スクウェア・エニックスマンガの感想・レビュー656件<<2122232425>>ゆったりとした空気の漫画私の神様 夢野つくしまさお輪廻や永遠がテーマなせいか、すごくゆったりとした空気が流れてる漫画。これからの二人の関係性がどうなっていくのか楽しみ。絵とキャラがいいので良い漫画異能メイズ 岡田伸一 山田J太mampuku『奴隷区』というヒット作を生み出した作者だけあり、凡百のデスゲ漫画より幾分読みやすいです。山田J太先生の絵が素晴らしいのも手伝ってキャラクターは非常に魅力的。まぁダークミステリーと銘打ってはいますがミステリーとしての質はそれほど、ですが、キャラの良さは面白さの源泉だと思っているのでそれだけでも高評価に値します「孫で、娘で、母で、祖母で、友人で、恋人」という意味を知る物語私の神様 夢野つくし兎来栄寿設定がどうしようもない切なさを滲み出させる、秀逸な作品です。普通の愛の枠組みを超えより広範で様々なものが入り混じった何かしら新しい名前で呼ぶべき感情…… 正にエモさの極み! 積もりに積もった巨きな感情を内に秘めながら紡がれる穏やかで優しい日常風景がまた堪りません。 本当に伝えたいことは決して伝えられないもどかしさに喘ぎながら、それでも愛おしみたい大切な大切な時間をいつまでも眺めていたいです。 表紙から想像されるようなただのおねショタではありません。とにかく優しい小村くん好きな子がめがねを忘れた 藤近小梅starstarstarstarstarnyae頻繁にメガネを忘れてしまう女の子・三重さんのことが大大大好きな男の子・小村くんのラブコメ。 三重さんは、裸眼だと教科書の文字も極限まで近づかないと見れないほど絶望的に目が悪い。 三重さんのフォローに毎日一生懸命な小村くんに、三重さんも絶大な信頼を置いてます。 見えないせいで何かにつけて物理的距離が近くなるので小村くんは気が気ではない。三重さんの無自覚な天然女子なところがまた小村くんを余計に翻弄する! ただあらすじの通り小村くんはヘタレなのですが、とても素直で優しい子です。 変な下心もないし、「好き」が前面に出ちゃってるところが推せます! そんな小村くんがすこしキモくなっちゃったこの場面がお気に入り。(眼鏡を忘れて外出しちゃった三重さんに呼び出されて、手を繋いで目的地に連れてってあげたシーン) シリアスなTS作品に疲れたあなたにめんどくさがり男子が朝起きたら女の子になっていた話 小林キナsogor25現実世界でセクシャルマイノリティの話題が多くなってきた影響なのか、マンガのテーマとしても近年増えてきたTS(性転換)系の作品。ある日突然異性になっていたとう作品だけでも「彼女になる日」「個人差あり〼」「トランスジッター -歪な外側-」等々…。そのような作品は往々にして、男女の性差や恋愛等のシリアスなテーマが敷かれていることが多いように思います。 その中に登場した今作。主人公もの安田くんも例に漏れず朝目覚めると女子になっていましたが、この安田くん、ざっくり言ってしまうと「田中くんはいつもけだるげ」の田中くんのような、超低血圧系でめんどくさがりの(元)少年。着替えてるところに寮の同居者がいようとも、学校で好奇の目にさらされようとも、さらに生理が来てもまだなお、安田くんの感情に大きな揺らぎはなく終始ゆるーい感じの雰囲気で話が進んでゆきます。終いには男性に戻るための方法を探す努力もめんどくさいと言い出す始末。 そんな彼の周りのキャラクターも、それぞれの思惑があって安田くんに近づくんだけど、その理由もただ単に友達になりたかったり、安田くん関係なしにTSモノが好きなオタクだったりと、およそシリアスにならなさそうな害のない人たちばかり。そして、安田くんの最も近くにいる、寮の同居者の早坂くん、彼は安田くんを元の男性に戻ってほしいと思ってるんだけど、その理由が「元男性の安田くんにときめきたくないから」という、何それ可愛すぎかよという。 そんな、シリアスとは無関係のTS作品。TS作品を初めて読むという人には勿論、普段からTS作品をよく読むという人にも、こういう優しい世界もあるんだよと知ってもらえたらということで勧めたい作品。 1巻まで読了タイトルに違わぬポップなコメディー&アクションCANDY POP NIGHTMARE 氷川へきるmampuku 「ぱにぽに」終了後即はじまったという氷川へきるの作品。公開を急いだのは、「まどマギ」前後に起こった魔法少女ブームに合わせたものと思われます。 あらすじとしては、かつて現れた地球への侵略者とそれを迎え撃った魔法少女の後日談という今となってはポピュラーな設定。「魔法少女特殊戦あすか」をはじめ元・魔法少女のストーリーは数多いですし、最近では世界を救った後の勇者の日常モノも流行っていますね。 ただしそこはさすがの氷川へきる先生作品、凡百のそれとは一味違います。アクションものでありながらギャグでもあり境目が曖昧(というか巧妙に切り替えてくる)なので、ギャグ演出だからこそできる『そんなのアリかよ』と叫びたくなる展開をシリアスな本筋ストーリーに取り入れながら進んでいくのでガチで展開が読めない! なによりポップでキュートでスタイリッシュな絵柄ですよね。読み応えのあるなろう系冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する 唯浦史 藤ちょこ 斧名田マニマニ 渡辺樹名無しなろう系の俺TSUEEEE、おっさん主人公、突然の追放というあたりまではテンプレだが、そこに拾った少女を守る父親という要素が入ることで、しっかりオリジナリティを出している良作。 しかし、主人公は朴念仁キャラなのだが、そこに若干のイラつきを感じなくもない。 自分自身に呪いをかけた勇者(の取り巻き?)のことを忘れてのんびり放浪するのはまだいいのだが、かわいい娘を襲った犯人を捜そうという気にならないのは疑問。 序盤でスルーされたそれらの謎や疑問点が今後明らかになっていくことを期待しつつ、親子の世直し旅を楽しみに読み続けていきたい。 表紙に惹かれて1巻読んでみたらグサグサ刺してくるお仕事マンガだった構成/松永きなこ 清水しの ピエール杉浦nyae学生時代の一番の思い出は、イケメン男子に笑顔で話しかけられたこと。 そんな三軍のオタク女子のまま25歳になった松永きなこ。 お笑いが大好きで、ラジオでハガキを読んでもらうことが何よりの幸せ。そんな中ある出来事をきっかけに「放送作家」という職業を知り、こんなにも自分の"好き"が詰まった仕事はない!と、なりたい気持ちが湧き上がる。 が、だいたい想像ができるように、なろうと思ってなれる職業ではない。作品の中で挙げられる代表的な放送作家は、鈴木おさむや秋元康など雲の上の存在。 学歴もコネもないきなこは、お笑いライブを担当していた放送作家に声をかけ、根性で企画をいくつも提出するも、ぶっ倒れるほど面白くない。そんな中でも運良くとある新番組企画の会議に参加できることになるが… ここからわりと心がえぐられる展開。 クリエイターやメディア関係の仕事を志した経験があると分かる人が多いかと思いますが、好きなことだけをやっているとどうしても自分の実力を過信しがちで、いざ新人として業界に足を踏み入れた時、自分の無力さ、無能さ、凡庸さを思い知ってプライドがズッタズタのボッロボロになります。 きなこは完全に心が折れて、自分がここにいてはいけないと思い親の病気をでっち上げて逃げようとしますが、鬼のように怖かった制作会社の社長がきなこに大変ありがたく優しいお言葉をくれるというところで1巻読了です。 きなこは最高にツイてると思いました。だって普通だったら「あ、そう」で終わりなのに。 また、きなこの同級生で当時一軍として輝いていた人たちも同じように25歳になっているわけですが、今も一軍でい続けているということは全く無く、環境が変われば誰もが三軍なんだということもちゃんと描かれています。それもわかる…今ならわかる! まだ何も手にしてない、身についてない、実績がない時にもがき苦しんだ記憶はなるべく思い出したくないものですが… 自分が何歳のときに読むかによって、捉え方が大きく変わる作品ってありますが、これがまさにそうで、20代前半の自分に読ませたいなと思う半面、むしろ30を過ぎた今のほうが刺さるかもとも思いました(思い当たることがある人は特に)。 原作のピエール杉浦さん自身の経験をほぼそのままマンガにしたとあとがきに書いてありました。ピエールさんは一旦辞めて田舎に帰って、やっぱり諦められなくてもう一度チャレンジしたそうです。 まだ1巻を読んだところですが、4巻まで一気読みしてしまうと思います。脱力系最強主人公転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~ 彭傑 進行諸島 風花風花名無しよくあるっちゃよくある異世界転生ものですが、脱力系興味なしな主人公なのに最強すぎてクスッと笑えてきます。 スライムにそんな能力あるの!?何気に異世界ではスライム最強なのかもしれませんニコニコ静画で特集されてて懐かしさに震えたスパイラル ~推理の絆~ 城平京 水野英多地獄の田中城平京特集をニコニコ静画でやってて、スパイラルを久しぶりに見て懐かしくて懐かしくて 昔読んでて好きだったなぁ。きっかけはアニメかな? 単行本が完結したのは、アニメ完結からずいぶん経ってからだった気がする。 懐かしい。 http://seiga.nicovideo.jp/book/cp/shirodaira?track=booktop_bn 超テンションの高いラブコメすもももももも~地上最強のヨメ~ 大高忍時を駆けるアラサー漫画好き、実はこれ読んでたでしょ、って聞いてみたい漫画の一つ! テンション高くてちょっとハレンチだったりするので忙しい! ふざけているようなシーンのすぐ後にシリアスなシーンをブッ込んできます。 マギの前にこれ描いてらっしゃったんですよね… 作者小さい少年少女を描くのが得意な気がします。 一応十二支もの。 なかなかくっつかない主人公成長型のラブコメ好きな人にはおすすめしたい。 淡くほろ苦い青春漫画!君と僕。 堀田きいち時を駆けるアラサー昔はこのさらっとしたシンプルな絵が逆に新鮮だった気がします。 ゆるい漫画でほっこりするし双子、春ちゃん、要たちをずっと見ていたい気持ちになります。 春に懐くまさきの関係性もいい。 結希と再開するドイツ人の少年(千鶴)も可愛い! キャラクターがいっぱい出てくるのに不思議と混在しません。 どのキャラもちゃんとキャラ立っている。 友達で恋愛にはなかなか発展しないんですけどこの微妙〜〜な感じがまさに青春!! このゆるい関係がずっと続けばいいのに、と読んでて憧れてた気がします。 屋上でいつものメンバーで集まって焼きそばパン食べるみたいなベターで貴重な関係。 一番好きだったのは千鶴とメリー(まさき)ですかね 千鶴の気持ちより行動が先に出てしまったって感じがいいんですよ。 この感情の機微を書き表せるのはほんと才能だと思います。めっちゃいい八雲さんは餌づけがしたい。 里見U名無し表紙帯の通り、未亡人が高校生にご飯を作って餌付けするというシンプルなストーリー。これは…料理好きなのに作る相手がいない私のような人間にとっては夢のような話ですね。男子、しかも高校球児というのがまたいい。量さえ足りてれば味に細かくなさそうだし、栄養バランスとか体調考えたりするのも必要だしでめっちゃやりがいありそう。 がっつりメニューが多いので育ち盛りの子供がいるお母さん達にも参考になるかなーと思います。 青春ミステリとGファンタジーの不思議な組み合わせいなくなれ、群青 Fragile Light of Pistol Star 河野裕 越島はぐ 兎月あいmampuku好きな小説のコミカライズなので読んで見ましたが、なるほどそう来たかって感じ。 まずやはり第一印象としては表紙のデザインが原作の完全なオマージュですよね。原作小説の表紙と絵柄のテイストがあまりに違うので、これはこれで新鮮。新潮NEX文庫の原作はいかにもライト文芸って感じの清潔で鮮やかな青い表紙。対してコミックのほうは少女漫画チックなキラキラ感。 ですがコミックのほうも読んでみると、少女漫画みたいなキラキラ絵柄が原作の文字通り夢の世界を彷徨っている感覚がするような世界に意外とマッチしてるんですよね。もう少し大人っぽく描いてくれたほうがイメージとは合うんですけど、まぁこれはこれで新鮮。幸せなんだけどちょっと儚い感じを受ける私の神様 夢野つくし名無しどっちも人間の一生という時間軸からずれたところで出会い分かれてる、ということは今は幸せなんだけど儚く物悲しい印象を受けます。 でもだからこそ今が幸せ お姉さん×ショタとしても外せない漫画鬼島さんと山田さん感想鬼島さんと山田さん 星見SK名無し読みながら思わずブハッと吹き出してしまう 山田さんの心の声も可愛いけど他キャラ、二次元好きな水樹くんが可愛い面白くて笑ってしまった 心の声聴こえる系の漫画は面白い ほぼ相思相愛ってわかってるんだから早く結婚してしまえ〜 でもやきもきしながら読んでしまう… 両者とも可愛いしおすすめ 続き待ってます!マジで君と僕。 堀田きいち大トロ1巻が出たのがもう15年近く前と気付いてショックを受けました。 小学生の頃は、こんな楽しくてかっこいいお兄ちゃん達がいたら最高じゃん!と妄想してました。 25歳になった今は、こんな男子高校生が近所に住んでたらお小遣いあげたいな…と妄想してます。 春くんと結婚したいです。呪いの寿命差カップル私の神様 夢野つくしアファームドB※ネタバレを含むクチコミです。コンビニバイト君とOLさんのハートフルコメディコンビニで君との5分間。 一永のぞみかしこコンビニでバイトしてる高校生の柴崎くんは常連のちっちゃいお姉さんのことが好き。一方お姉さんは飼い猫に似ているという理由で柴崎くんのことが気になっている。どちらの視点でも話が描かれるのでお互いの気持ちが読み手には丸わかりでニヤニヤがとまりません…! 3話まで公開中です↓ https://magazine.jp.square-enix.com/yg/introduction/conveni/ ビンビンくるその着せ替え人形は恋をする 福田晋一名無し本屋で表紙買い 読んでビンビンきました 連載ぎりぎりで2巻まで出たようで3巻は少し先のようで残念 マンガUPのWeb連載はまだ序盤で最新話見れなくて残念だな ひさびさに雑誌買うかな。。。。。 新人時代が感じられていいゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 蝸牛くも 栄田健人 神奈月昇 足立慎吾 足立慎吾・神奈月昇でんでんベテランのゴブリンスレイヤーではなく新人でだんだんと覚えて言っている感じがとてもよく、面白いです。古き良きガンガンの系譜を受け継ぐファンタジーフェイク・リベリオン ささきゆうちゃんsogor25この作品に興味を持ってくれた人は、まず1話の試し読みを読んでみてください。世界観や主人公の能力を端的に説明し、登場人物のキャラクターも見せてくれて、それでいて導入部としての物語の盛り上がりもある、そして読み終わるとタイトルのハマり具合に膝を打つ、まさに作品の魅力を集約した見事な1話です。 2話以降も、主人公の属性をちゃんと活かしつつ想像以上にサクサク物語が進行していくので、ストレスなく読み進められます。主人公の華宮とキッカの関係性もしっかり描かれているので、物語の初めから登場人物に愛着を感じる事ができます。 この作品、設定が割とハードモードなのに全体の雰囲気は明るい、でも何処となく懐かしい感じがあって不思議だな―と思っていました。読み進めるうちに気付いたのですが、「鋼の錬金術師」「東京アンダーグラウンド」「ソウルイーター」等、2000年代のガンガンっぽさを全面に感じられる作品に仕上がっています。なので、物語自体はがっつりファンタジーなのに、なぜかノスタルジックな雰囲気を感じられるレアな作品だと思います。 1巻まで読了 極楽院櫻子とかいう期待を裏切らない作家ロクショウ! 極楽院櫻子mampuku「日本神話、オカルティックファンタジー、 戦う女の子、頑張る男の子、そしてクズの人。 好きなもの&持ち芸でワクワクと漫画を描いたらこうなりました。」 作者のまえがきにこうある通り、極楽院櫻子が好きな人ってこういうの↑が好きなんでしょ?が詰まった新作になってますね。ボクっ娘でTSで、にもかかわらずちゃんと正統派してるという、これぞ実力派の妙技とでもいいますか。 戦う女の子系和風ファンタジーでいうと「セキレイ」が過去作、というか代表作にありますが、あちらはヤングガンガン、今回は少年ガンガン。当然お色気頻度は減るでしょうが、少年誌でやっている「ロクショウ!」のほうが純粋にキャラやストーリーの魅力をじっくり見ることができて個人的にはバランスよく楽しめるのではと思っています。 少年誌とはいえガンガンには「戦×恋」や「不徳のギルド」といったお色気枠がありますが、はっきり言って画力・完成度・セクシー度において極楽院櫻子が10馬身くらいリードしている印象です。人気の面ではどうなるか……どうか売れてくれ!!アニメ好きだった人は読みましょう!DARKER THAN BLACK-漆黒の花- 岩原裕二 BONES・岡村天斎ANAGUMA異能力を持つ「契約者」たちが暗躍するSFバトルアニメのスピンオフマンガ。 岩原裕二先生はアニメのキャラデザ原案をされているので、ある種原点回帰的な嬉しいコミカライズでしたね〜〜〜。 時系列はアニメ第一部「黒の契約者」の直後。 「トーキョー・エクスプロージョン」によって半壊した東京に新たな驚異”黒いタンポポ”が現れ…という信頼度抜群の展開です。 DTBシリーズの魅力といえばアクションのスマートなカッコよさ! 黒さんの華麗なワイヤーアクションと電撃、すぐ割れる面隠しの仮面はマンガでも健在。 ベタの白黒コントラストが映える岩原先生の作画は、しっとりした色味のBONESアニメとは一味違った魅力があります。 メディアミックスと侮るなかれの骨太なストーリーと画面でファンなら絶対楽しめますよ!!<<2122232425>>
輪廻や永遠がテーマなせいか、すごくゆったりとした空気が流れてる漫画。これからの二人の関係性がどうなっていくのか楽しみ。