ゆゆゆ
ゆゆゆ
2023/07/20
めちゃつよ不老不死きょうだい
コンビニ店員の服。 なにか恐ろしそうな研究施設。 I LOVE FAMILY Tシャツの少年と、武装発砲する男女。 1巻の表紙をめくって読み始めるところまでで、情報がとっても多い! そもそも、I LOVE FAMILYってすごいTシャツだなぁ、と思っていたら、ひ弱そうなコンビニ店員服の坊っちゃんが、ボコスカされているシーンになり、それから――。 その後の展開を考えると、表紙をめくってからの情報が多い〜なんて、かわいらしすぎる発言だった。 怒涛の勢いで、不老不死のきょうだいたちが集まり、にぎやかに騒ぎ立て、死に、復活し、妹を助けるという目的を果たしていく。  アクションコメディなので、軽口叩きながら、人間離れした達人技を繰り広げたり、怪我をしたり、死んだり、非常にテンポが良い。 「ん??」と思っていたら、次の展開へ行くか、けがをするか、死ぬか。 不老不死でも出血はするみたいだから、掃除が大変そうだ。 それから、ひ弱そうな坊っちゃんと思ったのは間違えだった。 めちゃくちゃ強かった。 お互いのために離れていたものの、妹を助けるために100年ぶりに再開したきょうだい。 お互いを思って、離れていたらしい。 ラヴだ、ラヴ。 そのきょうだいたちもみんな、性格が個性的で、一人ひとり異なっているのも興味深い。 無料試し読みで、なんとなく読んでみた第一巻。 非常におもしろかった。
ゆゆゆ
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2023/07/20
異世界で旅をする
異世界転生し、女の子(一人はエルフ)になった、三十代はじめのおじさん二人が、異世界でヤンヤヤンヤ。 twitterで出港時の話の試し読みをして、細かい話がなんだか好みで、一気に最新話まで読みました。 マンガワンで連載されています。 登場キャラクターは、ひとりはイケメン完璧超人のような男・チバ、もうひとりは愛嬌抜群憎めない動けるデブ・シイナ。 同窓会で会った、あまり話したことない同級生ふたりが、オタクトークで意気投合したところ、転生。 実際の漫画ではちょこちょこと、オマージュというか、パロディというか、うふふとなる要素が散りばめられています。 ちょこちょこと書きましたが、気づかない or 知らないパロディが大量に散りばめられていそうです。 「異世界美少女受肉おじさんと」と似た設定ですが、ファンタジー感というかなんというか、女の子二人組だからか、なんというか、ちょっと違います。 こちらはこちらで楽しいし、あちらはあちらで楽しいです。 ここがどういう異世界なのか、どうして異世界召喚させられているのか、今後の展開を楽しみにしています。 https://twitter.com/araiazuki/status/1681263493788598274
ゆゆゆ
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2023/07/19
読んだらワクワクしてくる
主人公のガ太郎ってどんな漢字だったっけと思ったら、蛾太郎だった。 名字の「薔薇園」のインパクトが強すぎて、読めていなかった。 周りにお金と人はあるけど、お金で買える欲しいもの、食べたいものはなんでも手に入る生活。 傍から見て空虚さを覚える生活に大満足していたガ太郎くん、トラ転(トラックに引かれて転生)ならぬ、トラ死。 僕は未練があるんじゃない、生き返るんだ!と、正規成仏ルートを否定し突き進もうとしたものの、何故かあの世のレストランの店員として働くことに。 何を言っているか分からないと思うけど、ここまでは一話の導入。 まだ入口の入口。 「冥天レストラン」の不可思議な世界観は、こんなもんじゃない!! なぜなら、死後の世界は現世と異なるめちゃくちゃなことが多発するものだから。 それがこの作品における、死後の世界。 他の登場キャラクターを紹介すると、あばら骨丸出しの骨ミちゃんはぶっ飛んだ性格も、生前の性格もとってもかわいらしい女の子! もちろん、他のキャラクター達も個性あふれて、あの世すげーな!!とウキウキしてしまう。 ノーマルなのはガ太郎だけと思おうとしたら、親の脛齧り虫過ぎて死ぬ前からイレギュラー。 中毒になりそうな世界観というのか、ノリというのか。 それがすごく良い。 サンデーうぇぶりオリジナル作品「冥天レストラン」、興味を持たれた方はぜひご一読を。
ゆゆゆ
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2023/07/10
「スパナは死んじゃう」
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何も知らずに読み、タイトルそのままメンヘラァな女の子・佐々木さんと、モテナイ大学生・山田くんの軽快なコミュニケーション(凶器有り)に圧倒されました。 山田くん、ネットにいそうな、モテナイ要素や酷い要素を詰め込ませてただけの存在と見せかけて、スルースキルというか、いなすスキルがものすごく高いです。 人は24時間監視され続けたら、このように変われるものなんでしょうか。 とかく、山田くんの佐々木さん対応がすごくよいです。 しれっとディスったり、計画的に持ち上げたり、ドヤ顔したり、強気になったと思ったら負けたり、そんな様子を見続けていたら、何故かだんだんイケメンに見えてきます。 ホラーになりそうな行動を取る佐々木さんを、ギャグとして笑える段階で、体を張って止めています さすが佐々木さんに一目惚れ&会話0で告白した男です。痺れます。 ちなみに、口コミにあった「+チック姉さん(プラスチック姉さん)」もちょっとだけ読んでみたら、登場した覚えのある女の子たちが主人公だったり、佐々木さんの普段が垣間見れたり、おもしろかったです。 タイトルで「なんだこりゃ?」となるかもしれませんが、中身はさらに「?!?!」となるので、ぜひご一読を。
ゆゆゆ
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2023/07/08
ネタバレ
プン山プンプンの成長
主人公のプンプンが過去のトラウマと向き合い、歩んでいくというお話です。 と説明すると、この漫画の重要な要素をほとんど削り取ってしまった感じがする。 宗教やら恋愛やら人間関係やら、複雑に絡んでいる上に、登場する他のキャラクターサイドの物語もあり、非常に複雑になっている。 そして第91話で、南条幸の漫画持ち込み時に言われていた内容がまるで、いにお先生作品に対する講評に思えて驚いてしまった。 いわく、 「雰囲気でゴリ押しているだけで、中身は薄っぺら」 「サブカルというかサブカル風味?」。 さらに今後の伏線を張るかのような 「(同級生が自殺していたことを知り)主人公が勝手に自己完結して面白みに欠ける」 というセリフ。 どういうかんじで終わるんだろうと期待値がものすごく上がった。 こんなことをいうからには、死亡エンドはないのか。それとも敢えて死亡エンドなのか。 もしかしたら死ぬのはプンプンだろうか、他の人だろうか。 最終話が迫るに連れて、ドキドキしながら読んでいた。 また、主人公のプンプンは、変わった名前にくわえて、「リサとガスパール」みたいに変わった見た目の主人公一家なんだなと思っていたら、主人公一家の本来の見た目は人間だと判明するうえに、最終話を読むに名前も本当はプンプンではない気がしてきた。 どうして母親性は「プン山」的なものでなく、「小野寺」だったんだろう。 全編を通して「信じる」ということを描いたとあったけど、そもそも我々は架空の主人公の存在を信じることから始めないと、物語が始まらないのかもしれない。 なんてことを思ってしまった。