女中さん(14)と未亡人先生の物語うちのちいさな女中さん 長田佳奈さいろくすべてが美しい。画はもちろんだけど、女中が女性の働き手の代名詞的存在だったとされる大正時代においてこの関係、この2人は「尊い」。 巻末でグッと来るシーンで〆られると続きが気になって仕方ないし、表現もまた「言わんでもわかる」ように描かれ方をしている。 さすが長田佳奈先生。 ハナちゃんの真面目さ、言葉遣い、立ち振舞がとても14とは思えないが、それらをひっくるめて大正日本の美しさを物語っている。まさかの組み合わせ…!化学変化起きてます大川ぶくぶのお日記させていただく。 大川ぶくぶさいろく大川ぶくぶ×フィール・ヤング…!! そんなものが実在していいのか、っていう感じですが普通に実在していて面白いです。さすがです。 内容は本当に大川ぶくぶがフィーヤン編集さんに連れられてフィーヤンレベルを上げていく(女子力とはさらにベクトルが違いそう)というエッセイ。 色々と知らない大川ぶくぶが見れるというのも面白いが、作中の編集「ポメ」さんがめっちゃ面白い。まぁぶくぶ先生がそう描いてるわけなのだけどめっちゃ良い。さすがとしか言いようがない。 これずっと続いてくれんかな・・・師匠の読切から弟子の本編へソアラと魔物の家 山地ひでのりさいろく魔王のいる世界での建築冒険記! ドワーフ達と対魔物特化な女子が色々な種族(魔物)にそれぞれに適したクオリティ・オブ・ライフという名の「家」を提供する。 主人公ソアラと世界の繋がりは追々明らかになっていくのだろう、と思う。 2巻まで読んだけど展開も良い。 何よりも、どこを見てもハッピーな世界! ゴブリンの家、スライムの家、グリフォンの家…などなど、素晴らしい画力で描かれていくこの世界観は良作の匂いしかしない。是非長く続いてほしい作品。自分、メタラーですがメタルちゃん ふみんさいろくマイノリティであるという自覚はこれまでの人生で散々持ってきたが、いくらなんでもこれは心外だ(笑) メタル聴いてるだけでこんなに迫害されるような幼稚な学校が存在してなるものか!可愛い×メタルはこの10年ぐらいでBABY METALによって証明されているが、25年ぐらい前から美人でメタル聴いてたら男は逆に寄ってくるもんだったもん。 しかもSlipknotとRhapsodyってこれもう20年ぐらい前だろ(Rhapsodyは15年ぐらい前に「Rhapsody on Fire」という名前に変わっている) とまぁ…メタルに関しては「そこは漫画なのでいい」として。 でも2021年の作品でその題材ってのは古いな、時代背景も2000年頃なのかもしれない?イヤホンも有線だし。 鉄(くろがね)っていう名字の素晴らしさや、そんなに嫌な思いをしたにも関わらずメタルをまだ爆音で聴いてるところなんかはひたむきな高校生の一途さというか真っ直ぐさ、狭い視界だけど解像度めっちゃ高いんだろうなって感じさせてくれるところなんかが見え隠れして良い。 主人公の岸くんが「騎士」なんだろうなーって(北欧メタルなどのメロディック系は騎士がドラゴンと戦う歌が多かったりする)思って読んでおりました。 端的に、サイコーでした。最初の1Pとラスト10Pに全てが詰まっている鬼神野くんと熱い夏 音羽すずめさいろく最初のツカミが色んな意味で凄そうだったのもあって(画像参照)読んでみたところ、最後も凄かった… こんなにどストレートなの久しぶりで思わず声が出た、最高でした。大学生活×悪霊=?スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ 永椎晃平さいろく答えはきっと最悪。 絵もストーリー展開も、テンポもよくなかなかの期待値! 低俗霊DAY DREAMなんかも好きだったのだけど、あれに比べると怖さは薄いものの画力が高く、画角もわかりやすくて良い。 主人公の女の子が引き寄せすぎる体質でこれまでどうしてたんだって思っちゃうけど、そもそもそういうのが多い大学なんだろう(じゃなきゃ彼を雇ってないだろうし)ということで納得することにした。 シリアスな要素とギャグ要素が上手く混じっていて好き。シリアスに見せかけたシュール系ギャグ半年後に死ぬDK 築さいろくギャグ路線なのが家族の食卓シーンで明確にされているのもあって、安心して読める。 読切だったのが少し勿体ないと思う気持ちもあれど、これぐらいがちょうどいいのかもしれない。 絵柄に個性がまだ出てなくて最近増えたと話題のアレ系な感じがするけど光るものを持ってる気がするのでもっと色々描いてもらいたいなと思った(上からですみません)ぐう聖×ぴゅあぴゅあ矢野くんの普通の日々 田村結衣さいろくがんばれ吉田さん…!(吉田さんがめっちゃ可愛いマンガです) 安全欲求が強すぎて社会的欲求に至れない、という話があり「すげえ事になってるな」と感心した。ニブチンはマンガあるあるだが、果たして本当はどうなのか…! ともかく吉田さんが可愛い。 そして矢野くんは呪われているとしか考えられない(絶対長生きできないだろ)大怪我は普通にしない、という設定なら良いのだが。 ちなみに小さな怪我でも繰り返しすぎると再生能力が落ちるし、抗生物質が効かないような身体になってしまう。これは一生モノ(多分)で取り返しもつかない。 仕事で全身に蛍光灯の破片が刺さりまくっている血まみれデスマッチ系のプロレスラー達はそういった事情もあり保険にも入れなくて大変である。 矢野くんが怪我をしないで済むような将来が待っているといいな・・・脳が焦げるようなタイムリープはっぴぃヱンド。 森下真 有田イマリさいろく絵柄と内容のギャップがすごいし、読み進む分だけ脳が追いつかなくなっていく。 そんな体験をしました。 最後まで読まざるを得ない内容だったけど悔いはない。さいろく1年以上前確かに。。 これほんとに覚悟が必要ですよね、色々悪い方向でばかり想像しちゃってゆっくり読めないしw このキツい読後感からの解放がどういった形になるのか、見届けようとは思ってます。たーたん頼むからハッピーエンドになってほしい5わかるサイショの村の「勇者派」道具屋店主、ムラビト。すだちの魔王城 森下真さいろくなろう系×RPGファンタジーの言ってしまえばよくある話・・・なのだけど、2022年次に来るマンガ大賞ノミネート作品だったのと、「すだち」ってなんだろうと思って手にとってしまった。 絵が今っぽくて丁寧で、上手い。 色々と細かすぎるところやギャグパートの表現なんかが少年マンガらしすぎるというか、ちょっとオリジナリティが足りない気はする。 でもそれさえ気にならなければ(むしろこのテンポ感は好きな人も多いと思う)クオリティの高い「なろう系ファンタジー」だと思う。 普段自分はあまりなろう系を読まないので、ちょっと新鮮な気持ち。 ストーリーもちゃんとセオリー通りなのかな、ステップをしっかり踏んでいってるのがわかりやすいので、今後の拡げ方に注目したい。頼むからハッピーエンドになってほしいたーたん 西炯子さいろくあり得るのかもわからないし想像もしづらいけど、ハッピーエンドになってほしい。。 主人公「たーたん」は父。宅配業者をしている。 娘の名前は上田鈴。 15年の刑期を終えて出てくるであろう本当の父親のこと、本当の母親のこと。 自分の娘として、一人の人間として成長していく鈴に言えていない真実が、彼女が大きくなっていくごとに、たーたんの背中に重く重くのしかかる。 西炯子作品は辛いのが多い印象で、ひじょーーーーに不安である。 ただ、仮にこれがハッピーエンドでなかったとしても読まないわけにもいかん、気になって仕方ないもの。。 読者の心をグルグルさせる作品です。 « First ‹ Prev … 54 55 56 57 58 59 60 61 62 … Next › Last » もっとみる
女中さん(14)と未亡人先生の物語うちのちいさな女中さん 長田佳奈さいろくすべてが美しい。画はもちろんだけど、女中が女性の働き手の代名詞的存在だったとされる大正時代においてこの関係、この2人は「尊い」。 巻末でグッと来るシーンで〆られると続きが気になって仕方ないし、表現もまた「言わんでもわかる」ように描かれ方をしている。 さすが長田佳奈先生。 ハナちゃんの真面目さ、言葉遣い、立ち振舞がとても14とは思えないが、それらをひっくるめて大正日本の美しさを物語っている。まさかの組み合わせ…!化学変化起きてます大川ぶくぶのお日記させていただく。 大川ぶくぶさいろく大川ぶくぶ×フィール・ヤング…!! そんなものが実在していいのか、っていう感じですが普通に実在していて面白いです。さすがです。 内容は本当に大川ぶくぶがフィーヤン編集さんに連れられてフィーヤンレベルを上げていく(女子力とはさらにベクトルが違いそう)というエッセイ。 色々と知らない大川ぶくぶが見れるというのも面白いが、作中の編集「ポメ」さんがめっちゃ面白い。まぁぶくぶ先生がそう描いてるわけなのだけどめっちゃ良い。さすがとしか言いようがない。 これずっと続いてくれんかな・・・師匠の読切から弟子の本編へソアラと魔物の家 山地ひでのりさいろく魔王のいる世界での建築冒険記! ドワーフ達と対魔物特化な女子が色々な種族(魔物)にそれぞれに適したクオリティ・オブ・ライフという名の「家」を提供する。 主人公ソアラと世界の繋がりは追々明らかになっていくのだろう、と思う。 2巻まで読んだけど展開も良い。 何よりも、どこを見てもハッピーな世界! ゴブリンの家、スライムの家、グリフォンの家…などなど、素晴らしい画力で描かれていくこの世界観は良作の匂いしかしない。是非長く続いてほしい作品。自分、メタラーですがメタルちゃん ふみんさいろくマイノリティであるという自覚はこれまでの人生で散々持ってきたが、いくらなんでもこれは心外だ(笑) メタル聴いてるだけでこんなに迫害されるような幼稚な学校が存在してなるものか!可愛い×メタルはこの10年ぐらいでBABY METALによって証明されているが、25年ぐらい前から美人でメタル聴いてたら男は逆に寄ってくるもんだったもん。 しかもSlipknotとRhapsodyってこれもう20年ぐらい前だろ(Rhapsodyは15年ぐらい前に「Rhapsody on Fire」という名前に変わっている) とまぁ…メタルに関しては「そこは漫画なのでいい」として。 でも2021年の作品でその題材ってのは古いな、時代背景も2000年頃なのかもしれない?イヤホンも有線だし。 鉄(くろがね)っていう名字の素晴らしさや、そんなに嫌な思いをしたにも関わらずメタルをまだ爆音で聴いてるところなんかはひたむきな高校生の一途さというか真っ直ぐさ、狭い視界だけど解像度めっちゃ高いんだろうなって感じさせてくれるところなんかが見え隠れして良い。 主人公の岸くんが「騎士」なんだろうなーって(北欧メタルなどのメロディック系は騎士がドラゴンと戦う歌が多かったりする)思って読んでおりました。 端的に、サイコーでした。最初の1Pとラスト10Pに全てが詰まっている鬼神野くんと熱い夏 音羽すずめさいろく最初のツカミが色んな意味で凄そうだったのもあって(画像参照)読んでみたところ、最後も凄かった… こんなにどストレートなの久しぶりで思わず声が出た、最高でした。大学生活×悪霊=?スケアリー・キャンパス・カレッジ・ユニバーシティ 永椎晃平さいろく答えはきっと最悪。 絵もストーリー展開も、テンポもよくなかなかの期待値! 低俗霊DAY DREAMなんかも好きだったのだけど、あれに比べると怖さは薄いものの画力が高く、画角もわかりやすくて良い。 主人公の女の子が引き寄せすぎる体質でこれまでどうしてたんだって思っちゃうけど、そもそもそういうのが多い大学なんだろう(じゃなきゃ彼を雇ってないだろうし)ということで納得することにした。 シリアスな要素とギャグ要素が上手く混じっていて好き。シリアスに見せかけたシュール系ギャグ半年後に死ぬDK 築さいろくギャグ路線なのが家族の食卓シーンで明確にされているのもあって、安心して読める。 読切だったのが少し勿体ないと思う気持ちもあれど、これぐらいがちょうどいいのかもしれない。 絵柄に個性がまだ出てなくて最近増えたと話題のアレ系な感じがするけど光るものを持ってる気がするのでもっと色々描いてもらいたいなと思った(上からですみません)ぐう聖×ぴゅあぴゅあ矢野くんの普通の日々 田村結衣さいろくがんばれ吉田さん…!(吉田さんがめっちゃ可愛いマンガです) 安全欲求が強すぎて社会的欲求に至れない、という話があり「すげえ事になってるな」と感心した。ニブチンはマンガあるあるだが、果たして本当はどうなのか…! ともかく吉田さんが可愛い。 そして矢野くんは呪われているとしか考えられない(絶対長生きできないだろ)大怪我は普通にしない、という設定なら良いのだが。 ちなみに小さな怪我でも繰り返しすぎると再生能力が落ちるし、抗生物質が効かないような身体になってしまう。これは一生モノ(多分)で取り返しもつかない。 仕事で全身に蛍光灯の破片が刺さりまくっている血まみれデスマッチ系のプロレスラー達はそういった事情もあり保険にも入れなくて大変である。 矢野くんが怪我をしないで済むような将来が待っているといいな・・・脳が焦げるようなタイムリープはっぴぃヱンド。 森下真 有田イマリさいろく絵柄と内容のギャップがすごいし、読み進む分だけ脳が追いつかなくなっていく。 そんな体験をしました。 最後まで読まざるを得ない内容だったけど悔いはない。さいろく1年以上前確かに。。 これほんとに覚悟が必要ですよね、色々悪い方向でばかり想像しちゃってゆっくり読めないしw このキツい読後感からの解放がどういった形になるのか、見届けようとは思ってます。たーたん頼むからハッピーエンドになってほしい5わかるサイショの村の「勇者派」道具屋店主、ムラビト。すだちの魔王城 森下真さいろくなろう系×RPGファンタジーの言ってしまえばよくある話・・・なのだけど、2022年次に来るマンガ大賞ノミネート作品だったのと、「すだち」ってなんだろうと思って手にとってしまった。 絵が今っぽくて丁寧で、上手い。 色々と細かすぎるところやギャグパートの表現なんかが少年マンガらしすぎるというか、ちょっとオリジナリティが足りない気はする。 でもそれさえ気にならなければ(むしろこのテンポ感は好きな人も多いと思う)クオリティの高い「なろう系ファンタジー」だと思う。 普段自分はあまりなろう系を読まないので、ちょっと新鮮な気持ち。 ストーリーもちゃんとセオリー通りなのかな、ステップをしっかり踏んでいってるのがわかりやすいので、今後の拡げ方に注目したい。頼むからハッピーエンドになってほしいたーたん 西炯子さいろくあり得るのかもわからないし想像もしづらいけど、ハッピーエンドになってほしい。。 主人公「たーたん」は父。宅配業者をしている。 娘の名前は上田鈴。 15年の刑期を終えて出てくるであろう本当の父親のこと、本当の母親のこと。 自分の娘として、一人の人間として成長していく鈴に言えていない真実が、彼女が大きくなっていくごとに、たーたんの背中に重く重くのしかかる。 西炯子作品は辛いのが多い印象で、ひじょーーーーに不安である。 ただ、仮にこれがハッピーエンドでなかったとしても読まないわけにもいかん、気になって仕方ないもの。。 読者の心をグルグルさせる作品です。
さいろく1年以上前確かに。。 これほんとに覚悟が必要ですよね、色々悪い方向でばかり想像しちゃってゆっくり読めないしw このキツい読後感からの解放がどういった形になるのか、見届けようとは思ってます。たーたん頼むからハッピーエンドになってほしい5わかる
すべてが美しい。画はもちろんだけど、女中が女性の働き手の代名詞的存在だったとされる大正時代においてこの関係、この2人は「尊い」。 巻末でグッと来るシーンで〆られると続きが気になって仕方ないし、表現もまた「言わんでもわかる」ように描かれ方をしている。 さすが長田佳奈先生。 ハナちゃんの真面目さ、言葉遣い、立ち振舞がとても14とは思えないが、それらをひっくるめて大正日本の美しさを物語っている。