リエゾン ーこどものこころ診療所ー
子どもに手を上げてしまう。子どもを見守ることができない。子どものためと言いながら、親はどこから一線を越えるのか。社会はどうすれば、彼らと繋がることができるのか。児童精神科医が問うのは、親が示すべき愛情の形。第8巻は「虐待と通告」「母子登校」「希死念慮」の3編を収録。累計75万部突破! 「全国学校図書館協議会選定図書」になった 児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
バトルスタディーズ
春のセンバツへと続く秋季大会を間近に控え、新チーム最初の練習試合が行われた。相手は宮崎日難学園、1年時に寮を脱走しDLを離れた毛利率いるチーム。逃げ出した負い目は深く、DLメンバーとの再会に怯える毛利だったが、いらぬ心配かけつけ三杯。乗る船は違えど、夢に向かう苦労は同じ。弛まぬ鍛錬リスペクト。旧交を温めた新チーム初の練習試合に勝利したDLだったが、それでも新主将・丸井の覚悟は決まらなかった。いつまでたっても俯いたままの態度に、チームの雰囲気は秋の長雨、股間もジメジメ。湿った空気を引きずったまま、秋季大会は開幕。ライバル校をスタンドで観戦する丸井に、ボーイズ時代の後輩・雨谷が声をかけてきた。雨谷は1年生にして強豪・花忠社で注目を集めるスラッガー。DL学園に入部予定も、昨夏の不祥事で進路を変更していた。主将の重圧に先輩のタマが縮み上がっていることを察した後輩は、丸井の妹が兄への期待よりも心配を漏らしていたことを伝える。いつまでも同じところで膝を震わせている先輩へ、後輩からの強烈なビンタ。だっさいだっさい補欠の主将は、ピッカピカのお兄ちゃんになれるのか――!? そして来春DLの仲間になる新入生が初登場! 先輩たちに豪快な宣戦布告(ごあいさつ)かまして、初対面から一触即発――!! ロングセラーにしてなお重版続々! 作者自身が高校野球を通じて得た、生きる術を熱く叫び、野球ファンのみならず共感の嵐。野球を愛する全ての人たちに捧げます!
未熟なふたりでございますが
最愛の妻・澄花の誕生日。喜ばせたい一心の夫・育馬が贈ったのは…「何でもやります券」! それに対して、ノリが良すぎる妻の要求は…「私に一日尽くすこと」!! 当然のようにエッチな期待をふくらませる育馬を尻目に、マイペースな澄花が極上の誕生日を楽しみつくす! 社会の荒波も、ふたりならなんのその。ステップアップ新婚ストーリー!
降り積もれ孤独な死よ
累計100万部超の大ヒットクライムサスペンス『親愛なる僕へ殺意をこめて』コンビ最新作。刑事の冴木仁は、とある屋敷で起きた少年少女監禁死体遺棄事件の解明に乗り出した。被疑者は屋敷の主・灰川十三。消息は不明。だが、かつて屋敷に住んでいて、灰川を“父”と呼ぶ6人の子供達は皆、彼の犯行を否定する。そんな中、事態は急転した。指名手配中だった灰川が逮捕されたのだったーーー。