを思い出しました。この作品の主人公のひなもそれと似ている雰囲気を感じます。愛妻家のおじさん、人殺しのヤクザ、一目惚れした若者、全く違うタイプの3人の男を夢中にさせた魔性の女ですが、彼女が何者なのかは最後まで明かされずに終わります。でもそれがいいんですよね。お天気お姉さんでもヤマギシが「男の予想の範囲内で動かないでくれ!君はお天気お姉さんなんだから!」と絶叫していたけど、私も同感です。ひなは自分が何者なのかなんて考えたことないんだと思う。だからみんな夢中になっちゃうんじゃないかな。 ナニワ金融道の名シーンナニワ金融道 青木雄二starstarstarstarstarかしこ全巻読むからメモっとこうと思って https://www.sukima.me/bv/t/BT0000342956/v/5/s/13/p/1金融漫画の金字塔ナニワ金融道 青木雄二名無し人生は紙一枚で簡単に終わる。 借金が全て悪いとは言わない(企業はみんな借金しているし)けど、悪い借金は本当に人生を狂わすし、知識がない人は皆騙される。 この漫画で騙されている人を見て、学ぶことが大事。 絵が下手で、キャラの顔がギャグ漫画っぽいけど、金融に関しては非常にわかりやすいです。 騙される人の顛末というよりも、金融側でどうやってその人から金を取り立てるか?という部分にフォーカスを当てているのが面白いです。不条理な世界で世直し「だしゃあ」物語打撃マン 山本康人ジュークボックス※ネタバレを含むクチコミです。 「だしゃあ!!」と振るう拳こそが正しい打撃天使ルリ 山本康人野愛ごく普通の女の子が悪を成敗する物語はたくさんあるけれど、どれもあまりリアルじゃない。 可愛いキラキラの衣装はおそらく動きづらいだろうし、武器なんてすぐに使いこなせないだろうし。 打撃天使ルリも、普段はごく普通の女子高生である。ルリは打撃人類として生まれ、悪に対する怒りを拳で成敗するのだ。 なんの理由があってかルリは大体全裸だし、両親は普通の人間だし、ルリが打撃人類である説明は何もされない。 歪んだ正義感の警察やら死んだ恋人似の悪人やら、むちゃくちゃな悪に出会すたびに彼女は「だしゃあ!!」と拳を貫く。 この作品だってもちろんリアルじゃない。全くもってリアルじゃない。 でも、ルリの境遇や心理描写には妙なリアルさがある。 正義とは何か、何のために拳を振るうのか。女という性に向けられる視線、生きることへの渇望など。 普通に恋もするし、迷ったり傷ついたりもする。そんなルリが怒りを込めて「だしゃあ!!」と拳を振るう瞬間、勧善懲悪だけでは語れない、自らのカタストロフごと破壊されるような感覚に襲われるのだ。 むちゃくちゃさ加減を笑って読んでしまおうなんて斜に構えた心までルリにぶち壊された気がした。熱量だけは伝わった #推しを3行で推す鉄人ガンマ 山本康人野愛貞淑でお下劣で愛に溢れた幸せな夫婦のお話、でいいのだろうか。カテゴライズするのも馬鹿馬鹿しくなるくらいの熱量で気づけば真剣に読んでしまう。でも真剣に読むのも馬鹿馬鹿しくなるほど馬鹿馬鹿しいです。 照男の妻・オシリーナとの出会いのシーンがいちばん好き。なんで照男に聡明で美しい妻がいるんだろうと思ったけど、妻もちゃんとイカれてて好き。イカれてるけど常識も思いやりも持ち合わせてる素敵な女性です。 自己評価が低くて気弱でどスケベで、妻と子を愛する普通の男です。そんな男がとんでもない奇行をするからいいんです。共感するだの勇気が出るだの言う気はないけど、ぶっ飛んでて下品でパワフルなので体温は上がります!どんなときも「だしゃあ」の精神を打撃マン 山本康人野愛YouTubeでダ・ヴィンチ・恐山氏がこの作品を紹介しており 「だしゃあ」って打撃天使ルリの人だ!しかもルリも登場している!これは絶対読まなくては! と興奮したので読んでみました。読んだらもっと興奮しました。 普段は温厚なウェディングプランナーの伊達保が、自らの正義や家族の幸せ、街の平和を守るため拳を「だしゃあ!」と振るう打撃マンになるお話。 理不尽な暴力で人を支配する奴は許せない!という明確な正義があり、その上を行く暴力で完膚なきまでに捩じ伏せるという構図が面白いです。 選ばれし者だけが打撃マンになれるのかと思ったら、「誰の心にも打撃マンは住んでいます」って言うし、わたしも打撃マンになれるんだ…!みたいな気持ちが湧いてきます。 暴力は絶対ダメですが、どんなときでも自らの正義を「だしゃあ」と貫く打撃マンの精神だけは持っていたいです。 結局なんだったの?みたいな感情がないわけではないですが、とにかく生きる力が漲る作品です。あなたもわたしも打撃マンになりましょう。 オシリーナもなかなかの変人だよね鉄人ガンマ 山本康人starstarstar_borderstar_borderstar_borderかしこ1巻の表紙を見た時に「あれ?これ子供の頃に読んだことある気がするなぁ…」と思いながら読んでみて、社内ハイキング中にオシリーナの尻を目撃するシーンで確信に変わりました「この尻覚えてる…!」と。せっかくだから改めて本腰を入れて読んでみるかと思ったら、主人公の丸麻照男と自分の誕生日と血液型が一緒なことが判明した。全く嬉しくないけど何となく他人事とは思えなくなるから不思議だ…。ただガンマに感情移入しちゃうとすごく読みにくくて困る(そして意外と長い!)。暇つぶし位がちょうどいい漫画なので気が向いた時にコツコツ読もうかな。瞬間的には傑作だった僕 BOKU 山本康人かしこ※ネタバレを含むクチコミです。愛の不時着かと思いきや最終回のないスラムダンクハイティーン・ブギ 牧野和子 後藤ゆきおたか25巻までは文句なしに完璧。美しいラブロマンスありコメディありアクションあり胸糞あり。「こういうのでいいんだよ」が詰まった万人が楽しめる『愛の不時着』並の最高のエンターテイメント。 しかし問題なのは最終巻。26巻に本編はたった2話しか収録されておらず、あとは後書きと番外編となっている。 そしてその本編の最終回というのが「最終回のないスラムダンク」みたいな終わり方してて、「え……は??????マジでこれで終わりなの???」と固まってしまった。 もしスラダン31巻が 「山王工業との死闘に全てを出し尽くした湘北は、続く3回戦、愛和学院にウソのようにボロ負けした――」【第一部完】 で終わってたらと考えてみてほしい。 ……ね、ヤバイでしょ。 心酔して読んでいた傑作に最後の最後に裏切られるとか辛すぎる。25巻まではマジで良かったのに、どうして……。 漫画でこんな体験したことないのでまだ困惑してる。でも25巻までは1000万部売れるのも納得の出来なのでもし読むならそこまでをおすすめします。 デザイン会社経営とマルクス主義青木雄二物語 青木雄二プロダクションhysysk『ナニワ金融道』の名前はもちろん知っていたが、基本的にお洒落なマンガしか読まない私は完全にスルーしていた。 ある時誰かのツイートで、青木先生がデザイン会社を営んでいて、書体の指定について話をしているコマを見て、「これ読まなあかんやつやん!」となって読んだのだが、めちゃくちゃ面白く、強烈な思想が反映されていて背筋が伸びる作品だった。 仕事に対する姿勢、資本主義に対する態度、逆境での振る舞いなど、ここまでやれるし(やりたくないけど)泥臭くやり抜こうとする人間を決して人は見放さない。世の中の理不尽なルールに対して、そのルールで戦って勝った上で物申せるのは本当にかっこいい。 私も自分の会社がどうにかなってしまったら資本論を読んでマンガを描こうと思います。チ○ポの妖精まんがたまたまポンチー 山本康人starstarstarstarstarウマタロタイトルの時点でシモワードが2つも入ってるので察してもらえるかと思うが、チン○をフィーチャーした下ネタギャグ漫画である。2011年頃の少年チャンピオンで連載していた。まさか電子書籍で復刊するとは…。 めちゃくちゃ下品な漫画だったけど、下ネタのネーミングセンスが秀でており、思春期の性欲を上手いことギャグにするなど、キモいけど面白い漫画である。 「おぼっちゃまくん」とか好きな人なら抵抗なく楽しめると思う。ダークさがアップした金融裏世界新ナニワ金融道 青木雄二プロダクション名無し独特の絵柄でイケメンも美女も登場しないけど面白いから好き。 表向きは清廉潔白な銀行の融資や企業同士の取引での債権が、落ちるとこまで落ちるとゴミになり、知識と手を汚す覚悟のあるものがゴミを錬金して現ナマにする。生きていく以上、縁を切れないお金にまつわる裏話が非常にリアル。 前のシリーズも面白かったけど、不良債権の回収でよりダークな裏金融世界になってネタが生々しいのでお勧めです。 えげつないけど面白い新ナニワ金融道 青木雄二プロダクション名無しお金が絡んだ時に現れる人間の本性がえげつなく描かれていてとても面白かったです。絵柄は独特でクセがありますが、この絵柄だからこそ人間の本性がより生々しく伝わってきます。また、この作品を読めば金融や民法の知識がかなりつくので、高校生や大学生には社会に出る前に一度は読んでおくことをおすすめします。貸した金返せよナニワ金融道 青木雄二野愛面白いと言い切ってしまっていいのか悩ましいけど、間違いなく面白い! 金の貸し借りにおける駆け引きが巧妙で気持ちよくなってしまう。気持ちのよい話なんてほぼゼロなのに何故なんでしょう。カタルシス的なものなのか。 鬱々とした気分になるお話ばかりなのに、コミカルで淡々としていて、どこか感情の読めない絵柄もまた魅力的。灰原の優しいんだか冷たいんだか食えない人間性と絵柄がぴったり合っている!! 金を借りるも地獄、借りられないも地獄。真っ当に生きていてもいつどうなるかわからないのがこわいところ…。 とりあえず貯金はしなきゃ、変な気起こさないようにしなきゃ、連帯保証人にはならないようにしなきゃ、と自らの紐をかたく結ぶのでありました。 ドラマ版も久しぶりに見たくなった…読んでも暗い気持ちにならないのは心の中にウルフルズが流れるからかもしれない。金融業界のウラについて詳しくなれるナニワ金融道 青木雄二名無し金融業界のウラについて詳しくなれます。お金を借りるということがいかに怖ろしいことか。自分とは無縁の世界でしたので勉強になりました。ずっと読み続けてると気が滅入ってきますが、絵柄がギャグっぽいのでそこは救い。
最後は投げっぱなしジャーマンに近い終わり方だったが まぁ人生ベストの漫画