【連載版】豪雪の日に【タテヨミ】
「俺、寝た女とはタメ口だから」あの日の吹雪のように、雄斗は激しく志保に襲いかかった。「寒い…」雄斗は返事の代わりに、志保の氷のような唇に、再び熱く自分の唇を重ねた。そして顔を離し、少しほぐれた彼女の瞳を見てこう言った。「だんだん暖かくなるから」あの日のアクシデントが気持ちの壁を壊し、災害による恐怖が、お互いの心を近づけてくれたのかもしれない。「正直、困ります。あの日のことも、こうやって来られることも。平気でタメ口で話されるのも」あの日あれほど雪が降らなかったら、私たちの関係に変化はなかったのかな…
魔石グルメ 魔物の力を食べたオレは最強!【タテスク】
貴族に転生したアインだが、スキル“毒素分解EX”が地味すぎて不遇…。しかしある時、魔石を食べて能力を吸収できる力があると知る。許嫁や優しいお母さまに囲まれて少年が「王」になるための物語が始まる――!
バブル・リング・ランデブー【タテスク】
私の若い頃はまだバブルの華やかな香りが残ってた。高学歴・高収入・高身長なんて言って、みんなたくさんの彼氏からいろんなものをもらってたけど、私はモノはいらなかった。ただ一つ、「誠実さ」を求めた――。清廉潔白・仕事熱心・温厚篤実。有馬結生の夫・泉水は、誰から見ても理想の夫。しかし大学の同窓会で、泉水の過去の秘密を知る女・紫織が現れる。「学生時代のあのときのこと」をチラつかせる紫織に、結生は泉水と大げんかに。その拍子に、結生はバブルの香り漂う25年前の大学にタイムスリップしてしまう!「あのときのこと」とは――?紫織のワナを阻止すべく、過去で奮闘することを決意する結生。果たして泉水の真実とは? 真実を知ってなお、相手を愛することができるのか!?オスカー・ワイルドの不朽の名作『理想の夫』にインスピレーションを得た、タイムスリップラブコメディ!
賭博堕天録カイジ 24億脱出編
ワン・ポーカー勝負に勝利したカイジは、24億円もの大金を手に入れることに。次なる難問は、圧倒的にかさばる現金24億と、帝愛の追手だった‥‥。カイジを取り逃した遠藤のもとに帝愛GM・黒崎から連絡が入った。それは失敗続きの現状報告を会長・兵頭に対して行えとの命令だった。叱責だけですむはずはなく、死を覚悟する遠藤。しかし、連行され向かった先は病院だった。会長の容態が悪ければ、この事態から逃げられる! 遠藤の打算、吉と出るか凶と出るか!?
地味で根暗な私ですが、なぜかイケメン画家から恋人役を頼まれて困惑しています(分冊版)
両親が営む画材屋「鳥の巣」の娘であるクロエは、地味で人と深く関わるのが少し苦手。それは、癖毛で真っ黒な髪から「鳥の巣に住む?カラス“」と幼少の頃にからかわれたのが原因だった。両親の長期不在により店番をしていたある日、イケメン男性が来店してくる。素敵な雰囲気をまとう彼は、クロエが大好きな冒険小説の挿絵を描いた画家・シグルスだった。どうやら彼は、恋愛小説の挿絵の依頼を受けたきっかけで絵が描けなくなってしまい、「鳥の巣」の特別な絵の具を頼りに来店したという。だけど、両親が不在で渡せる絵の具がなくて…。その時、恋の絵が描けない原因が自分の恋愛経験不足だと考えたシグルスは…クロエに「俺と恋愛をしてほしい」と頼んできて――!?【地味で根暗な画材屋の娘】×【恋愛初心者のイケメン画家】のピュアな甘いラブストーリー!※この作品は『PRIMO Vol.26』に収録されています。重複購入にご注意下さい。
【連載版】ビースト☆ベイビー~可愛がっていた年下男子に捕食されました~【成人版】【タテヨミ】
それなりに成功した女優としての地位を確立した永田美紅。ある日、彼女は有名監督のパーティーに招待され参加することになる。そしてパーティーで筋肉の塊のような、大きな男に遭遇する。「美紅さん、俺です」「え?」「俺だってば」突拍子もなく知りあいかのように接してくる男! 彼は昔、近所に住んでいた翔虎だと名乗るが、きれいに忘れてしまったのか、さっぱり思い出せない。美紅はつい翔虎に連絡すると約束するが、忘れてしまう。「美紅さん、どうして連絡くれないんですか?」数日後、再び訪れた危機。美紅は申し訳ない気持ちから翔虎と夕食を共にすることにした。高級だという牛ホルモンを!そして酒に酔った勢いで自分の些細な成功を大袈裟に自慢した挙句、翔虎を家にあげてしまうのだが…?「やばい。打てとあげられたボールなのに、これを打たなければ打者じゃない」
君の推しみたいになれないけれど
会社員の千秋(ちあき)には、仕事やおしゃれよりも優先したい密かな楽しみがあった……それは『推し』である地下アイドルめいちゃんの応援をすること。ある日、ライブの帰り道に大切にしている限定マスコットを落としてしまう。それを拾ってくれたのは、おしゃれでイケメンな奏人(かなと)だった。互いにめいちゃんのファンである事を知った二人の距離は次第に縮まっていくが――…。
英雄騎士は健気な侍女を不器用に愛します
ユニス・キャトレイは子爵家の長女でありながら、借金を抱えた実家へ仕送りをするため、王女の侍女として働いていた。彼女の夢は世界に唯ひとつ、自分だけのオーダーメイドドレスを作ること。ある夜会の夜、ユニスは王女・イングリットから、破れた上着を直してほしいと頼まれる。それはユニスのあこれがれの騎士・ディーングラードのものだった。※小説版『英雄騎士は健気な侍女を不器用に愛します』のコミカライズです。