あらすじ自身の半生をつづった前作『松苗あけみの少女まんが道』の続編が登場!前作では描き切れなかった主に30~40代の出来事を中心に、包み隠さず描いた今作。バブル期に購入した約1億5千万円の自宅のローン返済や、専属契約を辞め締め切りに追われつづけたフリー時代、数々の美しいイラストの作画テクニック、そして現在まで、自身の漫画家人生を大公開!さらには美麗なカラーイラストも解説付きで多数収録。デビュー時の未公開イラストもあり、読み応えたっぷりの永久保存版です!
装丁がぶ〜けコミックス風なのもとっても素敵!出版社が違うのに実現したのは松苗あけみ先生だからこそなんでしょうね。生い立ちから始まり、色んな漫画家さんのアシスタント経験談、連載秘話など、内容に関しては読み応えあり過ぎるくらいです!デビュー後もストーリー作りがなかなか出来なくて苦労したというお話はとても意外でしたが、松苗先生が謙遜してるだけで本当はそんなことないんじゃないのかな?という気もします。一条ゆかり先生のアシスタントをされていて一緒に旅行に行ったりするほど仲良しということはお互いの漫画にもよく描かれているので知っていましたが、内田善美先生ともお若い頃から交流があったとは驚きました。内田先生の作品は今だと普通に手に入れることは難しいし幻の作家さんだと思い込んでいたのでこんなに気さくな方だとは思いませんでした!内田先生のアシスタントさんが消失点を取る為に部屋いっぱいに紙を広げて奮闘しているシーンは感動しました。松苗先生ファンはもちろんのこと、熱意と努力によって生み出された華やかな少女漫画の歴史を知れる貴重な一冊です。