マンバ2024/02/22美術の世界の光と影を描いたマンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ]第9回 美術の世界を描いたマンガといえば、細野不二彦『ギャラリーフェイク』(1992年~2005年、12年~不定期連載)、羽海野チカ『ハチミツとクローバー』(2000年~06年)、山口つばさ『ブルーピリオド』(2017年~連載中)が三大ヒット作と言えるだろう。 今さら説明するまでもないが、『ギャラリーフェイク』は贋作専門の画廊を経営する藤田玲司が、さまざまな美術品にまつわる謎や事件に挑むミステリ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26444) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/21少しソフトな白土三平忍者短編集。青林堂『掟』(月刊誌『少年』掲載2編+描き下ろし1編)子供時代に触れた白土三平さんの作品は、テレビアニメの『サスケ』だけでした。 漫画の方は熱心に読んだ記憶がありません。 忍者漫画は好きだったものの、白土さん独特の過酷で厳しい忍者世界の描写が苦手でした。 『カムイ伝』も『忍者武芸帳』も還暦過ぎた今、まだ読んでません。 そんな白土作品を語る資格がない私ですが、先日いつもの古書店でこの『掟』が売られているのを見つけました。 『掟』(白土三平/青林堂... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26249) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/20マンガ酒場【15杯目】日本酒ラブなアラサーOLの恋の行方は!?◎はるこ『酒と恋には酔って然るべき』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。15杯目は、日本酒大好きなアラサーOLの恋... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26401) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/16女子にとって大切なことは里中イズムから学びました。里中満智子自伝『漫画を描く 凛としたヒロインは美しい 』刊行に寄せて2023年の文化功労者に選出された里中満智子先生。 ほかの候補はズラリと男性陣が並び、先生は紅一点でした。 そしてタイミングよく先生の自伝本『漫画を描く 凛としたヒロインは美しい 』が発売されました。 『漫画を描く 凛としたヒロインは美しい 』(里中満智子/中央公論新社) この本の編集のお手伝いをしたのですが、マンガ好きなら、マンガ家同士の交流やマンガ史を知りたい! と思っています。なので戦... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26468) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/16『泥濘の食卓』伊奈子が語る「バイト」「呪い」「知恵袋」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先日放送された「マンガ家ガチアンケート・伊奈子編」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 連載決定まで、約30ものアルバイトで食いつなぐ 川島 今回のテーマは「マンガ家ガチアンケート」。今日は私が会いたくて仕方がない先生です。当初は顔出しNGと... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26442) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/15とっても「ピュア」なギャルが弁護士に!?『ギャル弁』の闇の深さがやみつきに!!突然ですが、あなたは、こんな感じで、顔に誰かの返り血がつき、腕のみならず首にまでタトゥーがゴリゴリ入った人に、目の前でキレられたらどうしますか? 『ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー』/ヨウイチ/講談社 もしくは、こんな風に思いこみが強すぎる人に縋りつかれたらどうしますか? 『ギャル弁 ー歌舞伎町の幽霊ー』/ヨウイチ/講談社 今回ご紹介する作品は、こんなヤバすぎる人たちに対し、少しも臆する... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26420) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/14『天牌』黄金タッグの原点にして麻雀漫画の新時代を開いた狂気の傑作—来賀友志+嶺岸信明『あぶれもん』 『天牌』(原作:来賀友志、作画:嶺岸信明)という麻雀漫画があります。 『週刊漫画ゴラク』に99年から連載され、22年に原作者の来賀が急逝するまで四半世紀近く連載が続き、話数にして1141話、単行本は116巻を数えるという麻雀漫画史上空前の大河作品です。今回紹介するのは、その来賀・嶺岸コンビの初期作である『あぶれもん』です。連載は『別冊近代麻雀』(現『近代麻雀』。当時は『近代麻雀』という活... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26385) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/12石ノ森章太郎の巨編『ブルーゾーン』 続きが読みたいあのマンガ その2 今回は、『週刊少年サンデー』で1968年2月4日号から同年7月14日号まで連載された石ノ森章太郎の『ブルーゾーン』を取り上げたいと思う。 石ノ森章太郎デジタル大全集『ブルーゾーン』 この連載が始まったとき中学生だった筆者は、友達から借りた『週刊少年サンデー』で第1回目を読んで「これはとんでもなくスケールの大きなマンガが始まった」とゾクゾクしたのを覚えている。そして、石ノ森作品としては『... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26317) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/09身近にある食の冒険 学食巡る『学生食堂ワンダフルワールド』身近にあり、大学に通った人であれば一度はお世話になった学生食堂。地元の食堂が運営していたり大学生協が運営していたり。それぞれの大学が特色を競う学生食堂のいまを切り取っているのが増田薫先生の『学生食堂ワンダフルワールド』です。学生食堂の成立史や、それぞれの食堂が学生を引き付けるためにどのような工夫をしているのかが垣間見えます。 『学生食堂ワンダフルワールド』 『学生食堂ワンダフルワールド』によ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26337) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/07グラビアヨシ! 漫画もヨシ! カラー広告がこれまたヨシ!!『週刊少年サンデー』昭和42年3.4合併号 21世紀大図解「紀元2001年」少し前の記事ですが『火星大探検』のグラビアが掲載された、昭和44年の『週刊少年サンデー』を紹介しました。 今回はその2年前、昭和42年新年の3.4合併号を紹介しましょう。 40代の時は古書店で働いていた為多くの古い漫画雑誌に触れましたが、当然自分の物ではありません。 あれから15年以上が経ち、ここ最近は古書店で昭和時代の色々な漫画雑誌を購入して自分の物として楽しんでます。 古書店で売られてい... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26098) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/05となりのマンガ編集部 第14回:小学館『ビッグコミックオリジナル』編 本質はベテランも新人もマスターピースに挑める場マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第14回は、小学館『ビッグコミックオリジナル』(以下『オリジナル』)を訪ねました。編集長の菊池さんと、若手編集部員の鈴木さんにお話をうかがいました。共に最初はマンガ編集者ってつまらない、と思っていたというお二方がどのように編集者の醍醐味に至ったのか? また、皆さんの中に... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26270) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/05マンガ酒場【14杯目】藤原先生は今日も飲みすぎ二日酔い◎いしいひさいち『ののちゃん』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。14杯目は、いしいひさいち『ののちゃん』(... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26305) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/02/02『VIVANT』の世界を先取りしていたマンガ『別班の犬』|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先日放送された「川島・山内のおすすめマンガ」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 『VIVANT』より前に登場していた元祖・別班 川島 今回は久々、「川島・山内のおすすめマンガ」。われわれ、マンガを読みあさっておりました。さっそく行きましょ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26332) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/31マンガのパロディを始めた頃 僕自身のマンガ批評史(1)【夏目房之介のマンガ与太話 その26】 僕がマンガによるマンガのパロディを描き始めたのは、少年画報社「ヤングコミック」1977年6月22日号の『その後の…YESTERDAY’S HERO』6頁が最初だったと思う。今も溶けかけたまま太陽の周りを回るアトムや選挙に出馬する『忍者武芸帖』の影丸、燃え尽きて一つまみの灰になった矢吹丈などを描いている。26歳の頃だ。 『ザッツ パロディ』(サン出版 81年刊) ちなみに図の右側は単行本『... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26292) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/29手塚治虫の絶筆『グリンゴ』 続きが読みたいあのマンガ その1 不運にも完結しないまま終わったマンガがある。中断したままのマンガがある。作者の都合や編集部の判断による打ち切り、掲載誌の休刊……事情は色々だが、完結しなかったマンガは哀しい。 そこで勝手に続きを考えてみよう、というのがこの連載の趣向だ。原作に敬意を払いつつも、マンガの楽しみ方のひとつとして、続編を推理する遊びだ。中身はあくまでも筆者個人の推論。「それは違うぞ」という読者には、ぜひコメント... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26176) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/26倉科遼+みね武『艶恋師』で「きぬた」が生み出すグルーヴ感 今回紹介するのは、前回の『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』の記事でも名前を少し出した、倉科遼+みね武『艶恋師(いろこいし)』です。連載は00年代後半の『漫画サンデー』。原作の倉科は『夜王』などの作品で知られる「ネオン漫画の帝王」、作画のみねは70年代から青年漫画で活躍しており、金と女が大好きで「糞蝿」と自認する(世の中の糞野郎どもにタカって生きているので)私立探偵を主人公としたバイオ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26175) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/24オール2色が映える13ページの特集。ようこそドラキュラ城へ、おそるべき吸血鬼のすべて! 『週刊少年マガジン』昭和42年44号「暗黒の魔王ドラキュラ」以前紹介した『週刊少年マガジン』昭和43年50号のグラビア記事。 今回はその1年前、昭和42年44号を紹介しましょう。 『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号 タイトルは「暗黒の魔王ドラキュラ」。 『週刊少年マガジン』(講談社)昭和42年44号 構成は「大伴昌司」さん。 『マガジン』のグラビアといえばこの人です。 絵は「柳柊二(やなぎ しゅうじ)」さんで、ペン画が「南村喬之(みなみむ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25982) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/22第22回 ナチス政権誕生前夜、都市ベルリンの変貌を描く―ジェイソン・リューツ『ベルリン 1928-1933 黄金の20年代からナチス政権の誕生まで』前回に引き続き、今回もまた昨2023年に翻訳された注目すべき海外マンガを紹介しよう。 ジェイソン・リューツ『ベルリン 1928-1933 黄金の20年代からナチス政権の誕生まで』(鵜田良江訳、パンローリング、2023年)。タイトルにあるように、1928年から1933年までのベルリンを描いた作品である。1928年は世界恐慌の前年で、1933年はアドルフ・ヒトラーがドイツの首相に就任した年。第一... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26118) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/19「望みに進むのが気持ちのいい人生ってもんだろ!」福本伸行が『カイジ』に込めた人生哲学|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、先日放送された「マンガ家ガチアンケート・福本伸行編」の模様をお送りします(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 『カイジ』はそれまでやってきたことの最後の仕上げ 川島 今回のテーマは「マンガ家ガチアンケート」。マンガ沼がスタートした時からわれわれがずっと熱望して... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26162) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/19マンガ酒場【13杯目】男子大学生たちのぐだぐだ宅飲み◎ルーツ『たのしいたのしいぼくらののみかい』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。13杯目は、男子大学生たちのぐだぐだな宅飲... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26054) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/18年を取るのも悪くないと思えるマンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ]第8回 令和5年版高齢社会白書によれば、我が国の総人口に占める65歳以上人口は29.0%に達しているという。ただし、昭和の65歳は本当に「おじいちゃん」「おばあちゃん」という感じだったが、今の65歳は見た目も中身も結構若い。70代、80代でも元気な人は元気である。そうした社会状況を反映して、マンガでも高齢者を主人公とした作品が増えてきた。 今回は、そんな高齢主人公たちが楽しく日々を過ごしたり、新... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26132) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/17噂は本当? 芸能界の性の感覚『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』ダウンタウン松本人志の性加害がスクープされました。 スピードワゴン小沢一敬が女性を用意して松本人志に差し出しているっていうの、同じような話をマンガで読んだことあります。 『15歳、プロ彼女~元アイドルが暴露する芸能界の闇~』です。 登場人物が誰なのかは分からなくしているようですが、元アイドルが体験した実録らしいです。 乱交パーティの様子とか、有名人をチヤホヤして女性たちを献上する人たちとか、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26074) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/16となりのマンガ編集部 第13回:マトグロッソ編集部 書店の奥にあるこの本を必要として、救いとする人のために マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第13回は、マトグロッソを運営しているイースト・プレスを訪ねました。イースト・プレスといえば『COMIC CUE』を始めとして『失踪日記』や『人間仮免中』など昔からコアなファンに訴求力の強い作品を発信してきている会社で、マトグロッソも個性豊かな作品が多く掲載されている... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25517) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/15とがしやすたか インタビュー (代表作『青春くん』『竹田副部長』) だって哀しいじゃない、男の人ってさ。<後編>男心の哀しい性(さが)を描いて、連載開始から「34年」。超絶長寿4コマ漫画、その名も『大人の青春くん』。始まったのは、平成になったばかりの1989年。タイトル『青春くん』として、いまはなき「ヤングサンデー」(小学館)に初登場。2008年からは「ビッグコミックスペリオール」誌に移って、現在の形で連載中なのだ。その時々のエッチな妄想とロマンを謳いながら、時代の荒波を乗り越えていく作品、その創作の... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25737) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信