講談社マンガの感想・レビュー6283件<<56789>>籠から一歩を踏み出す #読切応援こここことばは籠の中 鳥羽瀬七starstarstarstarstarNano吃音の瀬川くんとアルビノの神代さんのお話。めちゃくちゃ胸にぶっ刺さりました…良作だった…。 お母さんに気持ちが伝わってよかったねえ…あのシーンは泣きそうになりました。神代さん以外にもあっくんや山田くんといった友達がいて、あったかいなぁ~素敵な人たちだ~と胸がじーんとなりました。 そして最後の神代さんのカット…!天才表現…全体通して本当に良かった読切作品でした。絵柄も綺麗で好きです。しゅごキャラ新作連載待ってたー!!しゅごキャラ! ジュエルジョーカー PEACH-PITstarstarstarstarstarNano発表された時から超待ってました!嬉しい!しゅごキャラ!!あむちゃん!!ドドド青春作です。 新作といっても完全に前作の続きで、あむちゃんや唯世くんがバッチリ出てきます。中学生になった二人がもう可愛くて!中学の制服も似合ってる!最高!!そしてちょっと怪しい学校と、新キャラ…!?この子も超気になる…。 ジュエルジョーカーの意味が1話でもほんの少し匂わせというか、もしかしてそういう意味…!?と考察できたり…とにかく今後の展開が楽しみすぎる!!不徹底と言う名の慈悲寄生獣 岩明均starstarstarstarstar阿房門 王仁太郎(アボカド ワニタロウ)「人間が何故泣くのか分かった。俺には涙は流せないが」-『ターミネーター2』 再読して思ったがつくづく不思議な漫画だ。今現在の漫画は『童夢』を一つの里程標として映画的な立体を備えた場面や編集(コマ割)で事件を描きその「アクション」で以てテーマを射影するのであるが、『寄生獣』はそれに比べると余白が多い。ならば、手塚治虫のような捲し立てる戯曲風かと言えば、やはりあの余白やコマの多さを考えるとそうでもない。 モノローグの豊かさや情報の緩急のコントロールは正しく他の作家の系譜と言い切れない、アラン・ムーアやフランク・ミラーとかとは意味が異なるが正しく「グラフィック・ノベル(絵のついた小説)」とでも言うべきものだった。 この作品の「結論」が出るのは恐らく「田村玲子」の死亡からだと思う。田村は一種の心尽くしとして拳銃弾の雨に背を穿たれている最中に、回避、防御され二の次にしながら新一の亡くなった母の顔を模し彼に「不格好でもパラサイトも他人を慮れる」事を示しその心を解し、ミギーを驚愕させる。即ち、パラサイトが「人間味を持てる」事を示したのだが、その反対に市長の広川(パラサイトと共存していない純粋な人間)はディープ・エコロシー(敢えてこう言えば地球と言う自然全体の保護のために人間の淘汰さえ辞さない発想)に基づく、或いはナチス・ドイツさえ彷彿とさせる虐殺と管理を提唱し、人間でありながらパラサイトと誤認される。 要するに、「相手に対する慮り」こそが「人間」の得難い性癖であるが、それは人間の条件や特権ではないと言う事、それを元に環境を考えなければならない事がこの作品のテーマだと思う。 恐らく、最初は広川的なディープ・エコロジーこそが結論だったのかも知れないが、彼の示す如き全体主義を現出させる事に気づき、涙ながらに後藤を殺める新一が新たに象徴として浮き上がったのだろう。 私はこの変遷を見て『ターミネーター2』を思い出した。この映画も「歪な生き物」が現代社会に登場し、人間の過ちや罪深さを浮き彫りしていくのだが、ターミネーターが「命の大切さ」を学んだ事―又はこれを通してサラが未来の為と言って他人を殺める事は出来なかった―で黙示録を回避できるのではないかと言った希望が紡がれる所で終わる。 広川やスカイネット的な計画と管理ではなくこの「感情」を軸にした他者へのシンパシー、自己の尊重こそが世界的な終末を避けると言う結論はあるいは失敗するかもしれないが、岩明やキャメロンのようにそれに賭けるべきなのかもしれない。その面でもいい漫画だと思う。 P.s 投稿より約9時間後、「「相手に対する慮り」こそが「人間」の得難い性癖であるが、それは人間の条件や特権ではないと言う事」、「広川やスカイネット的な~」との文言を追加、編集引っ越してきたおとなりさんは私のヒーローおとなりさんはキスより甘い 咲良香那名無し主人公のなおは、かわいいものも、かっこいいものも好き。そんな自分の好きを貫いていたらいじめに遭ってしまったけど、いつも助けてくれたのが同級生の一ノ瀬くん。しかし彼に好きと言われても返事ができないまま彼は転校。そして学校に彼がいなくなった瞬間、いじめがエスカレート。それから時が経ち高校生になったいま、まわりに溶け込んで変に目立たないように「好き」を封印して過ごしていたなおだけど、なんと隣の部屋に一ノ瀬(現・高木)くんが引っ越してきて…!?というドキドキな展開。 彼に再会したことで少しずつ本来の自分を取り戻してゆくなおを応援したくなります。全編通してほとんど下ネタえの素 榎本俊二starstarstarstarstarマンガトリツカレ男だけどハイテンポでストーリーが進むから、何にも考えずに一気によめる。 ゴトウユキコ版「めぞん一刻」きらめきのがおか ゴトウユキコstarstarstarstarstarかしこ父親の遺言によりアイドルを目指すことになった花子ちゃんの上京物語です。下宿先には変わり者の漫画家や劇団員が住んでいて、まるでゴトウユキコ版の「めぞん一刻」のような感じがすごく楽しいんですよね。全2巻で終わるのがちょっと物足りないです。最近は短編や原作ありが多いのでそろそろオリジナルの連載が読みたいと思っているのですが、こういうコメディタッチの群像劇をまた描いてくれないかな〜。今のレベルで描いたらすごいことになりそうだ。ちなみに花ちゃんの岡山弁は全く分かりません!!笑143ページの大作だけど読みやすい六年目の浦島太郎 高森みなもかしこ※ネタバレを含むクチコミです。足りないところを補い合うのが友達だTime bomb んもんも良男名無し全体的にドタバタしてるけどとても良い友情マンガでした。描くことを辞めた男の、続きの話つづきのつづき 伊藤九名無し芸術家にとって、利き腕が使えなくなることって死ぬよりも辛いことなんだろうな。そこから立ち上がって再び描き始められる人なんて一握りも居ないんだろう。そのきっかけになったのが、たまたま通りがかったお巡りさんなのが良かった。もし巨大地震が起きたら南海トラフ巨大地震 よしづきくみち bikistarstarstarstarstar_borderゆゆゆ考えたくないことは、目を逸らしてしまうか、そんなこと起きないよと思ってしまうか。 ちゃんと考えなきゃ、それはそれで怖いんだよな と、いろいろ思いつつ読みはじめた。 元陸自のおにーさん、すごいな。 すごい知識量と実行力。おまけにエンジニア。 主人公はへなちょこに見えて、こんなすごい一日を過ごしているのにまだじいさんを背負って動ける。建築作業員だから? 彼らについていってるおねーさんもすごい。 みんな、火事場の馬鹿力が強すぎる。 住居は海の側でなくても、たまたま海の側に行ったときに巨大地震が起きれば、彼らと同じ状況に陥ると考えると、防災の人がカバンに入れておくべきと言っているものを常に持って歩いたほうがいいのかなという気持ちになってくる。 内陸や住宅密集地の被害はこれから描写されるんだろうか。 普段は地震が少ない地域の地震も、被害が大きそうだ。いや、全部被害は大きいが正しいのか。犬になった委員長、人見知り少女を救う犬系!?委員長 生方おふ名無しなんて可愛い話なんだ。最後のペロッと舐めたところで思わず「んふっ」と声が出てしまった。ハスキー犬ってところが良いですね。殺し屋の女、恋をする恋のサイレンサー 但馬朔名無し※ネタバレを含むクチコミです。久しぶりに実家へ帰ったら父がネット右翼になっていた。さてどうする?泡がはじけるとき 青井べ子名無しありそうでなかったな、こういう話。 実際、ちょっと炎上したくらいで考えを改めるようなことは滅多に起きないと思う。大抵の人は自分を否定してくる人の言葉なんか見向きもしないから。そういう意味では、このお父さんはまだいいほうだったんだなと思う。 でもこういう直球なマンガを描くことにはとても意義があると思う。ネットでよく見るあの人にもこの人にも、それぞれの人生があるんだよな。人魚と出会い、夫の死と向き合う海辺のある日 つな吉名無し夫がバラバラ死体で見つかったサクラは、人を食うとされる人魚が出没する海辺でやけ酒をする日々。夫は噂どおり、人魚に殺されたのだろうか。そんなとき、まだ少女の人魚とであう。彼女は生前の夫と交流があり、夫の死の真相が明らかに。そして人魚とのふれあいの中で、夫の死と向き合い前を向くことが出来る。少女の人魚が無邪気で可愛い。サクラはすごくさっぱりした顔で最初男なのかと思って読んでしまった。何が正しいのかわからない六年目の浦島太郎 高森みなもstarstarstarstarstar_bordernyaeこういうコールドスリープの使い方があったか…という感心がまず来ました。 自分が親だとして、まだ18歳の我が子が余命わずかとなった時にこういう選択肢があったらどうするだろうか。いずれにしても、決定権は親ではなく本人にあるべきだとは思う。だけど親も親で、コールドスリープしている時間は毎年1年もあるわけで、その間何も疑問に思わなかったんだろうか。妹が言うようにおかしくなっていたんだろうと思うけど。 読んだ直後はそんなに思わなかったけど、なんかだんだん親のエゴがあまりにもグロテスクすぎて気持ち悪くなってきた。ダンジョン飯サクラサク症候群 保志レンジやなかすごく面白い、キャラクター可愛い(笑)1ページ目から惹かれてしまった黒子と悪役くん 山科ティナstarstarstarstarstarNano「恋はお互いを主人公にする」すっっごくよくないですか!?少女漫画らしい表現で、かつ綺麗な絵で…ここからもう好き!面白そう!と興味を惹かれました。 働き者の主人公黒子ちゃんと、イケメンだけど悪魔のような紫島くん。心配になりそうなほど黒子ちゃんが働きまくってて、毎回ちょっかいをかけてくる紫島くんに私もドキドキさせられっぱなしです!かっこいいもんだって!黒子ちゃんの野望は本当にすごいけど、いつも頑張っててえらいからぜひ叶ってほしいな~と応援したくなります。魅力的な主人公。 1話の引きもめちゃいい!わくわくする!タイトルに偽りなし! やっぱ尚月地は最高だぜ!!巨乳好きなのにBL界に転生しました 尚月地天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。今から追いつける「山あり谷あり」な女子ゴルフマンガ #まだ追いつけるマンガバウンスバック こしのりょうあうしぃ@カワイイマンガ「バウンスバック(bounce back)」は「立ち直る」という意味で、ゴルフだと「ボギー以下のスコアの後にバーディ以上のスコアを出すこと」なのだそうです。 逆境から立ち直る、辛い境遇から復活する……ままならない人生のようなゴルフを活写する、それが本作『バウンスバック』。 主人公は出入りの激しいプレーをする、崖っぷちの女子プロ。勝ちにこだわらない姿勢で結果を残せなかった彼女は、共に歩んだキャディーの祖父の危機に直面します。 祖父の夢・全英へ……脅威の覚醒を遂げる主人公は、祖父の教え子の力を借りて僅かな可能性に賭けますが、しかしそう甘くはなく、常にギリギリの戦いを強いられる。繊細でハードなゴルフのリアリティにハラハラさせられます。 出入りの激しさは変わらず、しかし乗った時の爆発力で周囲に夢を見せる主人公。一方ライバルのトップ選手達は安定しているのに、様々な理由で崩れ、それでも己を保って戦い続ける。選手の能力的にはマンガ的な夢もありつつ、その背景や崩れ方、回復の仕方に心理的リアリティを持たせてドラマとして魅せる。 現在11巻(2024.7.26時点)。全英へのラストチャンスは最大のピンチ。「最強のレアキャラ」と土壇場での耐久勝負。手に汗握る結末は12巻に持ち越しか……? ゴルフマンガは『あした天気になあれ』『ライジングインパクト』以来の私ですがメチャクチャ熱くなっています。「ゴルフマンガはみんな長編で追いつけない……」とお嘆きのあなた、これなら今からでも追いつけます! (ハッシュタグ #まだ追いつけるマンガ は勝手に考えました。今からでも読んでほしい作品によければ使ってみてください)吃音の少年の葛藤と勇気こここことばは籠の中 鳥羽瀬七starstarstarstarstarnyae年齢的にどうしても親とか先生の気持ちのほうに共鳴してしまうので、瀬川くんとお母さんの教室でのやり取りのあとの先生のリアクションが効きました… 先生も瀬川くんへの対応が正解なのかどうか分からず、ずっと悩んでいたのかな。これはいい"欲望"オムニバス君をめちゃくちゃにしたい恋 きみづき名無しまだ一話目しか読んでないけど、ちょっと大人なドキドキと高校生らしいピュアさがうまく同居してるとてもいい話でした。次の話も気になります。塊肉を炭火で焼きたくなる焼いてるふたり ハナツカシオリstarstarstarstarstarかしこ流行りの交際0日婚カップルですがチャラチャラしてないのがいいですね。とはいえ母性の塊のような健太さんにクールな千尋さんがふにゃふにゃになるやり取りにはいつもほっこりさせられます。でもなんといってもご飯が美味しそうなのがこの作品の醍醐味でしょう!!読んでると一度もやったことないのに炭火を起こして肉を焼きたくなります。舞台が静岡なのもいいですね。アウトドアしやすいし。海産物も美味しいし。最新話になると焼かない料理も出てきますがそれもまたよし。ぐ、ぐえー! #読切応援保健の授業聞いてなかった奴 小野寺こころstarstarstarstarstar_borderNano率直な感想がこれです。きっっっつい。ぐろい。きしょい、うえぇ…と吐きたくなるほど。とにかくキモすぎるし、人によっては読んだら本当に吐くかも。でもめちゃくちゃ大事な漫画でもある…ので、早いうち若いうちに読むべきかなと思いました。 Twitterで見かけて読んで、その後感想とか漁ってたけど…全然スカッともスッキリともしないよ…延々にキツイよ。しんどいよ。ずっと胸の奥が重く苦しいです。 最後数ページはリアルっぽいし、実際にはるかのような子たちがいるかもしれないと思うと、本当に辛い。二部もめちゃくちゃ面白いザ・ファブル The second contact 南勝久starstarstarstarstaralank第一部に続いて二部も一気に読んでしまった。二部では、巻頭に作者自身の言葉があり、そういう思いを抱えながら描いてたんだなというのが知れてよかっです。 バトルシーンもコミカルシーンも抜群に面白く、今後何度も読み返すことになりそうです。 個人的にはアザミが1番好きかな。<<56789>>
吃音の瀬川くんとアルビノの神代さんのお話。めちゃくちゃ胸にぶっ刺さりました…良作だった…。 お母さんに気持ちが伝わってよかったねえ…あのシーンは泣きそうになりました。神代さん以外にもあっくんや山田くんといった友達がいて、あったかいなぁ~素敵な人たちだ~と胸がじーんとなりました。 そして最後の神代さんのカット…!天才表現…全体通して本当に良かった読切作品でした。絵柄も綺麗で好きです。