名無し6ヶ月前母親ひとりでは実行できないことが示唆されているし、なぜか遥人が死んでいないこと(なんらかの超自然的な方法で生き続けていること、または蘇ったこと)も明らかなので、これについては何らかの追加の種明かしはありそう。ザシス今回のザシス│考察・あらすじ・感想などなんでも掲示板(ネタバレOK)4わかる
六文銭6ヶ月前3人の自殺志願者が集まった廃寺。 そこに、突然現れた男・レイジは祖父の遺言でその廃寺の地下にあるものをみつける。 それは、旧日本軍が隠していたという大量の覚醒剤。 しかも、かなり高品質なもの。 人生に絶望し失うものは何もない3人は、これを売って人生に再起をかけるという展開。 クスリで成り上がる系の話、最近増えてますよね。 「銭麻」とか「東京カンナビス特区 大麻王と呼ばれた男」とか。 この手の裏社会系ジャンル好きなので本作も、ドンズバでした。 この手の話はとにかく反社的な人間と駆け引きしたり、追われたりする展開がメインなのですが、本作は際立ってスリリングかつ展開が速いのが特徴だと思う。 読んでてたえずヒヤヒヤするし、やばい奴がでれば次の瞬間出会って抗争に発展するし。 あまり休む間もなく、どんどん繰り出してくるので、読んでて飽きない&緊張感がよいです。 暴力表現とか、結構、クズな親とか目を覆いたくなる描写も多いので、その点は注意が必要ですが、ハマればハマルと思います。 ゴールデンドロップ覚醒剤で人生をやりなおせ5わかる
ゆゆゆ6ヶ月前この高校生、情緒不安定過ぎやしないかと思ったものの、境遇を考えたら今までよくもったなという…。 理由はわからないが2年前から両親はいない。 治療に保険が効かないという妹の病気(複数)。 周りはろくでもない人たちだらけ。 お金を持っている人はお金を稼ぐチャンスが累々と集まるというけれど、お金を持っていなくて妹のためにお金が欲しい若者に対して、ひどすぎる。 さらに、妹のためなら犯罪にも手を出すという、第一話のフラグが危うすぎる。 写真記憶で、記憶力はやたらよい主人公は妹を入院させる費用を捻出することができるのか。 第二話まででも感じる、突拍子もないストーリー。今後の展開がとても木になる。三億円高校生高校生は三億円を稼げる?5わかる
Nano6ヶ月前「推し活」「配信」というワードで惹かれて読みましたが、イメージとは全く違う感じのお話でした!(推し活が重点的に描写されているかつそれがプラスかマイナスに振り切れてる勝手なイメージがある…)今作に関しては推し活というのは、日常に少しだけ寄り添ってくれる添えもののような感じで描写されていて、推しとかよくわからないな~って人でも読みやすい話だと思いました。そう!まさに一本木課長のような人でも!! 若木さんの「行くと決めたのは私です」といった課長とのやりとりにも、細かいけどお互いの性格というかキャラが出ていて好きです。 推しや趣味によって毎日がいい方向に変わるのって本当素敵だな~と思います。改めて推しありがとう~~!!って気持ちになれました。推し活と無愛想 推しに感謝 #読切応援3わかる
六文銭6ヶ月前押見先生の新作かー!とすっ飛んで読みました。 1巻完結?のようだけど、すごい気になる終わり方をして、そこで初めて2024年4月に放映される映画の前日譚的な作品だと知る。 映画の宣伝だとしたら、こんなに続きが気になったの初めてなくらいで、そういう意味では大成功なのではないでしょうか。 作風と内容がマッチしているのも良い。 作家ファンならよくわかると思いますが、人間のもつ狂気というか、えもいわれぬ不気味さが本作も顕著で、虫の死骸を集めているちーちゃんのヤバさってのはわかりやすいんだけど、先生や両親に好かれるため、そんな彼女と仲良くなろうとする優等生の男も個人的にキモかった。 それを見抜いているのか、最後のちーちゃんの暴挙には純粋にビビった。 この後、映画でどう展開されるんだろうか・・・。 映画あんまみないのですが、普通に観たい。 というか、マンガでも読みたいので続刊期待しちゃいます。ちーちゃん映画の前日譚的な作品5わかる
兎来栄寿6ヶ月前日進月歩のテクノロジーによって世界は日々便利で豊かになっていきます。その陰で、古び消えていく技術や文化もあります。 マンガ業界においても電子書籍が圧倒的な勢いで伸びてきており、その分紙の書籍、特に雑誌の部数は大きく落ち込んでいる昨今。紙の本は段々と贅沢品でロマンの対象としての意味合いを強めていくことでしょう。 また、描き手においても若手はもちろんのことベテランもデジタルに移行する方が増えてきて、スクリーントーンやペン先などはどんどん絶版となってきています。もうアートナイフでトーンを削って気付かない内に爪の間に挟まっていたトーンカスが公の場で突然出てくることもないのだなぁと思うと一抹の寂しさに駆られます。 しかし、荒木飛呂彦さんのようにあくまでフルアナログにこだわる方も一部にはいます。どんな世界にも一定数いる、古き良きものを愛し続ける人の姿は良いものです。 『頭文字D』で、ハチロクに乗り続ける拓海のこだわり。 『16bitセンセーション』で、守が見せるPC98へのこだわり。 太正浪漫であったり、昭和レトロであったりに惹かれる心は多くの人にあるものでしょう。 変化こそが世界の摂理であり、たゆまなく変動していく環境に適応できなかった者から亡びていくのが定めです。それなのになぜ人はこうもレトロなものに言いようもない憧憬を覚えるのでしょう。 人間も必ず老いる生き物であり、自分もいつか古い人間になってしまう瞬間が訪れるのでそんな自分に重ねる部分もあるでしょうか。 古いものであるが故に蓄積された物語や思い出があり、そこに惹かれるからでしょうか。 ともあれレコードというのもまたノスタルジーと共に憧れをもたらしてくれる存在です。 本作は、レコードを愛し日本一のレコード屋になることを夢見る少年カケルが、周囲の友人たちを巻き込みレコード道を邁進する物語です。 『ドラえもん』のパロディである絵柄とキャラクター配置でかなりギャグ色も強いのですが、その中で本気で奏でられるレコードへの愛の調べが秀逸です。 「ゆで卵カッターで全身をスライスされたような衝撃」 というカケルの原体験。 そのカケルとまったく同じ所感を抱き、 「レコードには…スマホにない音の奥行きや広がりを感じる! 音像がまるで別物だ…」 と初めて触れる魅力に打ちのめされながらも相撲部としての活動の合間で翻弄されるデス夫(1P目の登場シーンで「俺様の夢はGAFAを買収してIT企業の頂点に立つことです!」と言い放つのも最高です)。 デス夫の思い人であり、カケルを通して初めてレコードに触れるヒロインのえみるちゃん。 彼女もまた 「フードプロセッサーで粗挽きにされた感じ」 というインプレッシブな表現力と、レコードをフォークボールの握りで持つなど独自の世界観を持つ少女です。 その他にも癖の強い特徴的なサブキャラクターたちが多数登場し、カケルのレコード道を盛り立てていきます。 おおひなたごうさんらしい、シュールな笑いもそこかしこに散りばめられています。個人的にお昼休みの放送の校長インタビューのテーマが「なぜ作文の宿題にChatGPTの使用を許可したのか?」なのも好きです。デス夫がカケルに対して持つ複雑な感情を基軸に物語がパワフルに駆動していくのも良いです。 しかし、何より最高なのはやはりレコードに対する並々ならぬパッションです。レコードにまったく触れたことがない人であっても、ここまで熱くレコードの魅力を語られてしまっては「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」や聖子ちゃんの曲をレコードで聴きたくなることでしょう。 あとがきを読むと、この作中の熱量も納得です。今は自宅にもうレコードを聴ける環境はないですが、レコードをかけてくれるお店に行ってその音色に耳を傾けながら改めて読み直したくなる作品です。レコード大好き小学生カケル小学生だって古き良き物を愛さずにはいられない #1巻応援6わかる
ゆゆゆ6ヶ月前横須賀を舞台にした、戦前ラブコメです。 ロシアとの戦争が終わったあと、中国と戦争をはじめるちょっと前。 そんな時代の昭和11年に海軍で下士官をつとめる瀧昌と見合い結婚をしたなつ美。 冒頭で写真だけの結婚式を上げたから、瀧昌は亡くなっているんじゃと少しだけハラハラした。杞憂だった。 歴史の授業で艦の数を減らせ減らせと世界的に言われていた時代は、海軍的にはとても大変だったようで。 むっつり無愛想、言葉足らずで「問題ありません」を多用する瀧昌と、日常生活以上のことを知らないおっとりとした、でも家をしっかり守るなつ美。 二人の初々しい新婚生活に、読んでいてニコニコしてしまう。 初夜の内容を知らず、周りからは「旦那様に任せたらよい」と言われ…旦那様というか男性側はどうやって知ったんだろうと、ふと疑問がよぎった。 海軍は、新婚さんでも夫が仕事で家にいないこともしばし。期間も行き先も軍事機密。 家で待つ間のなつ美の心の揺れ動き(主に瀧昌に対する心配と惚気)とにハラハラどきどきし、再会した際の二人のやりとりにほんわかしてしまう。 作者さんのpixiv漫画で描かれていたキャラクターが登場しているのもワクワク感が募る。 もちろんファンタジーではないので魔法も異能も出てこない。 さらに、舞台となる時代を考えると暗い未来しか見えないのだけど、今の彼らが素敵すぎでおもわず読み進めてしまう。 語彙力をなくして説明するならば、ぴゅあぴゅあでキュンキュン。読み終えると、とても良き…とジーンとなれる漫画。 ハッピーエンドじゃなきゃやだよと駄々こねたくなるほど、ステキなラブコメ。波うららかに、めおと日和「問題ありません」2わかる