講談社マンガの感想・レビュー6230件<<226227228229230>>混ぜじゃいけないものを混ぜたらできた傑作スーパードクターK 真船一雄霧兵衛よかった点 ・登場キャラが全て濃くていい ・むちゃくちゃだけど医師免許は持っている 総評 ・他の人も書いているがブラックジャック + 北斗の拳を混ぜた感じといえばいいのかな。初期のハードのストーリーも好きだけど、高校編も嫌いじゃない空回りする心それでも僕は君が好き 徐譽庭 絵本奈央すみれ自分の気持ちを素直に口にだしてしまう、うっかりさで恋が空回りしてしまうせつなさと、節々におこる問題が面白いです。 恋と友情が戦い、彼が選んだ選択が微妙な場にいってしまうけれど、最後には留まったところへいくので安心できます。 思っている事とか話している事が、違うところも多々ありおもしろい作品です。べらぼうに上手くはないけど堪らん魅力のある絵の作家さんアライブ 最終進化的少年 あだちとか 河島正mampuku 「ノラガミ」あだちとか先生作画による、壮大な能力バトルSF少年漫画。結構いい作品なのにアニメ化には至っていない。 ヒロインと主人公が世界の命運を握ったり軍隊と戦ったり"あの方"と呼ばれる人がいたり、といい感じに中二でセカイ系。さらにはある美少女キャラが最高にツンデレな負けヒロインぶりを披露していて、「あの夏で待ってる」の谷川柑菜 (たにがわかんな)とタメを張る芸術的完成度でした。一途さも素晴らしい。いろいろぶっちゃけて完結月と指先の間 稚野鳥子名無し50代の主人公ということで、かなり思い切った作品。 途中、都合のいい相手(イケメンとか不倫とか年の差とか)との恋愛で振り回されつつも、『売れっ子少女漫画家』という特殊な世界を描き切ったところは見事。 特に少女漫画家の収入についての解説は、お仕事モノとして興味深かった。 失われた過去は取り戻せるのか?世界で一番早い春 川端志季名無し川端志季先生の新連載。死ぬほど後悔する出来事があり、それをやり直したいという願望を叶えてくれる(ややご都合主義な)タイムリープから始まる第一話。主人公が辛いことから逃げているシーンが重点的に描かれているため、共感度はあまり高くないが、ストーリーの続きは気になる。エグカッコイイ彼岸島 48日後… 松本光司名無し興味本位で読んでみたら、進撃の巨人よりもケッコウ八百万の神々によるご町内バトルノラガミ あだちとかmampuku※ネタバレを含むクチコミです。 教養があるおじさんの愚痴漫画薫の秘話 松田洋子霧兵衛よかった点 ・絶妙にひねくれたブラックジョークとギャグが好き 総評 ・この漫画の主人公よりいい感じでひねくれた中年はあまり見たことがない。 3万年前の人類を描く原始大河ロマン、ヤンマガ新連載グラシュロス 金城宗幸 藤村緋二名無し※ネタバレを含むクチコミです。あのヒロインもこのヒロインも薄い本で見たことある…!THE KING OF FIGHTERS ~A NEW BEGINNING~ あずま京太郎 SNKmampukuKOFはよく知らないのですが、「サクラブリゲイド」で作者の絵に惚れたので購読してみました。絵に関してはさすがというか完璧で言うことなしですね。「オールスター」のような趣の作品っぽいので、KOFやってない私でも知ってるキャラ(不知火舞とか麻宮アテナとか)の出番が来るのを2巻以降楽しみにしてます。 漫画家を目指すJKのバイオレンスな日常群れる青のPenna 二階堂幸名無し天才肌な漫画家志望者の女子高生ヒロインの、どこかバイオレンスな日常モノ。 ヒロインと家族の関係は良好なのに、いざ漫画(もしくは編集者)に向き合うと苛烈な性格になるあたり、二面性というか何か闇を抱えていそう。 もしこれで天性の才能があってすぐデビューできて受賞して……という流れになると『響』っぽい。アニメの出来がよいのでたまに見たくなるじょしらく 久米田康治 ヤスmampuku海に向かて「返せー!!」と叫ぶ回は伝説ですね。今読むとまた味わい深いです。(よくアニメ化したな…)ドロドロ愛憎劇オメガ・メガエラ 丸木戸マキ華子萩尾望都の「11人いる」に、成人するまではその性別が決まらない。という登場人物がいたのですが、よくよく考えると、オメガバースっぽい。 萩尾望都ってやっぱり凄いですね。 それは置いておいて、このオメガ・メガエラは、昨今流行りのオメガバースを独自の解釈と昭和レトロな世界観で描いた作品です。 端的に言えば、子供を産めずに蔑まれるオメガ(男性)が、一流アルファ家系を乗っ取ろうと策略し、それに翻弄されるオメガ(少年)の愛憎劇。 1ページ目から、いや、もう表紙から昼ドラばりのドロドロ感。 ぬるい恋愛物語では物足りない。そんな方に、ぜひ読んで頂きたい。 ITANが休刊になったそうで、連載が危ぶまれていたようですが、デジタルでの連載が決まり一安心。 今、一番続きが気になる漫画です。 読んで知るべし諸星大二郎BOX~箱の中に何かいる~ 諸星大二郎華子綺麗な絵や可愛い絵を求めている人には余りおススメできない、諸星大二郎さんですが、その世界観は独特で非常に魅力的です。今作も、独特の世界観に引き込まれる作品となっております。 主人公が作中で、可愛い顔だ。と評されている部分は、昨今の絵の上手い漫画家の漫画を読んでる方には、嘘だろ!?となるのでしょうが、じっくり読んでいくと、あ、うん、まぁ可愛いよね、、、と納得してしまう諸星マジック。 王家の紋章を読み進んでいくうちに、メンフィスが超絶イケメンに見えてくるアレと同じ原理です。 ストーリーについては、語ることはありません。 諸星大二郎は読んで知るべし。わざとじゃないから可笑しい。刑務所の中 花輪和一華子ついうっかりの出来心で刑務所に入る事になったという、もうそこから可笑しいのですが、刑務所での暮らしがどういったものなのか?というのが手に取るようにわかります。 作者の花輪さんが純粋というか素直というか、この人でないと、この漫画は描けなかった事でしょう。 恐らく、ご本人は笑わせようとしてるんじゃないんです。 なのに、可笑しい。 というか、だから可笑しいのかも知れません。 こちらは、監督崔洋一、主演山崎努で映画にもなってますが、断然、コミックで読んで頂きたい名作です。子供スイッチを入れんでどうする?1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也JER仕事帰りに一杯ひっかけて帰りの電車でレビューを確認ふさわしいに違いない作品。4巻も出たしね。 マンガ、カイジのスピンオフで、ハンチョウなる中ボスがカイジに会う前の話。 過酷な仕事の合間の休日をどうすべきかの哲学にあふれて、出てくるメッセージはなかなか含蓄がある。 「大人であるべき場面で子供じみた行動をし、子供であるべき場面で妙に大人ぶる」とか。 そうだ、これは、働きづめの僕らに向けられている。 社畜な毎日を送る自分としては気づかされるシーンも多いが、しかし、一方で、こいつ偉そうなこと言ってるけど、多額の借金で地下に沈んでるんだよな?という前提に立ち返れば、人生の教訓をえつつも、マンガにツッコミを入れて、溜飲を下げて、明日の社畜な一日も乗り切れる気がするよ。 いつも不機嫌そうなその医師に癒されるフラジャイル 草水敏 恵三朗JER医療マンガは大抵面白い。 でも、その主人公の多くは、外科医。 ドラマもそうだけど、見せ場が作りやすいのだろうと思う。 そんな中、医者人口からしても珍しい病理医が主人公。しかも、「チーム医療」を重んじる多くの医者から、変人扱いされ、恐れられる特異な病理医。 非医者である人間としては医者は病気のことをなんでも知ってるんでしょ?と思ってしまうのだが、実際そうではないらしい。 分からないことも多い中で、色々な情報を集め、推測し、100%の診断を出すために、他科とケンカし、時には根回しも面倒くさがりながらもする。 「腰の引けた病理医なんてゴミでしょ」 と主人公は部下に言う。 その発言の通り彼は妥協しないが、常に不機嫌そうな彼のその発言に裏にあるのは怒りのような気がする。 社会でうまく生きるには、他人との調和が大事で、ほとんどの人は摩擦をさけているのではないかと想像するし、僕も極めてそういう風に生きている。 だからか、怒りのまま、不機嫌そうに生きる彼らのストーリーには何度も心動かされる。 毎月買ってるアフタヌーンは、フラジャイルから読んでる。女医さん漫画もっと増えてくれDr.プリズナー 上田敦夫 石川小松mampukuマガジンで短期打ち切りになってしまった。内容は可もなく不可もなく、ヒロイン(新人医師で助手)が可愛いので読んでました。 東京医科大学でとんでもないスキャンダルが発覚してましたが、こんな可愛いくて頼りになる女医さんはもっと増えてほしいです。フィクションでも外科医ってほとんど男性ですよね最高のギャグ漫画魁!! クロマティ高校 野中英次やむちゃウィキによると… 東京都立クロマティ高校、そこは選りすぐりの不良達が揃う、「ワルのメジャーリーグ」とも言われるほど恐れられている高校である(そして驚くほどのバカぞろいでもある) ワル×バカというと…よくあるヤンキー・喧嘩ものって感じですが、クロマティは違うんです。ワル×バカの高校にまともっぽい主人公が入学してしまったがために…まるで科学反応のようにシュールでブラックな笑いが起きてしまうという、現実世界だったら即日死人が出るんだろうな、という展開です。 ほんと、全てにつっこみどころ満載の日常で、キャラも濃くて、飽きません。 茶筒のメカ沢も良い味があって好きですが、パシリの田中がなんともクズでたまらないです。下品な感じじゃないので女性にも是非!! 「きみと過ごした最後の夏休み」←こんなん号泣不可避やんぼくらのよあけ 今井哲也mampuku 子供と大人、子供の賢しさ、心の成長、子供から見た世界の鮮烈さ。 「アリスと蔵六」今井哲也の原点ここにありというべきか、「アリスと蔵六」はファンタジーでしたがこちらはSFという違いはありますが変わらず素晴らしいです。2011年刊行でありながらIoTと人工知能、ARVRが発達した未来は十分に説得力とリアリティがあります。 一方で子供達の繊細な感情や人間関係の描写と、大人たちとの対比がとても面白いですね。わからないことだらけで手探りの冒険をしている小学生たち、生き方動き方が経験に基づいてマニュアル化していて一見あっさりして見える親たち。子供たちは時に大人たちを敵視し反発するが、28年の年月をつなぐ絆となったのが、子どもでも大人でもないもう一つの家族でした。 第一話の終わりに、 「それが僕らの一緒に過ごした最後の夏休みになった」 というモノローグがあります。なんとなく最後の展開を察してしまうのですがw それでもわかってても泣いてしまうやつですわ。童貞の夢の結晶超・学校法人スタア學園 すぎむらしんいちカミヤ泣いて、笑って、愛しくて、抜けます。エクルキーホルダー再販希望です!シュガシュガルーン 安野モヨコにーか何十回も回すので切実にこのガチャガチャをもう一度やっていただきたいです(土下座) 1巻発売!!1日外出録ハンチョウ 福本伸行 萩原天晴 上原求 新井和也mampukuいろんな世代の人がニヤニヤしてしまう幅広い小ネタの連続、グルメだけではなくレジャーや観光などもカバー、そして時折訪れるなぞの感動。 大人(という立場とか概念とか)をおちょくるのが上手いなあ。カイジをチンチロ編までちらりとでも読んだことがあれば十二分に楽しめる、取っつきやすい内容だと思う。野球好きにおすすめグラゼニ アダチケイジ 森高夕次フルカワお金とプロ野球、タブーな組み合わせだけれどそこがみんな知りたいところだったりする。主人公は25歳の地味な中継ぎ投手で成績も地味、しかしリアルな思惑の中でもがき悩み成長していくのがなんだか親近感わきまくっちゃいます。野球好きにはたまらない通好みの作品です。<<226227228229230>>
よかった点 ・登場キャラが全て濃くていい ・むちゃくちゃだけど医師免許は持っている 総評 ・他の人も書いているがブラックジャック + 北斗の拳を混ぜた感じといえばいいのかな。初期のハードのストーリーも好きだけど、高校編も嫌いじゃない