動物代表、チキン・ジョージ14歳 楳図かずおstarstarstarstarstarさいろく人類vs.鶏!と思いきやそんなちっぽけなスケールではない(文字通り)天才マンガ家楳図かずお先生の超名作。 本作を知る人と知らない人とでは大きく人として異なる、14歳を読んだ者と読んでいない者だ。 人類の存亡をかけたサバイバルと息をつく暇もない怒涛の展開は圧巻(よく聞くフレーズ)で、不気味な生物チキン・ジョージの魅力もさながら、作中で滲み出る「アメリカ」という自由の国への羨望のようなものが時代を物語る本作を大人になったのに未読なのであればそれは羨ましい。読み返すだけでもこんなに凄いんだから。いつ読んでも素晴らしいオタ道。監督不行届 安野モヨコさいろく日本のオタク四天王(ヲタではない)の一人、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの監督として名を馳せた庵野秀明を夫に迎えた妻・安野モヨコの2人生活ってどうなってんのーってのがユルユル描いてあります。 限定のDVD付きが出た時にも買ったし、自分としては紙の本2冊持ってる珍しい例でもあります。そのぐらい好きであります。 だって、もう「流行り」の話じゃなくて昔のオタク道なんだもの、これって廃れないんですよ。 いつ読んでも題材が廃れないコンテンツである安心感たるや。 エヴァンゲリオン世代なので庵野監督に素直にハマりました。車で古い特撮の主題歌を聞いたりするのが楽しくなりますのでやってみよう!赤鬼と青鬼の兄弟が人間社会に潜む鬼死ね 岡田索雲さいろく見た目どう見ても普通の中高生の兄弟、実は赤鬼と青鬼の兄弟である。 鬼はほとんど赤鬼で、青鬼は低確率でしか生まれないのだそうだ。 赤鬼は人間からは嫌悪感を抱きやすいオーラを纏って見えるのだそうで、それを表現してるコマがあるのだが視界が全てゴキ○リで埋まっていて気持ち悪さを超越したヤバさが表されていた。ヤバい。 一方青鬼にはそれがないようでむしろ好感を持たれやすい。赤鬼くんは兄弟に嫉妬する日々だ。 もちろん彼らは鬼なので人間のように高いところから身を投げてみてもタンコブができるだけであった。 試してみる赤鬼くんの心境や如何に。 そんな二人のちょっと変わった日常…なのだが、設定はなんとなく「トーキョーエイリアンブラザーズ」を思い出させる。 いずれにせよ、現代社会にコッソリ潜む若い異世界人たちの葛藤を描く作品といった感じであるがどっちも好きである。美味しそうに食べてるだけなのに読み続けてしまうめしぬま。 あみだむくさいろく主人公のサラリーマン飯沼くん、あだ名が「めしぬま」。 冴えない感じのめしぬまにちょっと萌える要素として「美味そうに食う」というのを売りとした漫画。 気楽に読めてよい。妹かわいい。妹も大食漢で美味そうに食う(笑)音速丸あらわるニニンがシノブ伝 古賀亮一starstarstarstar_borderstar_borderさいろくシノブは主人公なのだろうけどこの漫画は音速丸様の漫画である。 アニメ化もされたらしい本作は「飼われてる鷹」として登場した音速丸という謎の生物を中心とした漫画であると言っても過言ではない。 アニメの方も気になるな https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://m.youtube.com/watch%3Fv%3D8VXtYazJYYM&ved=2ahUKEwjBrpDz28jnAhWGdXAKHcjnAXYQt9IBMAp6BAgOED0&usg=AOvVaw0kafe8zXWIsr5Z8hesd26M 音速丸さんは下ネタがすごいのですごいです、読むべし。新刊出てた(11巻)キルミーベイベー カヅホさいろく久しぶりな気がすると思ったけど新刊は1年3ヶ月ぶり?ぐらいでした。 例のあぎりさん声優騒動で(大麻所持)影を潜めてしまっていたし、その前から不人気が逆にネタになり同情を買うとか色々伝説を持つ作品なのだが漫画は至って変わらず良かった。 4コマってあんまり読まないと思ってたんですが気づけば結構最近は読んでいる。。。 ページ数普通なのに読むのに普通より時間がかかるんである意味コスパが良いのも4コマの特徴か。ネコノヒーで人気の著者のシュールすぎる世界チャチャ・チャー子 キューライスさいろく世界観が意味わからないことは置いといて… ネコノヒーの著者キューライスさんが描くヒトが意外と可愛い。 チャー子単体での作品もあるのだがそっちは未読だった…立ち読みした感じ、そっちの方が先のもので今は絵がうまくなってるのがわかる。世界観も繋がっているようで登場するキャラも同じ感じ。 雰囲気というか空気が独特でついついずっと読んでしまう引力のある作品。 からかい上手の高木さんがど直球だったらきっとこうなる日々是平坦 迂闊さいろく舞台と同じく共学だったので共感するとこもニユニユしちゃうとこもいっぱいある。 思い返せば自分の高校生活も今思えば割とこんなんだったし青春してた気がしてきた。私の周りも逸材がいっぱいいた。 この子達はいい大人にみんななってきっとみんな幸せであろう。 なんとなく「げんしけん」とか「あ~る」を思い出す雰囲気もあるけどもっともっとピュアでもっともっと普通で、村野くんのエスカレートぶりがニヤニヤしちゃう漫画です。アラフォーあるあるあした死ぬには、 雁須磨子さいろくなのだろう、たぶん。 30代からあるらしいと書いてあって恐ろしいが…更年期障害?を言い訳に自分がどんどん弱っていく様が自覚できているわけで、エリートまで行かないにしてもすごくしっかり頑張っていて「出来るオフィスワーカー」であるのにコレは辛い。というか怖い。 このマンガはどう締め括るのだろうか、ハッピーな悟りを開いてくれると読み手も救われるのだけど… 割とヘビーな内容で全く他人事に思えないんですよね…猫の恩返し(働く大人の理想編)デキる猫は今日も憂鬱 山田ヒツジさいろく炊事含め家事全般もしてくれてモフモフでデカくて守備範囲も広くてなんにでも詳しくて…完璧超人のような家政婦猫の諭吉さん。 こんな同居人がいたらいいのにと全世界の猫好きさんが思ってるであろう一方的な理想をマンガにしてみた、といった感じのほのぼの4コマ。 黒猫は餡子猫といって幸運を運ぶ福猫、らしいですよ! こういうのもあるのか新しい上司はど天然 いちかわ暖さいろくまるで4コマのようなテンポで、細かく起承転結が繰り返し繰り返し描かれていて読みやすい。 そしてこんなBL(ですよね?違うのかな)もあるんだなぁと感心した。 いや、これはBLでいい。BLは良い物だ。さいろく1年以上前『なれの果ての僕ら』をフォローをしました « First ‹ Prev … 143 144 145 146 147 148 149 150 151 … Next › Last » もっとみる
動物代表、チキン・ジョージ14歳 楳図かずおstarstarstarstarstarさいろく人類vs.鶏!と思いきやそんなちっぽけなスケールではない(文字通り)天才マンガ家楳図かずお先生の超名作。 本作を知る人と知らない人とでは大きく人として異なる、14歳を読んだ者と読んでいない者だ。 人類の存亡をかけたサバイバルと息をつく暇もない怒涛の展開は圧巻(よく聞くフレーズ)で、不気味な生物チキン・ジョージの魅力もさながら、作中で滲み出る「アメリカ」という自由の国への羨望のようなものが時代を物語る本作を大人になったのに未読なのであればそれは羨ましい。読み返すだけでもこんなに凄いんだから。いつ読んでも素晴らしいオタ道。監督不行届 安野モヨコさいろく日本のオタク四天王(ヲタではない)の一人、エヴァンゲリオンやシン・ゴジラの監督として名を馳せた庵野秀明を夫に迎えた妻・安野モヨコの2人生活ってどうなってんのーってのがユルユル描いてあります。 限定のDVD付きが出た時にも買ったし、自分としては紙の本2冊持ってる珍しい例でもあります。そのぐらい好きであります。 だって、もう「流行り」の話じゃなくて昔のオタク道なんだもの、これって廃れないんですよ。 いつ読んでも題材が廃れないコンテンツである安心感たるや。 エヴァンゲリオン世代なので庵野監督に素直にハマりました。車で古い特撮の主題歌を聞いたりするのが楽しくなりますのでやってみよう!赤鬼と青鬼の兄弟が人間社会に潜む鬼死ね 岡田索雲さいろく見た目どう見ても普通の中高生の兄弟、実は赤鬼と青鬼の兄弟である。 鬼はほとんど赤鬼で、青鬼は低確率でしか生まれないのだそうだ。 赤鬼は人間からは嫌悪感を抱きやすいオーラを纏って見えるのだそうで、それを表現してるコマがあるのだが視界が全てゴキ○リで埋まっていて気持ち悪さを超越したヤバさが表されていた。ヤバい。 一方青鬼にはそれがないようでむしろ好感を持たれやすい。赤鬼くんは兄弟に嫉妬する日々だ。 もちろん彼らは鬼なので人間のように高いところから身を投げてみてもタンコブができるだけであった。 試してみる赤鬼くんの心境や如何に。 そんな二人のちょっと変わった日常…なのだが、設定はなんとなく「トーキョーエイリアンブラザーズ」を思い出させる。 いずれにせよ、現代社会にコッソリ潜む若い異世界人たちの葛藤を描く作品といった感じであるがどっちも好きである。美味しそうに食べてるだけなのに読み続けてしまうめしぬま。 あみだむくさいろく主人公のサラリーマン飯沼くん、あだ名が「めしぬま」。 冴えない感じのめしぬまにちょっと萌える要素として「美味そうに食う」というのを売りとした漫画。 気楽に読めてよい。妹かわいい。妹も大食漢で美味そうに食う(笑)音速丸あらわるニニンがシノブ伝 古賀亮一starstarstarstar_borderstar_borderさいろくシノブは主人公なのだろうけどこの漫画は音速丸様の漫画である。 アニメ化もされたらしい本作は「飼われてる鷹」として登場した音速丸という謎の生物を中心とした漫画であると言っても過言ではない。 アニメの方も気になるな https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://m.youtube.com/watch%3Fv%3D8VXtYazJYYM&ved=2ahUKEwjBrpDz28jnAhWGdXAKHcjnAXYQt9IBMAp6BAgOED0&usg=AOvVaw0kafe8zXWIsr5Z8hesd26M 音速丸さんは下ネタがすごいのですごいです、読むべし。新刊出てた(11巻)キルミーベイベー カヅホさいろく久しぶりな気がすると思ったけど新刊は1年3ヶ月ぶり?ぐらいでした。 例のあぎりさん声優騒動で(大麻所持)影を潜めてしまっていたし、その前から不人気が逆にネタになり同情を買うとか色々伝説を持つ作品なのだが漫画は至って変わらず良かった。 4コマってあんまり読まないと思ってたんですが気づけば結構最近は読んでいる。。。 ページ数普通なのに読むのに普通より時間がかかるんである意味コスパが良いのも4コマの特徴か。ネコノヒーで人気の著者のシュールすぎる世界チャチャ・チャー子 キューライスさいろく世界観が意味わからないことは置いといて… ネコノヒーの著者キューライスさんが描くヒトが意外と可愛い。 チャー子単体での作品もあるのだがそっちは未読だった…立ち読みした感じ、そっちの方が先のもので今は絵がうまくなってるのがわかる。世界観も繋がっているようで登場するキャラも同じ感じ。 雰囲気というか空気が独特でついついずっと読んでしまう引力のある作品。 からかい上手の高木さんがど直球だったらきっとこうなる日々是平坦 迂闊さいろく舞台と同じく共学だったので共感するとこもニユニユしちゃうとこもいっぱいある。 思い返せば自分の高校生活も今思えば割とこんなんだったし青春してた気がしてきた。私の周りも逸材がいっぱいいた。 この子達はいい大人にみんななってきっとみんな幸せであろう。 なんとなく「げんしけん」とか「あ~る」を思い出す雰囲気もあるけどもっともっとピュアでもっともっと普通で、村野くんのエスカレートぶりがニヤニヤしちゃう漫画です。アラフォーあるあるあした死ぬには、 雁須磨子さいろくなのだろう、たぶん。 30代からあるらしいと書いてあって恐ろしいが…更年期障害?を言い訳に自分がどんどん弱っていく様が自覚できているわけで、エリートまで行かないにしてもすごくしっかり頑張っていて「出来るオフィスワーカー」であるのにコレは辛い。というか怖い。 このマンガはどう締め括るのだろうか、ハッピーな悟りを開いてくれると読み手も救われるのだけど… 割とヘビーな内容で全く他人事に思えないんですよね…猫の恩返し(働く大人の理想編)デキる猫は今日も憂鬱 山田ヒツジさいろく炊事含め家事全般もしてくれてモフモフでデカくて守備範囲も広くてなんにでも詳しくて…完璧超人のような家政婦猫の諭吉さん。 こんな同居人がいたらいいのにと全世界の猫好きさんが思ってるであろう一方的な理想をマンガにしてみた、といった感じのほのぼの4コマ。 黒猫は餡子猫といって幸運を運ぶ福猫、らしいですよ! こういうのもあるのか新しい上司はど天然 いちかわ暖さいろくまるで4コマのようなテンポで、細かく起承転結が繰り返し繰り返し描かれていて読みやすい。 そしてこんなBL(ですよね?違うのかな)もあるんだなぁと感心した。 いや、これはBLでいい。BLは良い物だ。さいろく1年以上前『なれの果ての僕ら』をフォローをしました
人類vs.鶏!と思いきやそんなちっぽけなスケールではない(文字通り)天才マンガ家楳図かずお先生の超名作。 本作を知る人と知らない人とでは大きく人として異なる、14歳を読んだ者と読んでいない者だ。 人類の存亡をかけたサバイバルと息をつく暇もない怒涛の展開は圧巻(よく聞くフレーズ)で、不気味な生物チキン・ジョージの魅力もさながら、作中で滲み出る「アメリカ」という自由の国への羨望のようなものが時代を物語る本作を大人になったのに未読なのであればそれは羨ましい。読み返すだけでもこんなに凄いんだから。