カワセミ㌠
カワセミ㌠
1年以上前
ざっくり説明しますと現代の野球ルールに藤子・F・不二雄先生(以下F先生)の一番有名な作品ドラえもんの秘密道具や22世紀ならではの要素が組み合わさったスポ根野球漫画になります タイトルや内容に加えコロコロコミック連載だと分かった瞬間こんな作品子供向けでは?と思う方が多いですがそこは心配ありません 何故なら作者むぎわらしんたろう先生はF先生のアシスタントを務めた方でF先生の大長編映画作品も出掛けた事がある等深く関わり合いのある作者となりますので読めば読む程ドラえもんや21エモン等のF先生ネタの描き方が非常に練られている大変素晴らしい作品に仕上がっております 次に物語に関してですが、弱小チームのドラーズが次々と現れる強大なライバルチームとしのぎを削り戦っていく王道的展開になりますがそこで魅せる試合運びや秘密道具や必殺技を使うタイミングは勿論ですが仲間やライバル同士の友情や葛藤の1つ1つがとにかく熱く思わず手に汗握るストーリーになっているのもまた良い作品であり子供向けではなく大の大人でもしっかりハマる作品ですので皆さんも是非手にとって読まれてはいかがでしょうか?
名無し
1年以上前
またやべ〜〜〜漫画がヤンジャンに載ってるじゃん……。 澪はネットに趣味のイラストをあげていますが人気ゼロ。誰からも認めてもらえないなか、「すず」と名乗るフォロワーからファンですと声をかけられ、ドキッ!!これって恋!? …というかわいい導入ですが、この話がヤバいのはここから澪が仕事、彼氏、家族のすべてを投げ捨ててすずさんに会いに行くド迫力のネトスト恋物語に変貌していくところ。 くじけそうになりながらもすずさんに必ず会えると信じて偏執狂的な特定行為に勤しむ澪の姿、最悪の『君の名は』みたいで迫力があります。 なかでも趣味を否定され、人生を束縛してきた両親に反駁し家を飛び出す場面は本当にグッと来るものがあるのですが、帰着する先がヤバいのでなんも擁護できんというすごいシーンになっていました。 随所で「感動巨編です」みたいな顔をするんじゃないよ!…と、ツッコんでしまうのですが、実際誰にも認めてもらえないひとが特別な存在になろうとしたり、誰かを救おうとする物語が巷にはあふれているわけです。 面白おかしく描きながらも、そうしたテーマにきっちり一言申してやろうというバランス感覚がすごいなと思いました。行動力のあるひとって内実はめちゃくちゃだよなというか…。 テンポもいいしとにかく全コマからエネルギーが迸っていて読んだらなんか元気出ると思います。