吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前
まず、めっちゃカワイイ。 それは何を置いても第一に来る。 月での異常な労働環境で働いてきたがリストラになり地球に来たふわみ。 この表紙のピンクの髪のうさみみのカワイイ生き物がふわみである。 部屋に転がり込んできて居候するという伝統的なドラえもんスタイルから始まるが、ブラックすぎる環境にいたせいか、不憫すぎるほどに従順で一生懸命で身も心も過剰に社畜だ。 なぜなら働かないと、溶ける。物理的に、身体が。 普通に不憫だとただかわいそうに・・となるが、ここまでくると超カワイイ。 不憫カワイイ。 社畜力53万と言われてもおかしくないくらいに価値観の違う社畜で完全に異文化交流だ。 世紀の発見である月の住人に部屋の掃除をさせご飯を作らせる。 しかも本人はそれを至上の喜びと捉え感謝している。 こんなの狂ってる! でもカワイイのだ。 だからオールオッケー。 社畜とは何か、その行き過ぎた行為の現代社会の闇の一端に触れたような触れてないような、そんな気になった。 もしかしたら働きすぎな現代人への警鐘をカワイさに包んで鳴らしてくれているのかもしれない。 個人的には、体の一部が大きくあるキモさとデフォルメされたへたったウサギっぽいところが好きです。
酒チャビン
酒チャビン
1年以上前
多分マンバを使い始めたころにオススメしていただき、2巻くらいまで読んで「面白いな」とは思っていたのですが、年末に刊行済19巻を全部読んでみました。 面白か!!相当青春要素が迸ってます!! 私の大好きなスポ根にバンドを掛け合わせた作品で、バンドも興味があったので、相乗効果で相当面白かったです!!ドンキホーテのパロディのドンキー布袋もプチギャグとしては良かったです! わたしがマンガを読む理由(求めている要素)が多分全部入ってるのではないでしょうか??好きすぎて、2022年に読んだマンガの中でも2位くらいには入ってると思います!柔道部物語とかちはやふるとか好きな方であれば多分楽しめると思います!! 今19巻ですが、だれるところもなく内容濃くぎっしりとここまで突っ走ってきている感じです! どうしても好きになれないキャラが2名いたのですが、すばる先生は途中からすごく好きになれました。あともう一人は丈二さんなのですが、いまだにどうしても好きになれず、しかも主役のバンドに入ったので、少し19巻時点ではテンションが下がってます。この後の展開に期待です。
ピサ朗
ピサ朗
1年以上前
まあ何というか、作品自体は異邦人が来てドタバタな日々を送るギャグコメディであり、異邦人ポジションの有能メイドさんなフブキさんと仮面のメイドガイ(男)コガラシが、襲い来る刺客の撃退や嵐を起こし鎮めるドタバタな日常を過ごしていく作品で とにかく仮面のメイドガイ、コガラシがインパクト抜群、巨漢で仮面で文武両道だが明らかに無理のあるメイド服を着こなし幾つもの特殊能力を持つ破天荒な存在で、強烈なキャラクター。 そしてこの作品、アニメ化された際に当時「頼れる兄貴分」「カッコいいおじさん」的なイメージのあった小山力也氏がメイドガイを怪演し、さながら若本規夫氏のちよちゃんのお父さんのような転機…とまでは行かないが、この作品のアニメ以降イロモノキャラを多数好演する等、その演技の幅を見せる切っ掛けとなった感がある。 ハッキリ言ってメイドガイの怪人っぷりに乗れるか否かなのだが、外見も中身も無茶苦茶だがメイドとしてのスキルは高く、多少エロネタも有るし、当時決して大ヒットというわけでもないのだが、小山力也氏の怪演も手伝ってか観測範囲では意外と女性人気もあった。 変態の域にまで達した超人メイドスキルの数々や、悪気はなくとも死ぬほど疲れる行動をとりまくる、ギャグの為のキャラではあるのだが、見ようによっては主人に忠実ながら甘やかさず試練を促し、しかし本当に危ない危機からはしっかり守り、逞しいボディに顔を隠して声が小山力也氏とくれば、なるほど、男目線でも人気が出るのは分からないでもない。 一応ご主人様のなえかや、ちゃんとしたメイドさんなフブキさんとか、可愛い女性キャラもいるし、コガラシの暴走っぷりやそれに振り回される面々も笑える。 ただ若干尻切れトンボというか、打ち切りの感は有るのだが後半は息切れか冗長な部分も有ったので、コガラシのキャラの強烈さも含めて文句なしにおススメできるかというと難しい。