名無し1年以上前わかります。今回結果は出なかったけど、地に足つけたままお笑いを続けていくところがまさに社会人週末芸人そのものでいいエンディングでした。短い作品となってしまったことは切ないですが……週末芸人平日は会社員、週末は芸人!5わかる
かしこ1年以上前次回作でファンタジーものを連載しようとしている香山哲さんが、そのアイディアの出し方から長期連載をどのように段取りしていくか等の思考方法をまとめた一冊になっています。明確なコマ割りもなくベルリンうわの空のようなストーリーものでもないですが、香山さんの考え方に共感する人はぜひ手に取って欲しいです!とにかく無理をしすぎないという姿勢は前作と共通していてるし、読者それぞれが抱えている問題に応用しやすいように提案してくれています。 私は趣味でマンガを描いているのですがなかなか仕事と生活との両立が難しく、作品を一つ描き上げるのに時間がかかり過ぎて心が折れそうになる…という悩みがあったのですが、これを読んで「もっと気軽に創作を楽しもう!」という気持ちになれました。マンガ創作本としてもかなり新鮮で面白いのでオススメです!香山哲のプロジェクト発酵記人生にも役立つマンガ創作本5わかる
兎来栄寿1年以上前皆さんは人生において「何であんなことを言ってしまったんだろう」「あのとき、もしも違う行動を取っていれば」といった強い後悔はあるでしょうか。 私は大いにあります。何なら時々、色々と思い返して苦鳴を上げてしまうタイプです。人間には折角「忘却」という便利な機能が付いているのに、忘れられないことばかりです。 ただ、人生とはそうした後悔の連続で作られるもの。後悔があるからこそ、未来へ向けて推進する力が湧くし成長もできるという面もあります。 この作品は、そんな個々人の過去の苦い後悔を想起させてくるような内容です。 スリ・恐喝・ギャンブルなどを日常茶飯事とする不良少年の主人公は、無料でご飯を食べさせてくれる老人が営む店を知りそこに通うようになります。 その老人には、非常に頭脳明晰でありながら他者との関わり合いが上手くできずに引きこもりになってしまった孫がいました。 不良の主人公と、元・優等生の老人の孫。まったくタイプの違うふたりであるが故に、そこに物語が生まれていきます。そして、彼らの行動原理となるのは、まさにタイトル通りそれぞれの「後悔」です。 後悔は前述の通り、人生における通過儀礼のような側面もありますがそれでも相応の痛みは伴うもの。そんなところに 「お前もあの子らも みんな何かが足りてないんだよ でも それでも生きていかなきゃだろ?」 という、人生の先達である老人の言葉が非常に沁みます。 最初はインモラルな主人公に感情移入しにくいかもしれませんが、1冊を読み終える頃にはそれも変わっているかもしれません。マイ・リグレット後悔の先へ歩み始める彼らの物語13わかる