マンバ2022/01/04芸の道は非情もまた人情なり 古谷三敏『寄席芸人伝』 2021年はベテランマンガ家の訃報が相次いだ1年だった。年末にはギャグマンガ家の古谷三敏が亡くなった。新聞の追悼記事を読むと、代表作は『ダメおやじ』と『レモンハート』となっているのだけど、個人的には『寄席芸人伝』が古谷三敏の最高傑作だ。 『ビッグコミック』の1978年8月25日号から89年11月25日号までに連載。単行本は全11巻。文庫化もされ、いまは電子書籍でも読むことができる。 描... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15502) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2022/01/03『三国志』を知りたい初心者にうってつけの歴史大河ギャグ—片山まさゆき『SWEET三国志』 突然ですが、三大「男が好きなもの」といえばヘリコプター、F-1、そして三国志ですね。『ハトのおよめさん』のハトのダンナがそうだったから間違いない。 『ハトのおよめさん』8巻81ページより しかしこの三国志というもの、一般教養のごとく語る人もいる一方で、「実はあんまりよく知らない……」「興味はあるんだけどハードル高くて……」という人も少なくないだろうと思います。 まず、なんといっ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15311) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/28元・片付けられない人間が提案する片付け本『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました 家族の悩みも解決編』『「ちゃんとしなきゃ!」をやめたら二度と散らからない部屋になりました 家族の悩みも解決編』(KADOKAWA)は、「元・片付けられない人」を自称するなぎまゆ先生が提案する片付け方のコミックエッセイ。シンプルな真似しやすい片付け方を、具体的な事例とともにまとめています。 なぎまゆ先生の片付け方はとてもシンプルです。物を全部を1カ所に出して、要らない物と要る物に徹底的に分類します。このとき要らな... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15375) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/27参加者全員サービス!描き下ろしSNS用アイコンがもらえるキャンペーン【冬休み企画その②】📷2021年12月27日(月)〜2022年1月10日(月)の15日間、マンガのクチコミサービス『マンバ』にて、投稿したクチコミをTwitterにシェアすると**「描き下ろしSNS用アイコンがもらえるキャンペーン」**を開催します! https://i.imgur.com/G3yMxay.jpg 【参加方法】 **①自分が好きなマンガの感想を3行で書き、ハッシュタグ「#推しを3行で推す」を本文かタイトルのどちらかに記入してマンバに投稿する。** **②自分のTwitterアカウントでシェアする。** ……以上! 1回投稿&シェアすると『銀のマンバアイコン×3枚』が、2回投稿&シェアすると『金のマンバアイコン×3枚』が、そして3回投稿&シェアするとマンバのさまざまなイラストを描いてくださっているイラストレーター・むらかみゆか先生による『あなただけの描き下ろしSNS用アイコン』がもらえます! **タイトルにも書きましたとおり、全サです。** 「3作品×3行」の感想を書いてTwitterにシェアするだけで自分だけの描き下ろしイラストが手に入ってしまうという、マンバのユーザーのみなさまへの感謝の気持ちを込めた出血大サービス大目玉企画……!冬休みにチャレンジしてくださいね!自由広場
マンバ2021/12/271日1冊!無料マンガを読んで語ろう『読書マラソン2022冬』【冬休み企画その①】📷2021年12月27日(月)〜2022年1月10日(月)の15日間、マンガのクチコミサービス『マンバ』にて、無料マンガを1日1冊読んで雑談するイベント「読書マラソン2022冬」を開催します! 【このイベントの楽しみ方】 **①その日のお題となっている無料マンガの第1巻を読む** **②読んだ感想をマンバの自由広場の雑談トピック「読書マラソン2022冬」に投稿する** ……以上! なかには普段あまり手に取らないジャンルの作品もあると思います。冬休みの15日間でいったい何作品読めるかチャレンジしてみましょう〜!自由広場
マンバ2021/12/27「浦沢直樹の漫勉」と諸星大二郎の「謎」【夏目房之介のマンガ与太話】 いやあ、まさか諸星大二郎先生が漫画を描いている瞬間を目にできることが今生であろうとは思わなんだ。 NHK「浦沢直樹の漫勉」*1という番組である。浦沢直樹が漫画家と、その執筆場面を5台の固定カメラで撮った映像を見ながら、毎回語りあう。浦沢は、漫画家の中では批評的で実践的な言葉を持つ作家*2で、作家ごとに重要なポイントを言葉で探り、対話で進めてゆくことができる。その手練は見事である。 また... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15410) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/24「これこそがはじめの0歩だ!!」これは何の帯? 芸人が勝手にマンガの帯を考える「マンガ帯喜利」|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は「マンガ帯喜利」を前回放送分と次回放送分をまとめて紹介していきます(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 『あしたのジョー』の1巻の帯、どう書く? 川島 今回はゲストに和牛・水田くんが来てくれました。以前、山内くんが病気のときに水田くんが来てくれたんですけど、そのと... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15466) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/23「劇画の技術的進化の頂点」とまで呼ばれたバイオレンス劇画の極み—東史朗+前田俊夫『地獄の戦鬼』 去る11月6日、映画評論家の西脇英夫氏が6月4日にがんのため亡くなっていたことが公表されました。映画ファン以外にはあまりピンとこないかもしれませんが、『キネマ旬報』などで映画評論を長く発表し続け、日活アクション映画などをメインに扱った『アウトローの挽歌—黄昏にB級映画を見てた』などの著作がある方です。『だっくす』(後の『ぱふ』)で「B級劇画講座」という、当時は(今も)あまり評論の土俵に上が... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15166) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/21マンガの中のメガネとデブ【第7回】メガ澤(川田大智『まかろにスイッチ』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第7回は[メガネ編]、シュールなショートギャグ集『まかろにスイッチ』(川田大智/201... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15212) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/20税金にだって人情はあるのだ 慎結の『ゼイチョー! 〜納税課第三収納係〜』 この世で最も人情から遠い存在、といえば税金ではないか。 「税金なんて払いたくない」という人は多いが、嫌でも必ず払わされる仕組みになっている。そのくせ、使い道は無駄が多い。いざ国や自治体のお世話になろうとすると、待っているのは面倒な手続き。人情のかけらもないのが税金だ、と思うのも無理はない。 ところが、人情マンガの中には税金をテーマにした作品がちゃんとあるのだ。今回ご紹介する慎結(しん・ゆ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15328) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/17いま組織で苦しむ人に送る処方箋『会社がツライ なりたい自分を見つけるまで』都会先生の『会社がツライ なりたい自分を見つけるまで』(マガジンハウス)は、会社で息苦しくなった著者が自分が納得できる毎日を求めて退職する実録エッセイ。大きな夢を追い求めるわけでもなく、すぐに次の場所で華々しく花開くわけでもありませんが、他人と自分を比べながらもえいやと自分が楽しいほうに向かう姿に勇気づけられます。 最初は都会先生が電子機器を担っている会社で営業アシスタントとして働いていると... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15282) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/16矢口高雄『9で割れ!!』—昭和銀行員の奮闘記+矢口版『まんが道』と一粒で二度おいしい一作 有名漫画家の過去をたぐると——やはり、まずアシスタント出身者が多い! 大学漫研出身者も多い! そして、なんと、われらの「世紀のハンサムボーイ」矢口高雄は? 銀行員出身である!!(GYAAAN) ……と、いきなり『プロレススーパースター列伝』(梶原一騎+原田久仁信)のセリフ改変で話を始めましたが、昨年に亡くなられた釣り漫画の巨匠・矢口高雄は、高校を卒業した昭和33年(1958年)4月から1... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14906) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/09大人にも読んでほしい少女漫画!早く大人になりたいと背伸びする少女を描いた『小さな恋のでっかいメロディ』の3つの魅力とは以前、「『こどものおもちゃ』は大人になってからの三周目がオススメ」という記事を書かせてもらいました。 少女漫画って、文字通り“少女”が読むことを前提とした作品がほとんどなのですが、『こどものおもちゃ』のように、子供目線で描かれながらも大人にも刺さるようなメッセージが込められている作品も結構あるのです。 今回紹介する『小さな恋のでっかいメロディ』も、少女向けに少女目線で描かれながらも大人にも読... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15045) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/08クソみたいな世界に絶望しているわたしたちの隣に居てくれる、『ジーンブライド』というマンガ秒でいいマンガが見つかるクチコミサービス「マンバ」。マンバの1ヶ月のクチコミ投稿・アクセス数の変化を振り返ることで、マンガ界の動きがなんとなくわかる月イチ連載「月刊マンバ」。 今回は2021年11月のマンバの各ページへのアクセス状況から、気になるマンガ4作品をピックアップ! 今月はスタッフ・Y田が紹介します。 今月のおすすめ4作品 先月『クチコミ』がたくさん読まれたマンガ 『ジーンブ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15334) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/06和の心が伝わる下町人情マンガ きくち正太『おせん』 今回の人情マンガは、きくち正太の『おせん』を紹介しよう。 講談社の週刊誌『モーニング』で連載が始まったのは1999年。2002年からは同じ講談社の月2回刊誌『イブニング』に発表場所を移し08年に完結。09年から14年までは続編『おせん 真っ当を受け継ぎ繋ぐ。』が連載された。 舞台は東京の下町・笠置宿(架空の地名)にある文化元(1804)年創業の老舗花茶屋(料亭)「一升庵」。店に新任の帳... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15190) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/03マンガの中のメガネとデブ【第6回】稲田多摩子(荒川弘『銀の匙』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第6回は[デブ編]、アニメ化、映画化もされたヒット作『銀の匙 Silver Spoon... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14772) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/12/03「このマンガがすごい!芸人楽屋編2021下半期」ベストテン発表!|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、次回放送の「このマンガがすごい!芸人楽屋編2021下半期」を紹介していきます(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 『JUMBO MAX』ついにさんまに刺さる 川島 今回のテーマは「このマンガがすごい!芸人楽屋編2021下半期」! 今までこのコーナーからいろんな作... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15236) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/3031ページに凝縮された珠玉のSF作品は幻想でもあり、怪奇でもあり。諸星大二郎の初期傑作短編「生物都市」諸星大二郎「生物都市」は、第7回・昭和49年度上期の『週刊少年ジャンプ』手塚賞において、大賞を受賞した作品です。 受賞発表と共にジャンプ誌上に掲載されましたが、当時リアルタイムで読みました。 手塚賞はここまでに6回募集され、大賞受賞は1回だけ。 発表される「大賞は該当作なし」に慣れ切っていた私は、この第7回の発表記事にかなり驚いたのを憶えてます。 大賞受賞の作品がある、しかも何から何まで褒め... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15076) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/25意図せぬ場所替えが生み出す自分の価値『少女漫画家vsドイツ人』場所が変われば評価も変わる――こう考えるのは簡単ですが実践するのは難しいもの。しかしこれを想定していなかったドイツ人との恋愛・結婚で実現したのが漫画家、夏目ひらら先生です。この経緯をまとめたコミックエッセイ『少女漫画家vsドイツ人』( 実業之日本社)は「VS」とついているものの、ぎすぎすした雰囲気はまったくなし。日本人とドイツ人の生活や仕事に対する考え方の違いに加え、新しい環境で思いもよら... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14797) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/22人の愛が支える人情演歌の世界 業田良家『男の操』 人情を描くのは人情マンガだが、人情を歌うといえば演歌である。 「演歌なんて古い。日本の音楽はJ-POPしか聴かない」という若い人もいるだろうが、演歌にはいまでも根強いファンがいて、近頃は若い演歌歌手もどんどん登場している。日本人の心の琴線に触れるなにかが演歌にあるからかもしれない。 今回は、そんな演歌の世界を描いた人情ギャグマンガ——業田良家の『男の操』を紹介しよう。 『ビッグコミック』... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14970) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/19マンガの中のメガネとデブ【第5回】岩清水弘(作:梶原一騎・画:ながやす巧『愛と誠』) マンガの中の定番キャラとして欠かせないのがメガネとデブ。昭和の昔から令和の今に至るまで、個性的な面々が物語を盛り上げてきた。どちらかというとイケてないキャラとして主人公の引き立て役になることが多いが、時には主役を張ることもある。 そんなメガネとデブたちの中でも特に印象に残るキャラをピックアップする連載。第5回は[メガネ編]、昭和の名作『愛と誠』(作:梶原一騎・画:ながやす巧/1973年~... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14766) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/19敏腕編集者・金城小百合がおすすめする、今読んでほしいマンガ5本|川島・山内のマンガ沼web麒麟・川島とかまいたち・山内が「面白いマンガ」に沼のようにハマって楽しむマンガバラエティ『川島・山内のマンガ沼』。今回は、次回放送の「あの敏腕編集者のおすすめマンガを知りたい!」を、放送に先駆けて紹介していきます(放送を見逃した方はTVerもご覧ください)。 ふせんにびっしりおすすめポイントが… 川島 今回のテーマは「川島推薦、あの敏腕編集者のおすすめマンガを知りたい」! 以前、花沢健吾先生... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15100) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/18古屋兎丸×和山やま『ライチ☆光クラブ』コラボ本がすごすぎて買うしかない【12/21発売】全国の古屋兎丸先生、和山やま先生ファンに嬉しいニュースです! すでに各所で報じられておりますが、『ライチ☆光クラブ』刊行15周年を記念し、12月にお二人によるスペシャルコラボレーション本が発売されます。先週プレスリリースにて公開された収録内容が豪華すぎて二度見してしまったのでご紹介します。 『ライチ☆光クラブ』刊行15周年記念!古屋兎丸×和山やま 『ライチ』スペシャル コラボレーション本!カ... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=15073) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信
マンバ2021/11/18衝撃の最終ページ。週刊少年ジャンプ手塚賞から生まれた渾身のデビュー作。増村博「霧にむせぶ夜」「ますむらひろし」と平仮名で書き「アタゴオル」「ヒデヨシ」と続けば独特のファンタジー世界と、猫への愛情を感じる漫画家さんと思い浮かびます。 その「ますむらひろし」さんのデビュー作「霧にむせぶ夜」は本名のまま漢字表記の名義で「増村博」です。 ぱっと見、誰だろうと思ってしまいますよね。 後の作風から考えると平仮名にしたのは正解だと思います。 『週刊少年ジャンプ』が年に二回行う新人向けの漫画... [続きはこちら](https://magazine.manba.co.jp?p=14785) 記事の感想はコメント欄にどうぞ!マンバ通信