mampuku2018/02/18ネタバレ最終巻が出たので 素晴らしい。魂が震える漫画。久々に出会えました。 宗教改革期を描いた作品は数多く、人の信じる道、生き方そのものを問われる時代だけに心震わす話が多い(7人のシェイクスピアや乙女戦争など。いずれも面白い)のですが、『魔女狩り 漫画』で検索すると「辺獄のシュヴェスタ」の名前がずらりと並び、本作品の人気と評価の高さが窺えます。 よくネットのレビューで書かれているのが「主人公のカッコよさ」ですね。どれだけ虐げられても折れず曲がらず泥を啜ってもただ突き進む、まさにダークヒーロー(というかヒロイン)の鑑です。しかも「収容所」という舞台から容易に連想される「脱獄」ではなく、あくまで敵の喉笛を喰いちぎることを唯一の目的とし、機を窺い耐え忍び牙を研ぐ、ハイパー難易度に挑むわけです。しかも地獄への片道切符…。 そして志を同じくする仲間たち、も、素敵なんですが、それ以上に敵対するボスたちが非常に魅力的です。エーデルガルト総長を筆頭に、異端審問官のヴィルケ、同僚のクリームヒルトなど、ハードモードをさらにハードにしてくれる素晴らしい逸材たち。特にエーデルガルトは屈指の名敵役になれるポテンシャルがありました。 含みのある言い方になってしまった理由は、分厚い最終6巻にあります。 個人的な感想としては最終盤の筋書きと結末にはこれ以上なく満足でして、修道院の壮大な企みに、復讐との決着、その後のエピローグでの彼女の気高く美しいさまはここまで読んできてよかったと思わせてくれるものでした。ただ、惜しむらくは、これを1冊分にまとめずあと2~3冊かけてじっくり描いてほしかったな…という一点に尽きます。 漫画はしばしば被消費物としてテンポの良さ(と言う名の「テンポの速さ」これは私は決してイコールじゃないと思う)が求められますが、エーデルガルトとクリームヒルトは丸々単行本1冊使ってでもじっくり描かれるべきでした。たったの6巻で終っていいスケールのストーリーでも主人公でもない! やはり通説のとおり、漫画の理想的な巻数は「10巻前後」なのかもですね。辺獄のシュヴェスタ竹良実
mampuku2018/02/15そういえば昔ガンヘッドってアニメが サイボーグ技術などを駆使した近未来の大戦により荒んだ世界で、タバコと銃が似合う(というか頭が銃そのもの)オジサンが活躍するハードボイルドSF。大塚明夫とかの声が似あいそうです!「オレの名は乾十三」ってモノローグがいちいち入るのもイイですねw はじめの章からいきなりディストピア感満載でいい雰囲気です。見慣れてくると銃頭も愛嬌たっぷりで可愛い。化け物じみた見た目なのに誰よりも人間臭い主人公です。ノー・ガンズ・ライフカラスマタスク3わかる
mampuku2018/02/14タイトルと帯で損してる良作タイトルから野球漫画かと思いきや中世ヨーロッパ風の大奥だった。 あらすじや表紙から受ける印象よりも意外と軽妙で読みやすいので油断しかけたところで思いっきり殴られる。一巻読了時点だけど面白い。 一つだけ惜しいと思ったのは、帯文が最悪。。 「プライドを懸けた女同士のマウンティング!!!」 もう本当うんざりですわ漫画でまでマウント合戦とか見たくないんですケド、幸いこの漫画はそんな薄っぺらい話じゃないので安心しました。帯無しのほうが売れるんちゃうかコールドゲーム和泉かねよし
mampuku2018/02/12JK漫才📷 表紙みたまんまの話です。茶髪の子が札束を積んだりあの手この手で黒髪の子を落とそうとするんですが、全然なびいてくれないという一方通行百合ラブコメ。その一途さ余って必死な様やふたりの掛け合いが面白く、可愛らしい。 絵が可愛いのと併せてタイトルが絶妙に記憶に残りやすく、5chにキャプが貼られては 「この漫画のタイトル何?」 「将来的に死んでくれ」 「お?やんのか?」 みたいな流れが一部でテンプレ化しています。将来的に死んでくれ長門知大1わかる
mampuku2018/02/11獵魅はザコ可愛い人気脚本家・シナリオライター虚淵玄が手掛ける、台湾風ファンタジー。虚淵氏だけあってダークで裏切りや策謀が張り巡らされた緊張感のあるストーリーです。 作画の佐久間結衣さんはコスプレイヤーの葛藤などを描いた現代劇を描いていたので、少し意外で新鮮でした。「掠風竊塵」のうさん臭さや殤不患や丹翡の誠実な感じが表情でよく伝わる素晴らしい作画でした。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀佐久間結衣 虚淵玄(ニトロプラス)5わかる
mampuku2018/02/08オリジナルは泣ける話が多い森山大輔最新作 現代アメリカに生き残るシチリア・マフィアの兄弟が、跡目と遺産をめぐるゲームに巻き込まれる。ゲームの鍵を握る、ドンの婚約者を名乗る少女がなかなか食えないというか謎めいてて、謎が明かされていくのが楽しみです。タイトルから言ったらこっちが主人公なのか?って感じではあります。 いいですねェイタリアマフィア。禁酒法時代の話とかはフィクションでよくありますけども。「バッカーノ!」は原作小説もアニメも大好きでした。あれはマフィアじゃなくて"カモッラ"らしいですけども。Mourning Bride森山大輔10わかる
mampuku2018/02/07漫画の神様が最期に描いた、自分とよく似た天才の話 難聴で、偏屈で、癇癪持ちで…というよく一般的に言われているイメージ通りのベートーヴェンの半生を、手塚先生らしいコミカルな描写で描かれています。作者死去のため未完(ベートーヴェン初期から中期まで。ピアノソナタ「月光」の作曲が最後の場面となっているので、30歳くらい?)ベートーヴェンが師事したとされるモーツァルトやハイドンも登場します。 もう一人の主人公であるフランツ・フォン・クロイツシュタインはおそらく架空のオリジナルキャラクターですが、ベートーヴェンと因縁的な関わり合いを持ちながら、時代背景の大きな出来事としてがっつり描かれているフランス革命に身を投じていきます。歴史モノとしても普通に面白いです。 一連の話でなにが一番面白いかって、手塚先生がベートーヴェンにシンパシーを感じていたということですね。「ソナタ形式」を確立させロマン派の先駆けとなり後の音楽に計り知れない影響を与えた「楽聖」相手にそんなこと臆面もなく言える人って他にいないんじゃないですか(笑)ルードウィヒ・B手塚治虫
mampuku2018/02/06早すぎた虫バトル ヤングガンガンで続いてる「キャタピラー」のスピンオフ元です。テラフォーマーズが流行るずっと前からやってた虫擬人化バトルですが、まぁテラフォーマーズは上手くやりましたねw その代わりこちらは息の長い作品になってます。 テイスト的にはバキとか、あとはホーリーランドにも似た能書きバトルですね。手に汗握るよりもへぇ〜のほうが多いかも笑 ゴキブリちゃんがいかにもゴキもとい三下って感じで可愛いです。アラクニド村田真哉 いふじシンセン
mampuku2018/02/0390年代風異世界ご隠居旅行 面白いけど癖がすごいw 絵から90年代フレーバーがするのは複雑に立体的な髪型や、長いまつ毛にハイライトで眼力が強いせいかな。全体的に古臭いです。あと普段マッチョなおっさん同士のBLとか描いてそうですね、爺だろうがお姉さんだろうが全ページ艶めかしいというかセクシーで胸焼けしそう…w ストーリーは「あらすじ」にある通りですが、読んでると半分くらいはグルメ漫画ですね。ダンジョン飯と同じく異世界飯なので、味を想像する楽しみがあります。戦闘も、ロートルの主人公が現役バリバリの強者相手に知恵を振り絞って立ち回る展開が面白いです。辺境の老騎士 バルド・ローエン支援BIS 菊石森生2わかる
mampuku2018/02/02神の帰還 流石という他ない。持ち味を活かしつつ、SFロボットアクションという新境地を見せてくれています。 ロボットアニメのプロ中のプロであるTRIGGER、監督にアイマスの錦織敦史、キャラデザ・総作監に君の名は。の田中将賀…など豪華すぎる布陣で始まったオリジナルアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」。アクションなどのアニメ的技法の粋を凝らして作られている原作に対して、止め絵の美しさに完全に振り切った矢吹先生のコミカライズは対照的です。 そういう色んな意味で(良くも悪くも)矢吹先生的なので大変素晴らしくはあるんですが過度な期待もまた禁物です。止め絵として美しい反面バトル漫画としては躍動感に欠けますし、萌えとお色気は一級品ですが成人向けの本職の人(宵野コタローとか三巷文とか)と比べると下品さと実用性に欠けます。「BLACK CAT」のあのそこまで直接的に性的じゃないんだけど読んでて何故かムラムラするあの感じですよね、矢吹健太朗帰ってきたなって感じがしました。ダーリン・イン・ザ・フランキス矢吹健太朗 Code:000
mampuku2018/02/01UR(ウルトラレア)の漫画📷 人気のなろう系の小説が書籍化→漫画化→アニメ化と出世していくにあたって、好条件に恵まれるかどうかが売上をかなり左右することをさして「絵師ガチャ」「漫画家ガチャ」「制作会社ガチャ」なんて揶揄されたりしますが、この『幼女戦記』が漫画家ガチャで引き当てたのは最高レアの類でしょうね。勿論肝心の元々のストーリーというのもSSレア級であるのは間違いなく、実際に読んでみれば生半可な作画では表現できない苛烈で緻密な世界であることがわかります。 最近、現世で苦労したオッサンが転生して美味しい目に遭う話がなろうで流行ってるみたいですが、オッサンの転生という意味で幼女戦記はそれらの先駆けと言えなくもないものの、来世でさらなる苦役を強いられるという点で真逆ですね。 神を信じない少女(おっさん)が神から授かったを振い、可愛らしい容姿の奥に冷酷さを秘め、安定生活を夢見ながら戦場の最前線を駆け回る。皮肉が受肉して軍服を纏った姿それがターニャ・デグレチャフ少尉。可哀相でかっこよくて可愛い主人公です。幼女戦記東條チカ カルロ・ゼン 篠月しのぶ77わかる
mampuku2018/01/28こういうアニメ映画が見たいんだよなぁ 恥ずかしながら今まで高浜寛作品を読んだことがなかったのですが、最近読んでクチコミを書いた中では映画大好きポンポさんに匹敵する面白さでした。海外でも高い評価を得ているのも当然ですね。 http://to-ti.in/product/nyx ここで2話まで読めるので内容については割愛しますが、話の面白さ以外に驚いたのが「どうして女の子がこんなに可愛く見えるのか」という点でした。顔のパーツが近くなく大きくなく、頭身も高い。「女の子を可愛く描くセオリー」の真逆を行ってるのに可愛い。華奢な骨格と輪郭、柔らかい髪、身長差からくる自然な上目遣い、、、宮崎駿氏風に言うなら、人間の観察に基づいて描かれているからこれほど愛しく思えるのかもしれません。 人間の醜さダサさキモさにクローズアップして精密に描いた漫画って結構見かけるんですけど(花沢健吾とか浅野いにおとか)、愛嬌とか美しさをいっぱい描いたこういう漫画もっと増えてほしいなって思います。ニュクスの角灯高浜寛1わかる
mampuku2018/01/27ネタバレアニメ2期希望📷 絶望を絶望で塗り固めたような第3章もいよいよクライマックスへ。今度こそスバルはエミリアの死を回避することができるのか。。最新7巻ではヴィルヘルム爺さんの過去が明かされます。そして白鯨との死闘も佳境です。 相変わらず戦闘とキャラクターが超かっこいい!ライトノベルのコミカライズとして、最高級といって差し支えない品質(ただし、原作やアニメと比べてグロは控えめかも)Re:ゼロから始める異世界生活 第三章 Truth of Zero長月達平 マツセダイチ 大塚真一郎
mampuku2018/01/26高遠るい節全開のトンデモアクション開幕📷 アメリカ先住民の戦士の怨霊が日本の皇族の少女に憑りついてアメリカと白人に宣戦布告、、なんだこの荒唐無稽かつ攻めすぎなストーリーは!生前退位などの時事問題も取り入れつつ明らかに実在人物がモデルのキャラクターを多数取り揃え(画像参照)、バキにシンゴジラに北野武?パロディもぶっこみまくり。 んでこの怨霊パワーがあまりに強くて軍隊でも歯が立たないんで神社にお祓いに連れて行ったり僧侶を呼んだりもうめちゃくちゃで最高です。レッドマン・プリンセス 悪霊皇女高遠るい3わかる
mampuku2018/01/25トーチが推す期待の新人http://to-ti.in/product/hourai ここで連載してます。 中国の昔話が漫画化。どれも極めてシンプルな短編ではありますが、可愛くキャッチーに描かれています。チャイナ情緒溢れてます。 第3話「狐の掟」がとても辛く悲しい話で衝撃的。日本の「ごんぎつね」や「鶴の恩返し」などの昔話も、辿れば中国にルーツがあったりするのかななんて思います。蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選鮫島円人
mampuku2018/01/24ポプテピと覇権を争うダークホースアニメの出来が素晴らしいので読んでみたら漫画も素晴らしかった! キャラクター萌えを控えめにナチュラルに、背景や食べ物などの絵と併せて雰囲気が最高。 前期アニメの少女終末旅行を少し思い出す空気感の良さだが、画面の雰囲気がちょっと違うかな。今風に線がスッキリしていて見やすいがしっかり描き込まれてもいるので満足度高い。いい意味できららっぽくない。ゆるキャン△あfろ1わかる
mampuku2018/01/21「魔法少女」ものに非ず ポストまどか☆マギカな漫画のクチコミも幾つか書いてきましたが、なんかもう、ここまでくると魔法少女大喜利みたいになっちゃってますよね。侵略する側になっちゃったし、もっと言えば"魔法少女"である必要すらあるのかないのかって感じで、ちょっとGANTZ要素やタイムスリップ要素の入ったパニックホラー、それ以上でも以下でもない感じです。第1話でいきなり変な侵略者にクラス全員殺される──とかどっかでみたことありまくりすぎてネタバレにもならないオープニングですが、読み進めていけばいろいろごった煮で狙いすぎな中に、どれかひとつ自分にとってフックになるものがあるかも、というある意味飽和攻撃みたいな漫画かもしれません。 感心するのは、実にバラエティに富んだ方法で残虐に人間をぶっ殺しまくるところですね。見てて飽きないです。 ちょっと残念なのが、言葉選びが全体的にあんまり上手くないところですね。報道にパニックになった民衆が「日本はどうなっちまったんだ…!」「日本は…」「日本…」ってざわつくんですが、なぜ「世界」でも「この街」でもなく日本という単語を選んだのか、とか、お巡りさんのことを「ポリ公」呼びとか、シリアスな置手紙に手描きで三点リーダーとか……まぁツッコミながら読むのもバニック漫画の醍醐味かもしれませんね、彼岸島然り。。。魔法少女・オブ・ジ・エンド佐藤健太郎
mampuku2018/01/21アニメ化!!……アニメ化!?正気か 『カードキャプターさくら』の続編が放送され、『魔法少女まどか☆マギカ』以降荒み切ってしまった魔法少女業界が浄化されていくようです。尊い…。 しかしこの『魔法少女 俺』も「ポストまどマギ」的魔法少女に他ならないわけですが、ベクトルがベクトルなんで一緒くたにしていいのかどうか…。。言ってしまえば『魔法少女プリティ☆ベル』に匹敵する出落ちギャグ漫画です。タイトルでお察し。 魔法少女のファンシーなイメージを逆手に取ったギャグといえば「大魔法峠」や、近いところで『撲殺天使ドクロちゃん』なんてのもありましたが、本作中に登場する「マジカル☆手榴弾」「ステッキ(物理)」で敵の返り血を浴びる主人公の姿にもその傾向が強く見られます。 そもそもがこれ、広い意味ではBLですよね…?TS魔法少女なんてまぁ今どき珍しくないけど、BLの方に魔法少女を持ち込むという発想は正直どうかしてますね。独創的すぎてついにアニメ化までしちゃいましたよ。表紙の女の子はこんなに可愛いのに、どうしてこうなった魔法少女 俺毛魂一直線1わかる
mampuku2018/01/18鳴子ハナハル、数年に渡る沈黙を破る ※ 成年コミックの人気作家が一般誌デビューとなると何かと話題になりますが、大暮維人やtosh(佐伯俊)を筆頭にアダルトで鍛え上げられた画力を武器に大ヒットを収める例も少なくありません。 成人向コミックの超ベストセラー「少女マテリアル」を世に放った画聖・鳴子ハナハルも、大勢のエロ漫画ファンに惜しまれながら現在は主戦場を一般紙やアニメに移している作家のひとり(一柱)です。(ちなみに「少女マテリアル」は百万部いわゆるミリオンヒットらしいです。桁が違う…) 「かみちゅ!」は広島尾道を舞台とし、ある日突然神様になってしまった少女を取りまく不思議な日常を描いた現代和風ファンタジー。2005年に放送されたオリジナルアニメの漫画化ですね。 制作スタジオ「ブレインズベース」が高クオリティで名を上げた作品でしたが漫画も負けてはいません。アニメスタッフ自ら手掛けた貞本エヴァやガンダムTHE ORIGINなどを除けば、当時としてはこれほど気合の入ったコミカライズって珍しかったんじゃないでしょうか…?上北ふたご先生のプリキュアシリーズに匹敵する出来だと思います。 キャラが可愛いとか話が面白いとかだけじゃなく、みっちり描き込まれた背景と醸し出される町の息遣い、郷土愛みたいなものが、ご当地アニメとしても愛された「かみちゅ!」原作とシンクロしていて、そういう意味でも「完璧に成功したメディアミックス」と言えそうです。 ハナハル先生、「翠星のガルガンティア」以来数年ぶりとなるアニメ「A.I.C.O. -incarnation-」キャラ原案らしいです。Netflixで配信とのこと…うーん、ハードルが高い…。またコミカライズの執筆とかしてくれないでしょうか? 完全に余談ですが、今放送中のアニメ「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のコミカライズを矢吹健太朗が手掛けていますね。田中将賀がデザインしたキャラクターを矢吹先生が執筆とは、なんという贅沢。。ハナハル先生とは魅力のベクトルがだいぶ異なりますが、エロ界2大巨星のアニメコミカライズ、読み比べてみるのも面白いかもしれません。かみちゅ!鳴子ハナハル ベサメムーチョ3わかる
mampuku2018/01/17圧(迫真) タイトルの圧倒的キャッチーさと、謎めいたストーリー、WEBにあっても書店にあっても存在感が凄いです。一見物凄く邪道な設定やキャラクターに見えて、読んでみると「人間性」や「人間関係」が緻密に描かれているあたりある意味すごく真っ当でもあるのかも。 臆病な童貞の主人公、依存体質の年上彼女をはじめ、一見ただの根暗オタなのに恋愛上手だったり、チャラいヤ●チンバンドマンたちにも色んな奴がいたり、群像劇としてキャラクターを観察しているだけで面白いです。もちろんサスペンスとしてのストーリーも気になりますが(笑)圧勝小虎3わかる
mampuku2018/01/17ネタバレ闇属性主人公 原哲夫の元アシスタントというだけあり画力はさすが。仄かなレトロ感と圧倒的な力強さ。絵だけで十分推せる。 終末の荒廃した世界で凶悪なバケモノと戦いながら、悲しみを乗り越え成長していく、王道終末ダークファンタジー。エログロ色の強い終わりのセラフみたいな感じ。 何より最高なのはカッコイイ女戦士(表紙の人) 男に間違われやすいことを気にする可愛い一面もあり、強さと危うさを併せ持つ非常に魅力的なキャラクター。表紙で期待した通りの中身だった。瘴気のガスマスカレイド田中克樹 水城水城
mampuku2018/01/12青春は短い。「全2巻」は決して短くない。 「四月は君の嘘」新川直司の、これが出世作ではないでしょうか。現在連載中の「さよなら私のクラマー」の前日譚にあたりますが、これ単体で非常に素晴らしい作品なので推したい漫画です。 女子中学生のサッカー少女が男子に混ざり圧倒的にフィジカルで劣るなか、持ち前のセンスと負けん気で果敢に挑んでいく。この先、高校生にもなってしまえば、子どもの頃からのライバルである男子と一緒のピッチで戦うことはできなくなる。「さよならフットボール」はそんな恩田希の最後の挑戦であり、刹那の輝きの物語だ。これが感動せずにいられるか!ラ●ライブサンシャインとか、横浜フリューゲルスとか、そういうのに弱いんです私の涙腺は。新装版 さよならフットボール新川直司4わかる
mampuku2018/01/11さすが武器の作画すばらしい FGOは未プレイながら、これ読んでみたらなかなか面白いですね。元々ゲーム性はともかくシナリオは那須きのこ氏ということで気にはなっていたのと、二次創作が盛んで表紙の「マシュ=キリエライト」という子はSNSでもよく見かけて可愛いと思っていたので、ようやく人気の理由を実感できました。確かにこれは良い。 Fateシリーズは人がいっぱい死ぬだけに、闘う者たちの死に様散り様は最大の見どころではあるんですが、始めは驚きはしたもののやはり別冊少年マガジンという掲載誌にも合ってますね。カワグチタケシ先生も「女王陛下の補給線」結構好きだったので期待したいです。Fate/Grand Order-turas realta-TYPE-MOON カワグチタケシ
mampuku2018/01/10若きプラントハンター、東南アジアで大冒険📷 温かみのあるタッチと可愛らしく親しみやすいキャラクター、いかにもコミックリュウって感じの漫画です。 大英帝国の植民地支配の最盛期となる19世紀の東南アジアが舞台で、依頼を受ければ市場にとどまらず時に山や森に分け入り、どんな珍しい花でも見つけ出し採集する「植物採集家」の話。いわゆるプラントハンターってやつですよね。 登場人物たち、とくに女の子がとても魅力的です。この2巻の表紙の子なんてこんなお嬢様みたいなナリしてとんだ跳ねっかえりで、木には登るわ縄抜けするわの大立ち回りw 商会の護衛のハリエットも個人的に大好きなんですが、4巻でようやく表紙を飾ってくれました。アルボスアニマ橋本花鳥2わかる