マンガトリツカレ男12ヶ月前・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 表題作の「鬼火」と名作「闇の土鬼」のプロトタイプと言われる「暗殺道場」が特に好きかな。「鬼火」のダークヒーローっぷりと中心となる仲間の優秀さ、領主、農民の思惑など含めて好きだね。 ・特に好きなところは? やはり「暗殺道場」。「闇の土鬼」に比べて人間味のある感じでどっちが好きかとなると時と場合によるな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 一通り横山光輝の長編を読んでから読むのがおすすめです。読んでから数年後たまたま本棚で見つけてまた読むと違う感想になったりするのでずっと持っているのがいいと思うね 鬼火鬼火の感想 #推しを3行で推す2わかる
兎来栄寿12ヶ月前普段は意識せずごく当たり前のものとして享受していることが、少し時や場所が変われば当たり前ではないということはままあります。本作は、日本でデビューを目指すBL作家を通してそういった当たり前の大切さを気付かせてくれる作品です。 小6で男性同士の恋愛シーンに出逢って目醒めた主人公・夢言(ムゲン)。26歳になった現在もBLを愛好し漫画家として活動しているものの、中国国内において表向きBLは禁止されている状況で、担当編集にもBLを描けないとダメなら切ると言われ本当に好きなものを堂々と描けない苦しみを受けます。 かつては好きなようにマンガを描いてpixivにアップロードしていたものの、国の規制でブロックされてしまいVPNを使っても繋がらないことが増えてしまったという現状。 しかし、そこに日本の編集者からのメッセージが届きます。それと同時に、かつて自分の描いたマンガを破り捨てた幼馴染の致遠(チエン)との縁談が持ち上がり、夢言の運命は一気に加速していきます。 日々さまざまなマンガやアニメ、ゲームや小説、映画やドラマなどに触れている私たちですが、日本に住んでいると政府による検閲や表現規制、インターネット規制がごく当たり前に行われている社会がすぐ隣にあるということは忘れてしまいがちです。アジアを見渡しても、まだまだ各種表現への規制は厳しいところが多いです。 それらは決して対岸の火事ではなく、一歩間違えれば日本もこれから同じようになっていってしまう可能性があります。さまざまな理由で表現を規制しようとする人と、たとえ自分が嫌いなものであったとしても表現の自由は守ろうという人が日々鬩ぎ合っています。 街の書店でBLマンガを買って読んで、同じものを好きな人とネット上で知り合い語り合う。日本人なら当たり前のようにできるそのことが、どんなに難しくて稀有なことなのか。逆に言えば今この日本における状況がどれだけ恵まれたものなのか、ということを改めて思い出させてくれます。 この作品は、作者の史セツキさんが自身の体験も基にして描いているので、日本の作家ではなかなか出せないであろうリアリティが随所から滲み出ています。 興味深かったのは序盤の「双親角」。子供を結婚させたい親同士が互いの子供について情報交換をする場所のエピソードです。そこでは年齢・身長・卒業大学・仕事・年収が訊かれる様子が描かれているのですが、こういう場でも身長が特に重要なステータスとして出されるのだなぁと。中国人は面子を重んじるので身長も高いことが尊ばれ男女問わず身長が低いと侮られやすいとは聞いていましたが、特に女性に関してはそこまで身長を気にすることはない日本人からするとなかなかの文化の違いを感じさせられます。 『魔道祖師』などのように、国境を越えて大人気を博していく作品がこれからますます生み出されていくことでしょう。しかし、この作品の夢言のようにそれが叶わず苦心している人も世界にはまだまだたくさんいるはずです。そうした人たちが堂々と自身の才能を世に発していけるような世界を作る一助になるために、より一層仕事を頑張りたいと思わせてくれた作品です。日本の月はまるく見える当事者が描くBLが規制された中国のリアル #1巻応援4わかる
マンガトリツカレ男12ヶ月前・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 「トレース 科捜研法医研究員の追想」が面白かったので読んだがこっちの方が内容としては好きかもしれん。適度なゲスさと高潔さが両立しているし読みやすい。 ・特に好きなところは? 3巻。今までの伏線が回収されつつ最後にもう一回面白くなるからね ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 最近読んだサスペンスマンガで面白いの何?って聞かれたら「ブラッディ・アイ-晒されてシネ-」というね ブラッディ・アイ-晒されてシネ-ブラッディ・アイ-晒されてシネ-の感想 #推しを3行で推す3わかる
マンガトリツカレ男12ヶ月前・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 定期的に読み返しているがいつも全く内容を覚えていないので新鮮な気持ちで読んでしまうな。週刊少女コミックで連載していたというが人が死にまくるね。ちょっとマイルドな「ウイグル無頼」と思えるぐらい死んでいた。 ・特に好きなところは? 名前は出ていないと思うがバステトに反抗して村を出ようとした際に生き残った奴。こいつが主人公と言ってもいいくらいだ。復讐の鬼だ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 週刊少女コミックで連載していたからカテゴリとしては少女マンガになると思うがそれ以上に横山光輝のマンガとしか思えない内容だった。 クイーンフェニックスクイーンフェニックスの感想 #推しを3行で推す2わかる
寸々12ヶ月前相変わらずの面白さ。漫画表現の多彩さに磨きがかかる。 判型と装丁の変態さは物理で持つことを強要してくる。 「犬泥棒」、「美しいひと」が好き。アントロポセンの犬泥棒アントロポセンの犬泥棒4わかる
Pom 12ヶ月前トラックにはねられたと思ったら、拡声器が3人の目の前に。 毎日3人握手すれば、生きられる。簡単そうで初めて会ったばかりの人達。それは難しい。0時間際になると、拡声器が目の前に近付いてくるし、恐ろしや。 しかし控えめに言っても、読み応えあるし面白かった。 人付き合い苦手な子、社交的(に見える?)子、高校生の男の子。現実ではあり得ない出来事なのに読むほど引き込まれる〜どんな結末になるの〜 今のところ毎日握手出来てるけど、ここから話がもっと複雑化してくるとしたら、、人生、山あり谷あり。 どうなっていくのでしょう。テトテトテ読み進めるほどはまっていくと思う。4わかる
まみこ12ヶ月前オムニバス雑誌『ごはん日和』掲載作品を一冊にまとめたもの。 …と言うか、『ごはん日和』の性格と言うか構成を知っている人、どれ位居るのでしょうか? 一冊で、テーマが決まっていて(例えば「ハンバーグ」とか)、各作者がそのお題に従った、一話完結の話を描くんですね。 なので、一話ごとに主人公もシチュエーションも違います。 それを作者ごとに一冊にまとめる、と言うのですから、かなり強引ですよね。 一応、この作品は第一話と最終話が、同じ登場人物と同じ寿司屋なので、サイクル構成になってはいる、と言う感じですが。 題名に「下町」って入ってますが、下町で食べる話は全体の1/3位ですし、そういう下町ならではの知識も、ほんのちょっとだけしか出てきません。(まぁ、江戸の下町とか、今となっては、ほぼ「異世界」ですしね) でも、『ごはん日和』自体に、それなりの効能はあるんです。 多分、時事的なネタを扱っていないからだと思うのですが、話に普遍性があるので、暇つぶしにダラっと読むのも良いし、一話だけ読んでも良いですし。 かく言う自分も、2週間位入院した時に『ごはん日和』を2冊買ってきてもらったら、安定して暇もつぶれて入眠も楽だったので、なるほどそういう働きもあるんだな、と言う感じでした。おいしい下町 スカイツリーと海老フライ下町日和7わかる
寸々12ヶ月前「発言とは リスクと可能性が共存している なんらかの変化をもたらす行為である」。 女を好きになった(なってしまった)女たちの、"言葉にして伝えること"について描くオムニバス。 歪んだ愛情や執着もあれば、女を好きになる瞬間のお話もあり、百合の幅が広い。特に第3話の「無題」が好き。一端の子一端の子2わかる
寸々12ヶ月前友達だと思っていた子からのアウティング描写が辛く、読んでいてもメンタルをやられてしまうので気分が安定している時に読むべき。デビュー作で「自分から言葉にして伝えること」を描いていたのに対して、今作では他人からのアウティングを正面から描いている。 同性愛者当人である淳と同性愛者に人生を壊されてしまった心とのダブル主人公でやりたかったのかな…?と思うが、描き切れていない感じも。 現役大学生作家としてデビューした深山はな先生、まだ別の作品も読んでみたかったが、これを最後に筆を折ってしまったようで残念。来陽と青梅来陽と青梅3わかる
Nano12ヶ月前裏表紙のこの言葉だけでもう心惹かれてしまった。めっちゃよくない? そして本編もよい~~!霧尾くんのことが好きな藍美ちゃんと波ちゃん。好きな人被るってつらい!?ばちばちにバトルをするというより、猫パンチみたいな感じで可愛く殴り合ってる感じがとてもいい。(ひとつひとつ可愛いけど、ちゃんとしっかり重い感じ…愛が) 「ふたりだからできることもある」ってのがまたエモくて最高で一生懸命な女の子可愛い好き~~~ってなります。この二人ずっといい関係性でいてほしい。霧尾くんも気になるけど。「藍美ちゃん」「波」この!呼び方の違い!!最高!!! 1巻ラスト(7話)で「はわ…」となってたら描き下ろしでめちゃくちゃ笑って情緒おかしくなっちゃった……。霧尾ファンクラブ一方通行ラブコメディー6わかる