マンバ2024/01/15とがしやすたか インタビュー (代表作『青春くん』『竹田副部長』) だって哀しいじゃない、男の人ってさ。<後編>男心の哀しい性(さが)を描いて、連載開始から「34年」。超絶長寿4コマ漫画、その名も『大人の青春くん』。始まったのは、平成になったばかりの1989年。タイトル『青春くん』として、いまはなき「ヤングサンデー」(小学館)に初登場。2008年からは「ビッグコミックスペリオール」誌に移って、現在の形で連載中なのだ。その時々のエッチな妄想とロマンを謳いながら、時代の荒波を乗り越えていく作品、その創作の... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25737) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/12とがしやすたか インタビュー (代表作『青春くん』『竹田副部長』) だって哀しいじゃない、男の人ってさ。<前編>どこにでもいる童貞の高校生が、エッチな妄想に胸焦がれ悶絶する4コマ漫画、その名もズバリ『青春くん』の連載が始まったのは1989年。平成になったばかりの晴天のニッポンに舞い降りた性典であり聖典。「ヤングサンデー」(小学館)で19年間連載した後、休刊後も『新 青春くん』と改題して生き延び、2008年、平成20年からは「ビッグコミックスペリオール」(同)にて『大人の青春くん』に成長、令和の現在もさ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25735) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/12生活保護で人生のかじをとる『東京のど真ん中で、生活保護JKだった話』憲法で定められた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を保証するための生活保護制度。ネガティブなイメージを持つ人も少なくありませんが、五十嵐タネコ先生の『東京のど真ん中で、生活保護JKだった話』は、親が生活保護を受けることで苦しい生活から救われた作者自身の高校時代を描いたもの。生活保護が厳しい状況に置かれた人を助け、次に踏み出すための力になっていることが確かにわかります。 五十嵐先生の一... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26042) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信1わかる
マンバ2024/01/11本多忠勝マンガの真打ち登場! 絵も物語も最高で、歴史ものなのにハードルは低い『風の槍』本多平八郎忠勝。 徳川四天王のひとりで、57の合戦を越えて傷ひとつついたことがないという戦国の猛将。彼こそが今回紹介する『風の槍』の主人公です。「戦国最強の武将は誰か」という議題では必ず名前が挙がる人物で、天下三名槍の「蜻蛉切」を愛用していたことからタイトルも『風の槍』となっています。 丁度、昨年の大河ドラマ『どうする家康』でも登場していましたが、連載している『マンガワン』のコメント欄では「... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25998) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/10創刊のコンセプトは「少年マンガと少女マンガの垣根をこえて」朝日ソノラマ『月刊マンガデュオ』以前書いた朝日ソノラマ発行の『マンガ少年』は1981年に休刊します。 その後継誌として同年に創刊された『月刊マンガ デュオ』。 残念ながらリアルタイムでは読んでませんが、創刊号他数冊を入手したので御紹介しましょう。 『デュオ』(朝日ソノラマ)1981年9月号 創刊号表紙に書かれたキャッチコピー。 「おとこのコとおんなのコのためのニューエイジ・コミック」 「少年マンガと少女マンガの垣根をこえて... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25917) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/08ラブレター/『捜愛記』(『みやわき心太郎 純愛コレクション4』収録)みやわき心太郎 晩酌をしながら、ぼんやりとテレビを見ていたら驚いた。20代くらいの独身男性がスマホのLINEを使って女性に愛を告白する場面が映っていたのだ。メッセージを送ると、すぐに彼女がつくった「グループ」から招待が届いた。独身男性が参加すると、グループには彼女ともうひとり別の男性がいて、その男性から「彼女を奪ってしまって申し訳ないです」というメッセージが——。 人生を決めるかもしれない重要な用件を、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25974) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/05マンガ酒場【12杯目】酒好きすぎるアイドルのガチ飲みがすごい!◎作:宮場弥二郎・画:さきしまえのき『アイドランク』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。12杯目は、酒好きすぎるアイドルのガチ飲み... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25929) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2024/01/04セックスは犯罪の道具じゃねえ!! セックスファイトで勝負だ!! 24年の初笑いは霧隠サブロー『新やる気まんまん 警視庁SEX捜査官』で決まり! かつて『やる気まんまん』(牛次郎+横山まさみち。途中から横山単独クレジットで『それいけ!!大将』にタイトル変更)という漫画がありました。77年から横山が死去する03年まで『日刊ゲンダイ』に長期連載されていた艶笑作品です。 ストーリーは、精力増強剤の老舗・四つ目屋本舗の当主である主人公・泊蛮兵が、次々とセックスファイトで強敵を破り四つ目屋本舗の信用を高めていくというもの。「セックスファイト... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=26013) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/29望月ミネタロウとニューウェーブ ジャンルについて(4)【夏目房之介のマンガ与太話 その25】文芸別冊特集「望月ミネタロウ」表紙 2023年11月。 大友克洋、望月ミネタロウ対談扉。右頁は望月『ズベルバー』(2010年)の最後の頁。 文芸別冊「望月ミネタロウ」特集に掲載されたいしかわじゅん「ニューウェーブの後の人」は、時期的には遅れて登場した望月を、いわゆる「ニューウェーブ」の流れの影響下に出て来た作家ととらえ、〈ニューウェーブを経てきているなという感触があった。〉という。〈それま... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25856) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/28第21回 韓国の物流業界の末端で働く人々を描く―イ・ジョンチョル『カデギ 物流倉庫でミックスコーヒーをがぶ飲みしながら働いた話』2023年も韓国のウェブトゥーンのコミカライズやアメコミを中心に多くの海外マンガが邦訳出版された。その中には長く読み継がれてほしい作品もいろいろあって、この海外マンガクラシックスでも、游珮芸、周見信『台湾の少年』(倉本知明訳、全4巻、岩波書店、2022~2023年)、マヌエレ・フィオール『秒速5000km』(栗原俊秀、ディエゴ・マルティーナ訳、マガジンハウス、2023年)、パヴェル・チェフ『... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25931) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/27麻雀勝負が聖と魔のハルマゲドンにまで発展する日本三大SF麻雀漫画の一角—志村裕次+みやぞえ郁雄『風の雀吾』 麻雀漫画というジャンルの中には、SF要素を含んだものが少なからずあります(それこそ『咲-Saki-』とかだって「麻雀人口が1億人を突破した世界」という並行世界ものと言えんことはない)。その中でも、筆者が勝手に「三大SF麻雀漫画」と呼んでいる作品があります。一つは以前に記事を書いた『ナイトストーン 危険な扇動者』、一つは『トーキョーゲーム』(青山広美特集の記事とインタビューを参照)、そしても... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25841) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/25セパレートステレオ/『坂道のアポロン』小玉ユキ 全8巻 マンガの中から懐かしい昭和を探る「マンガの中の昭和のアレ」。 今回取り上げるマンガは小玉ユキの『坂道のアポロン』だ。小学館の女性向けコミック誌『月刊フラワーズ』で2007年11月号から2012年3月号まで連載。単行本はフラワーコミックスアルファから全9巻にまとめられた。また、2012年5月号から9月号には、その後のエピソードなどを描いた番外編『坂道のアポロン BONUS TRACK』が連... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25753) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/22巨額契約が決まった大谷翔平選手にオススメ! 高レート麻雀勝負3選大谷翔平選手がドジャースと10年総額で約1014億円という巨額の契約が決まりました。いやー、1014億円とか現実の数字とは思えませんね。ところで、麻雀漫画で読んだことあるから知ってるんですが、プロ野球選手と言えばやっぱり麻雀ですよね!(曇り無き眼で) 天獅子悦也『むこうぶち』5-6巻収録の「花道」という名エピソードでは、神奈川シードッグスという球団のベテラン投手と若手投手が、傀に麻雀で敗れて... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25882) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/22となりのマンガ編集部 第12回:講談社女性コミック編集部『デザート』編 「おすすめ作品は全部です」マンガの編集部に赴き、編集者が今おすすめしたいマンガやマンガ制作・業界の裏側などを取材する連載企画「となりのマンガ編集部」。第12回は、講談社女性コミック編集部を訪ねました。講談社では、最近女性向けのマンガ編集部が統合されてひとつになったそうなのですが、それまでは『デザート』の部署にいたという編集部の出永さんにお話をうかがいました。この連載では初となる女性向け雑誌編集部への取材で、今までの編... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25746) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/20マンガ酒場【11杯目】苦境の酒蔵再生ドラマ◎桃缶『紅一献!~恋、ひとしずく~』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。11杯目は、苦境の酒蔵再生のため元経営コン... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25706) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/15擬人化しないリアルに可愛い猫マンガ|テーマ別に読む[本当に面白いマンガ]第7回 漫画家のペットといえば、猫である。インドア派が多い漫画家にとっては、散歩させなきゃいけない犬より猫のほうが飼いやすい。猫の気まぐれさも漫画家の気質に合っている。もちろん犬好きの漫画家もいるし、松本ひで吉『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい』みたいな例もあるが、実際問題として犬より猫を飼っている漫画家が多数派だろう。 となれば、猫を題材にしたマンガも必然的に多くなる。古典的作品としては、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25762) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/11かわいいコックさん/高橋留美子『うる星やつら』全34巻 マンガの中から懐かしい昭和を探る「マンガの中の昭和のアレ」。今回取り上げるマンガは高橋留美子の代表作『うる星やつら』だ。 『うる星やつら〔新装版〕』第19巻 『週刊少年サンデー』1978年39号から始まった本作は、87年8号まで続いた大ヒット作。81年に連載が始まったあだち充の『タッチ』とともに、『週刊少年サンデー』が『週刊少年ジャンプ』を猛追する原動力にもなった。 元になったのは78... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25661) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/06最高の美しさで綴られる、永遠の命と永遠の愛の物語『竜の眠る星』清水玲子先生の原画展が開催中です。 とにかくとにかく美しい清水玲子先生の原画ですが、物語もマンガも最高に美しいのです。 キャラクターたちが植物や動物のなかに佇む構図は、アート作品そのもの。現代美術のコレクションに入れてほしいです。 清水先生の作品は、永遠の愛、揺るがない愛がテーマです。 少女マンガでは、心変わりは第一級の犯罪なので、「変わらない想い」は基本的条項なのですが、清水先生のそれはス... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25690) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/06挿絵付きの読み物とは違う「絵物語」は児童誌にとって欠かせない要素だった。小松崎茂 熱血科学冒険絵物語『南極の聖火』以前『週刊少年マガジン』のグラビア記事で書いた、「小松崎茂」さんの「絵物語」が手に入ったので御紹介しましょう。 『少年』という月刊誌の昭和30年6月号付録です。 ちなみに『少女』という月刊誌もあります。 どちらも出版社は光文社。 『少年』は昭和31年に『鉄人28号』の連載が開始され、『鉄腕アトム』と並んで絶大な人気を誇りました。 現在も月刊誌の中で一番と言っていい蒐集対象で、特に昭和30年代... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25583) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/05マンガ酒場【10杯目】無敵の剛腕バーテンダー伝説◎作:青木健生・画:井上元伸『バッカス』 マンガの中で登場人物たちがうまそうに酒を飲むシーンを見て、「一緒に飲みたい!」と思ったことのある人は少なくないだろう。酒そのものがテーマだったり酒場が舞台となった作品はもちろん、酒を酌み交わすことで絆を深めたり、酔っぱらって大失敗、酔った勢いで告白など、ドラマの小道具としても酒が果たす役割は大きい。 そんな酒とマンガのおいしい関係を読み解く連載。10杯目は、酒であらゆるトラブルを解決する... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25560) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/12/01第20回 1990年代、エイズがまだ致死の病だった時代に看護師をしていた作者の自伝―MK・サーウィック『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』毎年12月1日は「世界エイズデー」である。厚生労働省のサイトによると、「世界レベルでのエイズのまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的に、WHO(世界保健機関)が1988年に制定したもの」で、毎年この日を中心に、「世界各国でエイズに関する啓発活動が行われて」いる。 筆者はエイズをテーマにしたスイス発のバンド・デシネで、世界的に評価の高いフレデリック・ペータース『青い薬』(原正人... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25610) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/11/30ジャンルについての議論(3)【夏目房之介のマンガ与太話 その24】 日本漫画史で異様なほど多様なジャンルが生じた時期といえば、少なくともひとつは戦後漫画の市場爆発時期、70年前後から80年代にかけてだろう。 中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房 2004年)では、当時の市場爆発をゴムボールの比喩で語っている。ボールの表面は戦後ベビーブーマーの市場で、球の中心から次々に後継世代の消費層が参入してくる【図1】。 中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房 2004年... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25669) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/11/28「ラーメン…湯切り…命!!」ラーメン漫画を描かせても超一流のハッタリが炸裂する能條純一『ばりごく麺』 以前に『翔丸』の記事で、能條純一という漫画家は漫画界でも比類ない超一流のハッタリ力を持っている人だと書きました。そのハッタリ力は、『翔丸』のようなスケールの大きい作品だけでなく、料理漫画でも存分に発揮されています。というわけで今回の紹介は能條純一『ばりごく麺』。連載は08〜09年の『ビジネスジャンプ』。単行本は全4巻です。 『ばりごく麺』 本作の主人公は、うだつの上がらない新人サラリー... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25597) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2023/11/27公団2DK住宅 高橋葉介『魔実子さんが許さない』全1巻 マンガの中から昭和を探る「マンガの中の昭和のアレ」。今回のアレは、公団2DK住宅。マンガは高橋葉介の新刊『魔実子さんが許さない』全1巻(KADOKAWA)を取り上げる。 『魔実子さんが許さない』 戦後の高度経済成長がはじまったばかりの1955年7月、地方から都会に移り住んだ勤労者に住宅を提供する目的で、日本住宅公団(現在の都市再生機構)が設立された。公団は都市近郊の丘陵地などを開発して、... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=25545) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信