男性目線の不妊症漫画不妊男子 玄黄武六文銭レスだとか、女性目線の不妊系はエッセイ中心によく見ますが、男性目線のは珍しく読んでみました。 本作にもありましたが、不妊の原因は女性側のみで41%。 男性側のみで24%。 男女双方に原因があるのは24%。(原因不明11%) つまり男性に原因があるのは48%にのぼるというのは目からウロコ。 結構、多いんだなと。 男性の不妊の原因やそのための治療(処置?)の仕方、よくある問題(特に夫婦間の妊活に対する温度差)とその考え方なども描いているのが個人的に良かったです。 病院で男性が精子をとる採精室のシーンは心理描写など生々しかったです。 また、ちょっと演出が過剰気味で読んでいて違和感覚える部分もあるのですが、上記のようにきちんと学べる部分がアクセントになって、総じて読み応えがありました。 この夫婦が、不妊とどう乗り越えていくのか見守っていきたいです。タイトルのパワーよ明日食べる米がない! やまぐちみづほ六文銭『明日食べる米がない』 このタイトルに釣られました。 え?日本ですか?と思ったが、日本の話なんです。ええ。 主人公は、両親の離婚により、母親と2人暮らしに。 母親も、それまで働いたことがないから、いわゆるフリーターで、その給料だと当然極貧になってしまう。 その生活を描いた実録エッセイ漫画。 個人的に恐ろしいと感じたのは父親で、冒頭、急に離婚を切り出して、家を売却したから、二人を強制的に引っ越しさせるという流れ。 離婚の理由は特にない。 主人公にしてみれば父親は、家庭を顧みない、1人行動してしまうタイプなんだと軽く記載してましたが、いやいやいや・・・恐ろしいって。 なんで、そんなことできんだろ?って不思議に思ってしまった。 母親も母親で、よく言えばポジティブ、悪く言うと考えなしなところがあり(若干スピリチュアルも入っているし)、主人公が色々振り回されてしまう様が不憫でしかたなかった。 それでも、この逆境に大した不満をもたず、おもしろ可笑しく表現する著者の精神はすごいなと思った。 自分自身も貧乏だったので、貧乏話とか読むと思い出してトラウマなのですが、この作品は明るく笑えて良かった。 また最後には、著者(主人公)の生活が軌道にのっているのも安心しました。 六文銭1年以上前『くまぞう』さんをフォローをしました六文銭1年以上前『nyae』さんをフォローをしました義妹との関係がどうなっていくのか?#1巻応援地獄に堕ちてよ、お兄ちゃん ねじがなめた六文銭「恥じらう君が見たいんだ」とか、性行為を隠れて見たり、撮影したりする的な話、完全俺得なんですが、本作もそれに近い話。 母親の再婚によって義理の妹ができ、彼女が色々思わせブリな行動をすることでタジタジな主人公。 そんな妹と同居することになり、引っ越しの手伝いをしていると、彼女のスケッチブックが見えてしまう。 そこには成人向けの、いわゆるエロ漫画が描かれていた。 実は義理の妹・由那はエロ漫画家を目指しており、 その参考資料にリアルな性行為の描写をみたいと主人公を利用しようとする。 義理の妹に発情していたことをネタに脅迫。 そこで主人公は、別れたけど未練のある元カノと寄りを戻し、由那の要求に応えようと奮闘する・・・という展開。 個人的に最初は可愛らしい妹が豹変する様が、最高にゾクッとして良かったです(添付画像) エチエチなシーンも画力が高いのでその点は当然見どころなのですが、 主人公と由那の関係が元カノにバレるのか? 由那と主人公の関係に変化があるのか? というところも気になってきます。 特に主人公が、由那に見られていることで興奮するあたり、何らかの感情がありそう。 今後の展開が楽しみな作品です。 なかなかのゲスさサレタガワのブルー セモトちか六文銭パーフェクト夫は優しすぎて退屈だからと、社内の上司と不倫関係。 その上司も他の女性とも関係をもっていたりとカオスな状況。 特に、子供の欲しい夫に対して、不倫相手に同じタイミングで行為をすればバレないとかいう提案をする様は中々のゲスっぷり。 女性コミック かつ 夫婦の不倫もの かつ 女性側がゲスい作品 というのが、個人的には初めてで(大抵、男性がモラハラでクズが多い)なかなかの新鮮っぷりと、 女性はどういう目線で見るのだろう? これに共感できるのか? とか思ってしまった。 胸糞悪い展開にも関わらず、次が気になってしまうのであれよあれよで泥沼にハマってしまいました。 そして「読んだら必ず不倫したくなくなるマンガ」とはよく言ったものだと痛感しました。 懐かしくて泣けるすすめ!! ダイナマン 池田匠六文銭懐かしくて自分語りさせてください。 ジャンプでもマガジンでもサンデーでも、はてはチャンピオンでもない。 ガンガンっ子だった自分は、さらに、本作が連載されていた『ギャグ王』という、どちゃくそマイナーな雑誌をなぜか読んでおりました。 『うめぼしの謎』『勇者カタストロフ!!』『幻想大陸(『刻の大地』の前身的な作品)』 とか一部(ほんと一部で)カルト的な人気を誇っている作品を連載していた雑誌でしたが・・・わずか5年で休刊するという悲しい結果に。 なので、当然連載作品もほとんどが短命だったのですが、この『ダイナマン』だけは創刊近くからずっと連載され、最終的にはガンガンに移籍するほどギャグ王では人気があった作品だったと思います。 (あくまで『ギャグ王』内での人気なので、ガンガン移籍後は数年で終わります…) ギャグ王で連載していた作品の多く(ほぼすべて?)が絶版であり、電子化もされていない中で、令和でも本作が読めることに狂喜しました。 表紙も当時のママなのがファンとしてはありがたい! そして読んだ感想は、意外と全部覚えていること。 そんなにマンガ雑誌を買い与えてもらえなかった家庭だったので、月刊誌であれば1ヶ月ほぼ毎日全作品を繰り返し読んでいた少年だっただけに、このダイナマンもかなり覚えておりました。 その内容は、ボンバーマンみたいな主人公ダイナマンが、理不尽なことをされると爆弾で爆破するというギャグ漫画。 日常のイライラやモヤモヤをダイナマンが解消してくれる感じ。 4コマとしては、コテコテの定番、基本に忠実な感じなのですが、昔はこれでゲラゲラ笑ってたなぁと思うと感慨深いです。 怪子(顔面がアレだけど自意識過剰な女子高生で、たいてい標的になる)とか今だったら炎上しそう。 当時を知っている人の完全ファンアイテムなのかもしれませんが、 自分みたいに『ギャグ王』が好きだった人に届けば幸いです。『定額制夫~』が好きなら是非!日本をゆっくり走ってみたよ 吉本浩二六文銭(12/29加筆) 大変申し訳ありません。 以下で記載した情報ですが、誤っておりました。 ここで描かれた女性(Eさん)は今の奥さんではなく、 この作品を読んでいた女性(この後出会う女性)でした。 大変失礼いたしました。 ただ、吉本先生を描いた内容として定額制夫に通じるものがあり、 おすすめしたいのはかわりません。 念のため残しておきますが、本作の女性は、『定額制夫』で出てくる奥さんではありません。 ======= 吉本先生の『定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ』が好きすぎて、この作品までたどりついたマンです。 読んで、もう大正解でした。 というのも、上記の作品が好きな人なら、主人公の奥さんのこともかなり気になっていると思うんです。 しっかりした金銭感覚の持ち主で、酒飲み。 主人公である作者とのかけあいもさることながら、直近の巻(5巻)にもある、巻末エッセイが謎に面白いんです。 パンチの効いたキャラと謎の文才に、この方何者?って読んでいると感じると思うのですが、なんと、本作が、そんな彼女との出会い、そして付き合うまでの展開を描いたものなんです! 今の奥さんと付き合うために、日本一周する吉本先生。 その約束をしっかりと守る奥さん。 なんとも、素敵だと思いませんか? あの吝嗇な奥さんにこんな一面が!と思って読むと味わい深いです。 日本一周という実録的な旅マンガですが、家族のこととか、持ち味である旅先で出会う人間関係の妙味をしっかり描いていて、そっちのほうが個人的に面白かったです。 なんにせよ、定額制夫が好きな方にはぜひおすすめしたい作品です。六文銭1年以上前『toyoneko』さんをフォローをしました六文銭1年以上前『さいろく』さんをフォローをしましたマンガで読む「竜馬がゆく」として読んで欲しいコミック竜馬がゆく 鈴ノ木ユウ 司馬遼太郎 司馬遼太郎六文銭「竜馬がゆく」は孫正義が愛読したくらい名著であり、 多くのアラフォーが司馬遼太郎好きだと思うのですが、自分もその1人。 特に「竜馬がゆく」は3回買い直したくらい好きで、それを「コウノドリ」の作者が描くとなれば、もう期待しかない。 実際、おもろい。 基本、原作になぞらえているので、あのシーンはどう描くのか?とか。 文字だけではわかりにくかった部分を表現してくれるので、自分としては新たな発見と感動が得られている。 しかし、気になるのが、これ続けられるのか?という不安。 昨今の漫画と比較しても、ストーリー展開が大分ゆっくりなので、 竜馬、初見の人、ついてきてる? という謎の不安に苛まれている。(というか、大きなお世話) 新撰組にならぶ人気な歴史上の人物だけに、多くの人、特に若人に読んで欲しい。 活字はちょっと・・・という人も、漫画で読む「竜馬がゆく」として読んで欲しい。 孫正義など数々の経営陣や著名人に影響を与えた名著なので、そのクラスターの人にも届いて欲しい。 そんなことを思いながら読んでます。 幕末の激動時代に、綺羅星の如く登場した竜馬。 その行動力と決断力、何より生き様を刮目してお読みください。 ホントにこの人、交通手段が船しかない時代なのに、どんだけ日本中を縦断しているのかってくらい動くので。 闇と言えるのか、これが当たり前なのか43歳、子供部屋おばさんだって愛されたい 丘邑やち代 松浦すみえ六文銭子供部屋おじさんという、いつまでも実家にいる妙齢男性のことを指す言葉があるように、当然、子供部屋おばさんだってある。 考えればわかることだ。 本作の主人公は、まさにこれ。 正社員ではなくパート勤務なこともあり、自立するだけの経済的ゆとりがないので母親と一緒に暮らす主人公が、マッチングアプリを通して男性と出会い、結婚を狙うという話。 齢は43歳。 色々思うことはグッとこらえるのだが、それでもマジかよと声をもらしたのが、この年齢で結構軽薄なところ。 つまり、マッチングアプリを通して出会う男性と、体だけの関係だけでも求めてしまうところ。 20代ならまだしも、40代でこの境地なのが、たまげた。 漫画の脚色なのかもしれないが、全部が嘘とも思えないほどリアリティを感じるので、コレが令和の時代の現実なのかもと考えなおすと読んでいてなんともいえない気持ちになった。 何事も自分のことは客観視しにくいから、明らかに間違ったことをしていても気づかないもんだし。 案外、こういう人が多いのかもしれないと納得してしまった。 最後どうなるのかわからないけど、安易に、結婚ENDにしないでほしいとか思ってしまう。 « First ‹ Prev … 15 16 17 18 19 20 21 22 23 … Next › Last » もっとみる
男性目線の不妊症漫画不妊男子 玄黄武六文銭レスだとか、女性目線の不妊系はエッセイ中心によく見ますが、男性目線のは珍しく読んでみました。 本作にもありましたが、不妊の原因は女性側のみで41%。 男性側のみで24%。 男女双方に原因があるのは24%。(原因不明11%) つまり男性に原因があるのは48%にのぼるというのは目からウロコ。 結構、多いんだなと。 男性の不妊の原因やそのための治療(処置?)の仕方、よくある問題(特に夫婦間の妊活に対する温度差)とその考え方なども描いているのが個人的に良かったです。 病院で男性が精子をとる採精室のシーンは心理描写など生々しかったです。 また、ちょっと演出が過剰気味で読んでいて違和感覚える部分もあるのですが、上記のようにきちんと学べる部分がアクセントになって、総じて読み応えがありました。 この夫婦が、不妊とどう乗り越えていくのか見守っていきたいです。タイトルのパワーよ明日食べる米がない! やまぐちみづほ六文銭『明日食べる米がない』 このタイトルに釣られました。 え?日本ですか?と思ったが、日本の話なんです。ええ。 主人公は、両親の離婚により、母親と2人暮らしに。 母親も、それまで働いたことがないから、いわゆるフリーターで、その給料だと当然極貧になってしまう。 その生活を描いた実録エッセイ漫画。 個人的に恐ろしいと感じたのは父親で、冒頭、急に離婚を切り出して、家を売却したから、二人を強制的に引っ越しさせるという流れ。 離婚の理由は特にない。 主人公にしてみれば父親は、家庭を顧みない、1人行動してしまうタイプなんだと軽く記載してましたが、いやいやいや・・・恐ろしいって。 なんで、そんなことできんだろ?って不思議に思ってしまった。 母親も母親で、よく言えばポジティブ、悪く言うと考えなしなところがあり(若干スピリチュアルも入っているし)、主人公が色々振り回されてしまう様が不憫でしかたなかった。 それでも、この逆境に大した不満をもたず、おもしろ可笑しく表現する著者の精神はすごいなと思った。 自分自身も貧乏だったので、貧乏話とか読むと思い出してトラウマなのですが、この作品は明るく笑えて良かった。 また最後には、著者(主人公)の生活が軌道にのっているのも安心しました。 六文銭1年以上前『くまぞう』さんをフォローをしました六文銭1年以上前『nyae』さんをフォローをしました義妹との関係がどうなっていくのか?#1巻応援地獄に堕ちてよ、お兄ちゃん ねじがなめた六文銭「恥じらう君が見たいんだ」とか、性行為を隠れて見たり、撮影したりする的な話、完全俺得なんですが、本作もそれに近い話。 母親の再婚によって義理の妹ができ、彼女が色々思わせブリな行動をすることでタジタジな主人公。 そんな妹と同居することになり、引っ越しの手伝いをしていると、彼女のスケッチブックが見えてしまう。 そこには成人向けの、いわゆるエロ漫画が描かれていた。 実は義理の妹・由那はエロ漫画家を目指しており、 その参考資料にリアルな性行為の描写をみたいと主人公を利用しようとする。 義理の妹に発情していたことをネタに脅迫。 そこで主人公は、別れたけど未練のある元カノと寄りを戻し、由那の要求に応えようと奮闘する・・・という展開。 個人的に最初は可愛らしい妹が豹変する様が、最高にゾクッとして良かったです(添付画像) エチエチなシーンも画力が高いのでその点は当然見どころなのですが、 主人公と由那の関係が元カノにバレるのか? 由那と主人公の関係に変化があるのか? というところも気になってきます。 特に主人公が、由那に見られていることで興奮するあたり、何らかの感情がありそう。 今後の展開が楽しみな作品です。 なかなかのゲスさサレタガワのブルー セモトちか六文銭パーフェクト夫は優しすぎて退屈だからと、社内の上司と不倫関係。 その上司も他の女性とも関係をもっていたりとカオスな状況。 特に、子供の欲しい夫に対して、不倫相手に同じタイミングで行為をすればバレないとかいう提案をする様は中々のゲスっぷり。 女性コミック かつ 夫婦の不倫もの かつ 女性側がゲスい作品 というのが、個人的には初めてで(大抵、男性がモラハラでクズが多い)なかなかの新鮮っぷりと、 女性はどういう目線で見るのだろう? これに共感できるのか? とか思ってしまった。 胸糞悪い展開にも関わらず、次が気になってしまうのであれよあれよで泥沼にハマってしまいました。 そして「読んだら必ず不倫したくなくなるマンガ」とはよく言ったものだと痛感しました。 懐かしくて泣けるすすめ!! ダイナマン 池田匠六文銭懐かしくて自分語りさせてください。 ジャンプでもマガジンでもサンデーでも、はてはチャンピオンでもない。 ガンガンっ子だった自分は、さらに、本作が連載されていた『ギャグ王』という、どちゃくそマイナーな雑誌をなぜか読んでおりました。 『うめぼしの謎』『勇者カタストロフ!!』『幻想大陸(『刻の大地』の前身的な作品)』 とか一部(ほんと一部で)カルト的な人気を誇っている作品を連載していた雑誌でしたが・・・わずか5年で休刊するという悲しい結果に。 なので、当然連載作品もほとんどが短命だったのですが、この『ダイナマン』だけは創刊近くからずっと連載され、最終的にはガンガンに移籍するほどギャグ王では人気があった作品だったと思います。 (あくまで『ギャグ王』内での人気なので、ガンガン移籍後は数年で終わります…) ギャグ王で連載していた作品の多く(ほぼすべて?)が絶版であり、電子化もされていない中で、令和でも本作が読めることに狂喜しました。 表紙も当時のママなのがファンとしてはありがたい! そして読んだ感想は、意外と全部覚えていること。 そんなにマンガ雑誌を買い与えてもらえなかった家庭だったので、月刊誌であれば1ヶ月ほぼ毎日全作品を繰り返し読んでいた少年だっただけに、このダイナマンもかなり覚えておりました。 その内容は、ボンバーマンみたいな主人公ダイナマンが、理不尽なことをされると爆弾で爆破するというギャグ漫画。 日常のイライラやモヤモヤをダイナマンが解消してくれる感じ。 4コマとしては、コテコテの定番、基本に忠実な感じなのですが、昔はこれでゲラゲラ笑ってたなぁと思うと感慨深いです。 怪子(顔面がアレだけど自意識過剰な女子高生で、たいてい標的になる)とか今だったら炎上しそう。 当時を知っている人の完全ファンアイテムなのかもしれませんが、 自分みたいに『ギャグ王』が好きだった人に届けば幸いです。『定額制夫~』が好きなら是非!日本をゆっくり走ってみたよ 吉本浩二六文銭(12/29加筆) 大変申し訳ありません。 以下で記載した情報ですが、誤っておりました。 ここで描かれた女性(Eさん)は今の奥さんではなく、 この作品を読んでいた女性(この後出会う女性)でした。 大変失礼いたしました。 ただ、吉本先生を描いた内容として定額制夫に通じるものがあり、 おすすめしたいのはかわりません。 念のため残しておきますが、本作の女性は、『定額制夫』で出てくる奥さんではありません。 ======= 吉本先生の『定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ』が好きすぎて、この作品までたどりついたマンです。 読んで、もう大正解でした。 というのも、上記の作品が好きな人なら、主人公の奥さんのこともかなり気になっていると思うんです。 しっかりした金銭感覚の持ち主で、酒飲み。 主人公である作者とのかけあいもさることながら、直近の巻(5巻)にもある、巻末エッセイが謎に面白いんです。 パンチの効いたキャラと謎の文才に、この方何者?って読んでいると感じると思うのですが、なんと、本作が、そんな彼女との出会い、そして付き合うまでの展開を描いたものなんです! 今の奥さんと付き合うために、日本一周する吉本先生。 その約束をしっかりと守る奥さん。 なんとも、素敵だと思いませんか? あの吝嗇な奥さんにこんな一面が!と思って読むと味わい深いです。 日本一周という実録的な旅マンガですが、家族のこととか、持ち味である旅先で出会う人間関係の妙味をしっかり描いていて、そっちのほうが個人的に面白かったです。 なんにせよ、定額制夫が好きな方にはぜひおすすめしたい作品です。六文銭1年以上前『toyoneko』さんをフォローをしました六文銭1年以上前『さいろく』さんをフォローをしましたマンガで読む「竜馬がゆく」として読んで欲しいコミック竜馬がゆく 鈴ノ木ユウ 司馬遼太郎 司馬遼太郎六文銭「竜馬がゆく」は孫正義が愛読したくらい名著であり、 多くのアラフォーが司馬遼太郎好きだと思うのですが、自分もその1人。 特に「竜馬がゆく」は3回買い直したくらい好きで、それを「コウノドリ」の作者が描くとなれば、もう期待しかない。 実際、おもろい。 基本、原作になぞらえているので、あのシーンはどう描くのか?とか。 文字だけではわかりにくかった部分を表現してくれるので、自分としては新たな発見と感動が得られている。 しかし、気になるのが、これ続けられるのか?という不安。 昨今の漫画と比較しても、ストーリー展開が大分ゆっくりなので、 竜馬、初見の人、ついてきてる? という謎の不安に苛まれている。(というか、大きなお世話) 新撰組にならぶ人気な歴史上の人物だけに、多くの人、特に若人に読んで欲しい。 活字はちょっと・・・という人も、漫画で読む「竜馬がゆく」として読んで欲しい。 孫正義など数々の経営陣や著名人に影響を与えた名著なので、そのクラスターの人にも届いて欲しい。 そんなことを思いながら読んでます。 幕末の激動時代に、綺羅星の如く登場した竜馬。 その行動力と決断力、何より生き様を刮目してお読みください。 ホントにこの人、交通手段が船しかない時代なのに、どんだけ日本中を縦断しているのかってくらい動くので。 闇と言えるのか、これが当たり前なのか43歳、子供部屋おばさんだって愛されたい 丘邑やち代 松浦すみえ六文銭子供部屋おじさんという、いつまでも実家にいる妙齢男性のことを指す言葉があるように、当然、子供部屋おばさんだってある。 考えればわかることだ。 本作の主人公は、まさにこれ。 正社員ではなくパート勤務なこともあり、自立するだけの経済的ゆとりがないので母親と一緒に暮らす主人公が、マッチングアプリを通して男性と出会い、結婚を狙うという話。 齢は43歳。 色々思うことはグッとこらえるのだが、それでもマジかよと声をもらしたのが、この年齢で結構軽薄なところ。 つまり、マッチングアプリを通して出会う男性と、体だけの関係だけでも求めてしまうところ。 20代ならまだしも、40代でこの境地なのが、たまげた。 漫画の脚色なのかもしれないが、全部が嘘とも思えないほどリアリティを感じるので、コレが令和の時代の現実なのかもと考えなおすと読んでいてなんともいえない気持ちになった。 何事も自分のことは客観視しにくいから、明らかに間違ったことをしていても気づかないもんだし。 案外、こういう人が多いのかもしれないと納得してしまった。 最後どうなるのかわからないけど、安易に、結婚ENDにしないでほしいとか思ってしまう。
レスだとか、女性目線の不妊系はエッセイ中心によく見ますが、男性目線のは珍しく読んでみました。 本作にもありましたが、不妊の原因は女性側のみで41%。 男性側のみで24%。 男女双方に原因があるのは24%。(原因不明11%) つまり男性に原因があるのは48%にのぼるというのは目からウロコ。 結構、多いんだなと。 男性の不妊の原因やそのための治療(処置?)の仕方、よくある問題(特に夫婦間の妊活に対する温度差)とその考え方なども描いているのが個人的に良かったです。 病院で男性が精子をとる採精室のシーンは心理描写など生々しかったです。 また、ちょっと演出が過剰気味で読んでいて違和感覚える部分もあるのですが、上記のようにきちんと学べる部分がアクセントになって、総じて読み応えがありました。 この夫婦が、不妊とどう乗り越えていくのか見守っていきたいです。